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2019/04/19

ミニシアターとは?おすすめの映画館20選【東京|大阪】

皆さんは、ミニシアターに足を運んでみたことはありますか?
ショッピングモールなどに入っている大きな映画館と違い、マイナーでも質の高い作品を上映しているミニシアターには魅力がいっぱいです!

そこで、東京・大阪を中心に主なミニシアターの情報を集めてみました。
洗練された大人のミニシアターや、マニアックで通なミニシアターなど、さまざまなミニシアターがあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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ミニシアターとはどんなところ?

ミニシアターとは

ミニシアターの定義とは?

ミニシアターとは、その名の通り「座席数が少ない小さな映画館」のことです。

日本で言えば東宝や東映、ハリウッドで言えばワーナー・ブラザースやユニバーサルといった大手映画会社が配給するメジャーな作品ではなく、マイナーでも質の高い作品を上映するタイプの映画館をミニシアターと呼ぶ傾向にあります。

各館が決めた方針によって上映される映画のジャンルが決まっていることも多く、さらには独自のイベントなどを行っているミニシアターもあり、大規模な映画館にはない観客との近さや独特な雰囲気から、根強いファンがいるのが特徴です。

2016~2017年にかけて異例のロングランとなった『この世界の片隅に』や、2018年のヒットが記憶に新しい『カメラを止めるな!』などはもともとミニシアターで公開された作品でしたが、口コミによって人気が上昇し、上映館が増え続けていきました。
このように、ミニシアターからヒットにつながる作品は珍しくありません。

ミニシアターの歴史

日本で最初のミニシアターは1968年にオープンした岩波ホールと言われており、ここで上映された個性的な映画がヒットしたこともあってミニシアターブームが到来。
1981年には今日のミニシアターの基本型となる「シネマスクエアとうきゅう」がオープンし(2014年に閉館)、全国ロードショーの枠に入らない良質な作品を上映するという独自の立ち位置から、全国的に有名な映画館となりました。

現在は「ミニシアターの街」と呼ばれる渋谷を中心に、新宿や大阪などにもさまざまなミニシアターが存在し、作品鑑賞だけでなく“その映画館でしか体験できないこと”を求めて多くの映画ファンが集う場所となっています。

<下に続く>

ミニシアターでゆったりと映画鑑賞!おすすめのミニシアター10選!【東京/関東】

東京のミニシアター

では、東京近辺のミニシアターを見ていきましょう。
東京近辺には、以下のミニシアターがあります。

  1. ユーロスペース
  2. アップリンク
  3. テアトル新宿
  4. 新宿武蔵野館
  5. シネスイッチ銀座
  6. トリウッド
  7. ポレポレ東中野
  8. 川越スカラ座
  9. キノシネマ
  10. 千葉劇場

東京近辺のミニシアター①: ユーロスペース

1980年代のオープンから30年以上にわたって渋谷のミニシアターカルチャーを牽引してきた老舗のミニシアターが「ユーロスペース」です。

コンクリート打ちっぱなしのおしゃれな外観が印象的なこのミニシアターでは国籍やジャンルを問わずさまざまな映画を上映しており、また、映画監督や翻訳家といった映画に関わる方々のトークイベントなども実施。
映画制作の舞台裏が垣間見えるような場所になっています。

同じビルには「シネマヴェーラ」というミニシアターやライブホール、映画学校などが入っており、まさに、ビル全体がカルチャーの世界になっていると言えますね。

ユーロスペース
住所:東京都渋谷区円山町1-5
電話番号:03-3461-0211
営業時間:上映作品によって異なる
URL:ユーロスペースホームページ

東京近辺のミニシアター②:アップリンク

ユーロスペースと同じく渋谷にあるミニシアター「アップリンク」。
JR渋谷駅から文化村通りを上がったところにある東急本店の奥、「奥渋谷」と呼ばれるエリアに佇む、ピンク色の建物が印象的なミニシアターです。

他の映画館では見ることができないカラフルなソファなどが置かれた独特な館内は、映画の上映だけでなく、ライブやダンスなども行っている多目的スペース
映画製作も手がけており、アップリンク制作の作品も鑑賞することができます。

映画関連グッズなどを販売するマーケットやギャラリー、カフェレストランも併設しており、ゆったりと過ごせる空間になっています。

アップリンク
住所:東京都渋谷区宇田川町37-18
電話番号:03-6825-5503
営業時間:上映作品によって異なる
URL:アップリンクホームページ

東京近辺のミニシアター③:テアトル新宿

新宿にあるテアトルシネマグループの映画館「テアトル新宿」は、独自の上映ラインナップが話題となることも多い邦画専門のミニシアターです。
1983年のオープン当初は主に旧作を上映する名画座でしたが、1988年のリニューアル以降はミニシアター向きの作品を多く上映しています。

このミニシアターはイベントを多く実施しているのが特徴で、ファンの中には、イベント内容を必ずチェックしてから来るという方も少なくありません。
そして、その内容も出演者や監督などの舞台挨拶をはじめ、特集上映やオールナイトでのライブ演奏があったりと、非常に充実しています。

邦画ファンなら、一度は訪れてみたいミニシアターですね。

テアトル新宿
住所:東京都新宿区新宿3-14-20
電話番号:03-3352-1846
営業時間:上映作品によって異なる
URL:テアトル新宿ホームページ

東京近辺のミニシアター④:新宿武蔵野館

JR新宿駅東口から徒歩2分と、非常にアクセスのよい映画館「新宿武蔵野館」は新宿の商店街有志が集まって1920年にオープンさせた歴史のあるミニシアターです。

当初は600席もある大規模映画館でしたが、1994年にミニシアターとして再スタート。
以降はアート系作品やB級映画など個性的な作品を多く上映しており、今でも、地元新宿の方々はもちろん、多くの映画ファンにも親しまれています。

飲食店やアパレルショップ、家電量販店などが多いエリアなので、食事やショッピングを楽しむ前や後に映画も堪能することができますよ。

新宿武蔵野館
住所:東京都新宿区新宿3-27-10
電話番号:03-3354-5670
営業時間:上映作品によって異なる
URL:新宿武蔵野館ホームページ

東京近辺のミニシアター⑤: シネスイッチ銀座

多くの映画館が立ち並ぶ有楽町・銀座エリアのミニシアター「シネスイッチ銀座」。
各国から選りすぐった洋画と邦画を交互にスイッチ(切替え)して上映するというスタイルから「シネスイッチ」と名付けられた映画館です。

見たことはないけどタイトルは知っている、という方も多い『ニュー・シネマ・パラダイス(1989年公開)』はこのミニシアターから上映が始まり、ヒット作品となりました。
そのため、ミニシアターブームの火付け役と言われています。

食べ物の持ち込みが自由なので、お気に入りのカフェやデリを片手にゆっくり鑑賞できるのがうれしいですね。

シネスイッチ銀座
住所:東京都中央区銀座4-4-5
電話番号:03-3561-0707
営業時間:上映作品によって異なる
URL:シネスイッチ銀座ホームページ

東京近辺のミニシアター⑥: 下北沢トリウッド

1999年にオープンし、2019年で開館20周年を迎える下北沢のミニシアターです。
タレント・関根勤さんの「ボンベイでつくられるインド映画がボリウッドなら、東京ならトリウッドだ」という発言から名付けられたユニークな館名が印象的なこのミニシアターは、外観もまるでバーのような個性的なつくりをしています。

持ち込み作品を上映する「スニークプレビュー」という枠を設定していることから若手映画監督の活躍の場として活用されており、『君の名は。』のヒットが記憶に新しい新海誠監督の作品も自主制作作家時代からいち早く上映していたのだとか。
“若者の街”下北沢らしい映画館と言えますね。

47席のみのこじんまりとした映画館ですが、鮮やかなイエローがかわいい座席は居心地がよく、ゆったりと映画鑑賞を楽しめます

下北沢トリウッド
住所:東京都世田谷区代沢5-32-5
電話番号:03-3414-0433
営業時間:上映作品によって異なる
定休日:火曜日
URL:下北沢トリウッドホームページ

東京近辺のミニシアター⑦: ポレポレ東中野

JR新宿駅から中央線で2駅、東中野駅のすぐ近くにある中野区唯一の映画館です。
ポレポレとは、スワヒリ語で「ゆっくり、のんびり」を意味しており、その名の通り、大きいスクリーンサイズに対して席数が96席と少なく、ゆったり映画を楽しめます

このミニシアターはオープン当初から作品の選定に一貫したポリシーを持っており、新人作家作品や硬派なドキュメンタリー作品を多く上映しているのが特徴です。
そのほか、話題の芸能人や芸人のトークショーイベントなども行われています。

車椅子優先のトイレがあったり、補助犬の同伴が可能だったりと、バリアフリー環境が整っているので、誰でも安心して映画を鑑賞できるのがうれしいですね。

ポレポレ東中野
住所:東京都中野区東中野4-4-1
電話番号:03-3371-0088
営業時間:上映作品によって異なる
URL:ポレポレ東中野ホームページ

東京近辺のミニシアター⑧: 川越スカラ座

新宿や池袋からもアクセスしやすい、埼玉県川越市にあるミニシアター。
川越のシンボル「時の鐘」の裏手、まるで昭和にタイムスリップしたような街並みの中にひっそりと佇んでいる、情緒ある外観が印象的な映画館です。

その歴史は非常に古く、1905年に開業した寄席「一力亭」が前身となっており、その後何度か改称しながら1963年に現在の館名となりました。
ミニシアター向けの作品を多く上映するほか、監督や俳優の舞台挨拶やトークショーといったイベントも行う市民映画館として、川越の人々に愛されています。

埼玉県には川越スカラ座のほかに、深谷市にも「深谷シネマ」というミニシアターがあるので、ぜひ足を伸ばしてみてはいかがですか?

川越スカラ座
住所:埼玉県川越市元町1-1-1
電話番号:049-223-0733
営業時間:上映作品によって異なる
定休日:火曜日
URL:川越スカラ座ホームページ

東京近辺のミニシアター⑨: キノシネマ

横浜みなとみらいに2019年4月12日にオープンしたばかりのミニシアターです。
みなとみらい線のみなとみらい駅からすぐ、いろいろなカフェやレストランが集まっている「みなとみらいミッドスクエア」の2階にあるので、観光やデートの合間に立ち寄れる便利なスポットになりそうですね!

109席のスクリーンが2つ、53席のスクリーンが1つ、計3スクリーンで展開し、キノフィルムズが配給する作品や、老若男女問わず誰もが楽しめる作品を世界中から集めて上映していくということなので、映画ファンは注目です。

みなとみらいミッドスクエアの1階にはスターバックスコーヒーを併設する「TSUTAYA 横浜みなとみらい店」もあり、映画・カフェ・本を心ゆくまで堪能できます。

キノシネマ
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい4-7-1 みなとみらいミッドスクエア2F
電話番号:045-264-4572
営業時間:上映作品によって異なる
URL:キノシネマホームページ

東京近辺のミニシアター⑩: 千葉劇場

千葉都市モノレールの葭川公園駅から徒歩5分、JR千葉駅からも徒歩15分足らずの中心部に位置する、千葉市唯一のミニシアターが「千葉劇場」です。
その歴史は長く、戦前に「亥鼻館」という名前でオープンし、1945年の空襲で焼失した後に再建されて現在に至っています。

110席のスクリーンが1つだけあるコンパクトなミニシアターですが、常時1~3作品を入れ替え制で上映しているので、同じスクリーンで違う映画をはしごする、なんてこともできちゃいます。
上映している作品も非常に質が高いので、満足できること間違いなしです。

館内にはスタッフ手づくりの作品案内が掲示されていたりと、人の温かみが感じられる昔懐かしのミニシアターと言えますね。

千葉劇場
住所:千葉県千葉市中央区中央3-8-8
電話番号:043-227-4591
営業時間:上映作品によって異なる
URL:千葉劇場ホームページ

<下に続く>

ミニシアターでゆったりと映画鑑賞!おすすめのミニシアター10選!【大阪/関西】

大阪のミニシアター

では、大阪近辺のミニシアターを見ていきましょう。
大阪近辺には、以下のミニシアターがあります。

  1. テアトル梅田
  2. シネ・リーブル梅田
  3. 第七藝術劇場
  4. シネマート心斎橋
  5. シネ・ヌーヴォ
  6. プラネットプラスワン
  7. 元町映画館
  8. 宝塚シネ・ピピア
  9. 京都シネマ
  10. 京都みなみ会館

大阪近辺のミニシアター①: テアトル梅田

阪急梅田駅から徒歩3分、梅田ロフトの地下にある「テアトル梅田」は関西にミニシアター文化をもたらした映画館として知られ、「梅田でアート映画を見るならここ」と言われるほどに、選りすぐりのアート映画を上映しています。

60席と96席の2スクリーンを有した館内では上映作品に合わせた展示企画なども行っており、それを目当てに訪れる映画ファンも多いのが特徴です。

梅田のど真ん中にあるので、映画デートのプランに組み込んでもいいですね!

テアトル梅田
住所:大阪府大阪市北区茶屋町16-7 梅田ロフトB1F
電話番号:06-6359-1080
営業時間:上映作品によって異なる
URL:テアトル梅田ホームページ

大阪近辺のミニシアター②: シネ・リーブル梅田

海外からの観光客が非常に多いことで知られる、梅田スカイビルのタワーイースト3階にあるミニシアターが「シネ・リーブル梅田」です。

このミニシアターには95席のスクリーンが1つ、113席のスクリーンが2つ、122席のスクリーンが1つ、計4つスクリーンがあり、ミニシアターの中では大型と言えます。
そのため、「ミニシアターは敷居が高い」と思っている方でも安心して入場することができる、ミニシアターデビューにぴったりな映画館です。

ロビーは全面ガラス張りになっているので、映画が始まるまでの間は大阪の景色を楽しむことができます。
また、同じビルの地下にはレトロ食堂街「滝見小路」もあるので、映画と一緒に大阪グルメを堪能するのもいいですね!

シネ・リーブル梅田
住所:大阪府大阪市北区大淀中1-1-88 梅田スカイビルタワーイースト3・4F
電話番号:06-6440-5930
営業時間:上映作品によって異なる
URL:シネ・リーブル梅田ホームページ

大阪近辺のミニシアター③: 第七藝術劇場

阪急梅田駅から2駅、十三駅のすぐ近く。
まさに“ディープな大阪”と言える十三駅前の商店街を進むと「第七藝術劇場」──通称「ナナゲイ」と呼ばれるミニシアターがあります。

この個性的な館名は、映画評論家のR.カニュードが「映画は建築、絵画、彫刻、音楽、舞踏、文学に続く7番目の芸術である」と表現したことに由来しているのだとか。
立地といい館名といい、マニアックな雰囲気が漂っていますが、上映作品は決してマニアックなものだけでなく、若者が興味を持てる映画もピックアップしています。

若手ミュージシャンと映画監督が競演する「MOOSIC LAB」を開催したり、大阪アジアン映画祭に参加したりと、さまざまなイベントに積極的なのもナナゲイの特徴です。

第七藝術劇場
住所:大阪市淀川区十三本町1-7-27 サンポードシティ6F
電話番号:06-6302-2073
営業時間:上映作品によって異なる
URL:第七藝術劇場ホームページ

大阪近辺のミニシアター④: シネマート心斎橋

大阪メトロ御堂筋線の心斎橋駅から徒歩5分、“若者の街”アメリカ村のショッピングスポット「心斎橋BIGSTEP」の4階にあるミニシアターが「シネマート心斎橋」です。

このミニシアターでは韓国映画を中心に、普段なかなかお目にかかれないフィリピン映画やベトナム映画など、さまざまなアジア映画を鑑賞することができます。
まさに「関西でアジア映画を見たいならここ」と言える映画館なんです。

スクリーンは2つあり、それぞれ103席と104席。
臨場感あるデジタル音響システムを備え、良質な作品を最高の環境で鑑賞することができるので、映画ファンはぜひ押さえておきたいミニシアターです。

シネマート心斎橋
住所:大阪府大阪市中央区西心斎橋1-6-14 ビッグステップビル4F
電話番号:06-6282-0815
営業時間:上映作品によって異なる
URL:シネマート心斎橋ホームページ

大阪近辺のミニシアター⑤: シネ・ヌーヴォ

座席数は69席と24席。
ミニシアターの中でも特に小さい部類に入る「シネ・ヌーヴォ」は、「これぞミニシアター」と言える映画館です。

場所は、阪神なんば線・大阪メトロ中央線の九条駅からすぐ近く。
住宅街の中にあり、入口も小さいので分かりづらいかもしれませんが、一歩足を踏み入れると広がる独特な空間は一見の価値があります。

特集上映は「ジャン・ルノワール映画祭」や「ロシア・ソビエト映画祭」、「成瀬巳喜男レトロスペクティブ」といったマニアックなラインナップとなっており、関西のディープな映画ファンも納得すること間違いなしのミニシアターです。

シネ・ヌーヴォ
住所:大阪市西区九条1-20-24
電話番号:06-6582-1416
営業時間:上映作品によって異なる
URL:シネ・ヌーヴォホームページ

大阪近辺のミニシアター⑥: プラネットプラスワン

古い長屋が今でも残る情緒あふれるエリア・中崎町。
この街で20年以上にわたって映画を上映し続け、多くの映画ファンに愛されているミニシアターが「プラネットプラスワン」です。

このミニシアターでは、映画の発明者であるリュミエール兄弟の作品を上映したり、映画黎明期の無声映画に弁士の声や生演奏を付けた公演を行ったりと、ほかの映画館にはない前衛的な企画を次々と展開しています。
ここに来れば、あなたも映画通になれること間違いなしです。

入居しているビルの外観は黄色く、目立ちやすいのですぐに見つけられるはずですよ。
また、同じビルの1階にはかわいらしいカフェがあるので、映画を見る前の待ち合わせや、見た後のおしゃべりなどにも持ってこいです。

プラネットプラスワン
住所:大阪府大阪市北区中崎2-3-12
電話番号:06-6377-0023
営業時間:上映作品によって異なる
URL:プラネットプラスワンホームページ

大阪近辺のミニシアター⑦: 元町映画館

JR神戸線・阪神本線の元町駅から徒歩6分、神戸市営地下鉄海岸線のみなと元町駅から徒歩1分と、非常にアクセスのよい場所にあるミニシアターです。

66席のスクリーンが1つと小さな映画館ですが、日本ではあまり見ることができない旧共産圏の国がつくった映画なども積極的に上映しています。
また、政治的に論争が起こりそうな映画を上映する場合は講演会やトークショーを実施して補足説明を行うなど、作品に対して非常に真摯に向き合っており、その姿勢は多くの映画ファンからの支持を得ています。

1つの作品を鑑賞するごとに1つのスタンプがもらえる「元町映画館スタンプカード」の発行も行っており、なんと、スタンプを5つ貯めると映画が1本無料になるんです!
こういった、リピーターに配慮したサービスもうれしいですね。

元町映画館
住所:兵庫県神戸市中央区元町通4-1-12
電話番号:078-366-2636
営業時間:上映作品によって異なる
URL:元町映画館ホームページ

大阪近辺のミニシアター⑧: 宝塚シネ・ピピア

宝塚歌劇で有名な兵庫県宝塚市にあるミニシアターです。

オープンは1999年。
阪神・淡路大震災で被害を受けた売布(めふ)地区の復興事業の一環として建設された複合施設「ピピアめふ」の5階に入居し、メジャー作品を上映するシネマ1と、ミニシアター系作品や過去の名画を上映するシネマ2の計2スクリーンで構成されています。

このミニシアターには最新鋭の35ミリ映写機のほか、16ミリ、8ミリ、さらにはビデオプロジェクターを完備しており、8ミリフィルムやビデオの上映にも対応。
宝塚市民の自主上映会などでも使用できる、市民と近い映画館なんです。

アクセスは、阪急宝塚線の売布神社駅直結。
非常に行きやすい場所にあるので、宝塚市民でなくても利用してみたいですね。

宝塚シネ・ピピア
住所:兵庫県宝塚市売布2-5-1 ピピアめふ5F
電話番号:0797-87-3565
営業時間:上映作品によって異なる
URL:宝塚シネ・ピピアホームページ

大阪近辺のミニシアター⑨: 京都シネマ

京都のど真ん中、阪急京都線烏丸駅・京都市営地下鉄烏丸線四条駅に直結する複合商業施設「COCON KARASUMA」
おしゃれな雑貨屋やカフェが入居する同施設の3階、シアター&ギャラリーゾーンにあるミニシアターが「京都シネマ」です。

このミニシアターには最大席数105席のスクリーン1をはじめ3つのスクリーンがあり、海外の良質な映画を多数上映しています。
関西ではここだけでしか上映していない作品もあり、京都だけでなく、大阪や神戸からも映画ファンが訪れるミニシアターとして有名です。

館内は全体的にシックなトーンで統一されており、“大人な”映画鑑賞が楽しめるのもうれしいポイントです。

京都シネマ
住所:京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON KARASUMA3F
電話番号:075-352-3800
営業時間:上映作品によって異なる
URL:京都シネマホームページ

大阪近辺のミニシアター⑩: 京都みなみ会館

近鉄京都駅から1駅、東寺駅のすぐ近くにあるミニシアターです。

1963年のオープン以来、覆面上映会やオールナイトの特撮上映会などユニークな企画を数多く実施していましたが、老朽化のため2018年にいったん閉館。
2019年の夏に再オープンすることになりました。

新生・京都みなみ会館のコンセプトは、「旧・みなみ会館の劇場内を再現する!」。
20年にわたって活躍したフランス・キネット社製のソファを完全再現するため、同社に復元を依頼したというエピソードからも、その徹底ぶりが垣間見えます。

従来と同様の特集上映なども行っていく予定なので、オープンが待ち遠しいですね。

京都みなみ会館
住所:京都市南区西九条川原城町110
電話番号:075-661-3993
営業時間:上映作品によって異なる
URL:京都みなみ会館ホームページ

<下に続く>

名古屋や沖縄などミニシアターは全国にある!

名古屋

ミニシアターは大きな映画館と違って巨額の投資を必要とせず、小さな法人や個人で始めることもできるため、今回ご紹介した関東や関西以外の地域にも、たくさんのミニシアターが存在します
特に三大都市圏の1つである名古屋は東京や大阪、横浜に次いでミニシアターが多い地域であり、そのほか、沖縄県の宮古島にもミニシアターがあるんです!

小さな島の映画館はホームページ上で館長と島民がコミュニケーションを取って見たい映画を募集するなど、小回りが効くミニシアターならではの活動に力を入れています。

探してみたら、あなたの街にも個性的なミニシアターがありそうですね!

<下に続く>

ミニシアターは閉館が続いている?

ミニシアターの閉館

とはいえ、ミニシアターは2000年後半からシネマコンプレックスの普及に伴って閉館が続いており、1980~90年代のミニシアターブームを後押ししたと言われる老舗のミニシアターもその数を減らしているんです。

そんな中、2010年代に入ってからミニシアター文化を見直す動きがスタート
2016年にはミニシアターの街・渋谷の「渋谷ヒカリエ」でミニシアター系映画の上映会が実施されるなど、一時期の下火傾向は落ち着いてきています。

閉館したミニシアターが再オープンする動きも徐々に見られるようになり、先にご紹介した「キノシネマ」のように、新しくオープンするミニシアターも増えてきました。
今後、ミニシアターはどのような変化を見せていくのか注目ですね。

<下に続く>

ミニシアターで、いつもと違う映画の楽しみを見つけよう

ミニシアター

ミニシアターは各館ごとに上映する作品や実施するイベントの傾向がまったく異なるので、気になるミニシアターが見つかったのではないでしょうか?
普段は大きな映画館で大作映画を見ている、という方にとって、ミニシアターのかわいらしい空間や雰囲気はきっと新鮮に映るはずですよ。

ぜひあなたも近くのミニシアターに足を運んでみてはいかがでしょうか。

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