- 【登山時間の前に】高尾山ってどんなところ?
- 高尾山で登山!中腹まではケーブルカーやリフトでも!営業時間は?
- 高尾山の登山ルート一覧!所要時間や距離は?
- 登山時間と見どころ!高尾山ルート①:一号路 表参道コース
- 登山時間と見どころ!高尾山ルート②:二号路 霞台ループコース
- 登山時間と見どころ!高尾山ルート③:三号路 かつら林コース
- 登山時間と見どころ!高尾山ルート④:四号路 吊り橋コース
- 登山時間と見どころ!高尾山ルート⑤:五号路 山頂ループコース
- 登山時間と見どころ!高尾山ルート⑥:六号路 びわ滝コース
- 登山時間と見どころ!高尾山ルート⑦:稲荷山 見晴らし尾根コース
- 登山時間と見どころ!高尾山ルート⑧:陣馬山・高尾山コース
- 登山時間と見どころ!高尾山ルート⑨:高尾山民おすすめコース
- 高尾山登山中にトイレはある?売店や飲食店の営業時間は?
- 高尾山は時間や登山ルートによって難易度が違う!おすすめの服装や持ち物は?
- “高尾山の全登山コースと所要時間を紹介!見どころやトイレ、売店は?”まとめ
【登山時間の前に】高尾山ってどんなところ?
高尾山とは
高尾山とは、東京都八王子市にある標高599メートルの低山です。
初心者でも登りやすい山として知られ、都心からのアクセスも良いことから、1年を通して多くの登山客が訪れます。
春夏秋冬の四季折々の豊かな自然の姿を見ることができるので、自然観察が気軽に楽しめます。
また山の山腹まではケーブルカーもあるので、登山は苦手という人でも山の魅力を堪能することが可能です。
そのほか初心者向けのコースだけでなく、中級上級者の登山者にも利用されるコースもあります。
初心者から上級者まで幅広く楽しめるコースがあるので、登山のレベルをステップアップしていくのにも良い山です。
高尾山へのアクセス
高尾山へのアクセスは、車と電車のアクセスが便利です。
電車の場合は京王線高尾山口駅が最寄駅です。
新宿からは、中央線で高尾駅まで行き京王線に乗り換えることもできます。
車で行く場合は、甲州街道、八王子南バイパス、圏央道高尾山ICからのアクセスが可能です。
ただし車の場合は休日に渋滞を起こすことも多いので、時間通りに行動したいなら電車でのアクセスをおすすめします。
駐車場も近くに複数ありますが、休日は朝早く行かないとうまってしまうのでオンシーズンに行くときは注意が必要です。
山頂はどんなところ?
高尾山の山頂は八王子の市街地や都心を見渡すことができる、眺望の良いスポットです。
軽食やスナックを販売するお店のほか、名物グルメを堪能できる飲食店もあります。
トイレも数か所にあるので、困ることはないでしょう。
お弁当を食べることができるスペースもあるので、レジャーシートを敷いてお弁当も食べられます。
休日は多くの人が訪れるので、展望の良い場所は人だかりができます。
良い場所でお弁当を食べたいなら、早めの登山がおすすめです。
高尾山で登山!中腹まではケーブルカーやリフトでも!営業時間は?
高尾山には中腹までケーブルカーが運行しています。
ケーブルカーは京王線の高尾山口周辺にある清滝駅から高尾山駅までの運行です。
1号路の途中まで行くことができるので、最初から最後まで登山するのが大変な方にも便利でしょう。
ケーブルカーからは、四季折々の高尾山の自然を楽しむことができます。
特に紅葉の時期は多くの利用客が訪れ、ケーブルカーの順番待ちの列が長く伸びます。
人気のシーズンは、早めに行く方が混雑を避けることができるでしょう。
高尾山ケーブルカーの運行時間は、運行開始は8時で固定ですが運行終了時間は時期により変動します。
冬は17時30分、夏は18時30分までなどですが、土日祝日や月によっても変更されるので高尾登山電鉄公社のホームページでご確認ください。
料金は大人往復930円、子供が460円となっています。
片道切符も販売されており、大人が480円、子供が280円となっています。
高尾山の登山ルート一覧!所要時間や距離は?
全長距離 | 上り所要時間 | 下り所要時間 | 難易度 | |
---|---|---|---|---|
一号路 表参道コース | 3.8Km | 1時間40分 | 1時間30分 | 初心者 |
二号路 霞台ループコース | 900m | 30分 | - | 初心者 |
三号路 かつら林コース | 2.4km | 1時間5分 | 55分 | 初級者 |
四号路 吊り橋コース | 1.5km | 55分 | 50分 | 初級者 |
五号路 山頂ループコース | 900m | 30分 | - | 初心者 |
六号路 びわ滝コース | 3.3km | 1時間30分 | 1時間10分 | 中級者 |
稲荷山 見晴らし尾根コース | 3.1km | 1時間40分 | 1時間20分 | 中級者 |
陣馬山・高尾山コース | 15.3km | 5時間 | - | 中級者 |
高尾山民おすすめコース | 1.5Km | 1時間 | 40分 | 初級者 |
登山時間と見どころ!高尾山ルート①:一号路 表参道コース
一号路 表参道コースは、高尾山のケーブルカーのふもとから山頂までのルートです。
全長約3.8キロメートルのコースで、上りに1時間40分、下りに1時間30分かかります。
登山道としては舗装された箇所が多く、初心者でも歩きやすいルートです。
小さい子供にも上りやすい道ですが、子供場合歩くのが遅いので所要時間は1.5倍くらいかかると思っておいた方が良いでしょう。
登山ルート途中の金毘羅台からは、新宿の景色が堪能可能です。
ルートの途中には高尾山の見どころのたこ杉や浄心門を見ることができます。
そのまま登り続けると、薬王院に出るので参拝していきましょう。
薬王院を過ぎると山頂に至り、八王子市街や都心を一望することができます。
登山ルートの途中や山頂にもトイレがあるので、トイレの心配はありません。
特に危険な箇所もないので、登山に不慣れでも比較的安心して登れる道です。
ケーブルカーで途中まで登ることもできますが、すべて歩くと行きかえりで3時間ほどかかります。
舗装されている道ではありますが、それなりに歩くのでヒールやサンダルなどの靴は避けた方が良いでしょう。
登山時間と見どころ!高尾山ルート②:二号路 霞台ループコース
二号路 霞台ループコースは一号路の途中にある短い迂回コースです。
北側と南側のコースに分かれており、北側も南側も歩くのに15分程度かかります。
比較的歩きやすい道が続くので、初心者の方にも歩きやすい道でしょう。
とはいえ舗装されていない山道には変わりないので、歩きやすい靴や服装で登山してください。
北側と南側は周回ルートではなく、別々の道になります。
北側ルートは、1号路から出て4号路と交差し1号路に戻るコースです。
北側ルートには4号路のほか蛇滝コースへの分岐もあるので、道を間違えないよう気を付けましょう。
南側ルートも比較的なだらかな歩きやすいコースです。
途中に琵琶滝へ行く分岐がありますが、上級者向けのコースなので分岐を間違えないようにしてください。
歩く距離も短く比較的なだらかな登山道で、初心者にも登りやすいコースでしょう。
普通に1号路や3号路を上り下りする以外のルートも通ってみたい方におすすめの登山コースです。
登山時間と見どころ!高尾山ルート③:三号路 かつら林コース
三号路 かつら林コースは1号路の途中から分岐し、山頂まで至るコースです。
全長約2.4キロで、上りで60分、下りで50分ほどかかります。
三号路は浄心門の横にある分岐を行くと、三号路に入ることができます。
登山道の道幅が狭く、人通りも少ないので混雑を避けて登山を楽しむことができます。
なだらかな上りや下りが多く、初心者でも比較的容易に歩ける道です。
途中にトイレはないので、浄心門に入る前の1号路のトイレで済ませておきましょう。
登山道は舗装されていないので、登山に適した靴や服装を心がけてください。
大きな展望台はありませんが、途中高尾山の自然を見ながら歩けます。
途中倒木なども見られるので、自然の姿を間近で見たい方にもおすすめのコースです。
また、展望台や目を引くようなスポットもないので、登山客が少なく静かに登山を楽しみたい方にもおすすめできます。
全体的に木の根がボコボコしているので、雨の後はすべりやすくなっています。
道幅もわりと狭いので、滑って落ちたりしないように十分注意しながら登山をしてください。
登山時間と見どころ!高尾山ルート④:四号路 吊り橋コース
四号路 吊り橋コースは途中に吊り橋が設置してあり、人気の撮影スポットとなっています。
全長約1.5キロメートル、上りで50分、下りで40分かかります。
四季折々の高尾山の自然と小川のせせらぎ、そして吊り橋があるので比較的人気のあるコースです。
1号路の途中から分岐しているので、上りも下りも1号路から入っていきます。
途中に危険な箇所も多くないので、登山初心者でも歩きやすい道でしょう。
登山道からは高尾山の四季折々の自然の姿を堪能することができます。
道は比較的安全ではあるものの、ところどころ細いところもあるので注意が必要です。
舗装されていない山道なので、ヒールやサンダルといった軽装備では歩かない方が良いでしょう。
トイレは途中に設置されていませんので、1号路にいる間に済ませる方が無難です。
登山者が多くいるコースだけあって、途中休憩のためのベンチが多くあります。
ゴールデンウィークや紅葉のシーズンは特に多くの登山客が訪れます。
登山道が渋滞することもありますので、事前に情報をチェックしてから行くと良いでしょう。
登山時間と見どころ!高尾山ルート⑤:五号路 山頂ループコース
五号路 山頂ループコースは高尾山の山頂付近を周回するコースです。
全長約900メートルと短く、30分ほど歩くと1周できます。
道が比較的歩きやすいので、登山に慣れていない方でも比較的安全に歩けるでしょう。
高尾山にある登山コースのほとんどが分岐しているので、登山道の分岐コースとしても利用されています。
距離が短く、登山というよりは散策といった雰囲気の道です。
体力に自信がない方や、小さい子供を連れての山歩きにもおすすめできます。
途中までケーブルカーで行くことができるので、山頂までの距離も短くしたい方はケーブルカーに乗ってください。
往復でケーブルカーを利用すれば、登山する距離もかなり短縮できます。
舗装された道も多いですが、途中舗装されていない道もあるので、ヒールやサンダルなどの軽装はやめておいた方が良いでしょう。
自然の多い場所なので、長袖長ズボンなど体を守れる装備が望ましいです。
登山時間と見どころ!高尾山ルート⑥:六号路 びわ滝コース
六号路 びわ滝コースは、高尾山口駅から山頂までをしっかり歩く登山コースです。
全長約3.3キロメートルで、上りが90分、下りが70分かかります。
高尾山の数字のついたコースの中では、一番健脚向きのコースでしょう。
それだけに四季の自然や小川のせせらぎ、清涼感たっぷりの「びわ滝」など、登山の良さをたっぷりと堪能できるコースでもあります。
登山道の両脇には高尾山の木々が多く茂り、春は桜や新緑、秋は紅葉など季節ごとの美しさを楽しめます。
ただ道幅があまり広くないので、ゴールデンウィークや紅葉の時期には一方通行の規制が行われることが多いです。
またさらに天候が良いと、多くの人が訪れて登山道に渋滞を起こすことがあるので注意が必要です。
渋滞を避けるには平日の午前中や、日の出から間もないうちに登るなどの工夫をすると良いでしょう。
六号路は健脚向きといっても特に危険な箇所はありません。
ただし登山道はせまく、滑りやすいところもあるのでそれなりの注意は必要です。
登山用の靴や装備をしっかりして、登山するようにしてください。
登山時間と見どころ!高尾山ルート⑦:稲荷山 見晴らし尾根コース
稲荷山 見晴らし尾根コースは、以前林道として使われてた傾斜が強いコースです。
全長3.1キロメートルで、上りが90分、下りが70分かかります。
途中の景観は杉やヒノキが続いており、花粉の季節には花粉症の方にはつらいかもしれません。
岩場や木の根が広がった場所も多く、階段も長いのでそれなりの体力を要求されます。
高尾山口駅から高尾山山頂まで登る道が続いており、六号路よりも傾斜がきつく滑りやすい傾向があります。
雨の日や地面が濡れているときは、滑らないように注意が必要です。
途中に見晴らしの良いあずま屋があり、新宿方面の展望が楽しめます。
あずま屋にはトイレがありましたが、老朽化のため撤去されていて使えません。
トイレはふもとか山頂で済ませるようにしましょう。
あずま屋を過ぎると傾斜がゆるやかになり歩きやすくなりますが、山頂直前に200段の階段があり最後の難関となっています。
稲荷山コースは登山に慣れた方におすすめのコースです。
足場が悪い場所もあるので、トレッキングシューズなどの登山用の装備で登るようにしましょう。
登山時間と見どころ!高尾山ルート⑧:陣馬山・高尾山コース
陣馬山・高尾山コースは高尾山山頂から陣馬山山頂までを縦走するコースです。
陣馬山までは小仏城山と景信山も経由するので、3つの山を越える中級以上向けのコースになります。
全長は約15.3kmと長く、縦走完了までに5時間はかかります。
夕暮れまでには下山をしたいところなので、朝早くから登って昼過ぎには下山できるようスケジュールを組んでおきましょう。
陣馬山・高尾山コースは高尾山周辺の自然を楽しめるスポットがたくさんあります。
小仏城山へのルートの途中には、もみじ台という休憩所があり眺望ともみじの景観を堪能できます。
またもみじ台のさらに先にある一丁平は、桜が見事に咲き誇るので桜の名所としても有名です。
もみじ台と一丁平にはトイレがあるので、トイレ休憩もできます。
小仏山頂では名物のなめこ汁がおすすめです。
小仏城山山頂から景信山までは約1時間かかります。
景信山に向かう途中はくぼんだような急な山道が続くので注意しましょう。
山頂付近はベンチがたくさんあるのでお昼休憩するのにも便利です。
景信山から陣馬山までは、足場の悪い道や岩場、木の根が張り出している道などが続きます。
足元に注意しながら登っていきましょう。
陣馬山山頂には白い馬のモニュメントが立っており、壮観です。
長距離の登山になるので、体力や登山経験がある程度ある人向けのコースとなっています。
登山時間と見どころ!高尾山ルート⑨:高尾山民おすすめコース
高尾山民おすすめコースは高尾山口駅からひとつ前の駅、高尾山駅から蛇滝口バス停を経て高尾山山頂へ向かうコースです。
蛇滝口バス停からだと全長約1.5kmで、上りが1時間、下りが40分ほどかかります。
蛇滝水行同上の近くを通るので、水行の雰囲気を堪能しながら登山を楽しめます。
登山道はそれほど危険な箇所はないものの、道幅がせまいので注意して登ってください。
途中にトイレはないので、バス停の近くなどで済ませておくと良いでしょう。
水行道場から登山道を登っていくと、2号路と交差します。
2号路との交差で階段を右に登ると、霞台に出ます。
茶屋やトイレもあるので、適度な穴場登山を楽しむことができるコースです。
それほど距離も長くなく、危険な箇所もありませんが、舗装されていない登山道を歩くこともあるので服装には注意しましょう。
滑りやすい靴やヒール、サンダルなどは避け、トレッキングシューズなどのしっかりした靴で行くのがおすすめです。
高尾山登山中にトイレはある?売店や飲食店の営業時間は?
高尾山登山道には、トイレがあるコースとないコースがあります。
例えば一号路はトイレが数か所ありますが、ないコースはまったくないので登山する前にトイレを済ませておくと良いでしょう。
高尾山で主なトイレがある場所は、高尾山口駅周辺に3か所、ケーブルカーの清滝駅周辺に1か所、ケーブルカーの高尾駅に1か所、薬王院の周辺に1か所、高尾山山頂付近に2か所です。
1号路とケーブルカーの駅周辺には、ほとんどトイレがありませんので1号路以外のルートを通る場合は、登山の前にトイレに言っておきましょう。
また、古い情報の場合トイレが老朽化によって撤去されている場合もあるので注意が必要です。
登山コースの情報はなるべく新しい情報を取得するようにしてください。
売店は山頂付近や中腹などに複数ありますが、季節や店舗によても営業時間は異なります。
売店を利用する場合は、事前に登山情報を取得すると良いでしょう。
高尾山は時間や登山ルートによって難易度が違う!おすすめの服装や持ち物は?
高尾山登山のおすすめ服装
高尾山は平地とあまり高低差がない山なので、それほど極端に気温が変わることはありません。
しかし山頂付近は地上に比べて気温が低いこともあるので、防寒具は必ず持っていきましょう。
歩いているうちに汗をかくので、汗を逃しやすい素材の服がおすすめです。
ナイロンやポリエステルなどの素材は汗をすばやく乾かすので良いでしょう。
また足元も滑りにくい靴を選ぶ必要があります。
歩きやすい道が多いとは言え、舗装のない山道は転びやすく滑りやすいので危険です。
トレッキングシューズなど、靴底が滑りにくい構造の靴で登山するようにしてください。
高尾山登山のおすすめ持ち物
登山では突然雨が降り出すこともあるので、雨合羽は必ず持って行ってください。
動きやすい上下セパレートタイプがおすすめです。
また分岐を確認するために登山地図も持っていくと良いでしょう。
地図を確認するためのコンパスもあった方が便利です。
照明のない山は、夕方以降は山の中は真っ暗になります。
下山が遅れて足元が見えなくなると大変危険なので、ヘッドライトも持っていくようにしてください。
登山は意外と体力を消耗します。
途中エネルギーを摂取しながら行動する必要があるので、おにぎりやお菓子などの行動食も適宜持っていきましょう。
水分もかなり消費するので、歩く距離に応じた水分もリュックに積んでいきましょう。
“高尾山の全登山コースと所要時間を紹介!見どころやトイレ、売店は?”まとめ
高尾山は東京都の八王子市にあり、都心からも近く登りやすい山なので1年を通して多くの登山客が訪れます。
登山コースも幅広く、初心者向けから上級者向けまで様々なコースがある山です。
ケーブルカーも中腹まで通っているので、登山が苦手な方でも山登りを楽しむことができます。
新緑や紅葉のシーズンも大変美しい景観を楽しめるので、ぜひ一度は山登りに挑戦してみてください。