銀ブラとは?語源には諸説ある?
銀ブラは近年使われることはほどんどなくなっていますが、大正時代からの俗語です。
銀ブラとはどのようなものなのか、語源や諸説ご紹介します。
銀ブラ発祥①:銀座でぶらぶら
銀ブラ発祥の1つの語源が、銀座でぶらぶらです。
銀座でぶらぶらを省略した言葉が、銀ブラとなり銀ブラは大正時代からの俗語と言われています。
銀ブラの銀は銀座の銀で、ブラはぶらぶら歩きまわることを意味しており、銀座の街をぶらぶらと歩くことが銀ブラです。
銀ブラ発祥のルーツには、文献も残っており大正時代には使われていた言葉になります。
日本に残る最も古い文献は、1918年服部嘉香氏と植原路郎氏編の『新らしい言葉の字引』にて、「銀ブラ銀座の街をぶらつく事」と記されています。
このように、近代に入り銀座が商業都市として成長した背景によって、銀ブラという言葉は誕生したのです。
銀ブラ発祥②:銀座でブラジルコーヒー
銀ブラ発祥の語源の1つに、銀座でぶらぶらの省略がありますが、他にも語源となるエピソードがあります。
銀ブラ発祥の語源の1つが、銀座でブラジルコーヒーです。
銀ブラの発祥には諸説あり、その1つが銀座でブラジルコーヒーで、この発祥の語源は、銀座パウリスタが中心に広まった言葉になります。
銀座パウリスタというのは、銀座にある老舗の美味しいコーヒーが楽しめるカフェです。
銀ブラの説の1つである、銀座の銀とブラジルコーヒーのブラを取った銀ブラは、銀座のパウリスタにブラジルコーヒーを飲みに行くことを意味しています。
また、銀座で老舗のカフェパウリスタでは、銀ブラ証明書も発行されるなど銀ブラ発祥の1つとして有名です。
天皇陛下の銀ブラ事件ってなに?
銀座でぶらぶら、銀座でブラジルコーヒーを飲むなど様々な発祥の語源が銀ブラにはあります。
そんな銀ブラですが、天皇陛下にも銀ブラにまつわるエピソードがあるのをご存知でしょうか?
日本の第125代天皇で、2019年4月30日に生前退位が発表された、今上(きんじょう)天皇の学生時代に起こったエピソードです。
このエピソードは通称「天皇陛下の銀ブラ事件」と呼ばれています。
天皇陛下の銀ブラ事件というのは、天皇陛下が学習院高等科に在学中の3年の時のエピソードです。
陛下がご学友に銀座に出かけたいと相談して、更に今日行きたいと伝えたことで、銀座に出かけることになりました。
陛下ともなれば自由に外出することは難しく、外出には護衛が付く事が鉄則です。
しかし、陛下は仕えている周りの人を騙して出かけたことで事件と言われています。
抜け出し向かった銀座では高級喫茶店でコーヒーを飲み、洋菓子店ではアップルパイなどを楽しんだそうです。
仕えている人を騙して外出していることは、すぐに発覚して大騒ぎになり、現在地の銀座が突き止められると、銀座に多くの警察官が集合します。
その後、銀ブラはできなくなり、連れ出したご学友は皇室関係者にも叱られたことがあり、このエピソードが天皇陛下の銀ブラ事件です。
歌舞伎座や和光!銀ブラのおすすめ観光スポット5選!
では、銀座でおすすめのスポットをみていきましょう。
銀座でおすすめには、以下のスポットがあります。
- 歌舞伎座
- 和光
- 東急プラザ銀座
- GINZA SIX
- キラリトギンザ
続いて、それぞれの「スポット」について詳しくみていきます。
歌舞伎座
歌舞伎座は銀座四丁目にある、歌舞伎専用の劇場です。
1889年に開場した劇場では、数多くの歌舞伎役者による歌舞伎公演が演じられている歴史のある由緒正しき劇場です。
歌舞伎座は1889年に開場した劇場ですが、火災や戦災による被害を受けるなど変遷がありました。
1,964人を収容する劇場は、に至るまで名実ともに持つ代表的な劇場として知られています。
1,964人を収容する劇場では、歌舞伎専用劇場と言うこともあり、歌舞伎公演の興行はもちろん、「花篭」の催し物など充実のラインナップです。
歌舞伎座は歌舞伎以外にも美味しい食事を楽しめる場所でもあります。
劇場内にはお食事処が複数あるほか、客席で食べることができるお弁当も販売されており、伝統の継承と新しい献立を同時に楽しめるためおすすめです。
歌舞伎座
住所:東京都中央区銀座4丁目12-15
電話番号:03-3545-6800
営業時間:公演により異なる
定休日:公演により異なる
入場料や利用料:公演により異なる
URL:歌舞伎座
和光
銀座駅A10出口より徒歩すぐの場所にある銀座の人気スポットが、和光です。
和光は商業施設としてだけでなく、時計塔の建物は銀座のシンボルとしても長年親しまれています。
開業から80年以上が経過しており、長年銀座のシンボルとして建っている銀座和光は、株式会社和光が運営する商業施設です。
シンボルとなる時計台には鐘楼が備わり、営業時間の毎時0分にウェストミンスターの鐘を演奏して、時刻数の鐘を鳴らす演出があります。
銀座のランドマークとして知られる和光本館は、宝飾品、紳士婦人用品、時計、服飾品、バッグ、アクセサリー、食品に至るまで幅広いジャンルの商品ラインナップです。
販売されている食品は、長い歴史と伝統の中で育った高い品質の高級品ばかりです。
和光
住所:東京都中央区銀座4丁目5-11
電話番号:03-3562-2111
営業時間:10:30~19:00
定休日:無休
入場料や利用料:無し
URL:和光
東急プラザ銀座
銀座五丁目の数寄屋橋交差点に面する通りに位置にあるのが、東急プラザ銀座です。
東急プラザ銀座は、2016年3月31日にオープンした都市型商業施設として人気があります。
再開発事業の都市型商業施設である、東急プラザが銀座エリアで初めて手掛ける施設になり、人通りの多い好立地にある歴史と伝統革新が共存する建物です。
伝統工芸の江戸切子をモチーフとした建築は、銀座の新たなランドマークとなりつつあります。
東急プラザ銀座には、ファッション、ライフスタイル、フードやカフェ、レストランなど約125店舗が揃っており、ショッピングからグルメ、お土産など1日中楽しめる人気の観光スポットです。
東急プラザ銀座
住所:東京都中央区銀座5丁目2-1
電話番号:03-3571-0109
営業時間:11:00~21:00、23:00
定休日:不定休
入場料や利用料:なし
URL:東急プラザ銀座
GINZA SIX
銀座エリア最大の商業施設が、GINZA SIXです。
GINZA SIXは、2017年4月に開業した商業施設で大々的に数多くのメディアで開業が取り上げられるなど注目の施設です。
銀座エリア最大の商業施設のGINZA SIXは、241のブランドが集結して世界中でもここにしかない特別なサービスを提供しています。
ビルはB4の駐車場、多目的ホール、フーズ、ビューティー、ファッション、カフェ、レストラン、屋上ガーデンがあり、オフィスフロアもある施設です。
様々なジャンルのショップやレストランなど、241ものブランドが集結している中でも特に、屋上のGINZA SIXガーデンはおすすめです。
ガーデンは銀座のど真ん中にいながら、木々、芝生、水など自然を感じられます。
GINZA SIX
住所:東京都中央区銀座6丁目10-1
電話番号:03-6891-3390
営業時間:ショップ 10:30〜20:30レストラン 11:00〜 23:00
定休日:不定休
入場料や利用料:無し
URL:GINZA SIX
キラリトギンザ
銀座中央通りに位置する商業施設が、キラリトギンザです。
キラリトギンザは、FUN、LIFE、FUTUREをコンセプトに、様々な楽しめるコンテンツが充実しています。
2014年10月にオープンした比較的新しい商業施設のキラリトギンザは、「銀座でキラリと光る場所」になって欲しいという想いが込められている施設です。
ジュエリーやブライダルをメインに、注目のショップが約50店舗収容されています。
ジュエリーはトレセンテ 銀座本店など、ライフスタイルではサムソナイトなど、レストランやカフェは俺のイタリアン、俺のフレンチ、Eggs ‘n Thingsなど注目の高い話題のお店が充実です。
キラリトギンザ
住所:東京都中央区銀座1丁目8-19
電話番号:03-6228-7405
営業時間:ショップ11:00〜20:00カフェ&レストラン11:00〜23:00
定休日:1月1日、2月第3火曜日
入場料や利用料:無し
URL:キラリトギンザ
パウリスタやトリコロール!銀ブラでランチにもおすすめのカフェ5選!
では、銀座のカフェをみていきましょう。
銀座には、以下のカフェがあります。
- パウリスタ
- トリコロール
- カフェ ラ ボエム G-Zone銀座店
- ノア カフェ 銀座店
- スズカフェ銀座
パウリスタ
長い歴史の中で現在も多くの人に親しまれているおすすめのカフェが、パウリスタです。
1911年に銀座でオープンして以降、撤退などもありながら1970年に再度復活した日本初のカフェとしても知られています。
長い歴史のあるパウリスタは、1杯5銭のコーヒーが提供される庶民的なカフェとして人気のあったお店で、誰もが気軽に利用できるカフェの元祖です。
ブラジルコーヒーが人気のパウリスタは、銀ブラの語源とも言われています。
メニューは豊富な種類のこだわりコーヒーと相性抜群のフードが揃っており、こだわりのキッシュ、ホットドック、トースト、マフィン、サンドイッチ、ベーグルなど豊富なラインナップで充実しています。
セットメニューも充実で銀座界隈でも、比較的リーズナブルにランチを楽しむことができるお店です。
パウリスタ
住所:東京都中央区銀座8-9長崎センタービル1F
電話番号:03-3572-6160
営業時間:[月~土] 8:30~21:30、[日・祝] 11:30~20:00
定休日:年中無休
URL:パウリスタ
トリコロール
ゆっくりとしたカフェタイムを堪能したい方におすすめなのが、トリコロールです。
トリコロールは1936年に創業された老舗のお店で、落ち着いた雰囲気を楽しめます。
高品質なこだわりのコーヒー豆を使用しており、ネルを使用したハンドドリップでオーダー後に丁寧に作り出すコーヒーは、香り高く手作りケーキと相性抜群です。
手作りケーキは季節などがあり、特にエクレアは大人気。
エクレアはオーダー後にクリームが詰められ、チョコレートで仕上げられ、お好みでクランチをふりかけることができる戦前からの看板商品です。
香り高いコーヒー、手作りのケーキ、心地の良い落着きの空間が提供されるお店です。
トリコロール
住所:東京都中央区銀座5丁目9-17
電話番号:03-3571-1811
営業時間:[月~金]8:00~20:30[土日祝]8:00~21:30
定休日:無休
URL:トリコロール本店
カフェ ラ ボエム G-Zone銀座店
チ勝てる銀座駅から徒歩5分の場所にある、カフェ ラ ボエム G-Zone銀座店も大人気です。
イタリアから輸入したパスタ、焼き立てのピザなどが提供されており、1人でもカップルでも、グループでもシーンを選ばず利用できます。
カフェ ラ ボエム G-Zoneは食材にこだわりが強く、野菜は契約農家を中心とした日本全国の旬の食材、肉や魚は世界中から安心な食材使用です。
食材本来の味を大切に調理した料理の数々を提供しています。
人気のランチは平日1,000円でサラダ + パスタ + アイスティー + お持ち帰り用コーヒーが付いたお得なセットがあります。
蒸し鶏と青ネギの和風ソース、ボロネーズ、アラビアータ、小エビと青じその和風クリーム、釜揚げしらすのペペロンチーノなど豊富なパスタから選択可能です。
カフェ ラ ボエム G-Zone銀座店
住所:東京都中央区銀座1-2-3G-Zone銀座内1F
電話番号:03-5524-3616
営業時間:ランチ 11:30~15:00
定休日:無休
URL:カフェラ・ボエムG-Zone 銀座
ノア カフェ 銀座店
バリエーション豊かなワッフルが食べられるお店が、ノア カフェ銀座店です。
創業45年の老舗カフェでは、コーヒーに合うスイーツを提供しており、カジュアルなおしゃれランチが楽しめます。
味、素材、食感の全ての要素にこだわって作られるワッフルは、オーダー後に焼き上げサクサク食感に中はふんわりとした絶妙な食感です。
こだわりのワッフルは、デザート系はもちろんワッフルツナサラダプレート、ポテトサラダプレートもあり、ランチにぴったり。
ワッフル以外にも、パンで食材をサンドしたパニーニは、サーモンとホワイトソース、生ハムとモッツァレラ、ナスとミートソース、サンドも
ツナとトマトのシーザー、ポテトサラダとトマトのベジタブルなど様々な種類が用意されています。
ノア カフェ 銀座店
住所:東京都中央区銀座5-8-5-B1
電話番号:03-3574-8324
営業時間:08:00~23:30
定休日:無休
URL:ノア カフェ 銀座店
スズカフェ銀座
広々としたくつろぎの空間で本格的な料理が食べられる、スズカフェ銀座もおすすめです。
店内は木製の家具やソファが並べられた空間が広がっており、ゆっくりと全品料理を楽しめます。
フレンチ出身のシェフが作り出す本格的料理は、彩が豊かで体に優しいメニューが勢ぞろいです。
ランチにはプレートメニュー、生麺の日替わりパスタ、バターチキンカレーがあります。
特にプレートは人気が高く、SUZU LUNCHプレートは日替わりでメインが肉科魚になり、自家製ローストビーフプレートは自家製のロース地ビーフに黒米か自家製パンを選ぶことができます。
日替わりお野菜プレートは、野菜がしっかりと摂れるヘルシーなプレートで女性に大人気です。
スズカフェ銀座
住所:東京都中央区銀座2-6-5 銀座トレシャス6F
電話番号:03-6228-6090
営業時間:11:00~23:30
定休日:無
URL:スズカフェ銀座
銀座でゆっくり銀ブラを楽しもう!
ブランドショップや飲食店など多くが立ち並ぶ大人の街の銀座。
シンボルの和光や歌舞伎座を中心に、多くの商業施設などお店が多く点在しています。
銀座の街をぶらぶらする銀ブラはもちろん、美味しいコーヒーとランチを楽しむ銀ブラもおすすめです。