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2019/04/24

郡上踊りに参加しよう!岐阜の名物行事の歴史や楽しみ方・日程を紹介

日本の夏の風物詩といえば盆踊りですが、中部地方の岐阜県にも伝統的な盆踊りが開催されています。
岐阜県の通称郡上八幡で開催され、毎年多くの人が訪れ参加する伝統的な盆踊りが郡上踊りです。

岐阜県の名物行事の歴史や楽しみ方、日程など参加する際に必要な情報をご紹介します。

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郡上踊りの開催地・郡上八幡について

郡上踊りの開催地
メインを見ていく前に、知っておきたいのが郡上踊りの開催地です。
郡上八幡にフォーカスをあててご紹介します。

歴史的名所豊富の郡上八幡の魅力

岐阜県の伝統的な盆踊りであり、郡上市八幡町で開催されています。
郡上八幡は特定のエリアやスポットを表している名前ではなく、開催地である郡上市八幡町の通称です。

歴史的な名所が豊富な街としても知られています。
街並みは風情溢れる城下町が広がっており、エリア一帯が散策にぴったりです。

古い町並みには綺麗な水路、登録有形文化財の旧庁舎記念館など揃っています。
観光にもぴったりのスポットが勢ぞろいの魅力の多いエリアです。

郡上八幡で観光を楽しもう!

郡上踊りだけでなく観光客が楽しめる観光スポットも充実しています。
街一帯に古い街並みが広がっており、歴史的な建物など楽しめる場所が多く観光に最適です。

古い街並みに美しい水路、真っ白な郡上八幡城、登録有形文化財の郡上旧庁舎記念館など歴史的な建築物を中心に楽しめます。
また、地底の滝としては日本一となる大滝鍾乳洞の地底滝など自然も豊かです。

観光スポットだけでなく食べ歩きグルメも充実しています。
名物を食べ歩きながら観光を楽しむこともおすすめです。

郡上八幡へのアクセス方法

日本の中心付近に位置している城下町の郡上八幡。
中心部に位置しているということもあり、東からも西からもアクセスしやすい立地が魅力です。

車では各方面から郡上八幡ICへ向かい、名古屋から約70分、東京から約4時間45分、大阪から約2時間30分でアクセス可能です。
鉄道では名古屋から約2時間、東京から約4時間、大阪から約3時間15分となっています。

また、高速バスでもアクセス可能で名古屋から約90分、大阪から約4時間で運行されています。
郡上八幡までは様々な場所から様々な手段でアクセス可能です。

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岐阜県郡上市の名物「郡上踊り」とは?

岐阜県郡上市で開催されている、郡上踊りは名物となっている伝統的な盆踊りです。
郡上踊りは、日本三大盆踊り、三大民謡に数えられるなど日本でも有数の踊りとされています。

発祥は江戸時代にまで戻り、盛んになったことで現在でも親しまれている伝統的な踊りです。
郡上節を演奏する囃子が屋形に乗るスタイルで、自由に円を周回しながら踊ります。

このイベントにはかなり自由なスタイルで参加可能です。
そのためあまり馴染みのない観光客でも楽しみやすい踊りとなっています。

郡上踊りの楽しみ方

かなり自由なスタイルの踊りとして知られる、郡上踊りは郡上踊りならではの楽しみ方があります。
郡上踊りを存分に楽しむためには、事前に少し予習しておくことがおすすめです。

例年、かわさき、春駒、三百など10曲が踊る時の曲として使用されます。
基本的に当日は、周囲で踊っている人たちに合わせれば問題ありませんが、事前に知識を入れておくことでより楽しむことが可能です。

特にメインディッシュともいえる曲が「かわさき」です。
この曲に関しては事前に軽く振りを覚えておくことで、さらに楽しむことができます。

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日本三大民謡「郡上踊り」の歴史について

日本三大民謡にも数えられる岐阜県郡上市の「郡上踊り」は、長い歴史を持つ伝統の踊りです。
400年以上もの長い歴史を持つ歴史を見ていきます。

発祥は中世の「念仏踊り」や「風流踊り」と言われており、現在と同様のスタイルが整ったのが、藩主の奨励によってです。
1874年には明治政府によって、神仏分離政策か近代化政策かの影響され禁止令が出されています。

その後は再開され、1923年には保存会が発足して、6年後の1929年には、東京初公演が実施。
1931年には、東久邇宮稔彦王が来町したことで、実演を観覧したこともあります。

1934年には、保存会の人々が発展させるべく、「郷土芸術十傑」の懸賞募集に応募して出場資格を得て、翌年の名古屋公演は好評でした。
この様子が名古屋放送局でも放送されたことで、地元の人以外にも知られるようになったのです。

第二次世界大戦中は毎年8月15日のみ開催を許されながら実施されており、1990年にはアメリカのロサンゼルスで海外初公演。
2008年にはカナダのトロントで日加修好80周年を記念した、「郡上踊りinトロント」が開催されるなど、日本だけでなく海外にも広まっているのが郡上踊りです。

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郡上踊りの開催日程について

400年余りの長い歴史のある伝統の郡上踊りは、郡上八幡で毎年開催されています。
郡上踊りに開催日時についてご紹介します。

郡上踊りの開催日程

郡上踊りは例年7月中旬~9月上旬にかけて開催されています。
開催期間中は全部で約33夜に渡り踊られます。

日本一となる長期公演の盆踊りとしても有名です。
1カ所で繰り広げられるのではなく、夏の間に市街地を一巡して町の様々な場所で開催されます。

2019年は旧庁舎記念館前、おどり発祥祭が7月13日から開始されます。
最後は9月7日の新町、今町おどり納めで終了する日程です。

郡上踊りの開催時間

例年7月中旬~9月上旬にかけて開催され、実際に開催される時間がある程度決められています。
基本的には、平日と土、日で時間が異なり、特別なイベントがある場合は変更されることも考えられます。

基本的な時間は、平日と日曜日が8:00から10:30が目安となります。
土曜日は平日日よりも30分長い8:00~11:00です。

お盆期間には徹夜で開催!

基本的な時間は平日と日曜日、土曜日で異なりますが、8:00~11:00頃とされている郡上踊り。
基本的にはこの時間ですが、お盆の期間は徹夜で開催されます。

踊りが最も盛り上がると徹夜おどりは、お盆の期間となる8月の13、14、15、16日の4日間です。
この4日間は20:00~翌5:00までノンストップで開催されます。

雨天の際はどうなる?

天気は自由に操れないということで、雨天の際は開催されるのかということが気になるものです。
実際に開催されるかは雨の強さなど、そのとき次第です。

基本的に小雨であれば開催されることが多く、見物の傘の中濡れている人を「踊り助平」と呼ばれるなど比較的雨に強い踊りになります。
台風や集中豪雨など危険な場合には開催されないケースが多いです。

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郡上踊りでの服装について

郡上踊りの服装
参加する時に気になるポイントの1つが服装です。
日本三大民謡にも数えられる岐阜県郡上市の郡上踊りでおすすめの服装をご紹介します。

参加するうえで気になる服装ですが、特に定められている服装はありません。
基本的には、Tシャツなどカジュアルな服装でも可能となります。

誰でもカジュアルなスタイルでできることが魅力の1つでもあり、カジュアルなスタイルでも十分楽しむことが可能ですが、さらに楽しめる服装があります。
さらに楽しめるおすすめの服装が、浴衣と下駄です。

昔の風情が色濃く残る街並みで夏空の下、浴衣はかなり映える服装になります。
浴衣は近くの呉服店でもレンタルしており、カジュアルに利用可能です。

郡上踊りに下駄は必須!

浴衣は雰囲気が良くなり映えおすすめですが、浴衣以上に重要なものが下駄になります。
音楽とともに響き渡る下駄の音が魅力の1つであるため、下駄は必須です。

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郡上踊りは全部で10種類!それぞれの特色について

種類は1種類だけではないのが郡上踊りです。
種類が豊富なのが特徴でもあり全部で10種類もあります。

郡上踊りの特徴

膨大な数になったのには理由があり、江戸時代の郡上の藩内様々な場所で広まったことが関係しています。
最初にスタートするのが、最も有名な「かわさき」

「春駒」はテンポが良くキレのある威勢が感じられ、「三百」は三百文のことを言い複雑なリズムです。
「やっちく」はスローテンポで下駄の音が良く響き、「げんげんばらばら」は名前も珍しいですが、踊りも複雑で名前とリンクしています。

「猫の子」は子猫を真似た踊りで自由奔放に踊り、「さわぎ」は派手な手拍子と下駄の音が調和するインパクトがあります。
「郡上甚句」は相撲の動きや掛け声を取り入れており、「古調かわさき」は農耕の所作です。

踊る順番は基本的に決められたケースはなく、年によって異なります。年によって踊る順番が異なりますが、唯一「まつさか」は毎年必ず最後に踊られます。

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郡上踊りのスタイルに男女の違いはある?

盆踊りの多くは男性と女性で踊りのスタイルに違いがあります。
しかし、郡上踊りのスタイルは性別による違いはなく、同じ踊りです。

おばちゃんやおばあちゃんと言われる世代の女性が多いイメージが多くあるのが盆踊り。
しかし、郡上踊りは男性が参加しており、性別を問わず共に楽しんでいます。

特に男性が多い理由として、振りが関係しています。
こぶしを大きく振り上げる振り、地面を蹴るなど力強い振りが多くあり、女性の華やかさと男性の力強さを同時に感じられるのが、ベーシックなスタイルです。

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郡上踊りの歌詞の意味とは?

ご紹介している通り、踊りは10種類あります。
それぞれ踊りの振りが異なるように、歌詞にも違いがあるのです。

代わり代わりに演じられる郡上踊りで、特に知名度の高くポピュラーな「かわさき」の歌詞の意味を見ていきます。
かわさきは、優雅で上品な華やかさが感じられる振りになっており、歌詞にも表れています。

意味については諸説ありますが、昔伊勢の遊郭で遊んだ遊女を好きになった人が持った、別れの悲しさというものが歌詞にされているのです。
基本的には男女の別れの悲しさが歌詞として表現されています。

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郡上踊りの体験教室に参加しよう!

郡上踊りの体験
見て楽しむこともできますが、特に踊ることで楽しむことができます。
今まで1度も参加したことがないという方、かっこよく踊りたいという方には、体験教室がおすすめです。

体験教室は、郡上八幡産業振興公社が主催しており、郡上おどり保存会員の指導を受けることができます。
体験教室では、かっこよく踊るポイントの伝授など丁寧な指導を受けることが可能です。

体験は開催期間中の土日に開催される夏季限定の定期講習、グループや団体の貸切プランがあります。
体験教室の講習に参加した方には、おどり修了証がプレゼントされ、実際に郡上踊りで活かして実践することもおすすめです。

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郡上踊りが上手な人は特別な免許状をゲットできる?

郡上八幡を代表するイベントで伝統的な盆踊りです。
普通に踊っても楽しめるイベントですが、上手に踊ると嬉しいプレゼントを貰うことができます。

特に踊りが上手な人には特別な免許状をゲットすることができます。
開催期間中は日によって課題曲が決定され、審査がスタートする時間になると、屋形に課題曲が表示されます。

保存会員による審査がスタートして、特に上手に踊っているとジャッジされた参加者に、木札が手渡されるシステムです。
貰った木札を会場内の保存会の事務所へ持ち込むと、免許状との引き換えになります。

免許状は特に上手に踊った人の証として、記念に持ち帰ることが可能です。
持ち帰った免許状は記念に残り自慢できること間違いなし。

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郡上では「白鳥踊り」も有名!

郡上イコール郡上踊りが知名度が高く全国的にも知られていますが、他にも「白鳥踊り」という踊りも存在しています。
白鳥踊りも負けずとも劣らず、有名な伝統的な踊りです。

白鳥踊りは白鳥町通称「美濃白鳥」で開催されている盆踊りで、約400年ほど前から実施されていました。
白鳥町内の市街地で開催される白鳥踊りは、例年7月20日頃にスタートして、8月下旬の踊り納めまで約20夜に渡って開催される盆踊りです。

昔は若い男女が踊りを通じて、心を触れ合う場として存在しており、現在でも多くの人に親しまれています。
音楽はアップテンポで、通称白鳥マンボと呼ばれるなど、若い世代からも支持されており、幅広い世代の男女が楽しみながら踊る盆踊りです。

<下に続く>

郡上踊りをマスターしよう!

歴史的名所豊富の郡上八幡で400年以上もの歴史を持つ郡上踊り。
例年開催されると県内外から多くの人が集まり、老若男女が楽しく踊っている盆踊りです。

比較的自由度の高い踊りで、初参加でも楽しめるほか、体験教室も実施されているため、ある程度マスターして楽しむこともできます。
上手に踊った人には免許状もプレゼントされる、郡上踊りに参加してみましょう!

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