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2019/04/25

どて煮とは?大阪のどて焼きとの違いやレシピ、おすすめのお店を紹介

美味しいご当地グルメが多いことで知られる名古屋ですが、皆さんは「どて煮」という料理をご存知でしょうか?
何かと「もつ煮」や「どて焼き」と勘違いされることの多いこの料理ですが、もしかすると詳しいことはあまり知られていないのかもしれません。

では「どて煮」とはどのようなものなのか、ご一緒に見ていくことにしましょう。

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名古屋名物のどて煮とは?モツ煮と同じ?

どて煮について考える女性

「どて煮」と「モツ煮」は見た目が似ているために、同じ料理であると勘違いされることがあります。
しかしこの両者にはきちんとした違いが存在するのです。

まず「どて煮」ですが、メインとなるのは「牛すじ」です。
それに対して「モツ煮」のほうは名前が示しているように「モツ」になります。

「モツ」とは小腸のことで、一般的には豚の小腸が使用されます。
そして味付けに関してですが、「どて煮」のほうは八丁味噌を用いて煮込まれるために、味が甘めになります。

そのためこの両者は、実際に食べてみると異なる料理であることが明白になります。
ちなみに最近では「どて煮」に「牛すじ」と「モツ」の両方が使用されることもあります。

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大阪のどて焼きと名古屋のどて煮の違いとは?

名古屋名物の「どて煮」は、大阪名物の「どて焼き」と混同されることがあります。
しかしこの2つには大きな違いがあります。

まず「どて煮」のほうは出汁や八丁味噌(もしくは赤味噌)を使って煮込みます。
それとは対照的に「どて焼き」のほうは出汁を具材が浸る程度にして焼きます。

つまりこの2つには「煮込み料理」と「焼料理」という、明確な違いがあるのです。
大阪名物の「どて焼き」は出汁がこぼれないよう、周囲を堤防状態にした鉄板で具材を焼きます。

この状態が「どて煮」の見栄えと似ていることから、混同されやすいと考えられます。
また「どて焼き」には白味噌が使用されるために、実際に「どて煮」と「どて焼き」を見比べると、その違いが容易に理解できます。

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どて煮の一般的な材料とは?

「どて煮」のメインとなる具材は「牛すじ」です。
しかし先にも少し触れたように、「豚モツ」がミックスされることもあります。

そしてこの2つだけを使用した「どて煮」が作られることもありますが、メインのおかずとして食べられる場合は、これらに「コンニャク」「大根」が加えられます。
この他にも「白ネギ」などが加えられることもあります。

具材として用いられるのはこれくらいで、その他に生姜、砂糖、酒、みりん、顆粒だし、そして八丁味噌などの調味料が必要となります。
もちろんこれらは一般的な「どて煮」の具材、そして調味料となります。

最近では彩や栄養価のことを考え、「人参」などを加えることもあります。

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おいしいどて煮とは?名古屋のおすすめのお店5選!

おすすめのどて煮店5選を示す5の数字

では次に、おすすめのどて煮のお店について見ていきましょう。
今回ご紹介するのは以下の5店です。

  1. 島正
  2. どての品川
  3. 串かつラブリー
  4. のんき屋
  5. 居酒屋 鶴八 名古屋駅前本店

ではこれらお店を、それぞれ詳しく見ていきましょう。

島正

昭和24年創業の「島正」は、どて煮の老舗です。
お店の名前には「とて焼き」という肩書がついていますが、その調理法は「どて煮」と一緒です。

「牛すじ」、「大根」、「コンニャク」といった定番メニューはもちろんのこと、ここではちょっと変わったメニューも提供されています。
たとえば「どてめし」や「どてオムライス」です。

まず「どてめし」ですが、これは牛すじをご飯に乗せた丼物です。
そして「どてオムライス」は、その上にさらにオムレツをのせたメニューとなっています。

どちらも牛すじと甘辛の味噌だれを楽しむことができるメニューですが、このタレがオムレツとマッチするというのも意外なことです。

島正
住所:愛知県名古屋市中区栄2-1-19
電話番号:052‐231‐5977
営業時間:17:00~22:00
定休日:土曜・日曜・祝日
URL:島正

どての品川

「どての品川」はシャッターが閉まっているお店が多い商店街の一角に位置しています。
昼間この場所を通っても、お店があるような雰囲気は漂っていません。

しかし夜になると、「どての品川」の明かりが灯り、たくさんのお客さんが来店します。
お店で使用されている味噌だれは、つぎ足して50年以上煮込み続けられています。

ここで提供される串料理は、「どて焼き」という名前で提供されています。
しかしご心配なく。

「どての品川」の「どて焼き」は、「どて煮」を串に刺したものです。
そのため味噌だれでしっかりと煮込まれた味を満喫することができます。

臭みがなく、食べやすいために、テイクアウトしてお土産にするお客さんもいます。

どての品川
住所:愛知県名古屋市瑞穂区下坂町1-23
電話番号:052-881-5529
営業時間:17:30~21:00
定休日:日曜日
URL:食べログ どての品川

串かつラブリー

一度聴いたら忘れない、モダンな名前の「串かつラブリー」は、名古屋で大人気の老舗ジャズ・バーである「ジャズ・イン・ラブリー」の系列店です。
名前が示す通り、このお店の名物は「串かつ」です。

しかし「どて煮」、そして「おでん」も美味しいと評判のお店でもあるのです。
「串かつラブリー」のどて煮はご飯にのせ、ネギと一緒に食べると、美味しくいただけます。

そして名物の「串かつ」ですが、ソースと味噌だれが用意されています。
ちなみに味噌だれは「どて煮」の鍋から取られます。

「どて煮」を食べて美味しいと思ったら、今度はかつにこのタレをかけて食べる、「串かつ」を味見してみるのも良いでしょう。

串かつラブリー
住所:愛知県名古屋市東区東桜1-9-1
電話番号:052-963-9023
営業時間:17:30~24:00
定休日:年中無休
URL:食べログ 串かつラブリー

のんき屋

古き良き昭和を彷彿させる店構えが印象的な「のんき屋」は、連日多くのお客さんで賑わう人気のお店です。
店内だけではなく、テイクアウトを待つお客さんも多く、このお店のメニューがいかに美味しいかがうかがい知れます。

「のんき屋」は名古屋駅から近いために、容易に赴くことができます。
お店の看板メニューは、「どて串」です。

これは味噌だれでしっかりと煮込まれた具材を串に刺したものです。
そして同じ鍋では「味噌おでん」が煮込まれており、こちらも絶品です。

「おでん」には味噌の味がしっかりと染みています。
関東では珍しい、「味噌味のおでん」ということで、こちらのメニューもおすすめです。

のんき屋
住所:愛知県名古屋市西区名駅2-18-6
電話番号:052-565-0207
営業時間:月~金、17:00~20:30、土、16:30~20:00
定休日:日曜・祝日
URL:食べログ のんき屋

居酒屋 鶴八 名古屋駅前本店

「居酒屋 鶴八 名古屋駅前本店」は名古屋駅新幹線口を出て、すぐのところに位置する居酒屋です。
そのため多くの人がこのお店を訪れ、連日盛況を見せています。

居酒屋でありながらも比較的早い時間から営業しているために、昼間からお酒を楽しむ人もいます。
ここでも「どて煮」をご飯の上にのせた「どてめし」を提供しています。

どちらかというとお酒のつまみとして食べられることの多い「どて煮」ですが、ご飯にのせて丼ものとして食べることで、満足感を得ることができます。
他にも「手羽先」や「味噌カツ」などの名古屋のご当地グルメを提供していますし、「お刺身」や「飲み放題のコース」などもあります。

居酒屋 鶴八 名古屋駅前本店
住所:愛知県名古屋市中村区椿町15-5本社ビル1・2・3F
電話番号:052-451-2041
営業時間:月~木、15:00~翌0:00・ 金、15:00~翌1:00・土、祝前日、13:00~翌1:00・日、祝日、13:00~翌0:00
定休日:年中無休
URL:居酒屋 鶴八 名古屋駅前本店

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自分で作ってみよう!おすすめどて煮レシピ!

名古屋名物である「どて煮」は「自分で作ることも可能」です。
用意するものですが、牛すじ150g、コンニャク130g、生姜1片、長ネギ1/4本、砂糖大さじ2杯、みりん大さじ1杯、顆粒和風だし小さじ1杯、八丁味噌50g、醤油大さじ1杯、そして唐辛子適量です。

これらは2人分の材料となります。
用意するものが多いように感じますが、作り方はそれほど難しくありません。

まずコンニャクを5mm程度の厚さに短冊切りします。
おして生姜はよく洗い、皮を剥かずに薄切りにします。

長ネギは小口切りにします。
長ネギと唐辛子は最後にのせますので、火を通さずにそのままスタンバイさせておきます。

八丁味噌、醤油、そして水大さじ2杯を混ぜ合わせます。
水200㏄と具材を鍋に入れます。

沸騰したらアクをすくい、落し蓋をして中火で10分煮ます。
その後調味料を鍋に入れ、中火で25分程煮ます。

煮上がった「どて煮」を器に移し、その上に長ネギと唐辛子を振りかければ出来上がりです。
材料を切ったり調味料を混ぜ合わせる時間、そして「どて煮」を火にかける時間をトータルしても、40分から50分程度で作ることが可能です。

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名古屋のスーパーやコンビニでも販売!どて煮商品とは?

これまでご紹介してきたように、「どて煮」は名古屋のご当地グルメです。
そしてこの料理をアレンジしたものが、スーパーやコンビニなどで購入できます。

たとえば株式会社オリエンタルから販売されている「名古屋どてめし」は、豚ホルモンとこんにゃくを八丁味噌でじっくり煮込んだ、レトルト商品です。
このようなものは愛知県以外の地域では、なかなか見つけることができません。

そのためお土産として購入することもできます。

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名古屋名物「どて煮」とは、つまみにもおかずにもなるメニュー

「どて煮」を提供するお店は、愛知県内にたくさん存在します。
そしてこれらのお店では「どて煮」をお酒のつまみとして食べる人もいれば、ご飯のおかずとして食べる人もいます。

このように「どて煮」は様々なシーンで食べることのできる、万能メニューなのです。
名古屋を訪れたときは、是非このご当地グルメを試してみてください。

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