リュックは機内に持ち込みできる?サイズは?
機内に持ち込みできる荷物は、航空会社の既定している重量・サイズのものとなっています。
一般的に、国内線で座席数100席以上の機内には115㎝以内(55㎝ × 40㎝ × 25㎝以内)、100席未満の機内には110㎝以内(45㎝ × 35㎝ ×20㎝以内)、かつ10㎏未満の荷物を持ち込み可能です。
その他にも、国際線・格安航空(LCC)と各航空会社で様々な規定がありますので、事前に各航空会社の公式ホームページや旅行会社でチェックをしてからリュックを用意するといいでしょう。
こちらの記事にも、規定サイズの目安をご紹介していますので、参考にしてみて下さい。
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リュックを機内に持ち込みするメリット
機内持ち込みする荷物としてキャリーケースが主流となってきている昨今ですが、実はリュックを利用するメリットがたくさんあります。
今回は、リュックを機内に持ち込み荷物として使うメリット5つを詳しく見ていきましょう。
- 両手が空く
- 疲れにくい
- 混雑した場所でも便利
- 物が取り出しやすい
- 本体が軽い
リュックを機内に持ち込みするメリット①:両手が空く
移動が身軽であることがリュックの最大の魅力です。
特に滞在中の移動が多い場合は、その魅力が最大限に発揮されます。
旅行や出張などたくさんの荷物を持ち歩かなければいけない時、両手が空くという点は、リュックを選ぶ魅力の一つ。
地図や携帯・スマートフォンを見たり、買い物で財布を出したり、切符やICカードを取り出したり…と手を使う機会が多くある中、荷物で手を塞がれて困った状況になった経験をされた方も多いのではないでしょうか。
また、空港内での持ち歩きでも、免税店で買い物をしたり、トイレに行ったりする際、邪魔になる場合もあります。
そんな時、背負っておけるリュックなら、両手を空けておけるので、行動の自由度も増す上に、肌身離さず持っておける安心感があります。
リュックを機内に持ち込みするメリット②:疲れにくい
リュックは、もともと背負って移動することを前提に作られているので、疲れにくくなるような工夫がされているものが多くなっています。
特に、機内持ち込み用となっている旅行に特化したリュックは、より体にフィットした形状になっているため、重い荷物を長時間持つことになっても疲れにくいメリットがあります。
よりフィット感を追求したい方は、実際にお店で背負ってみて、自分の体に合ったリュックを選んでみるのもいいでしょう。
リュックを機内に持ち込みするメリット③:混雑した場所でも便利
持ち歩きが多くなる、機内持ち込み荷物。
特に、空港内では混雑した場所が多く、他の人への気遣いが大切になってきます。
リュックであれば、身軽に移動でき、場所もそれほど取らないので、混雑した場所でも安心して行動できますね。
また、税関での手荷物検査の際、混雑した中でレーンにキャリーケースを移動したり持ち上げたりするのは意外と一苦労。
機内持ち込み荷物をリュックにしておけば、移動やレーンに乗せるのも楽々です。
空港以外での移動でも、キャリーケースは置けないようなスペース、例えば電車の網棚にリュックが置けるというケースもあるため、より便利に活用できます。
リュックを機内に持ち込みするメリット④:物が取り出しやすい
旅行中、何かと荷物の出し入れが多くなってしまいますよね。
そんな時も、リュックなら大丈夫!
外側にポケットがあるリュックが多いので、よく使う物や出す可能性がある物を入れておいて、簡単に取り出せるから嬉しいですね。
また最近は、サイドにジッパーがあり、下の方の荷物を取り出せるようになっている構造のリュックも登場しています。
自身の使い方に合わせて、ポケットの多さや機能の付いたリュックを使ってみましょう。
リュックを機内に持ち込みするメリット⑤:本体が軽い
リュックは、金具やフレームが少ないため、圧倒的に本体が軽いのが特徴。
ついつい荷物が多くなりがちな旅行も、リュック自体が軽い分、たくさん荷物が入るので助かります。
リュックを機内に持ち込みするデメリット
機内持ち込みに便利なリュックですが、やはりデメリットもあります。
リュックのデメリットとして、4つ挙げてみましたので詳しく見ていきましょう。
- 内容量が少ない
- 耐久性が低い
- 盗難の危険
- 肩・腰への負担
リュックを機内に持ち込みするデメリット①:内容量が少ない
最大のデメリットは内容量の少なさです。
中には、キャリーケース並みに荷物が入るタイプのリュックもありますが、自分で背負って持ち歩く必要があるため、自分に見合った大きさや重さを考えると、あまりたくさんの荷物を入れるのは危険です。
そうなると、どうしても内容量が限られてきます。
できるだけたくさんの荷物を機内に持ち込みたい人には、気になる問題です。
ただし、逆に考えれば、容量の少ないリュックを選ぶことで、荷物が身軽になる、とも考えられます。
少ない容量を上手に使って、コンパクトな旅行を考えるのも一つの手かもしれませんね。
リュックを機内に持ち込みするデメリット②:耐久性が低い
たいていのリュックは布や革製です。
ハードタイプのキャリーケースに比べたら、耐久性に劣るのは仕方がありません。
外側だけではなく、中の荷物が壊れてしまわないかという心配もあるでしょう。
中には、持ち帰ることが出来ない壊れ方をしてしまった、という方の体験も稀に聞きます。
そうなってしまっては、せっかくの楽しい旅行も台無しです。
旅行中は、様々なトラブルが起こりうるものです。
壊れやすいものをリュックの中に入れない工夫やリュック自体を大切に取り扱うよう気を使うと長く使えるでしょう。
また、通常より耐久性の高いタイプのリュックもありますので、心配の方はそういったものを選ぶのもおすすめです。
リュックを機内に持ち込みするデメリット③:盗難の危険
海外では特に心配なスリや盗難。
実は、海外旅行で、リュックを背負うのはNG行動だということを知っていますか?
リュックは背後が死角になるため、知らないうちにジッパーを開けられ得ていたり、ボディーを刃物で切り付けられて中身を取られてしまったり、とリスクがあります。
特に、電車の中や人ごみの中では、リュックをお腹側に回して持つのがスリ対策として効果的な方法ですが、リュックを旅行に利用することにあまり慣れていない方は、ついつい忘れがちです。
さらに、身軽が利点のリュックは、盗難の犯人にとっても逃亡が身軽にできることになります。
キャリーケースと比べると、置き引き被害に合うリスクが少し高くなってしまいます。(もちろん、キャリーケースが置き引きに合わないという訳ではありませんのでご注意ください)
防犯に考慮した工夫が施されたリュックもありますが、一番の対策は、自分自身が警戒を怠らないということです。
リュックに限らず、旅行の際は、荷物の取り扱いには十分にお気を付けてお過ごしください。
リュックを機内に持ち込みするデメリット④:肩・腰への負担
体に負担が少ないことがメリットのリュックですが、やはり長時間の持ち歩きは肩や腰に負担を掛けてしまうことがあります。
特に、普段運動をしない方や筋力がない方は、思わぬ所に力が入ってしまい、段々痛みが出てきてしまう、なんてことも。
できるだけ、自分の体に合ったリュックを選ぶことで、体への負担も少なくなるので、リュック選びは慎重に!
機内に持ち込みするリュックを選ぶポイントは?
リュックを機内に持ち込むメリット・デメリットが分かったところで、実際にリュックを選ぶ際、どんな点に気を付ければいいかご紹介します。
- 機内に持ち込みできるサイズ
- 体のフィット感
- 物の取り出しやすさ
- 機能性
- デザイン
機内に持ち込みするリュックを選ぶポイント①:機内に持ち込みできるサイズ
大前提として、リュックを機内に持ち込みしたいのであれば機内持ち込み可能サイズでなければなりません。
よっぽど大きなリュックでない限り、3辺の合計が機内持ち込み可能サイズを超える、ということはありません。
しかし、測ってみると高さ×横幅×奥行のサイズが規定を超える場合があります。
ハードケースの荷物だと、規定サイズより大きかった場合小さくすることは出来ませんが、布製のリュックなら大きい部分を押すことで縮めることも可能です。
リュックの性質を上手く活用して機内持ち込み荷物として使ってみましょう。
機内に持ち込みするリュックを選ぶポイント②:体のフィット感
デメリットでも挙げたように、旅行中、荷物の持ち運びで体に負担があるようなリュックは避けた方がいいでしょう。
ショルダーストラップ(肩ひも)が長いデザインのリュックは、ファッション的に人気がありますが、機内持ち込み荷物には向いていません。
機内持ち込み用とされているリュックの中には、背中のカーブに合うように設計されたものもあり、体の負担をより軽減してくれます。
より体のフィット感を求める方は、ハーネスの付いたリュックを選ぶのもいいでしょう。
機内に持ち込みするリュックを選ぶポイント③:物の取り出しやすさ
機内持ち込み荷物は、意外と荷物の出し入れが頻繁になってしまうことがあります。
そのため、機内に持ち込みするリュックは、外側にポケットがたくさんついていたり、メインポケット(本体部分)が大きく開いて中が取り出しやすくなっていたり、と物を取り出すことを想像して自分にピッタリのリュックを選んでみましょう。
機内に持ち込みするリュックを選ぶポイント④:機能性
最近は、様々な機能を持ったリュックが増えています。
衝撃を吸収できるウレタン素材を内蔵したノートパソコンやタブレット専用のポケットがあるリュックや、イヤフォン・充電コードなどを通す穴が付いているリュックもあります。
せっかく機内持ち込み用として使うのであれば、より便利な方がうれしいですよね。
機内に持ち込みするリュックを選ぶポイント⑤:デザイン
やはり、気になるのはデザイン。
長時間持ち歩くことになるので、お気に入りのデザインを見つけたいですよね。
最近は、機内持ち込みできるリュックもシンプルなデザインから可愛いデザインまで、様々なリュックが出ています。
あえてデザインからリュックを選んでみるのも楽しいかもしれませんね。
機内に持ち込みできるおすすめのリュックは?
おすすめのリュック①
機内持ち込み専用と言ってもいい「キャビンゼロ」のリュック。
サイズ感は、国際線の機内持ち込み規定にピッタリサイズの55㎝×40㎝×20㎝。
本体の重量はわずか800gですが、44Lの大容量となっています。
機内に持ち込みできるサイズ感・重量・容量を兼ね備えたリュックです。
おすすめのリュック②
機能抜群「BOPAI」の大容量リュックサック。
メインポケットは90度開閉可能で、荷物を詰めるのも楽々。
さらに内部には細かい仕切り、衝撃防止の加工が施されたパソコン・タブレット用のポケット、側面にはUSBポートが備え付けられているなど、まだまだたくさんの機能を備えたリュックです。
機内に持ち込みしたい、パソコン周辺の機密機器も安心して持ち運ぶことができます。
おすすめのリュック③
コロっとしたデザインが人気の「XD DESIGN」多機能リュック。
防犯性・防刃・撥水性に優れている多機能リュックで、旅行の時だけではなく日常遣いにもおすすめ。
隠しジッパーにより、背負っているときに気付かずスリに合うことを防止するデザインになっており、ボディーも6層構造となっているので、万が一の衝撃や切り付けからも守ってくれます。
さらに、体にピッタリフィットする構造となっているので、体への負担を軽減してくれます。
おすすめのリュック④
「リュックは体力的に心配」という方にも安心の機内持ち込みリュックでおすすめなのが2WAYタイプ。
リュックの身軽さとキャリーの使いやすさの良い所をとったリュック。
車輪の脇にはカバーが収納されており、リュックとして背負った時も車輪で服を汚すことなく持ち歩くことができます。
さらに、26色展開とカラーバリエーションも豊富なので、自分好みのリュックを見つけられるかも!
行き帰りの移動はキャリーケースとして、旅行先ではリュックとして、といったように使い分けて活用してみましょう。
身軽なリュックで気軽に移動しよう
「旅行と言えばキャリーケース」というイメージがある方も多いかと思いますが、リュックには移動や持ち歩きの点でたくさんのメリットがあります。
リュックを取り入れることで、今までになかった旅行プランも増えるかもしれません。
旅行先や行動スタイルに合わせて、リュックも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
身軽なリュックでフットワークの軽い新しいスタイルを楽しんでみましょう。