ベトナムの通貨はドン
ベトナムで使用されている通貨単位はドン(Dong)。
1ドンは0.0049円(2018年11月30日現在)となっています。
紙幣の種類は100、200、500、1000、2000、5000、1万、2万、5万、10万、20万、50万ドンの12種類と硬貨が200、500、1000、2000、5000ドンの5種類。
これだけ見ていてもドンは0の数が多く一見すると日本円でいくらなのか非常にわかりにくいベトナムドン。
しかし、日本円への換算のコツで簡単に日本円に換算することができます。
ベトナムドンの0を2つ除き、2で割るという方法です。
そうすれば簡単に日本円に換算することができるので試してみてくださいね。
ベトナムでは通常、ドンが使用されていますが実はホテルや観光地ではUSドルが使用可能な場合も多くあります。
ドンに慣れていない場合はドンへの両替を少額にし、USドル多めに両替しておくと財布の中身もかさばらず計算もしやすいので便利です。
また、日本で両替するよりもベトナムに到着してから現地で両替をする方がレートがいいので
現地での両替をオススメします。
帰国の際に使用しなかったドンを日本円に替える場合はレートがあまり良くないことが多いのでドンへの両替は最小限にしておくと良いでしょう。
ベトナムの物価は日本に比べて高い?安い?
物価が安いイメージがある東南アジアですが、ベトナムの場合はどうでしょうか?
現地の食べ物やメーカー(日用品など)のもは日本に比べて非常に安いです。
しかし、輸入物は税関がかかるので日本で売っているものより高いものがほとんど。
ですので買うものによっては日本より物価が安いと言えるでしょう。
食事やお土産などせっかくなので現地のものを厳選して食事や買い物を楽しみましょう。
ベトナムの物価が安い理由
気になるベトナムの物価が安い理由を紹介します。
①ほとんどの人が農業をして暮らしている
ベトナムは農業国であり、多くの人が農業をして暮らしています。
農業をして暮らしている人は自分たちで作った作物を食べているため生活費はあまりかかりません。
そのため商工業が発達している国よりも必要な通貨や賃金が少ないので必然的に物価も安くなっているのです。
②人件費が安い
日本の企業もベトナムに工場を置くほどベトナムの人件費の安さは世界でも魅力的です。
ベトナム人の平均月収は3〜4万円程度。
この数字からもわかるように3,4万円あれば安定した生活が送れるのです。
そのため、日本と比べると物価は安く感じるでしょう。
ベトナムの物価を日本の物価と比較【交通費|食費】
旅行やビジネスで海外を訪れる際に気になるのが交通費や食費です。
ベトナムの交通費や食費の物価をみていきましょう。
ベトナムの物価を日本の物価と比較:交通費
電車や地下鉄が発達していないベトナム。
現地の人の多くはバイクで移動しています。
観光やビジネスでベトナムを訪れる場合の移動は基本的にタクシーかバスが主流です。
クレジットカード払いが使用できるタクシーも一部ありますが、使用できない場合がほとんど。
タクシーやバスに乗るためにドンを用意しておりた方がいいでしょう。
ではいくらくらい用意すればいいのでしょうか?
タクシー・バスの相場を紹介します。
タクシー
ベトナムのタクシー初乗り料金は10,000〜13,000ドン。
日本円に換算すると50〜75円と日本の10分の1程度とかなり安いことがわかります。
空港から市内に出る際はタクシーがオススメ。
高額紙幣である500,000ドン紙幣で支払いをするとお釣りがない場合があるのでタクシーに乗る際は少額の紙幣を用意しましょう。
市内の移動なら30,000〜100,000ドン程度で済みますので紙幣の用意は100,000ドン以下でご用意を。
バス
ローカルに慣れない人はバスに乗るのが難しい印象があるかもしれません。
しかし、ホーチミン市内にもバスが走っていて使い勝手も悪くありません。
その値段は1回の乗車で6,000ドン(約30円)ととにかく安いです。
最長で1時間以上の移動が可能なのでローカルをより味わいたい人はチャレンジしてみる価値がありそうです。
また、タンソンニャット空港からホーチミン市内にあるベンタイン市場へ向かうバスは短距離のため5,000ドン(約25円)とより安く移動が可能です。
ベトナムの物価を日本の物価と比較:通信費
海外に行く際に気なることの一つが通信費ではないでしょうか?
ベトナムではカフェやレストランなどで無料Wi-Fiが使用できるお店がほとんど。
日本よりも通信に関してはとても便利です。
しかし、高級ホテルなどでは有料のところも多く1日15ドル程度の使用料金が必要な場合も。
ロビー限定で無料の場合もあるのでWi-Fiの使用頻度によって通信費を検討してみましょう。
ベトナムの物価を日本の物価と比較:コンビニ
ベトナムでも日本でもお馴染みのセブンイレブンやファミリーマート、ミニストップといったコンビニを見かけることができます。
その外観や売り場の構造などはほとんど日本と同じです。
では売っているものの値段はどうでしょうか?
コンビニで売っている水やタバコなど一般的なもので物価の比較をしていきます。
お水
ベトナムの水道水はマグネシウムを多く含む、硬水です。
飲料には向いていないので市販のミネラルウォーターを買って飲む必要があります。
そこで手軽にミネラルウォーターを買うことができるのがコンビニですよね。
ベトナムのコンビニで売られているミネラルウォーターの値段はお店によって多少異なりますが大体、500mlも1ℓも同様に10,000ドン(約50円)程度で買うことができます。
日本ならペットボトルの水は100円前後なので日本の半額の値段で買うことが可能ですね。
1ℓの値段でも安いのでホテルなどに買い置きしておいても良さそうです。
お酒
日中の日差しが強いホーチミンでは、ビールなどのお酒が飲みたくなる人も多いはず。
日本にはない現地特有のビールを楽しみにしている人もいるかもしれません。
ベトナムのコンビニでもビールを買うことができます。
中でもベトナムで有名なビールといえば333(バーバーバー)。
このビールの値段は12,500ドン(約62円)です。
あまり水と変わらない値段でビールが買えますね。
リラックスして飲みたいときはホテルで飲むために買って帰ったり、お土産にも喜ばれそうな一品です。
また、アサヒやサッポロなど日本でお馴染みのビールも見かけることができます。
しかし、7,000ドン(約135円)と現地のビールと比べると2倍以上の値段と少し割高なイメージ。
味もベトナム人に合うように改良されていますので日本のものとは異なります。
現地では人気があるようなので、日本との違いを楽しんでみてもいいかもしれません。
タバコ
世界では禁煙が広がって来ていますが、ベトナムではまだまだ路上やバイクに乗りながらの喫煙も目立ちます。
コンビニでも日本と同じようにタバコを買うことができます。
しかも、値段はメーカーにもよりますが20,000(約100)前後のものがほとんど。
日本よりはるかに安い値段で買うことができます。
喫煙者の人へのお土産に喜ばれそうですね。
ベトナム物価を日本の物価と比較:レストラン
自炊をほとんどしないベトナムでは、ほとんどのベトナム人は外食をするか惣菜などを買ってうちで食べるなどをしています。
そのためか外食や露店で売っているもの100〜250円程度でご飯とおかずを食べることができます。
しかし、ローカルの露店などは衛生面も気になるところ・・。
観光客向けに整備されているレストランでは250円〜1,000円程度するので日本で定食を食べるのとそれほど変わらないですね。
ベトナムの物価を日本の物価と比較:ローカルフード
今や日本でも人気のアジアンフード。
ベトナムに行ったら食べたいフォーやバインミーなどのローカルフードの値段をチェックしていきましょう。
フォー
米粉でできた麺に、チキンやビーフで出汁をとった透明のスープのフォーは日本でも既にお馴染みですね。
気になるのは本場の味。
現地でのフォーのお値段はレストランや露店などによっても前後しますが35,000ドン(約175円)程度で食べることができます。
1杯200円しないので、色々なお店のフォーを食べ歩きしてみてもいいですね。
味もさっぱりしていて、喉ごしもいいので朝ごはんやお酒を飲んだ後にぴったりです。
バインミー
フランスパンにベトナム特有の味付けをした野菜や肉などが挟んであるベトナム流のサンドイッチがバインミーです。
路上の露店などでも買うことができ、一度食べるとハマってしまう人も多いベトナムのソウルフード。
ベトナムでは露店で買ったり、お店で買ってテイクアウトするのが一般的。
お店によって具材やソースなどが異なり何度、食べても飽きない一品です。
その値段は25,000ドン(約125円)と安め。
具材はポーク、チキン、レバーのパテ、卵などが一般的ですが迷ったときは全部入った「バインミー・タップカム」がオススメ。
路上で売っているものの場合は、15,000ドン(約75円)程度と安いので気になる人は試してみましょう。
ベトナムの物価を日本の物価と比較:ホテル
ベトナムのホテルはスタンダードなホテルであれば4,000円前後で宿泊することができます。
最高級のホテルの場合は1,5000円〜20,000円前後と日本よりは宿泊できる場合も。
ホテルのグレードによって大幅に旅費が変わってきますので旅の用途に合わせてホテルを選んでみましょう。
ベトナムの物価を日本の物価と比較:スタバ
ベトナムにスタバが進出したのは2014年。
以来、コーヒー好きのベトナム人にも親しまれています。
そんなベトナムのスタバの値段は
カフェラテが約340円。
日本とあまり変わらないか、少し高いくらいです。
しかし、コーヒーはローカルのカフェで50円程度。
観光客向けのおしゃれなカフェでも250円程度で飲むことができるのでベトナムでスタバはかなり割高な飲み物と言えるでしょう。
現地の人にとってスタバでコーヒーを飲むことは一種のステータスとなっているようです。
値段は割高になってしまいますが日本にはないメニューやグッズが売っていたりするので、スタバ好きは寄ってみてもいいかもしれません。
ベトナムの物価を日本の物価と比較:お土産
お土産を買うのはは旅行の楽しみの一つですよね。
ベトナムではスーパーやコンビニ、マーケットなど様々な場所で気軽にお土産を買うことができます。
お土産や旅の記念のものを買ったり、楽しいショッピングができるよう物価を確認しておきましょう。
コーヒー
世界でブラジルに次いで2位とコーヒーの生産量が多いベトナム。
インスタントコーヒーでもレベルの高い味を誇っています。
一つ一つ包装されているものが多いのでバラマキ用のお土産に人気があります。
中には砂糖とミルクが既に混ざっているものもあるので、ブラックが好きな人は注意しましょう。
オススメのインスタントコーヒーはベトナムの高級コーヒーチェーンが展開するG7。
気軽にスーパーやコンビニで購入が可能で20パック45,000ドン(約220円)とまとめて買いやすいお値段です。
お茶
コーヒーと同じくらいお土産に人気なのがジャスミンティーやハス茶などのお茶類です。
コーヒー同様、コンビニやスーパーで購入が可能。
美容効果も高いので女性に喜ばれるお土産でもあります。
値段の目安は25パックで30,000ドン(約150円)。
お土産に適した嬉しい値段ですね。
チョコレート
ちょっとオシャレなお土産にオススメなのが高級チョコレート。
高品質なベトナム産のカカオを使用したチョコレートはお土産に人気。
中でもホーチミンとハノイにある直営カフェ「MAROU」は観光ついでにチョコレート買う価値ありです。
コーヒーと一緒に自分へのご褒美土産として高級ショコレートを買ってみてはいかがでしょう?
価格の目安は24g50,000ドン(約250円)〜
ベトナムで特に物価が高いものと安いものは?
ベトナムの物価で特に安いもの、高いものは何でしょうか?
安いもの、高いものをまとめてみました。
ベトナムで特に物価が安いもの
ベトナムで物価の安いものとして水やビールなどの飲料タバコなどの嗜好品類はローカルのメーカーであれば日本よりも格段に安く手に入れることができます。
ベトナムで特に物価が高いもの
物価が高いもの海として外から輸入されていAppleの電子機器や日本やアメリカなどのベトナムのものではないメーカの生活用品などは日本で買うよりも割高です。
また、高級ホテルやレストランでは日本よりも物価が高い場合も。
やはり、基本的にベトナムのブランドや原産国がベトナムのものは物価が安いので買い物や食事の際はにはなるべくベトナム産を選んだほうがお財布に優しいでしょう。
物価の安いベトナムまでの渡航費用は?
ベトナムへは現在、ホーチミンとハノイへの直行便が東京から就航されています。
直行便を就航しているのはJAL(日本航空)、ANA(全日空)、ベトナム航空の3つのエアラインです。
ベトナム航空の直行便でハノイ・ホーチミンに行く場合、年間の平均は59,000円。
ゴールデンウィークの後の6月や9〜11月は比較的、安い運賃で渡航できるのでオススメです。
航空会社をベトナム航空以外にしたり、乗り継ぎ回数を1回に設定した場合は2〜3万安い7〜8万でベトナムに行くことも可能。
よりお安くベトナムに行きたいという人は乗り継ぎの設定を変えてみましょう。
物価の安いベトナムを旅行する予算の目安は?
ベトナムへの渡航費の平均は5,9000円。
それにホテルは安めのところでも1泊4,000〜6,000円程度です。
4泊5日を想定すると旅費は10万円以下で済むでしょう。
現地での食事や買い物は物価が安いローカルフードや現地産のお土産を買えば1万円あれば充分に現地を楽しむことができるでしょう。
飛行機を直行便にするかや宿泊日数、ホテルのグレードにもよりますがベトナム旅行の旅費の目安は11万〜13万程度で充分に楽しむことができそうです。
ベトナムの通貨はドン。物価は安い?日本と比較【交通費|食費】
のまとめ
東京から5〜6時間で行くことができるベトナム。
3〜4日程度あれば充分に楽しむことができるので土日や連休を使ってアジアを感じに旅に出てみてはいかがでしょうか?
また、タクシーの値段も日本よりも格段に安いので日程が少々タイトでも気軽に利用して行きたいところをサクサクまわることがでそうです。
日本では1,000円前後するフォーも150円程度で味わえますし、アジアンフードを思いっきり楽しむには好都合のベトナム。
物価は徐々に上がってきていると言われていますので行ってみたいと思っている人は今のうちにベトナムに行った方がベトナムらしさを味わえそうです。