【舞台/聖地巡礼の前に】耳をすませばとは?
「耳をすませば」とは、ジブリ制作の映画でも知られていますが、少女漫画「りぼん」で掲載されていた柊あおいの漫画作品が原作です。
キャッチコピーは、好きなひとが、できました。
読書が大好きな中学三年生の雫とバイオリン職人を目覚す聖司との出会い、二人の夢に向けてかける思いや恋の話。
キャッチコピーの通り、多感な中学生の甘酸っぱい、真剣に生きていた青春時代の話です。
誰もが経験した学生時代の恋愛や、真剣に打ち込んだ部活や趣味など、思い出す瞬間が多くあり、1995年に放映された作品ですが、今でも全世代に愛される作品となっています。
劇中やエンディングテーマとして流れるカントリーロードも有名です。
映画を見た後、思わず主人公が歌っていたカントリーロードを思わず口ずさんでしまうことでしょう。
耳をすませばの舞台として人気の聖地13選
では、耳をすませばの観光地をみていきましょう。
耳をすませばの舞台には、以下の観光地があります。
- 聖蹟桜ヶ丘駅構内
- 聖蹟桜ヶ丘駅前
- いろは坂
- 愛宕団地
- 団地の給水塔
- 金毘羅神社
- ロータリー
- ノア洋菓子店
- 天守の丘
- 図書館
- 図書館帰りの川沿いの道
- いろは坂桜公園
- 告白された丘
続いて、耳をすませばの舞台の観光地を、それぞれ詳しくみていきます。
耳をすませばの舞台の観光地①:聖蹟桜ヶ丘駅構内
最初にご紹介するのは、京王線聖蹟桜ヶ丘駅の構内です。
「耳をすませば」では、京玉線杉の宮駅として出てきますが、実際には京王線の聖蹟桜ヶ丘駅で杉の宮駅と同じ光景を目にすることができます。
聖蹟桜ヶ丘駅は、新宿駅から特急で約35分、バスでも高幡不動損のある高幡不動駅やサンリオピューロランドで有名な多摩センター駅など、いろいろな場所に行けるアクセスが良い駅です。
主人公の雫が猫のムーンと一緒に降りた駅で、雫がムーンを追いかけながら駅の中を駆けていったことを記憶している人も多い場所です。
電車に描かれている赤いラインも、京王線を意識していることが見て分かります。
電車の発車音も耳をすませばを意識し、カントリーロードが流れています。
電車が発車するたびに、思わず口ずさんでしまいそうですね。
聖蹟桜ヶ丘駅構内
住所:東京都多摩市関戸1丁目
電話番号: 042-374-0097
営業時間:4時~0時または1時まで運行
定休日:なし
入場料や利用料:乗車駅による
URL:https://www.keio.co.jp/train/station/29_seisekisakuragaoka/index.html
耳をすませばの舞台の観光地②:聖蹟桜ヶ丘駅前
聖蹟桜ヶ丘駅の前には、デパートが多くあります。
その光景も、耳をすませばと同じで感動する人がいるのではないでしょうか。
聖蹟桜ヶ丘駅の前には、散策マップがあり、豊かな自然と歴史のある街を散策できるようになっています。
耳をすませばのモデルとなった場所や、映画には出てきませんが行ってみた方が良い場所など、かわいい絵でまとめられているので、初心者でもわかりやすく回ることができます。
聖蹟桜ヶ丘駅西口には、地元の商店会やファンが集まっているせいせき観光まちづくり会議によって、「耳をすませば」の世界観を表したモニュメント青春のポストが設置されています。
「耳をすませば」の主人公のように夢を大切にしてほしいという願いから、夢や目標などを書いた手紙を投函するポストを作りました。
投函された手紙は、ずっと保管し続けるそうです。
このポストの見た目も、「耳をすませば」に出てくる「地球屋」を思わせる形をしています。
聖蹟桜ヶ丘駅前
住所:東京都多摩市関戸1丁目
電話番号: 042-374-0097
営業時間:4時~0時または1時まで運行
定休日:なし
入場料や利用料:乗車駅による
URL:https://www.keio.co.jp/train/station/29_seisekisakuragaoka/index.html
耳をすませばの舞台の観光地③:いろは坂
図書館や地球屋に向かうまでの、日光いろは坂のような曲がりくねった坂は良く出てきますが、聖蹟桜ヶ丘駅よりすぐの場所にあります。
その名も、いろは坂通りです。
聖司が自転車を乗りながら、雫に「お前を乗せて、坂道のぼるって決めたんだ」というシーンで出てくる、急な坂道もあります。
急な坂道となっており、多摩市内の4大激坂としてヒルクライムのメッカとなるほどです。
住宅街の中にありますが、木が多く、急な坂道ながらも気持ちよく登っていけるのでデートにもぴったりの雰囲気となっています。
いろは坂の途中には階段があり、その階段から見下ろす景色はとても気持ちが良いです。
いろは坂は桜の木が多いですが、階段には古い大きな松の木が脇にあり、緑豊かな階段となっています。
歩いていると、本当に「耳をすませば」の世界に入ったように感じるでしょう。
いろは坂
住所:東京都多摩市桜ケ丘4丁目43−25
電話番号:なし
営業時間:なし
定休日:なし
入場料や利用料:なし
URL:なし
耳をすませばの舞台の観光地④:愛宕団地
雫がオープニングで「こんばんは」と同じ団地の方に声をかけているシーンで見る団地ですが、愛宕団地で同じ光景を見ることができます。
愛宕団地は、多摩ニュータウンの一角で、「安全、健康、利便性のある、快適な、文化的なまち」を目標として自然と調和した居住環境となっています。
愛宕団地でも、「耳をすませば」と同じように、1階階段の前に郵便受けがあり、横に階段があります。
団地にはエレベーターがなく、階段のみとなるので、そこも映画と同じです。
「耳をすませば」では、雫は3階に住んでいる描写がありますが、家の階段の上り下りだけでなく、先ほどの「いろは坂」も走って上り下りしていたことを考えると、雫はとても体力がありそうですね。
「耳をすませば」同様、団地は緑に囲まれ、春には桜が咲き、自然豊かな心が澄むような光景を見ることができます。
実際に住んでいる方がいるため、行く場合は迷惑をかけないように注意が必要です。
愛宕団地
住所:東京都多摩市愛宕2丁目3−1
電話番号:なし
営業時間:なし
定休日:なし
入場料や利用料:なし
URL:なし
耳をすませばの舞台の観光地⑤:団地の給水塔
雫の家の近くにある、緑と白の大きな団地の給水塔。
これも実際に愛宕団地からも見ることができます。
最初のシーンで少しだけ登場するものですが、耳すまファンであれば思わず寄らずにはいられない場所です。
雫が住んでいる団地の背後に映る給水塔ですが、実際も団地の背後にその特徴的な緑と白の給水塔を見ることができます。
「耳をすませば」と同じ風景で団地の方から見るようにすると、団地のそばにベンチのある公園を見つけることができます。
夕子が雫に、杉村から友達へ返事してやってくれと言われたと相談して泣いていた、あの公園です。
実際に公園に行ってみると、階段とベンチの位置が少し違うことが分かりますが、他に該当する公園がないため、ここがモデルとなっていると思われます。
愛宕団地と給水塔と公園は、場所も近く一緒に見ることができるので、是非一緒に寄ることをおすすめします。
団地の給水塔
住所: 東京都多摩市愛宕2丁目5−1
電話番号:なし
営業時間:なし
定休日:なし
入場料や利用料:なし
URL:なし
耳をすませばの舞台の観光地⑥:金毘羅神社
「俺、お前が好きなんだ」と杉村が雫に告白した神社です。
木々が多く、「耳をすませば」で見た神社と同じで、息を吸うと心が洗われるような気持になるでしょう。
金比羅神社では、恋おみくじをひくことができます。
真ん中に大吉や吉などの運勢、その下には出会や告白、血液型や年齢差など普通のおみくじではない、「恋おみくじ」ならではの項目が並びます。
「趣味」の欄では、「バイオリンなど楽器を習うと良い」など、「耳をすませば」ファンなら思わず笑ってしまう言葉が書かれていることもあります。
一番下には恋おみくじの総運として、一言書かれています。
金比羅神社に行ったら、是非「恋おみくじ」をひくのがおすすめです。
1人で行っても楽しめますが、友達や恋人と行くと、たくさんの結果を見て楽しむことができますよ。
運がよければ、耳すまファンなら思わずニヤリとしてしまう言葉が書かれていることでしょう。
金毘羅神社
住所: 東京都多摩市桜ケ丘1-54-4
電話番号:なし
営業時間:なし
定休日:なし
入場料や利用料:なし
URL:なし
耳をすませばの舞台の観光地⑦:ロータリー
雫がムーンを追いかけ、住宅街を通り抜けたどり着いたロータリー。
「丘の上にこんなところがあるなんて、知らなかった。」と雫がつぶやいたように、住宅地を抜けると急に開けたロータリーがあらわれるため、驚く方も多いでしょう。
このロータリーは、環状交差点(ラウンドアバウト)とも呼ばれ、東京都内にはこの聖蹟桜ヶ丘と、武蔵村山市の2カ所でしか見ることのできない珍しい交差点です。
環状交差点とは、信号のない環状路を時計回りに通行する交差点のことです。
環状交差点は、信号がないため見た目もおしゃれで、交差点に入る際に速度を落として入るため、通常の交差点より事故率も少ないという利点があります。
雫が地球屋に行くため何度も出てくるシーンでもあるため、是非行きたいおすすめの場所です。
残念ながら、地球屋のモデルとなったと言われる場所はなくなり、現在では見ることができませんが、ロータリーだけでも気分が上がること間違いないでしょう。
ロータリー
住所: 東京都多摩市桜ケ丘1丁目80
電話番号:なし
営業時間:なし
定休日:なし
入場料や利用料:なし
URL:なし
耳をすませばの舞台の観光地⑧:ノア洋菓子店
ロータリーの上にある、ノア洋菓子店。
映画製作からずいぶん時間が経ち、周りの景色が変わっていくなか、「ノア洋菓子店」だけは変わらずそこにあります。
「耳をすませば」のファンが訪れることも多く、ノア洋菓子店には耳すま思い出ノートが置いてあります。
耳すま思い出ノートには、耳すまファンが思い思いに書いていった言葉が読めます。
耳すま思い出ノートも、2019年3月末時点で50冊目になり、多くのファンからいまだに愛されている作品ということがわかります。
ファンだけではなく、雫役の声優さんが多摩でコンサートをする際に訪れることもあるという話もあります。
お菓子も「耳すまサブレー」や「ロータリークッキー」など、耳すまファンならば食べてみたいと思うお菓子ばかりです。
イートインスペースもあるので、ロータリーまで歩いて疲れたところで、お菓子を食べて休憩することをおすすめします。
ノア洋菓子店
住所: 東京都多摩市桜ヶ丘2-2-9
電話番号:0423-73-0660
営業時間:10:00〜19:00
定休日:日曜祝日(臨時営業する場合もあり)
入場料や利用料:なし
URL:https://twitter.com/harukk4
耳をすませばの舞台の観光地⑨:天守の丘
雫が図書館に向かうために慌てて駆けて行った階段、「天守の丘」が、「天守台」としていろは坂近くにあります。
「関戸城跡」とも書かれていますが、実際は、敵を認識し、狼煙(のろし)をつけるための物見する場所だったと言われています。
雫が駆け下りる「天守の丘」は「天守台」が基にはなっていますが、雫が駆け下りていく階段は長いため、いろは坂の上にある階段がモデルになっています。
「耳をすませば」では、入り口は天守台ですが中の階段はいろは坂の階段など、いろいろな場所をつなぎ合わせたものが多く見受けられます。
天守台も、いろは坂上の階段も、雫と同じように駆け下りてみたくなりますね。
天守の丘
住所:東京都多摩市桜ケ丘1丁目53−17
電話番号:なし
営業時間:なし
定休日:なし
入場料や利用料:なし
URL:なし
耳をすませばの舞台の観光地⑩:図書館
雫はお父さんにお弁当を届けるためにいろは坂を通り図書館に向かいますが、実際にいろは坂の途中には図書館はありません。
多摩市には図書館は7つあり、その内一番聖蹟桜ヶ丘駅から近いものは「関戸図書館」ですが、駅前商業施設の2階にあり、「耳をすませば」の図書館のモデルとは言いづらいです。
「関戸図書館」以外では、「多摩市立図書館」と「東寺方(ひがしてらかた)図書館」がありますが、どちらかというと東寺方図書館の方が「耳をすませば」の雰囲気に似ています。
聖蹟桜ヶ丘駅より徒歩約20分の「東寺方図書館」は閑静な雰囲気で人が少ない図書館です。
木曜、祝日以外は営業しているため、土日などの休日も行くことができるのが良いですね。
愛宕団地からも歩いて行ける距離なので、愛宕団地を見るついでに観光をおすすめします。
東寺方図書館
住所:東京都多摩市東寺方626−7
電話番号:042-371-2242
営業時間:10~17時
定休日:木曜日・祝日・年末年始
入場料や利用料:なし
URL:http://www.library.tama.tokyo.jp/contents;jsessionid=2D2E915F3C592C2C973882BD26405A04?0&pid=331
耳をすませばの舞台の観光地⑪:図書館帰りの川沿いの橋
図書館帰りの川沿いの橋も聖蹟桜ヶ丘で実際に見ることができます。
聖蹟桜ヶ丘駅よりOPAを通り、さくら通りを渡った先にある大栗川といった川の上に、「霞ヶ関橋」という名前の橋があります。
大栗川は、3キロほど先で多摩川と合流する川です。
橋を歩いても、もちろん「耳をすませば」の世界を体感出来て楽しいですが、階段から下に降りると、川沿いを散歩したり休憩したりすることもできる遊歩道になっています。
遊歩道には花壇もあり、野鳥などを見ながら自然と触れ合い散歩ができる場所です。
遊歩道は割と広い道幅なので、小さい子でもゆっくりと歩くことができますし、ウォーキングにもおすすめです。
霞ヶ関橋を渡ると、いろは坂があり、これから「耳をすませば」の舞台となった地を歩いている感じがして楽しめることができるでしょう。
霞ヶ関橋
住所:東京都多摩市関戸 霞ケ関橋
電話番号:なし
営業時間:なし
定休日:なし
入場料や利用料:なし
URL:なし
耳をすませばの舞台の観光地⑫:いろは坂桜公園
聖蹟桜ヶ丘駅より歩いて約10分、いろは坂の途中、図書館があった場所にあるのが「いろは坂桜公園」です。
自然を感じながら、聖蹟桜ヶ丘駅や多摩川など、雫がいた街を一望できる、風景の良い公園となっています。
その名の通り、春には桜が咲き、とても綺麗な公園となります。
日中はもちろん、夜間にも夜桜が綺麗に咲き、地元では有名な桜のスポットです。
公園ですが、坂の斜度が急ないろは坂の途中にあるため、小さな子どもが歩くには少しつらいかもしれません。
遊具も特にないため、景色を楽しんだり、休憩をしたりするのにおすすめの公園となっています。
「耳をすませば」の聖地を回る途中で、いろは坂に歩くのに疲れたら景色を見るついでに休憩したい場所です。
いろは坂桜公園
住所:東京都多摩市桜ケ丘4丁目33−9
電話番号:なし
営業時間:なし
定休日:なし
入場料や利用料:なし
URL:http://www.city.tama.lg.jp/0000001508.html
耳をすませばの舞台の観光地⑬:告白された丘
「俺と結婚してくれないか」、「嬉しい、そうなれたら良いなって」という聖司と雫のやり取りに驚いた人も多いこのシーン。
耳すまファンの中では、この丘は耳丘として有名です。
いろは坂の階段を上がらずに進むと、耳丘につくことができます。
現在、その「耳丘」のモデルとなった丘は、フェンスに「私有地に付立入禁止」という看板が取り付けられており、入ることができませんので、注意してください。
フェンスの外から眺めることはできますが、そこからだとあまり見えないため、横から眺めることをおすすめします。
中に入らなくても十分「耳をすませば」の世界を感じることができます。
街の風景を見下ろせる場所のため、日中ももちろん、夜も家々の明かりが光っており、夜景が綺麗です。
好きな人とデートをして、「雫、大好きだ!」という聖司の告白のように、情熱的に告白しても良いですね。
耳すまファンでも、ファンではない人も綺麗な景色を見て、感動するでしょう。
告白された丘
住所:東京都多摩市桜ケ丘4丁目
電話番号:なし
営業時間:なし
定休日:なし
入場料や利用料:なし
URL:なし
耳をすませばの舞台は聖蹟桜ヶ丘!人気シーンの聖地13選!まとめ
「耳をすませば」の魅力ある土地を歩くことができる場所、聖蹟桜ヶ丘。
1人でじっくり歩くことも、友達と楽しみながら行くことも、デートとして行くことにもおすすめの場所です。
次の休日は、聖蹟桜ヶ丘駅で「耳をすませば」の舞台となった土地を訪れてみてはいかがでしょうか。