【観光の前に】カンボジアってどんな国?
カンボジア観光の前にカンボジアの基本的な情報をご紹介します。
基本情報を知ることでカンボジア観光の際にきっと役立ちます。
正式名称は「カンボジア王国」と言い、国土は日本の約半分でその中で約1620万人が暮らしています。
首都はプノンペンでカンボジア観光の際に拠点にする方も多いと思います。
しかし、カンボジア最大の観光スポット「アンコールワット」からはかなり離れているためカンボジア観光の目的次第では首都「プノンペン」に訪れないという方もいます。
カンボジアの言語と通貨
カンボジアでは「クメール語」を話します。
馴染みのない「クメール語」は難しく感じてしまいます。
空港を出た瞬間にクメール語が飛び交うまさに異国情緒を感じる瞬間でもあります。
それでも現地の方とのコミュニケーションは取れます。
カンボジアの方々の多くが英語も話します。
観光スポットやホテル、観光客向けレストランでは当たり前に英語が使われているので安心してください。
カンボジアで英語は通じる?言語、公用語は?挨拶や会話で使える言葉、単語20選カンボジア言語、公用語は何?? カンボジアの公用語はクメール語 カンボジアの公用語はクメール...
カンボジアの現地通貨は「リエル」で「1リエル=0.027円」ほどです。
「100円=3688リエル」となります。
しかし、旅行者は「ドル」でも支払うことが可能です。
街の屋台やトゥクトゥクでの支払いも「ドル」で済むので「リエル」より「ドル」を持っておく方がおすすめです。
カンボジアではクレジットカードが一般的ではありません。
高級と付くようなホテルやレストランでしか使えないので「ドル」は必ず持っていきましょう。
また、少額での支払いが圧倒的に多く、お釣りを持ってないお店がほとんどなので高額紙幣は避け、小額紙幣を持ち歩く方がスムーズにカンボジア観光を楽しめます。
カンボジアの通貨はリエル。物価は高い?安い?日本と比較カンボジアの通貨はリエル カンボジアでは、リエル以外にも米ドル(USドル)が使える p-ins...
カンボジアのおすすめ観光地15選
カンボジアには世界遺産「アンコールワット」があります。
その周辺にあるアンコール巨大遺跡群は歴史的価値が高く合わせて観光する方も多いです。
首都「プノンペン」の王宮を始めとしたポルポト政権の悲惨な歴史やトレサップ湖の湖上生活など見所が多く、年々観光客が増加している、注目の観光地が「カンボジア」です。
世界中の旅行客を魅了する「カンボジア」を思いっきり観光してみてください。
では、カンボジアの観光地をみていきましょう。
カンボジアには、以下の観光地があります。
- アンコール・ワット
- シェムリアップ
- プノン・バケン
- トンレサップ湖
- パブストリート
- オールドマーケット
- ベンメリア宮殿
- プノンペン
- オルセー マーケット
- トゥールスレン博物館
- キリングフィールド
- 王宮
- ウドンの仏教遺跡群
- プーンタノン
- プレアヴィヒア寺院
続いて、カンボジアの観光地を、それぞれ詳しくみていきます。
カンボジアの観光地1:アンコール・ワット
カンボジアを代表する観光地といえば「アンコールワット」です。
クメール建設の最高傑作と言われ世界中から注目を集める人気観光地となっています。
アンコール・ワットはアンコール遺跡群の中に1つでアンコール遺跡群には大小様々な歴史的価値がある遺跡があり、そういった遺跡群の中でもっとも有名な遺跡が「アンコール・ワット」です。
とにかく広いので1日かけても全て見れないほど大きいです。
旅行のプランに合わせてアンコール遺跡群を観光するのがいいと思います。
アンコールワットで朝日を見よう
「アンコール・ワット」が一番美しく見えるのは朝の時間帯です。
寺院の後ろから朝日が昇り、照らされる「アンコール・ワット」はまさに神秘的な建造物にふさわしい姿になります。
美しい光とそれに照らされた見事なシルエットはこの時間だけの特別な演出です。
池に映り込むアンコール・ワットが一層、神秘な世界を演出します。
朝の時間は気温が低くて過ごしやすいですし、観光客も意外に少ないので有意義な時間を過ごせます。
ぜひ、アンコール・ワットで神秘的で特別な時間を過ごしてください。
アンコール・ワットの口コミ
アンコール・ワット
住所:ក្រុងសៀមរាប
営業時間:5:00-17:30
定休日:不定休
入場料や利用料:1日券/$37・3日券/$62・7日券/$70
カンボジアの観光地2:シェムリアップ
カンボジアの首都「プノンペン」から北西300kmの場所に位置しています。
古き良きカンボジアの魅力が詰まった人気観光地です。
日本からの直行便がなく、ベトナム経由で「シェムリアップ」えお訪れるのが主流ですが、プノンペンからバスで向かったりするツアー等もあるので旅行のプランに合わせて「シェムリアップ」を目指してください。
カンボジアの伝統踊り「アプサラ」や伝統料理を楽しめるレストランや夜のシェムリアップには欠かせない「ナイトマーケット」、シェムリアップの人々に愛された「オールドマーケット」などがあるエリアです。
そしてこの地を訪れる観光客の1番の目的がやはりカンボジアを代表する観光スポット「アンコール遺跡群のアンコール・ワット」ではないでしょうか。
トゥクトゥクで夜のシェムリアップを散策
シェムリアップ市内にそこまで大きな繁華街はなくそのためバスなどの移動手段はありません。
そのため、移動は「徒歩」か「トゥクトゥク」になります。
夜でも暑さが残るカンボジアで歩くのはなかなか大変です。
そこで「トゥクトゥク」に乗って夜の街を散策してください。
料金は交渉なので乗車前に値段交渉を済ましてから乗車してください。
市内移動なら2ドルが相場なのでそれを踏まえて交渉してみてください。
夜のシェムリアップといえば「ナイトマーケット」が有名です。
「露店市」が並ぶエリアは全てが値段交渉なので、思わぬ掘り出し物に出会えるチャンスがあります。
レストランやバー、屋台などもあるので、夜の「シェムリアップ」を楽しんでください。
シェムリアップ
住所:Street 08, Krong Siem Reap, カンボジア
営業時間:24時間
定休日:なし
入場料や利用料:なし
URL:シェムリアップ
カンボジアの観光地3:プノン・バケン
「プノン・バケン」はアンコール・ワット同様シェムリアップで訪れたい観光スポットです。
ここ「プノン・バケン」は頂上までの坂道が舗装されておらず、険しいく長い道のりです。
ですが、たどり着いた先には見たこともないような絶景が、広がっています。
この絶景を見たら、これまでの苦労は全て帳消しになるそんな素晴らしい絶景が、広がるのです。
象ライドで頂上を目指すこともできるので、体力に自信がない方はこちらの方法でも登れます。
肌の露術が多い服装では「プノン・バケン」にはいけないので注意してください。
プノン・バケンで沈みゆく太陽を眺めよう
ここ「プノン・バケン」頂上から見る夕日は絶景をさらに美しい物に演出します。
アンコール・ワットから登る朝日を眺め、「プノン・バケン」に沈みゆく太陽を眺めるのがアンコール遺跡群の定番観光コースにもなっています。
地平線に沈んでいく夕日は、美しくどこか寂しいそんな儚さと美しさを演出します。
知らぬ間に時が経ってしまうほど見入ってしまう夕日はカンボジア観光の忘れられないひとときとなるでしょう。
ぜひ、カンボジア観光でシェムリアップを訪れた際には朝日と合わせて「プノン・バケン」の夕日も眺めてください。
プノン・バケン
住所:Angkor Archaeological Park, Krong Siem Reap 17000 カンボジア
電話番号:+855 63 765 577
営業時間:7;00-18;30
定休日:なし
入場料や利用料:1日券37$、3日券62$、7日券72$(象ライド1人20$)
カンボジアの観光地4: トンレサップ湖
東南アジア最大の湖「トレサップ湖」がカンボジア・シェムリアップにあります。
ここ「トレサップ湖」で取れる魚はカンボジアで暮らす人々の大切な栄養源となって重宝されています。
トレサップ湖はトレサップ川と繋がっていてカンボジアの首都「プノンペン」から約6時間の船旅で行けます。
雨季と乾季で湖の面積が大きく変わり向こう岸が見えず、湖とは思えない広さに驚きます。
シェムリアップから車で30分ほどでいけるのでアクセスもよく、ぜひカンボジア観光で訪れてほしい観光スポットです。
トレサップ湖で暮らす人々
なんと「トレサップ湖」には100万人を超える人々が水上生活をしています。
車の代わりがボートで電気はバッテリーから供給され水はトレサップ湖の水を使いライフラインを整えています。
カンボジアでは台風や地震といった自然災害がない国と言われているのでこういった生活スタイルが実現したのです。
驚くことに、街となんら変わらない施設がたくさんあります。
「学校」「教会」「お寺」「警察署」「体育館」「スーパー」となんら代わりのない生活を水上で行なっているのです。
日本にはない非日常を体験できるので是非、訪れてほしいです。
刺激的で、新しい価値観にも出会えます。
そしてここで暮らす子供達は本当に元気で泳いだりして楽しんでいます。
子供達と触れ合うことで元気とパワーをもらえる気がします。
トンレサップ湖
住所:បឹងទន្លេសាប
電話番号:なし
営業時間:なし
定休日:なし
入場料や利用料:なし
URL:トレサップ湖
カンボジアの観光地5:パブストリート
シェムリアップ1の繁華街「パブストリート」はシェムリアップの夜を一層楽しい物に変えてくれる魅力が詰まっています。
名前の通りパブが立ち並ぶ1本道と無数に広がる路地は冒険心をくすぐる発見が目白押し。
現地の方より観光客の方が多いので様々な国の人たちに出会える素敵なストリートです。
お酒に食事にショッピングとなんでも揃った夜の街「パブストリート」を思いきり楽しもう。
旅行者がおおい「パブストリート」は治安も良好
カンボジアの夜に多くの人が集まる「パブストリート」は規模感がそこまで大きくありませんがその分人が密集しお祭りのような雰囲気が流れています。
実際に「パブストリート」に行くとあまりの賑わいに驚く方も多いです。
カンボジアはタイなどの国と比べると治安に少し不安を感じる方もいると思います。
ですが、ここ「パブストリート」は比較的多くの警察官が配備されているので、観光客も安心して楽しめるカンボジアの観光スポットとなっています。
もちろん観光客が多く集まる場所では軽犯罪に注意しなくてはいけませんが、気を抜かなければ1人で街を歩いていても十分安心して楽しめます。
なかなか1人だと夜はホテルで過ごすということが増えてしまいますが、せっかくのカンボジアナイトを思いっきり楽しみたいですよね。
是非、カンボジア観光の際ナイトライフは「パブストリート」で過ごしてみてください。
パブストリート
住所:House # 08, Mondol 1 Village, Krong Siem Reap 17252 カンボジア
電話番号:各店舗ごと
営業時間:各店舗ごと
定休日:各店舗ごと
入場料や利用料:なし
URL:パブストリート
カンボジアの観光地6:オールドマーケット
シェムリアップには気観光地である遺跡群がいくつか点在しています。
そんな遺跡群の中にある「オールドマーケット」はローカルなアジアの雰囲気を楽しめる活気ある市場です。
カンボジア観光のお土産を買うならここ「オールドマーケット」で決まり。
地元の方にも愛されている市場なので価格も安く、様々なものが手に入ります。
カバンや洋服の買い物を楽しみながらお腹が空いたら食堂で食事をするのもおすすめです。
カオスな空間に衝撃を受けますが、だんだん慣れてきて最後には居心地の良さすら感じます。
活気溢れる地元の方々
「カンボジアの台所」なんて表現がよく似合う「オールド マーケット」はとにかく活気溢れる市場で、観光客だけでなく、地元の方が訪れる観光スポットです。
カテゴリーごとにエリアが分かれていて、欲しいものを探して散策してみてください。
きっと、素敵な出会いが待っています。
購入の際は基本交渉制です。
値段はあってないようなものなので交渉も楽しみながら観光してください。
交渉のポイントは1つの値段を下げるまとめ買いが1番お得に購入できるケースが多いのでばらまき用のお土産はまとめ買いがおすすめです。
また、アメリカドルが流通しているので1ドル札などの小額紙幣を持っていくことがおすすめです。
カンボジア通過リエルに両替しなくても購入できるのは嬉しいです。
ただし、お釣りが「リエル」で返ってくるのでドルとリエルを上手に使いながら観光を楽しんでください。
オールドマーケット
住所:Street 09, Krong Siem Reap, カンボジア
電話番号:各店舗ごと
営業時間:7:00-21:00
定休日:なし
入場料や利用料:なし
カンボジアの観光地7:ベンメリア宮殿
カンボジア人気観光地「アンコール・ワット」から東に約40kmの場所にある「ベンメリア宮殿」は近年、じわじわと人気が出てきた観光スポットです。
ここ「ベンメリア宮殿」はジブリ映画の「天空の城ラピュタ」のモデルになったと言われる場所です。
「天空の城ラピュタ」の世界観が、広がっています。
深い森の中にある神秘的な空間はまさに絶景です。
規模感がとても大きい遺跡で訪れる観光客が驚く観光スポットでもあります。
ベンメリアは「花が咲き乱れる池」という意味があり、かつての文明を感じます。
あなたも冒険家になろう
「ベンメリア宮殿」は先がどうなっているのか全く見えない作りになっています。
なので隙間をくぐって抜けたあとに、どんな空間が、広がっているのか想像がつきません。
何が待ち受けているのかドキドキします。
まさに冒険家のような刺激的でスリルな体験ができる観光スポットです。
乱雑に遺跡が転がり、どこまででも登っていけるような感じがします。
地元の子供達は慣れでどんどん登って行きますが、危険な場所も多いので注意してください。
自然の流れのまま残っている「ベンメリア宮殿」は一切整備されずそのまま残り続けています。
神秘的な空間で冒険を楽しんでください。
ベンメリア宮殿
住所:ប្រាសាទបឹងមាលា
電話番号:855 63 760 079
営業時間:7:00-17:30
定休日:不定休
カンボジアの観光地8:プノンペン
カンボジアの首都「プノンペン」はアンコール・ワットのあるシェムリアップと並ぶ人気観光都市です。
プノンペンにはカンボジアの歴史がぎゅっと詰まった観光スポットがたくさんあります。
カンボジアの首都「プノンペン」とアンコール・ワットのある「シェムリアップ」までは飛行機で40分ほどかかり、車やバスでは約5時間30分かかります。
ですが、車やバスはとても時間にルーズですし、かなりの確率で渋滞にハマります。
なので8時間ほどかかることもあり距離があると感じてしまいます。
ですがカンボジア観光の際、シェムリアップ同様に「プノンペン」も観光していただきたいスポットがあります。
東南アジアらしいカオスで雑多な雰囲気を体験できますし、フランス植民地時代の面影と寺院が入り乱れ、そこに近代的なビルが立ち並ぶ、異国情緒溢れる空間が、広がっています。
忘れてはいけないカンボジアの歴史
ポル・ポト政権をご存知ですか。
今から44年前の1975年樹立されたポル・ポト政権はカンボジアにとってまさに悪夢でした。
彼の掲げた「原始共産主義」は「格差や階級のない社会」と「カンボジア独自の堅実で質素な農村生活」をするべきという内容でした。
この政策の元、「学校や病院」は閉鎖され「紙幣や戸籍」は廃止され娯楽を禁止していきました。
また、これまでの財産や身分を剥奪し全ての人を農村に強制退去させました。
逆らうものは処刑し、過酷な労働と劣悪な環境を作り出しました。
そして国を指導する政権以外、カンボジアに知識層はいらないと大量虐殺をしたのです。
「メガネをかけている人、外国語が話せる人、海外に行ったがある人、本を読んでる人」と言ったような人々を知識階級とみなし拷問の後、処刑し殺していきました。
ポル・ポト政権はカンボジア国内で圧倒的な地位を手に入れていきました。
そして彼の暴走は止まらず、密告社会を築き上げていきました。
「相手を密告しなければ、自分が密告され殺される」という恐怖を国民に植え付け国民が殺しあう密告社会を作り上げたのです。
その後ベトナムに戦争を仕掛け敗北しポルポト政権は幕をおろしました。
4年間の間にポル・ポト政権によって200万人以上の死者が出たと言われていて国民の3割りが亡くなりました。
悲惨なこの歴史は、カンボジアの首都プノンペンを観光する際には知っておかなくてはいけません。
カンボジア国民はこの悲惨な歴史で心を痛めています。
プノンペン
住所:រាជធានីភ្នំពេញ
カンボジアの観光地9: オルセー マーケット
プノンペンにある「オルセー マーケット」はカンボジアの地元の方に愛されている活気ある場所です。
カンボジア観光の際、訪れる観光客が少ないので穴場観光スポットとなっています。
カンボジア最大級のローカルマーケットでカンボジアで暮らす人々の生活が垣間見える素敵な観光スポットなので是非、カンボジア観光の際には訪れて欲しいです。
活気があって東南アジアの雰囲気を感じる「オルセー マーケット」にはグルメや衣類、生活用品などなんでも売っています。
所狭しとお店が並んでいて買い物客とお店の方のやり取りが繰り広げられています。
そんな現地の方のやり取りをみるのもカンボジア観光の忘れられないワンシーンになっていきます。
夜は屋台でカンボジアグルメを堪能
夕方から夜にかけて「オルセー マーケット」では屋台がずらっと並びます。
そこまで規模感は大きくありませんが、それでも活気はすごくあります。
地元の方に愛されている人気グルメがたくさんあって食べ歩きやテーブル席でカンボジアグルメを堪能してください。
屋台で売られているフルーツはその場でカットして食べることも可能なので、常夏で育った美味しいフルーツは是非食べて欲しいです。
そして、焼き鳥的な串に刺さったお肉は甘辛いタレが食欲を倍増させ何本でも食べたくなります。
地元の方に向けたお店が多いので安くて、美味しいと感じるはずです。
是非、カンボジア観光の穴場スポットでもある「オルセー マーケット」に足を運んでください。
オルセー マーケット
住所:Oknha Tep Phan St. (182), Phnom Penh, カンボジア
電話番号:+855 85 833 315
営業時間:8:00-17:00(屋台は外なので23:00頃まで出ています)
入場料や利用料:なし
カンボジアの観光地10:トゥールスレン博物館
カンボジアんおプノンペンにある「トゥールスレン博物館」は決して忘れてはいけないプノンペンの歴史を後世に伝える大切な博物館です。
ポル・ポト政権下の際にカンボジアで暮らす人々に対しどれだけ残虐で、酷いことをしたのかが、今もなお色濃く残っている場所です。
知識人を収容していた監獄で殺風景な部屋は当時、ここに収容された人々の悲しさが伝わってきます。
信じられないカンボジアの悲惨な歴史がそのまま残っているのが「トゥールスレン博物館」です。
思わず目をそらしたくなるような拷問器具や軟禁部屋などが展示されています。
楽しいだけの観光ではなく実際にこう言った負の歴史を体験するのも人生のプラスになると思います。
信じられない光景が広がる「トゥールスレン博物館」
カンボジア観光の際かなりの場所でショックを受けます。
文化の違いで受けるカルチャーショックがほとんどで、いい刺激になり人生の選択肢が増えたりといい意味でのショックが多いのですが、ここで受けるショックは心にドシッとのしかかります。
部屋の中にある無機質な鉄のベットはどこか悲しい雰囲気で、当時使われていた拷問器具やお皿がそのまま展示されています。
窓から光が入ってきますが、果たして当時ここに収容された人々はこの光をみれたのでしょうか。
カラフルなタイルの上に今尚残る血痕は当時の惨さを物語っています。
有刺鉄線で囲われた施設内の独房、拷問部屋どこを見ても信じられない光景が、広がっています。
楽しい一面も、こう言った負の歴史もカンボジア観光で体験してみてください。
トゥールスレン博物館
住所:St 113, Phnom Penh 12304 カンボジア
電話番号:+855 23 665 5395
営業時間:8:00-17:00
定休日:なし
入場料や利用料:(18歳〜10歳まで)$ 3(18歳以上)$ 5
URL:トゥールスレン博物館
カンボジアの観光地11:キリングフィールド
ポル・ポト政権下の負の歴史「キリングフィールド」は「トゥールスレン博物館」同様、信じられない光景が、広がっています。
この場所は、実際に大量虐殺が行われた死刑場で今でも骨が落ちていることがあると言われるほど、多くの方がなくなった悲惨な場所です。
慰霊碑となっている建物の周りをぐるっと一周、歩いて戻ってくる道順で随所に悲惨なポイントがあります。
日本語案内のイヤホンがあり、それを聴きながら観光していくといった形になっています。
「トゥールスレン博物館」のある場所からカンボジア全土に300以上あったと言われる「キリングフィールド」に運ばれ殺されるというのが当時の流れでした。
ここは300以上あった「キリングフィールド」の1つで、現存している貴重な場所です。
プノンペンの「キリングフィールド」には2万人もの方が殺されたと言われています。
とにかく衝撃的な光景が、広がり、残虐で悲惨な当時のが残っていて心がぎゅっと苦しくなります。
二度とこの悲惨な歴史を繰り返さないために
当時の悲惨な歴史を決して繰り返してはいけない。
そう強く感じることのできる場所でもあります。
「キリングフィールド」で起こった悲惨な歴史は映画にもなっています。
この場所を訪れた監督も二度とこの歴史が繰り返されないようにと思っていたはずです。
日本人だろうとカンボジア人だろうと世界中のどこの国の人だろうと決してこの歴史は繰り返してはいけないと強く思えます。
このようなことが世界中のどこでも起こらないようにと誰かを思いやる些細な気持ちを大切にしようと思えるはずです。
キリングフィールド
住所:ផ្លូវជើងឯក, Phnom Penh, カンボジア
電話番号:+855 23 305 371
営業時間:7:30-17:3-
定休日:なし
入場料や利用料:6ドル
カンボジアの観光地12:王宮
カンボジア観光の際にプノンペンを訪れた観光客の多くが訪れる人気観光地が「王宮」です。
プノンペンの中心部にある「王宮」は現在も国王が住んでいますが一部観光客に開放されています。
11:00-14:00までの間がお昼休みとなっていて見学ができませんので観光の際は注意してください。
入場料は7ドルですが10ドル払うと日本語ガイドがついてより詳しく解説してくれるので興味がある方はぜひ。
とても綺麗で整備された王宮はとっても美し観光スポットとなっています。
ショートパンツとノースリーブでは見学不可なので注意してください。
売店等で着替えが売っているのでもし、忘れてしまっても購入できます。
王宮前の広場は現地の方の憩いの場
王宮前には多くのカンボジアの方々がいます。
土日となればたくさんの人がピクニックを楽しんだり、歌ったり、踊ったりしています。
夕暮れの沈んでいく太陽も綺麗でぼーっと眺める時間も特別な時間になります。
無数にいる鳩には驚きますが平和の象徴がこんなにいるカンボジアの今はとても穏やかと感じます。
鳩の餌を売る子供、王宮を守っている警備の方、王宮を訪れる観光客や現地の方と各々の物語が、広がる王宮前の広場ではカンボジア観光で忘れられないひと時を与えてくれます。
ぜひ、カンボジア観光の際は王宮と一緒に前の広場も楽しんでください。
王宮
住所:Samdach Sothearos Blvd (3), Phnom Penh, カンボジア
営業時間:8:00-1700(11:00-14:00は昼休憩のため入場不可)
定休日:式典開催時
入場料や利用料:7ドル(日本語ガイド付き10ドル)
カンボジアの観光地13:ウドンの仏教遺跡群
プノンペンから北に2時間ほどの場所にある「ウドンの仏教遺跡群」は、かつてシェムリアップにあるアンコールワットで有名なクメール王朝の後、約250年続いたウドン王都にある遺跡です。
歴代の王たちがウドン王都に100を超える寺院を建設したそうですが内戦やベトナム戦争の影響で破壊されてしまいました。
しかし、ウドンの丘に建設された仏教遺跡群は奇跡的に戦火を免れ、今尚残る歴史的な建造物となりました。
見所はたくさんありますが、中でも3つの仏塔は見応えがあります。
時代によって異なる3つの仏塔はそれぞれ趣があって「ウドンの仏教遺跡群」の1番の見所となっています。
「チャイ・チェター王(17世紀初頭)」「アンドゥオン王(19世紀半)」「モニボン王(20世紀初頭)」の3人によて建設された仏塔はそれぞれの時代を物語っていて美しく、見入ってしまいます。
カンボジアが一望できる絶景
「ウドンの仏教遺跡群」は丘の上にあるのでカンボジアを一望できる絶家が、広がっています。
丘の上にあるので登るルートが2種類あります。
マン・ステップと呼ばれる北側から登るルートとレディ・ステップと呼ばれる南側から登るルートがあります。
どちらからスタートしても問題はありませんがおすすめはマン・ステップからのぼってレディ・ステップから降りるのがいいと思います。
最も高い場所からみるカンボジアの平野はまさに絶景が、広がり感動します。
カンボジア観光でぜひ、訪れてほしい観光スポットです。
ウドンの仏教遺跡群
住所:ឧដុង្គ
入場料や利用料:2ドル
カンボジアの観光地14:. プーンタノン
シェムリアップから北に50kmの場所に位置する「タノン村」にある「 プーンタノン」は奇怪な岩石群が、広がっています。
「プーン」は岩を意味し「タノン」は街の名前で「タノン村の岩」という意味がある「 プーンタノン」は2016年ごろにカンボジアで有名になり、今観光客が注目する観光スポットです。
「タノン村」に向かう道中は整備された道や赤土のぬかるんだ道を進んだり探検家になった気分でとっても楽しいです。
まだまだ観光地として発展していないのでお店等は少ないですがいくつか点在しています。
プーンタノンからみる絶景に心奪われます
ミャンマーのゴールデンロックのように絶妙なバランスで岩の上に立っている岩があってまさに「カッパドキア」のようだと話題になったのが始まりで、多くの観光客が訪れるようになりました。
小高い丘の上に広がる奇怪な岩石群は摩訶不思議な世界観で溢れています。
一部の岩には仏陀が彫り込まれていて神聖なお祈りの場となっていますが、周辺がキャッサバ農場でもあり所々、キャッサバが植えられたアンバランスな空間になっています。
このアンバランス感が有名観光地にはない「タノン村」の魅力でもあります。
丘の上から見下ろす地平線と奇怪な岩石群はまさに絶景で心奪われます。
是非、ちょっと変わったカンボジア観光を楽しんでみてください。
プーンタノン
住所:ភ្នំពើងតានន់
カンボジアの観光地15:プレアヴィヒア寺院
「プレアヴィヒア寺院」はタイトの国境付近にあって昔から領有権を互いに主張してきた場所です。
カンボジア政府が推薦して世界遺産に登録されたことでタイとカンボジアが「プレアヴィヒア寺院」の領有権を争い武力衝突が起こり度重なる銃撃戦によって死傷者が出る事態となってしまいました。
それから国際司法裁判所によってカンボジア領と認められこの問題に決着がつきました。
今ではタイ側から行くことは出来ず、カンボジア側からのみ行ける観光スポットとなりました。
周辺の道も舗装してより観光しやすい環境となっていきました。
シェムリアップから車で3時間30分ほどで行ける日帰り観光地となっています。
観光の際にはパスポートが必要なので注意してください。
たくさんの見所の先にある絶景のパノラマ
「プレアヴィヒア寺院」の歴史は9世紀頃にクメール王朝によって建設されました。
山頂に向かって800mもの参道が伸びていて一番奥に佇む「中央祠堂」から手前に「第一塔門」「第二塔門」「第三塔門」「第四塔門」「第五塔門」が置かれ、全て異なる趣きがあります。
各門に刻まれた美しいレリーフは見逃せません。
類をみないほどの彫刻でじっくりと時間をかけてみても足りないくらいまだまだみたいと思ってしまいます。
そんな美しい門を抜け「中央祠堂」の裏側に周るとそこにはパノラマの絶景が、広がっています。
断崖絶壁ぼ山頂から空中にせり出した岩場からの景色は言葉にできないほど圧倒される凄さです。
カンボジアの果てにある類をみないの絶景はカンボジア観光の際に必ず訪れてほしい観光スポットです。
主要観光都市からは距離があって、タイトなスケジュールだと厳しいですが、時間に余裕がある観光の方は必ず訪れた方がいいです。
360度のパノラマを堪能してください。
プレアヴィヒア寺院
住所:ប្រាសាទព្រះវិហារ
入場料や利用料:観光管理所でチケット購入の必要あり(要パスポート)
カンボジアには絶景が広がる観光スポットがたくさん
カンボジアは今、多くの観光客を受け入れるために観光誘致を行なっています。
観光客に対してのサービスや整備を行なって今後、ますます観光しやすくなる国です。
アンコールワットは世界的にも有名な観光スポットですが、それだけではなく他にも「奇怪な観光スポット」や「穴場観光スポット」、「カンボジア国民に愛された観光スポット」「歴史的価値の高い観光スポット」など様々な観光スポットが目白押しです。
カンボジアの首都「プノンペン」やアンコールワットのある「シェムリアップ」が注目されますが、そこだけじゃない魅力がたくさんあります。
もちろん主要観光都市には観光スポットがたくさんあって、ここだけでも十分に楽しめますが、穴場の町や村に行ってみるのもカンボジア観光の楽しみ方の1つです。
是非、自分だけの特別な観光スポットをカンボジアで見つけてください。
きっと素敵な思い出になると思います。
2017年の8月に訪れました。
アンコールワットの装飾は本当に1つ1つ細かくてじっくり歩きながら2時間ほどかけて周りました!
有名観光地とあって特にお昼時は観光客の方がたくさんいます。細い道が多かったり、階段が急な場所などがあるため十分な時間を取って周ることをオススメします!