名物グルメや観光地もたくさん!石川ってどんなところ?
石川の中心地である金沢は、江戸時代は加賀藩の城下町として栄えた町。
今も、兼六園やひがし茶屋街、長町武家屋敷など、歴史的な建物やまちなみが多く残っています。
金沢は、伝統的なまちなみと、金沢21世紀美術館やファッションビルが並ぶ香林坊など、おしゃれで現代的な空間が入り混じった町として人気が高く、北陸新完成開通後は多くの観光客が訪れています。
石川には金沢のほかに、山中温泉や山代温泉などの加賀温泉郷が有名な加賀、輪島の朝市や白米千枚田など、日本の原風景が残る能登など、名物がたくさんあります。
石川は、観光地だけではなく、豊かな食文化も人気です。
新鮮な海の幸を使ったお刺身やお寿し、地酒、和菓子職人が作る和スイーツ、石川のソウルフードといわれるB級グルメやお菓子など、食の名物もたくさんあります。
石川で観光にもおすすめの名物グルメや料理12選!【B級、カフェ、食べ歩き】
おすすめの石川名物グルメ①:回転寿し
石川の名物グルメといえばやっぱりお寿司。職人技が光る高級店も数多くありますが、高品質なのに、安くておいしいと評判の回転寿しがおすすめです。
中でもおすすめは、漁港にある回転寿し店。
目の前の漁港で揚がったばかりの、「大トロ」「のど黒」「生サバ」「ぶり」「甘エビ」「バイ貝」「はちめ」など、たっぷりの旬の魚介が回転寿司価格で味わえるのは、石川ならでは名物です。
能登へは金沢から車で1時間30分ほど。ドライブしながら足を延ばす価値がある名物グルメです。
廻天寿し西海丸
住所:石川県羽咋郡志賀町西海風戸ワ6
電話番号:0767-45-1166
営業時間:11:00〜14:00 17:00〜21:00
定休日:毎週水曜日
URL:廻天寿し西海丸
おすすめの石川名物グルメ②:和スイーツ
お茶文化が盛んな石川では、見た目も美しく、上品な和菓子も名物のひとつです。
「生菓子」や「落雁(らくがん)」といった伝統的な和菓子だけではなく、最近は「パンケーキ」や「最中アイス」など、和菓子職人の技を使っておしゃれに進化した、「和スイーツ」が名物です。
日本庭園を眺めながら休憩することができるお店もあるので、ゆっくりとした時間が過ごせます。
新しいお店も増えているので、お気に入りの名物和スイーツを探すのも楽しみですね。
おすすめの石川名物グルメ③:8番らーめん
「8番らーめん」は1967年の創業以来、永く地元で愛され続けている、石川県民のソウルフードとも言える名物です。
県内には51店舗あり、黄色地に赤で「8」と書かれた看板が目印。
ラーメンを中心に、チャーハンや餃子、唐揚げ、フライドポテトと、メニューも充実しています。
なかでも、キャペツやもやしなどの野菜がたっぷりのった「野菜らーめん」と、ジューシーでサクッとした食感が嬉しい「8番餃子」がセットになった「8番セット」は、ランチタイムの定番ともいえる名物品。
名物の「野菜らーめん」の味は、味噌や醤油、塩、とんこつ、バターと味が選べるのが嬉しいですね。
「野菜増し」や「スープ増し」、太麺を細麺に変更するなど、自分好みの味にアレンジするのが石川の通好み。
お子様メニューなども充実しているので、家族で訪れることのできる名物のお店です。
おすすめの石川名物グルメ④:金沢おでん
いわずと知れた石川・金沢の名物グルメが、「金沢おでん」。
冬の時期は、お店の前にずらりと行列が並びます。
白出汁がしみたシンプルな味付けが特徴の金沢おでんは、カニの身が贅沢に詰められた「カニ面」「ふき」「バイ貝」「春菊」「ふかし(はんぺんのようなもの)」といった変わり種も名物です。
季節限定のおでん種もあり、お店によっても味付けが違うので、何軒も食べ比べをしてお好みの味を探すのがおすすめ。
どのおでん屋さんも、サブメニューが豊富で、黒板に書かれた旬のメニューも、石川ならではの名物品。
ぜひお好みの名物を見つけて、注文してみてくださいね。
おすすめの石川名物グルメ⑤:近江町市場
石川の名物グルメが集まる場所として名高く、毎日多くの観光客が訪れているのが、「近江町市場」。
金沢市民の台所として300年も続く、石川名物の市場です。
金沢駅と金沢21世紀美術館や兼六園などの観光地が集まる「香林坊」のちょうど間に位置しており、アクセスも抜群です。
近江町市場名物の海鮮丼や、寿し店の前には、朝からずらりと長い行列がつきますが、その場で買ってすぐに食べられるグルメの食べ歩きが、おすすめ。
能登産の岩牡蠣や、金沢港で水揚げされた貝類などの魚介、金沢名物のどじょうの蒲焼、金沢おでん、地酒、アイスなど、石川の名物グルメが集まっており、近江町市場を歩くだけでも十分にお腹いっぱいになることができます。
近江町市場
住所:石川県金沢市上近江町50
電話番号:076-231-1462
営業時間:9:00〜17:00
定休日:無休
URL:近江町市場
おすすめの石川名物グルメ⑥:コーヒー
石川の中心地であり、アートや文学などの文化活動が盛んな金沢は、言わずと知れたコーヒーが名物の町でもあります。
全国的に見てもコーヒーの消費率が高く、自家焙煎のコーヒーショップをまちなかで見かけることも多くあります。
市内には、淹れ方にこだわった老舗の名物喫茶店、おしゃれなコーヒースタンドまで、たくさんのコーヒー店が、点在しているので、散策に疲れたあとは、香り高い本格的なドリップコーヒーで、ひと休みしてはいかがでしょうか。
おすすめの石川名物グルメ⑦:東山ボヌール
石川の名湯が集まる加賀温泉郷のなかでも、こじんまりとした温泉街で、そぞろ歩きがたのしめる山中温泉街の名物となっているのが、老舗カフェ「東山ボヌール」です。
フランス語で「幸せの時間」を意味するこのカフェは、山中温泉の名物、景勝地である鶴仙渓(かくせんけい)の入り口の森の中にたたずんでいます。
こっくりとした味わいのビーフシチューセットは、スキレットでいただくこだわりの名物品。海鮮に飽きた頃に食べたくなります。
カフェでは、ナッツとドライフルーツがたくさん詰まった森のケーキや、濃厚ベイクドチーズケーキ、ガトーショコラなどの手作りケーキ、生搾りジュース、ビールやコーヒーなど豊富なメニューが楽しめます。
東山ボヌール
住所:石川県加賀市山中温泉東町1丁目 ホ19-1
電話番号:0761-78-3765
営業時間:9:00〜17:00
定休日:木曜日
URL:東山ボヌール
おすすめの石川名物グルメ⑧:コロッケ
最近、石川名物グルメになりつつあるのが、ちょっと小腹が空いたときに気軽に買える「コロッケ」です。
最近では、町のお肉屋さんや道の駅、専門店まで、いろいろなところで楽しむことのでき、新しい名物として注目されています。
シンプルなコロッケから、日本海を代表する海の幸である名物甘エビをふんだんに使った「甘エビコロッケ」、能登のジビエ、イノシシ肉を使った「のとししコロッケ」、「いしかわ食のてんこもりグランプリ2014」味部門で1位に輝いた「かほくコロッケ」など、石川でしか食べられない名物コロッケがたくさん。
少し並んでも、ぜひ、あつあつほくほくの揚げたてを味わってみたい、名物グルメです。
おすすめの石川名物グルメ⑨:ジビエ料理
石川の名物グルメとして、意外と知られていないのが、「ジビエ料理」です。
標高2,702mの白山を中心とした、高いに囲まれた加賀地域、里山と里海の自然豊かな能登地域がある石川では、昔から、「山菜」「きのこ」「イワナ」「イノシシ肉」「熊肉」などの山の幸、ジビエが食されてきました。
狩猟免許を持ったオーナー自らがさばいたジビエは、新鮮で、臭みがまったくありません。
山菜やきのこは、都心では見たことがないほど種類が豊富です。
季節によって食せるものが違うので、四季を通じて通いたくなる、石川の名物です。
おすすめの石川名物グルメ⑩:パン
あまり知られていませんが、石川の名物とも言えるほど、数多くの名店が生まれはじめているのが、「パン」です。
昔ながらの製法で作られる素朴な町のパン屋さんから、天然酵母でこだわりぬいた食材を使ったベーカリーなど、金沢、加賀、能登には名物のパン屋さんが点在しています。
白山から流れる名水を使ったパンは、香りが高く、おいしいと評判で、お昼前には売り切れてしまうという人気店もたくさん。新しくおしゃれなお店も豊富です。
和食に飽きたとき、素泊まり時の朝ごはん、おやつに、ぜひ立ち寄ってみたい、新しい石川名物グルメです。
おすすめの石川名物グルメ⑪:地酒
白山から流れる美味しいお水とお米が採れる石川の名物といえば、やっぱり「地酒」です。
「しぼりたて新酒」「にごり酒」「あらばしり」「ひやおろし」と、日本酒の旬があることを知れるのも、産地ならでは。
石川では、居酒屋でお勧めを聞いたり、角打ち(飲み比べ)ができる酒屋さんで、好みの味を探してお土産にしたりと、いろいろな楽しみ方ができます。
新鮮な魚介やお寿しなど、さまざまな石川名物のグルメとあわせて味わってみてくださいね。
おすすめの石川名物グルメ⑫:八幡のすしべん
石川で「8番らーめん」に続くソウルフード、石川名物B級グルメの代表格とも言えるのが「八幡のすしべん」です。
八幡のすしべんは、お惣菜を中心に販売している石川生まれのお弁当屋さんで、イートインもできます。
濃厚なビーフカレーや、白だしに柔らかめのうどん、そのほか、カツ丼やラーメンなど、手づくりのほっとする優しい味付けと、満足できるボリュームに、仕事や学校のランチに立ち寄る人が多い名物のお店です。
和菓子やスイーツ食品も!職場や自宅用におすすめの石川名物のお土産10選!
では、石川名物のお土産をみていきましょう。
石川のお土産には、以下のものがあります。
- まつや「とり野菜みそ」
- 不室屋「宝の麩」
- 加賀棒茶
- うら田の「加賀八幡起上もなか」
- 能登の塩
- 金沢のピクルス
- 山代温泉の温泉玉子
- 娘娘万頭(にゃあにゃあまんじゅう)
- ビーバー
- かわむら「甘納豆」
続いて、石川名物のお土産を、それぞれ詳しくみていきます。
まつやの「とり野菜みそ」
石川で鍋料理といったら「とり野菜」と言っても過言ではないほど、石川県民に親しまれている「とり野菜みそ」は、お土産にも人気の名物です。
「とり野菜みそ」を製造する「まつや」は、昭和34年から続く老舗で、江戸時代に誕生したとされる「とり野菜」の味を、今につなげる貴重な名店です。
石川県内には「とり野菜」を食べることのできる実店舗もあります。
合わせ味噌をベースに出汁や香辛料などがバランスよく配合されたこくのある深い味わいが、肉や魚、野菜、きのこ、うどんやラーメン、どんな食材でも素材の味を引き立ててくれると評判。
かわいいイラストが描かれたパッケージは、小包装のパックや、大容量のスパウトパックなどのバリエーションがあります。
贈り先にあわせて選べるのが嬉しい、名物のお土産です。
不室屋の「宝の麩」
石川のお麩の老舗「不室屋」の名物が、「宝の麩」です。
最中のようにパリッと焼き上げられたお麩のなかに、出汁やお麩、ネギなどの具材が包まれており、外側のお麩に穴を開けてお湯をすすぐと、一椀のお吸い物になるというのが、「宝の麩」です。
香り高い出汁や食感を残した具材など、インスタントのお吸い物とは違う、本格的な味を実現しています。
見た目もかわいらしく、食べても美味しいので、オフィス仕事でのランチのお供にも喜ばれそうな石川名物ですね。
加賀棒茶
石川の中でも、金沢の家庭でお茶といえばこれ、というほど親しまれている名物が「加賀棒茶」です。
「加賀棒茶」とは、お茶の茎だけを選んで焙煎した「ほうじ茶」のこと。
芳ばしい香りが特徴で、癖のないすっきりとした風味は、温かくして飲んでも冷やして飲んでもおいしいと、ひろく親しまれている石川名物です。
最近は石川のお土産としても人気が高く、かわいいデザイン、飲みたい分だけ飲めるティーパックなど、パッケージにも工夫がなされていて選ぶのも楽しくなります。
同じ棒茶でもお店によって焙煎の違いがあるので、飲み比べも楽しめます。
日持ちがして、軽くてお値段も手頃という、 お土産としてまとめ買いするには嬉しい加賀棒茶。新しい石川名物の一品です。
うら田の「加賀八幡起上もなか」
石川名物のお土産のなかでも、群を抜いてかわいいと言われているのが、金沢の老舗和菓子店「うら田」の「加賀八幡起上もなか」です。
加賀の八幡様のおもちゃであった「加賀八幡起上り」をモチーフにした「もなか」は、赤いおくるみに包まれたダルマがとてもキュート。
女性へのお土産にはもちろん、縁起物ともされているので、石川では、誕生祝いや、お見舞いなどの手土産としても選ばれています。
薄い皮の「もなか」にぎっしりつまった餡子絶妙で上品な味わいで、見た目も味も満足の、石川名物です。
能登の塩
石川の中でも、日本海に囲まれた能登半島では、古くから伝統的な製塩方法での塩づくりが盛んでした。
今も、手間暇をかけた「揚げ浜式製塩法」での塩づくりが行われており、能登の塩は石川の名物となっています。
能登の塩は、粒が粗く、ほんのりした甘みとほどよい辛味が合わさった深い味わいが特徴の名物。
お刺身につけたりサラダに振りかけたり、ひと振りで料理の風味がよくなると評判の名物品です。
お塩はどんなお宅でも使う必須の調味料で、贈り先を選ばない点も、喜ばれています。
金沢のピクルス
石川の新しい名物として名高いのが、「金沢のピクルス」です。
味はそのままでも、形が不ぞろいという理由で市場に出せない規格外の野菜を「もったいない」と感じた農家さんのアイデアで生まれた商品です。
保存料や添加物を使用せず、野菜本来の甘みをいかしたシンプルな味わいに、つい手が止まらなくなってしまいそうです。
加賀れんこん、きゅうりと生姜、カリフラワーとカレー、プチトマトなど、バリエーションが豊富なので、石川土産にするにはもってこい。
彩り豊かな野菜がぎゅっとつまったガラスの瓶詰めは、少し重くても買って帰って自慢したくなる、かわいい石川名物です。
山代温泉の温泉玉子
石川の名湯が集まる加賀温泉郷の中でも、「山代温泉」を訪れたら、ぜひお土産にしたいのが、源泉かけ流しで作られた名物、温泉玉子です。
60〜65度の源泉で時間をかけて温められており、濃厚な味わいが特徴です。
水から茹でた温泉玉子は日持ちがしませんが、この温泉玉子は常温で夏場2週間、冬場3週間保存ができます。
持ち歩きの心配もなく、小包装なのでお土産にぴったり。普通のお土産に飽きたら、ぜひ試してみたい石川名物です。
娘娘万頭(にゃあにゃあまんじゅう)
石川の名湯、加賀温泉郷を訪れたら食べてみたいお菓子が温泉まんじゅう。
山中温泉には、「娘娘万頭(にゃあにゃあまんじゅう)」と呼ばれる、名物の温泉まんじゅうがあります。
「娘娘」とはその字の通り、加賀の言葉で「娘さん」を指す言葉。
昔、山中温泉の老舗旅館の主人が、加賀美人をイメージした名物のお菓子ををつくりたいと考えたのがはじまりとされており、ほどよいサイズとふわりとした食感、上品な甘さのこし餡で、加賀の娘さんの持つ気品を表現したそうです。
素朴な味わいのお饅頭は、何個でも食べられてしまいそう。あたたかみのある名物のお土産です。
ビーバー
カジュアルな石川名物のお菓子として名高いのが、「ビーバー」という、揚げあられです。
北陸産のもち米をベースに、焼き塩や日高昆布など、こだわり抜いた素材をあわせて「手揚げ」でつくられており、石川では、子どもにはおやつ、大人にはおつまみとして人気が高い名物です。
一度は経営不振で生産、販売がされなくなってしまいますが、根強いファンの声が叶って2014年に復活。
北陸新幹線開業の効果もあって、石川名物のお土産として最注目されています。
最近では石川のお隣、富山県産の「白えび」を使った「白えびビーバー」が話題で、さくさくとした食感と白えびのほんのりした甘みが人気です。
かわむらの甘納豆
石川でも知る人ぞ知る名物とされているのが、「かわむらの甘納豆」です。
石川の中心地、金沢には、東西それぞれに茶屋街がありますが、「かわむらは」は西側の「にし茶屋街」にあります。
定番の「大納言甘納豆」や、幻の大豆といわれる石川産の「大浜大豆」など、どれも素材そのもののうまみが十分にひきだされている名物品。
控えめな甘さなので、食べ始めると止まらなくなってしまうほどです。
直営の店舗でしか購入することはできませんが、わざわざ足を延ばす価値のある、おいしい石川名物のお土産です。
甘納豆かわむら
住所:石川県金沢市野町2丁目24-7
電話番号:076-282-7000
営業時間:平日 9:30~18:00
日祝 9:30~17:00
定休日:第1火曜日
※繁忙期(GW、お盆、年末年始等)は定休日が変更となる場合があります。
URL:甘納豆かわむら
かわいい雑貨やコスメも紹介!石川名物のおしゃれなお土産5選
- KUTANI SEAL
- 赤なまこ石けん
- 「soil」のコースター
- 山中漆器
- 水引アクセサリー
続いて、石川名物のお土産を、それぞれ詳しくみていきます。
KUTANI SEAL
石川の伝統工芸、九谷焼の老舗窯元が生み出した新しいタイプの九谷焼。
そんな、おしゃれな名物のお土産が、KUTANI SEALです。
九谷焼は本来、職人が手描きで絵付けをするのが主流ですが、手描きの九谷焼は、お土産には少し高価です。
このKUTANI SEALは、シールで転写するという九谷焼の技法を生かし、個性的なデザインでお手頃な価格での展開をしています。
おちょこや箸置き、醤油皿など、小物のバリエーションがあるのも嬉しいですね。
シールでお手頃といってもその技術は本物。
細やかなところまでデザインされていて、親しい友人や、自分へのお土産など、自信をもってギフトしたい名物の品です。
赤なまこ石けん
石川を訪れたら、女性へのお土産にしたいのが、石川県の能登沖でとれる名物「赤なまこ」から作られた、「赤なまこ石けん」です。
栄養価が高く食味が良いと有名で、東京の築地市場では、通常のなまこの2〜3割増しで取引されることもある、能登の名物、高級なまこ。
そのコラーゲン豊富な能登の天然赤なまこから抽出したエキス、ミネラル豊富な海洋深層水などの天然原料でつくられたこの石けんは、澄んだ赤色がきれいと評判です。
泡立ちがよく、もちもちとした泡が特徴で、お肌の潤いを奪わずにしっとりと洗い上げてくれます。
少し高級な石けんですが、小さいお試しサイズはお土産にぴったりです。まとめ買いして、会社の同僚や友人に配りたくなる石川名物です。
「soil」のコースター
珪藻土のバスマットの発明で有名な「soil」は、実は石川にある会社です。
soilは、左官職人の技術と、保湿性や吸水性に優れた素材である石川名物の「珪藻土」の特徴をいかしながら、デザインされたおしゃれなプロダクトが人気です。
フードコンテナやまな板立てなど、生活に馴染む品がたくさんありますが、なかでもコースターはお土産にぴったり。
このコースターを敷けば、グラスの水滴を吸い取ってくれるので、机が汚れることがありません。
濡れた水蒸気は自然に蒸発するので、お手入れも簡単で、通気性の良いところに立てかけておけば良いという優れものです。
軽くて小さく、お土産にもぴったり。シンプルで洗練されたパッケージがセンスを感じさせてくれる、石川名物です。
山中漆器
石川で漆器というと輪島塗が有名ですが、山中温泉がある山中地域も、伝統的に漆器が作られており、山中漆器は石川の代表的な名物です。
安土桃山時代、今の福井県である越前の国から木地づくりの職人たちが移り住んだことがはじまりとされる山中漆器は、塗り物の素材である「木地」をつくる技術が売り。
漆器というと黒や朱色で塗られた器を思い浮かべることが多いですが、お土産として人気が高いのが、木目をいかしたデザインの山中漆器のお椀やお箸です。
シックでモダンなデザインは、現代的な生活に馴染むので、普段使いしやすいと、若者や外国の方に人気の名物品です。
木のぬくもりを感じさせるデザインは、漆器を塗るための器を木からつくる「木地づくり」が得意とされている山中地域だからこそできる技でもあります。
若手作家さんの工房や、ギャラリー、ショップなどを歩きながら、吟味して選びたい石川名物のお土産です。
水引アクセサリー
乙女心をくすぐるかわいい石川の名物といえば、金沢の伝統工芸である「水引」。
この水引で作られているのが、水引アクセサリーです。
水引とは、和紙をこより状にし、糊で固めた細い飾り紐のこと。
ご祝儀袋や贈答用の包み紙にかけられる帯紐として使われています。
お花などのかわいらしいモチーフが多い水引の特徴をいかしたアクセサリーが、石川名物のお土産として人気です。
ペンダントやイヤリング、ブレスレット、ブローチなど、繊細なデザインと豊富で鮮やかな色合いは目移りしてしまうほど。
和風のモチーフなので、外国人の方へのギフトにも喜ばれそうですね。
金沢、加賀温泉、山代温泉周辺で石川名物のお土産が買えるおすすめの場所6選!
- あんと
- 黒門小路
- gift
- 道の駅 山中温泉ゆけむり健康村
- いい道の駅 のと千里浜
- スーパー「Aガイヤ」
続いて、石川名物が買えるショッピングスポットを、それぞれ詳しくみていきます。
金沢百番街 あんと
新幹線や電車、バスで石川を訪れたときに立ち寄りたいのが、「あんと」です。
石川弁で「ありがとう」という意味を持つ「あんと」は、金沢を中心に、能登から加賀まで石川全域の人気店が集まる名物スポットです。
JR金沢駅に併設しているので、新幹線や電車の待ち時間にお土産を探すこともできる便利さが嬉しいですね。
お土産の定番、石川名物の和菓子はもちろんのこと、お麩や佃煮、干物、珍味などの食料品、九谷焼や加賀友禅、水引アクセサリーなどの雑貨も充実しています。
角打ちができる日本酒の専門ショップも待ち時間に人気があります。
地元の料亭が作ったお弁当も売っているので、帰りの電車に食べるために買ってみるのもおすすめです。
金沢百番街 あんと
住所:石川県金沢市木ノ新保町1−1−1
電話番号:076-260-3700
営業時間:8:30〜22:00
URL:金沢百番街 あんと
黒門小路
近江町市場と道路を挟んだ向かい側にある商業施設「めいてつ・エムザ」の1階にある、石川名物を買えるお土産スポットが「黒門小路」です。
「食と工芸のセレクトショップ」というキャッチコピーの通り、石川名物の和菓子や珍味の他、工芸雑貨の種類が豊富で、「あんと」では手に入らない、soilのコースターなども売っています。
金沢駅に比べて人が少ないので、ゆっくりと選べる穴場的なショップです。
黒門小路
住所:石川県金沢市武蔵町15−1
電話番号:076-260-2195
営業時間:10:00〜19:30
URL:黒門小路
gift
石川の城下町金沢の中心、金沢市役所や金沢21世紀美術館の近くにある、石川、富山、福井の名物品を集めたセレクトショップが「gift」です。
おしゃれな店内には、お菓子から工芸品まで約400点の石川、富山、福井の名物が並びます。石川土産のおすすめ「金沢のピクルス」もここで買うことができます。
その他、「水引アクセサリー」や「KUTANI SEAL」の商品など、おしゃれでかわいい石川名物のお土産が手に入るお店です。
冷たいドリンクも販売しているので、散策の途中の休憩にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
gift
住所:石川県金沢市広坂1丁目2−18 中村ビル1F
電話番号:076-222-2126
営業時間:10:00〜18:00
定休日:月曜日
URL:gift
道の駅「山中温泉 湯けむり健康村」
山中温泉で石川名物のお土産を探すなら、「山中温泉 湯けむり健康村」がおすすめです。
石川の名産品コーナーのほか、観光情報コーナなどもあるので、山中温泉を訪れたらまず立ち寄りたいスポットです。
温泉や温水プール、テニスコートなどの施設も隣接しています。
道の駅「山中温泉 湯けむり健康村」
住所:石川県加賀市山中温泉こおろぎ町イ1
電話番号:0761-78-5620
営業時間:9:00〜18:00
URL:道の駅「山中温泉 湯けむり健康村」
平和堂アルプラザ加賀「加賀百選街」
JR加賀温泉駅を降りてすぐの「平和堂アルプラザ」内にある石川名物のお土産スポットが、「加賀百選街」です。
石川の銘菓や珍味、雑貨などの名物を一堂に揃えた店内には、お土産店以外にも、九谷焼きの焼物・絵付の体験コーナーもあります。
平和堂アルプラザ加賀「加賀百選街」
住所:石川県加賀市作見町25−1
電話番号:0761-73-5300
営業時間:9:30〜20:00
URL:平和堂アルプラザ加賀「加賀百選街」
いい道の駅 のと千里浜
2017年にオープンしたばかりの、おしゃれな道の駅です。
石川を縦断する道路「のと里山海道」の「千里浜インターチェンジ」を降りてすぐの便利な立地で、国内で唯一砂浜を車で走れることで有名な名物「千里浜なぎさドライブウェイ」の近くでもあります。
明るく開放的な店内には、能登を中心に石川の名物品がずらりと並びます。
ここにしか売っていない地元ならではの食品も多く、見ていて飽きることがありません。
石川名物の「のとししコロッケ」を買えるのもこの道の駅。
併設しているレストランでは「のとしし」を使ったジビエ料理も楽しめます。
いい道の駅 のと千里浜
住所:石川県 羽咋市 千里浜町 タ-1-6-2
電話番号: 0767-22-3891
営業時間:9:00〜17:00
定休日:水曜日
URL:いい道の駅 のと千里浜
スーパー「Aガイヤ」
金沢駅の2階にあるスーパー「Aガイヤ」は地元石川の人たちも利用する食料品店。
実は、スーパーは、石川の名物が買える、穴場スポットでもあります。
お菓子のほか、醤油や味噌などの調味料、地元産の豆腐や納豆、8番らーめんの生麺、レトルトパウチの金沢カレー、麹ドリンクなど、石川の家庭で普段から親しまれている名物食品が集まっています。
普通のお土産に飽きた人は、ここで掘り出し物の石川名物を探すのがおすすめです。
地元で採れた魚で握ったパック寿しを、帰りの新幹線で食べるのも、石川旅ならではの贅沢ですね。
スーパー「Aガイヤ」
住所:石川県金沢市木ノ新保町1−1−1 金沢百番街 くつろぎ館
電話番号:076-235-3000
営業時間:9:00〜20:30
URL:スーパー「Aガイヤ
石川名物のお土産は通販でも買うことができるの?
今回紹介した石川名物のお土産は、かわむらの甘納豆など、その場所でしか購入できないものもありますが、通販できるものがほとんどです。
公式のオンラインショップをはじめ、Amazonや楽天市場などで販売されています。
けれども、名物のお土産選びは、自分の目で見たり、いろいろな種類の中からお気に入りを選ぶのが楽しみでもあります。
まずは石川を訪れてみて、実店舗で買いそびれたり、気に入ってもう一度買いたいと思った名物品を探すに際に、ぜひ通販を活用したいですね。
石川の金沢、加賀、能登。それぞれの特徴を知って、ほんものの石川名物を見つけよう!
伝統的な文化が息づく歴史的な城下町金沢、高い山に囲まれた温泉街ならではの風情ある加賀、海と里山の豊かな自然と日本の素朴な原風景が残る能登。
石川は縦に長い県だからこそ、それぞれの地域ごとに歴史や文化の違いがあり、食べ物や名物にも少しずつ違いがあります。
今回紹介したのはほんの一部ですが、どれも長く地元で愛される金沢らしい、加賀らしい、能登らしい、ほんものの石川名物です。
みなさんも実際に訪れてみて、石川の金沢、加賀、能登の違いをたのしみながら、ずっと使っていたくなったり、何度も食べたくなるような、お気に入りの石川名物を見つけてくださいね。