【お土産の前に】松江ってどんなところ?
「松江?松山?松本?えっ、松江ってどこにあるの?」と、思わず聞いてしまう人も多いのではないでしょうか?
「松」から始まる地名が多く、混乱してしまいますね。
島根県といえば「松江市」の左隣に出雲大社が所在の「出雲市」があり、また「鳥取県境港市」や「鳥取県米子市」などの観光都市も周辺にある中国地方日本海側の観光エリアともいえます。
「松江といえば?」の答えになるかもしれない、松江市の特徴を以下のようにまとめました。
- 江戸時代の頃は、出雲地方の政治や経済の中心を担った地域
- 島根県の東部に所在する、人口20万人以上を抱える県庁所在地
- その名の通り「しじみ」獲れることや、夕日スポットで有名な宍道湖、中海に挟まれている
- そのため「松江市」は「水の都」と称され、「松江水郷祭」など因んだ花火大会も有名
- 市の花は「ツバキ」、市の木は「マツ」
- 「黄泉比良坂」など日本神話に出る地名も存在する
- プライドスポットは、堀尾吉晴公よって1611年築城の「松江城」、国宝にも指定されている
- 文豪「小泉八雲」所縁の地、当時滞在していた屋敷や記念館も松江に所在
- 国内最古泉のひとつ「玉造温泉」や、夕日が堪能できる「松江しんじ湖温泉」がある
- 様々な食べ方ができる「出雲そば」や「松葉ガニ」「松江いわがき」の海産物も有名
- 日本三大和菓子処のひとつ
- また「出雲めのう」も産出され、その工芸品もお土産として人気がある
海鮮や「しじみ」など水産食材豊かで更に歴史感じる「水の都」の「島根県松江市」は、静かに過ごしたい人に最適な街ともいえるのではないでしょうか?
松江のおすすめお土産10選 食品編【お菓子/海産物/お酒/ばらまき】
日本三大和菓子処のひとつだけに和菓子の種類が非常に豊富で、お菓子中心のお土産になりがちな松江のお土産事情。
しかし、宍道湖があることや「水の都」といわれるだけに、お菓子以外の食品やかわいい工芸品などのお土産があるのは火を見るより明らかです。
では、その和菓子を含め、豊富にある松江のお土産をみていきましょう。
松江には、以下の様々な種類のお土産があります。
- 若草
- どじょう掬いまんじゅう
- しじみマドレーヌ
- 山川
- 薄小倉
- 姫小袖
- 地酒・李白
- あご野焼
- 松田十郎商店の鯖の塩辛
- 「宍道湖七珍」
続いて、松江のそれぞれのお土産を紹介します。
松江のおすすめお土産①:若草
松江城の七代目藩主だった「松平治郷」公は、茶人「松平不昧」としての顔もありました。
和菓子専門店「彩雲堂」による「若草」は、ふっくらした求肥に若葉色の砂糖と寒梅粉をまぶした和菓子であり、「松平不昧」が一月から四月にかけてのお茶会で用意された茶菓子がこの「若草」とされています。
奥出雲産の良質もち米を、熟練の和菓子職人が「銅釜で丁寧に練り上げ、求肥にしてさらに切り分けそぼろをまぶす」工程をすべて手作業で行われ丁寧に作られています。
松江を代表する伝統和菓子「松江三大銘菓」のひとつとして知られています。
和菓子好きな知人へのお土産や、目上の人への松江お土産におすすめできます。
松江のおすすめお土産②:どじょう掬いまんじゅう
1967年に販売開始から半世紀以上のロングセラーを続ける、和菓子の老舗「中浦本舗」謹製の「どじょう掬いまんじゅう」とは、島根県安来市に昔から伝わる「安来節を踊る『ひょっとこお面』をつけた人」をモチーフとする「まんじゅう」です。
懐かしささえ感じる白あんがを使ったものは定番商品ですが、最近はイチゴ、チョコ、抹茶など味の種類も増えています。
なんと巨大サイズの「どじょう掬いまんじゅう」も存在します。
ひとつひとつ個包装になっており、ばらまき用の職場へのお土産に購入し、同僚仲間の机の上に置いてはいかがでしょう。
そのインパクトあるビジュアルなので、お土産とはいえウケてもらえるかも?
巨大サイズのモノは正にウケ狙い、ネタっぽいお土産を探している人は絶賛おすすめです。
松江のおすすめお土産③:しじみマドレーヌ
マドレーヌといえば、サイズの違いこそあれ、「貝殻」の形をしたバターを効かせた一口大の焼き菓子であり洋菓子です。
また、松江において「貝」といえば、クドイですが「しじみ」は避けられないプライドシェル。
そこで誕生したのが、島根県松江市内の「ケーキハウス アガート」の「しじみマドレーヌ」です。
しじみ型をした「プレーン」と「リアル」の2種類があり、なんと実際に「しじみエキス」が使われています。
しかし、味に関しては「しじみ臭さ」は皆無で「えっ?そうなの?」と意外に感じる人も多いでしょう。
「リアル」の方は一見「えっ?これ、食べられるの?」と躊躇してしまう程に「黒い」のでお土産にすると様々な反応がありそうですが、ばらまき用としては「あり」のお土産なので、ウケ狙いのお土産としてもおすすめです。
松江のおすすめお土産④:山川
「この山川は、古歌の 散るは浮き 散らぬは沈む 紅葉ばの 影は高尾の 山川の水」
松江藩七代目藩主「松平治郷公」が、この古い歌から命名したとされる「山川」。
幕末頃まで、出雲藩の御留菓子(茶会で用いられたいわれを持つお菓子)として重宝された、落雁タイプの干菓子です。
手で割ったお菓子の側面の凹凸は山と川に見立たて、紅白のツートンカラーは紅葉と川の流れを表現とされています。
材料の吟味選定や甘塩両味のバランスこそが本菓の真隋とされ、そのバランスを支持する人も多い銘菓です。
落雁タイプの菓子では日本三名菓のひとつに数えられ、中国地方日本海側地域では先に了解した春の「若草」、秋の「山川」が代表的な季節菓子として、またはお土産として今も親しまれています。
もちろん、松江三大銘菓にも数えられ、おめでたい紅白のお菓子でもあり特に目上の人へのお土産に最適です。
松江のおすすめお土産⑤:薄小倉
まず「錦玉」とは寒天と砂糖を溶かして煮詰めた飴状のものを指します。
「薄小倉」とは、3日にかけて蜜に漬けた大納言小豆と錦玉を一緒に混ぜ込み成形し、時間をかけて窯で乾燥させた和菓子です。
じっくりと熱を加えることで、特有のあの「カリッ!」とした食感が造られます。
手間と時間を惜しまず丹念に作り上げることで、和菓子処松江の名に恥じない和菓子グルメなお客様を納得させた、松江の和菓子老舗「桂月堂」の代表銘菓です。
お茶に合いそうなイメージですが、意外にもブラックコーヒーとの相性もいい逸品。
仕事等で疲れた時にその甘さが効きそうなので、自分へのお土産にもいかがでしょうか?
松江のおすすめお土産⑥:姫小袖
江戸時代の頃から藩主から茶会や法要などに特別に依頼があった茶菓子として、製造元の「一力堂」に今も残る「姫小袖」。
その当時は「姫小袖」の外部販売が一切禁止だったこともあり「お留め菓子」ともされていました。
「姫小袖」とは、上品でさっぱりした風味の白こし餡を、独自製法で調製した和三盆で仕上げた打菓子です。
ホロリと崩れる華奢な優美さを称え、いつ頂いても当時の優雅さが全く損なわない点は、さすが「松江三大銘菓」の一角を担う逸品です。
「松江三大銘菓」でもある「若草」や「山川」同様、目上の人へのお土産や、お茶を嗜む人へのお土産におすすめです。
松江のおすすめお土産⑦:地酒・李白
松江市に所在する酒蔵「李白酒造」の看板銘柄「李白」。
その名前は、総理大臣経験者の松江出身「若槻礼次郎氏」により、酒を愛した中国の詩人「李白」から命名ことです。
原料米は島根県地産の「五百万石」「神の舞」や、兵庫県産の「山田錦」を使い、仕込み水には計4ヶ所もの井戸からの名水を用いています。
近年は、香港やアメリカ、韓国やシンガポールなどへの海外進出をも積極的に行っています。
「李白 大吟醸 月下独酌」はワインのような芳醇で仄かで甘みとキレがあり、特に女性に大人気の地酒です。
葉っぱ物のお浸しや和え物、海鮮物のマリネなど、サッパリした味に合う銘酒です。
もちろん、日本酒好きの人へのお土産は元より、女性にもおすすめできるお酒なので、気心知れた人へのお土産におすすめです。
松江のおすすめお土産⑧:あご野焼
トビウオを「あごが落ちる程旨い」と比喩されることから、山陰では「あご」と呼びます。
松江は、そのすり身を使った「あご野焼」という名前の練り物も有名です。
「あご野焼」とは、「あご」を原料とする太めのちくわ状の練り物を意味します。
5月あたりから、日本海を産卵目的で北上する「あご」を使い、山陰の地酒とで練り上げ焼き仕上げた「あご野焼」は、山陰で産まれ郷土が育てた、それこそ故郷の味そのものです。
多くの店舗でリリースされている「あご野焼」ですが、地元でも知られている練り物専門店といえば「長岡屋茂助」です。
ここの「あご野焼」は、皮はパリッと食感と引き締まった蒲鉾の歯触り、そして仄かに薫る吟醸酒の風味も癖になる逸品です。
練り物好きやグルメな人へのお土産としておすすめしたい逸品です。
松江の地酒と一緒に、お酒が好きな人へのお土産とするのも良いですね。
松江のおすすめお土産⑨:松田十郎商店の鯖の塩辛
日本全国的にみても珍しい「鯖の塩辛」です。
サバの旨みと、ある意味佃煮張りにしっかりとした塩分がガツンと来る味が特徴の「ご飯のお供」です。
それこそ佃煮っぽくホンの少量をご飯に乗せる、お茶漬けに入れ込む、お酒の肴として嗜むなど、様々な食べ方ができます。
また、薬味感覚で焼干物や焼肉に足したり、そうめんつゆに使っても風味が楽しめます。
また野菜炒めやパスタなどの調理、野菜やフライのディップソースに調味料感覚で使うのもおすすめです。
イタリアンにおけるアンチョビ感覚で、様々な料理に幅広く使える万能調味料兼、食材です。
また、鯖の身だけではなく、漬け汁も使える点がポイントです。
お酒が好きな人への「肴」としてのお土産はもちろん、料理好きな人へのお土産にも最適です。
もちろん青魚が大丈夫な人前提のお土産になります。
松江のおすすめお土産⑩:「宍道湖七珍」
【「宍道湖七珍」とは?】
「宍道湖七珍」とは、その名前の通り宍道湖で獲れる特徴ある魚介群を意味します。
その魚介群とは「スズキ」「シラウオ」「コイ」「モロゲエビ」「アマサギ」「シジミ」の7種です。
やがて、松江の郷土料理の主な食材として紹介されるようになり、現在に至ります。
お土産としても充分にありの魚介群です。
以下はその7種の「七珍」についてです。
「宍道湖七珍」1:スズキ
湖の水温が段階を得て冷たくなる晩秋~初冬に、脂がのり旬を迎える「スズキ」。
「古事記」に記載されている国譲り神話にて名前が確認できるほど、出雲周辺のプライドフィッシュでもあります。
スズキのフィッシュジャーキーなど様々な加工品や料理も有りますが、その中でも丸ごと1匹を奉書紙に包み蒸し焼きにする「スズキの奉書焼き」は、かの「松平治郷」公好みの逸品として有名です。
水揚げされたばかりのスズキをお土産としてクール宅急便で直送も可能ですが、スズキの塩干ものやジャーキーも有り好みに沿ったスズキをお土産にしても面白いですね。
下記のアマゾンリンク先のスズキは残念ながら宍道湖産ではありません。
ですが、海鮮素材としてスズキが気になる人はお試しするのもありでしょう。
「宍道湖七珍」2:シラウオ
鮮度の良いモノは、まるで氷のように透きとおり繊細で美しい「シラウオ」。
そのビジュアルからして、しばしば女性の手の指に例えられることが多い海産物です。
「出汁いらず」等の揶揄表現があり、シラウオのみで旨いダシが楽しめるので特に澄まし汁で頂くのがおすすめです。
シラウオの身のほろ苦さと独特の香りのバランスも絶妙です。
旬は初春~春であり、1600年以降~は名漁場として特に松江の馬潟沖などが全国的にも有名でした。
1930年代当時、「松江のシラウオは日本随一」と東京や大阪の高級料亭から評された実績があります。
※下記のアマゾンリンク先の商品は、宍道湖産ではない可能性が高いですが,気になる人は自分へのお土産にいかがでしょうか?
「宍道湖七珍」3:コイ
淡水の魚でもある「コイ」ですが、湖水の塩分は比較的薄い故にコイが生息している宍道湖。
比較的多く獲れる上に、大きいサイズだと全長1m以上にも及ぶ場合もあります。
糸づくりのコイに煎ったコイの卵を和え、煎り酒をつけて食べる「コイの糸づくり」が松江の代表的な郷土料理として有名です。
コイの骨団子と皮の湯引きを添える場合もあります。
旬は冬とされ、鎌倉時代~明治時代もの長きにわたり、天皇や将軍への「御前科理」はコイに限るとされてきました。
高貴な食材を堪能したい人は、下記のように「コイの甘露煮」をお土産にするのもおすすめです。
「宍道湖七珍」4:ウナギ
一般的にウナギの旬は土用の丑の影響もあり夏とされますが、本気で旨いのは栄養を蓄えた冬の「寒うなぎ」の意見もある鰻の旬。
宍道湖における漁期は4月~12月なので、夏冬双方の解釈も可能です。
宍道湖のウナギは、身が締まっていて歯ごたえがあり「臭みが無く焼けば皮がパリッして、骨も柔らかく食べやすい」と評さており、ズバリ「蒲焼き」に最適です。
まずは素焼きに、そしてウチワで風を送りつつ、タレをつけながら照りが出るまで焼く「地焼き」と呼ばれる焼き方は、出雲から上方(大阪)に伝わっていき、今や全国に周知された焼き方になっています。
松江のお土産としてなら、やはり「蒲焼」や「有馬煮(山椒煮)」がお土産としておすすめです。
「宍道湖七珍」5:モロゲエビ
「ヨシエビ」を意味する、ビジュアル上の特徴を表現した松江地方の呼び方の「モロゲエビ」。
体長は10cm程のクルマエビの種類のひとつであり、宍道湖の塩分が比較的高いエリア(東部~中海)で多く獲れます。
癖が無いない上品な味わいがあり、殻が薄く背ワタが少ないので、殻を剥かずそのまま丸ごと楽しめます。
主に唐揚げや煮付けなどで食べられている食材です。
「スジエビ」や「テナガエビ」は「モロゲエビ」と同義、とする意見も見かけますが、
しかし、よく確認すると、大きな「手」の有無などでの判別が可能です。
お土産とするなら、やはりすぐ食べることを前提とした惣菜としてのモロゲエビとなり、自分へのお土産がおすすめです。
「宍道湖七珍」6:アマサギ
「アマサギ」とは、ワカサギを指す出雲地方の呼び名です。
宍道湖でのアマサギ漁の期間は10月-3月ですが、その中でも1月-3月にあたる産卵期が旬に該当します。
卵が詰まったアマサギが特に珍重され、天ぷらや南蛮漬けなど様々な調理法で食べられています。
もちろん、鮮度の良い個体ほど旨味も増し、美味なのは言うまでも有りません。
宍道湖は自然分布の南限ですが、昨今では夏季の高水温等の影響で漁獲高が激減している状況です。
いずれの調理法でも丸ごと食べらる珍味中の珍味、機会があれば松江産の「アマサギ」をお土産にいかがでしょう。
※下記リンク先のワカサギは「琵琶湖産」です。
1度も食べたことが無い人や、気になる人は試してみるのも良いでしょう。
「宍道湖七珍」7:シジミ
最後に紹介するのは「シジミ」です。
数あるシジミでも、ここでいう種類はズバリ「宍道湖のシジミ」そのものです。
粒が大きく身は肉厚というアサリと間違えるそのビジュアルは一般的なシジミとはかなり異なります。
松江の代表的で象徴的な味覚のひとつであり、また、漁獲高も全国TOPを誇ります。
その食感と独特の風味はシジミに対する先入観を覆すものとなるでしょう。
主に獲れるのは、塩分の薄い汽水域を生域とするヤマトシジミであり、大粒貝のものは湖北、小粒貝は南岸で漁獲されます。
年間通しシジミ汁は欠かせない一品ですが、旬といえば春が該当されます。
「黄痘が発症したらすぐにシジミを食せ」といわれるほど、肝機能の回復の民間療法でも有名です。
松江の名産や特産をお土産にしたいなら、「宍道湖のシジミ」は外せません。
松江のおすすめお土産10選 雑貨編【工芸品/かわいい/出雲めのう】
「和菓子」や「海産物」など豊富にある松江のお土産。
ふと、食べ物以外で松江のお土産としておすすめできる物があるかどうか、気になりませんか?
そこはさすが城下町松江、食べ物以外でも有名なアイテムがしっかりとあります。
では、松江のその食べ物以外お土産をみていきましょう。
松江には、以下の様々なお土産があります。
- マツエーシカ
- 御朱印帳 各種
- しまねっこグッズ
- 姫ラボ・温泉コスメ
- 出雲民芸紙
- 布志名焼
- 出雲めのう細工
- 八雲塗り
- 縁雫(えにしずく)グッズ
- 松江クラフト
続いて、松江の食べ物以外お土産をそれぞれ紹介します。
松江のおすすめお土産①:マツエーシカ
島根県は山や山林地帯が非常に多く、昔から木工工芸が盛んな地域でもあります。
様々な工芸雑貨が様々な場所で制作される中、最近は特にインスタ女子の注目を集めているのが、「マツエーシカ」です。
その「マツエーシカ」とは?ロシアの民芸特産品に「マトリョーシカ」がありますが、その松江版です。
ボディに「松江城」「抹茶」「銘菓若草」「勾玉」「しじみ」などのご当地モノのイラストが記載された、松江在住の作家によるご当地マトリョーシカです。
マトリョーシカと同様入れ子式のかわいい人形雑貨です。
「シマネーシカ」や「ドジョウスクイーシカ」などの種類(?)もあり、一体一体ハンドメイドなので「一点もの狙い」に近いノリで、他の人とは一線を臥すお土産をと考えている人に絶賛おすすめです。
松江のおすすめお土産②:御朱印帳 各種
京橋川沿いにある「ぐるっと松江堀川めぐり」のカラコロ乗船券売り場内に所在する、御朱印帳専門店「しるべ」。
持ち主と神様仏様を「紡ぐ」ための力添えができたら?…との想いを込め、店名を「導(しるべ)」に。
出雲大社や家紋、名産の勾玉や神話にも名前がある「因幡の白兎」など出雲をコンセプトテーマに、常に100種以上のご朱印帳を取り揃えています。
全て職人によるハンドメイドにて1点1点丁寧に仕上げた逸品、御朱印集めしている知人へのお土産に最適です。
またインスタ画像のような柴犬柄のモノやかわいい配色の御朱印帳もあるので、松江市内も縁結びにご利益ある神社が多いので記念のお土産としての購入も充分ありでしょう。
松江のおすすめお土産③:しまねっこグッズ
松江ではなく島根県全体の観光マスコットPRキャラ「しまねっこ」。
出雲大社の「大社造りの屋根」をモチーフとしているので「出雲のもの」とみられがちですが、島根県全体のキャラです。
島根県のご当地キャラとして認知度も高いしまねっこは、「ネコ」をモチーフにしていることも手伝いそのかわいいビジュアルからも人気を集めています。
お菓子やストラップ、ぬいぐるみなど、約200種以上のお土産アイテムが溢れています。
ばらまき用お土産から、友人知人用のお土産、そして自分用のお土産まで用途に応じた「しまねっこグッズお土産」がチョイスできるはずです。
松江市内でももちろん扱っているので市内観光の際は、ゆるキャラ好きな人はぜひお気に入りのしまねっこを見つけ、お土産にしてみてください。
松江のおすすめお土産④:姫ラボ・温泉コスメ
「玉造温泉 美肌研究所」がリリースする温泉を基とするコスメブランド「姫ラボ」。
松江発祥のブランドのひとつであり、日本最古の美肌温泉と称される玉造温泉水調合のスキンケア商品です。
「玉造温泉」は島根県松江市に所在するので、ある意味松江の特産ともいえるコスメアイテムともいえます。
古からの伝承というべき豊かな自然の恵みにより生み出された「姫神様からの賜り物」による「美肌磨き」を提案するブランドです。
玉造温泉の泉質が肌に合う女子なら迷わず手に入れるべきアイテムであり、コスメ大好き女子へのお土産にも最適。
もちろん、温泉コスメに興味があるなら自分のお土産にもおすすめです。
最近はスキンケアに気を遣う男子も多いので、そのような男子へのお土産でも良いですね。
松江のおすすめお土産⑤:出雲民芸紙
島根県松江市八雲町東岩坂にある星上山の山麓谷間にある、別所地区で創り出される手すき和紙「出雲民芸紙」。
正倉院文書にも記載がある「出雲の国」は、古より紙の産出国でした。
故人間国宝「安部榮四郎氏」はそのような伝統の元、1931年、民芸の創始者「柳宗悦氏」との出会いをきっかけに、「出雲民芸紙」として復活させました。
榮四郎で培われた心技は、現在は孫の信一郎、紀正兄弟へと確実に伝承されています。
1982年に「島根県ふるさと伝統工芸品」に指定されています。
硬い文章になりましたが、下記のリンク先のようなかわいい芳香剤のような出雲民芸紙を使ったお土産アイテムも有ります。
実用的な、ばらまきお土産にも最適です。
松江のおすすめお土産⑥:布志名焼
布志名焼は、末裔与次兵衛村政が江戸時代の中ごろ、開窯したとされています。
江戸時代後期にはすでに11窯を数え、明治晩期には、布志名焼の特徴でもある「黄釉を使った製品」が全国的に流行し、国内はもとより海外へも輸出されています。
昭和初期になると、他地方の陶器の影響で一時不振になった時期がありますが、民芸運動をによりイギリスのバーナード・リーチのサポートを受け、西洋の陶技を取り入れ立て直しを図り、現在に至っています。
土屋系雲善窯、舟木窯、湯町窯などが現在も活動を続け、茶器や酒器、菓子器や花器、日用食器などを作り続けています。
1982年には「島根県ふるさと伝統工芸品」に指定されました。
前置きが長くなりましたが「布志名焼」が好きな人も多いのではないでしょうか?
使い易そうな大きさと飽きの来ない色合い、コレクションしているなら迷わずお土産として購入すべきでしょう。
松江のおすすめお土産⑦:出雲めのう細工
松江や出雲地方の、食べ物以外で有名なお土産のひとつに「出雲めのう細工」があります。
島根県内各地の旅館やホテル、お土産物屋さんには、かなり高い確率で「出雲めのう細工」が並んでいるスペースがあります。
赤や緑、または縞模様など、カラーや柄などが多彩なことや、置物からアクセサリーまで幅広く使われている輝石であり、観光客に人気ある青めのう(碧玉)は、松江市玉造の特産です。
出雲めのう細工とは、その地名の如く玉湯町玉造周辺で古代から造られていた勾玉が発祥とされています。
江戸時代以降、印鑑やかんざしなどの結髪用具の材料に用いられ、現在に至っています。
渋い色調と実に暖かみがある光沢、千差万別の縞模様など、飽きが来ないアクセサリーとして持てはやされています。
いわゆるダイヤモンドなどの輝石アクセサリーが好きな人へのお土産や、石好きな人や知人へのお土産におすすめです。
松江のおすすめお土産⑧:八雲塗り
明治の初めの頃、松江の塗師「坂田平一氏」が中国の漆器に着想を得て創始し構築した「八雲塗り」。
出雲に昔から伝わる古歌「八雲立つ」からの引用命名された、松江に昔から継承されている漆器工芸のひとつです。
塗り込んだベースに、様々な色合いの色漆や金銀粉などで模様を絵付し、その上に天然透漆を幾重にも塗り重ね、伝統技法によって研ぎ出し、ひとつひとつ仕上げます。
経年を重ねるごとにこの透漆の透明度が深くなるにつれ、この描かれた模様が鮮明に浮かび上がります。
この浮かび上がる模様や文様が、他の産地にはまず見ない「八雲塗り」最大の特徴でもあります。
漆器茶器を探している人や、記念にお箸を探している人におすすめできるお土産ともいえます。
松江のおすすめお土産⑨:縁雫(えにしずく)グッズ
縁結びの神社が多いゆえに縁結びの地とされ、水の都ともいわれる松江は、雨が似合う街ともいわれます。
宍道湖や大橋川、または松江城堀川に静かに落ちては消えゆく雫。
しっぽりと濡れるそのような雨の日の松江の風景は、様々な緑や花々を彩りよく映し出し非現実的な美しさを演出します。
心に沁みるように松江に静かに降る雨を、「縁雫(えにしずく)」と読んだのは松江市立女子高の生徒たちです。
「縁雫」の名前から企画され、作られた商品群を「えにしずくグッズ」とよび松江の街をアピールしています。
「縁結びグッズ」やキャンドル、絵馬やピンクのポストストラップなどを扱っています。
何といってもかわいい雑貨好きな女子へのお土産におすすめです。
彼氏と一緒にお土産選びも楽しいですよ。
なんと、その「縁雫」をイメージしたCDもリリースされています。
松江観光に思い入れのある人へのお土産にいかがでしょうか?
松江のおすすめお土産⑩:松江クラフト
島根県松江市にある、今話題のの雑貨セレクトショップ「はこぶね」。
ここで扱っている松江クラフトや松江雑貨が、女子の間で「かわいい」と評判になっています。
山陰在住の様々なクリエイターの作品を扱っており、良い意味で手描きで斬新なデザインのダルマや、勾玉型のオルゴールなどおしゃれなクラフトアイテム等に溢れています。
島根県を象徴する玉造温泉の温泉街の一角に「はこぶね」は構えています。
「出雲の縁結びキャンドル」を筆頭とする、ちょっと気になる雑貨が他にも多くあり、かわいい松江クラフトはかわいい雑貨好きな女性へのお土産として絶賛おすすめです。
松江のおすすめお土産屋さん5選【駅/物産観光館】
ここまでいろいろと松江のお土産を紹介すると、「どこで手に入るの?」と、気になるものです。
得てしてこれだけお土産物が豊富にあると、購入できるスポットも拠点に構えています。
それでは、一部ですがお土産が買える松江のショッピングスポットをみていきましょう。
松江には、以下のショッピングスポットがあります。
- 湯町窯
- 宍道湖しじみ館
- 島根県物産観光館
- ミュージアムショップ 縁雫
- JR松江駅構内「シャミネ松江」
続いて、松江にあるショッピングスポットを、それぞれ紹介します。
松江のおすすめお土産屋さん①: 湯町窯
1922年創業の「湯町窯」とは、創業90年を余裕で越える情緒溢れる、松江にある陶芸工房です。
「スリップ・ウェア」と呼ばれる個性的な模様や佳麗な配色や色彩、土の暖かみが感じられる作品を主に扱っています。
作品そのものについても、洗練された曲線や迫力を追求し、実際に使う時の美も考慮した「用の美」を重要視しています。
日常生活に彩りを添える魅力的な作品たちです。
意匠登録している「エッグベーカー」で有名になった「布志名焼」を扱う窯です。
お土産全般というよりは、ピンポイントに「布志名焼」の陶器を求めている人へのお土産や、自身が気に入っているなら訪問必須の陶芸工房です。
湯町窯
住所:〒699-0202 島根県松江市玉湯町湯町965-1
電話番号:0852-62-0726
営業時間:8:00-17:00 土日9:00-17:00
定休日:年中無休
URL:紹介ページ
松江のおすすめお土産屋さん②: 宍道湖しじみ館
「宍道湖しじみ館」は、その名前の如く宍道湖の北部湖岸にある松江しんじ湖温泉に構えています。
館内には主に2つのフロアに分かれており、そのひとつ「展示館」では、しじみの情報発信の場として関連の資料の展示の一方で「しじみの直販」も行っています。
また一方の「松江名産センター」では松江の様々な銘菓や、水産加工品、地元工芸品などの各種お土産の販売や、イートインスペースもありしじみを使った汁物やハンバーガーなどのメニューが楽しめます。
温泉に立ち寄った際のお土産購入の場として、またはしじみ関連のお土産を確実に手に入れたい時におすすめできるスポットです。
宍道湖しじみ館
住所:〒690-0852 島根県松江市千鳥町36
電話番号:0852-21-5252
営業時間:8:40-17:00
定休日:年中無休
URL:公式サイト
松江のおすすめお土産屋さん③: 島根県物産観光館
JR松江駅下車「ぐるっと松江レイクラインバス」で約10分、松江城バス停下車徒歩約1分の場所にある「島根県物産観光館」。
島根県内の様々な特産品や名産品を一堂に集め展示販売する複合商業施設です。
「物産観光館」を謳うだけあり、宍道湖のしじみを筆頭とした食品や松江の各種銘菓、布志名焼などの陶器、「李白」などの地酒、漆器、出雲めのう、和紙など、手頃な価格のモノから高額な作品まで豊富にお土産が取り揃えており、地方発送も可能です。
お土産購入する場所で悩むなら、迷わず「島根県物産観光館」に出向いた方が早いでしょう。
カフェも併設しているので、お土産を何にするかをじっくり検討するのも良いかもしれません。
島根県物産観光館
住所:〒690-0887 島根県松江市殿町191
電話番号:0852-22-5758
営業時間:9:00-18:00
定休日:年中無休 ※12/31・1/1のみ
URL:公式サイト
松江のおすすめお土産屋さん④: ミュージアムショップ 縁雫
「和」に徹底し拘り抜いた、山陰地方でも随一の規模を誇る「ミュージアムショップ 縁雫」。
松江に関する伝統工芸や出版物、縁結びグッズや銘茶に銘菓和菓子などをお土産に最適なアイテムを取り扱う、松江歴史館に常設のセレクトショップです。
ちなみにエントランス内の無料エリアに当該ショップがあり、「松江歴史館」の利用有無に関係なく利用ができます。
別途紹介したオリジナルブランド「えにしずく」グッズも扱っているので、松江クラフトや松江雑貨、出雲民芸紙などの伝統工芸や雑貨類のお土産を探す際におすすめしたい、お土産屋スポットです。
ちなみに「松江歴史館」は、JR松江駅下車「ぐるっと松江レイクラインバス」で約13分、バス停歴史観前下車徒歩3分の場所にあります。
ミュージアムショップ 縁雫
住所:〒690-0887 島根県松江市殿町279 松江歴史館内
電話番号:0852-32-1607
営業時間:8:00-18:30
定休日:年中無休
URL:紹介ページ
松江のおすすめお土産屋さん⑤: JR松江駅構内「シャミネ松江」
JR松江駅の高架を利用した複合商業施設「シャミネ松江」。
開業は1970年後半と意外に古いJR西日本管轄のいわゆる「駅ナカ駅ビル」です。
「ファッションやくらしのサポート館」「縁結び通り」などの計4つのフロアと、駅西側の高架下のフロアとで構成されています。
駅コンコースに直結しており、圧倒的にJR利用客による「シャミネ松江」利用が多い点が特徴的です。
その「縁結び通り」にある「おみやげ楽市」とは、かつての「キヨスク」の新形態。
「キヨスク」の機能(お土産が購入できる)そのままに、さらなる充実した駅構内お土産スポットとして進化しています。
「シャミネ松江」にはお土産が手に入るショップが他にもあるので、見て周るにも良いかもしれません。
シャミネ松江
住所:〒690-0003 島根県松江市朝日町伊勢宮472-2
電話番号:0852-26-6511
営業時間:フロアや店舗にもよる
定休日:不定休
URL:公式サイト
「宍道湖七珍」と和菓子そして「出雲めのう」と「しまねっこ」など、意外なお土産も多い「島根県松江」
「宍道湖七珍」があることや日本三大和菓子処のひとつや、出雲大社が周辺にある関係や縁結び神社が多い理由からの縁結びグッズ、またゆるキャラ「しまねっこ」などのグッズやアイテムなど、お土産の種類に暇がない「島根県松江」。
松江観光の際、特に和スイーツやかわいい雑貨やゆるキャラが好きな女子はスルーできないお土産の品揃えです。
気になる人は、松江観光の機会に紹介したお土産屋さんを覗いてみてはいかがでしょう?
もちろん、グルメ視点でも充分楽しめる「島根県松江」、良い意味でお土産選びに悩み倒してください!
以上「松江の人気お土産22選!おすすめのお土産屋も紹介」についての記事でした。