【観光】山寺とは?由来は?
山形県に観光に行く人の多くが、訪れる有名でオススメの観光名所が山寺です。
今回は、山寺観光で役立つ情報をご紹介します。
山寺とは?
山形県の有名な観光名所である山寺とは、一体どんなお寺なのでしょうか。
立石寺そのものは、860年に清和天皇の命で慈覚大師が開山した天台宗の寺院です。
ブナで作られた日本最古ともいわれる根本中堂に50年に一度だけ開帳されるという御本尊が安置されています。
開山をした慈覚大師による木造の薬師如来が安置されています。
また、不滅の法灯と呼ばれる灯火をこちらのお堂ではさんぱいでき、それが観光の見どころのひとつです。
この灯火は、元は最澄が比叡山の根本中堂にともしたものといわれています。
しかし、比叡山焼き討が織田信長によって行われた時に、消えたといわれいます。
その灯りは、実は立石寺に分灯されていて、現在も立石寺の根本中堂で見学可能です。
山寺の由来
山寺の由来についてです。
宝珠山立石寺というのが、山寺の正式な名称になります。
宝珠山は、霊山と言われており、パワースポット好きにおすすめの観光名所です。
そんな山寺は、根本中堂、開山堂、性相院、中性院、奥の院、金乗院、華厳院、せみ塚などのみどころがあります。
山寺/宝珠山立石寺
住所:〒999-3301 山形県山形市山寺4456-1
電話番号:023-695-2002
営業時間:9AM–5PM
URL:山寺/宝珠山立石寺
夏夜はライトアップ
今年の予定はまだわかりませんが、平成30年は7月28日から8月26日まで夜8時から9時までライトアップが宝珠山と門前町の商店でありました。
ライトアップオープニングには、ビアパーティが開催されました。
今年はどんな感じになるのか、楽しみです。
【観光】山寺の階段の数
山寺は、長い階段があることで知られます。33万坪の境内を持つ山寺の階段は、登山口から奥の院まであり1000段を越えているといいます。
その1000階段を登り、奥の院へ行くまでの間に、観光名所や風光明媚な景色。奇岩を楽しむことができます。
【観光】山寺の見どころ5選
観光名所としてオススメの山寺の見どころを5ピックアップしましたので、山寺に観光に行く方は参考してみましょう。
それでは観光の見所をご覧ください。
山寺観光の見どころ①:立石寺根本中堂 御本尊薬師如来
50年に一度しかご対面できないのが、山寺立石寺の根本中堂に安置されている本像です。
通常時は、参拝と不滅の灯火をみるだけになりますが、山寺のおすすめの観光名所です。
この根本中堂というのは、比叡山にもありその別院に当たるのが山形山寺にあるお堂です。
奥の細道を書いた松尾芭蕉とその弟子曽良がおとずれたことがある地としても知られています。
別院であるこの根本中堂は、国指定重要文化財 となっています。
山寺観光の見どころ②:奥之院と大仏殿
山寺観光おすすめの見どころで、ご紹介したいの通常「奥之院」と呼ばれている如法堂と、大仏殿です。
奥之院に到着する前には、石段と立派な灯籠があります。
日本三大灯籠と呼ばれている金灯篭です。
右手に行くと奥之院、左手には大仏殿があります。
大仏殿には、阿弥陀如来坐像があり、高さ5メートルほどあるといわれています。
山寺の登山口から入り、行先で異なるおみくじや、お守り、御朱印などをいただけるのですが、こちらの奥之院である如法堂でも一般の授与所とちがうお守りがあります。
おすすめは、山頂木魚となっている奥之院でおいてある木魚です。
このあたりも観光の見所です。
山寺観光の見どころ③:開山堂と五大堂
山寺の見どころの一つで、おすすめの観光名所が五大堂と開山堂です。
開山堂は、名前の通り山寺を開山したと言われる慈覚大師円仁を祀っていると言われるお堂です。
お堂に安置されている円仁は木造で作られており、朝と夜にお堂にはお線香がお供えものとしてあげます。
また、「五大堂」は山寺唯一の展望所となっています。
ぜひ、山寺から周右の絶景を眺めてください。
ここが五大堂と呼ばれているのは、不動明王を中心としあ5名の明王が組み合わさった五大明王を祀っているからです。
五大明王の残りは、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王です。
山寺観光の見どころ④:せみ塚
登山口から奥之院を目指して登る石段のちょうど中頃にあるのが、観光名所の一つ「せみ塚」です。
この「せみ塚」は、松尾芭蕉が、山寺を訪れた時に詠んだという句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の短冊を埋めた場といわれています。
この句で歌われたセミの種類について俳人でも意見が食い違います。
いずれにしろ、セミの鳴き声がよく聞こえる時期に山形へ観光して、このせみ塚のところで、耳を澄ましてみるのも一興ではないでしょうか。
一般的に、歌が歌われた7月上旬に山形に生息するのは、ヒグラシアブラゼミ、ニイニイゼミ、エゾハルゼミと言われています。
このせみ塚の手前には、姥堂と呼ばれるお堂があり、こちらも観光名所としておすすめです。
姥は、奪衣婆のことで石で作られた脱衣婆が本尊として安置されています。
山寺観光の見どころ⑤:山内支院
山寺観光の見所に山内支院があります。
「山内支院」は、性相院・金乗院・中性院・華蔵院から構成されています。
江戸の時代には、これらの院で多くの僧侶が修行を積んでいたと言われています。
これらの4つの院の観光におすすめな理由の一つに、昨今流行っている御朱印があります。
性相院は阿弥陀如来が本尊で、運慶が制作したといわれる毘沙門天像も安置されています。
金乗院は、延命地蔵菩薩が本尊です。
中性院は、日牌と言われる場所でここには山形城主など位牌がおいてあります。
華厳院は三重塔で有名な場所です。
見どころは、サイズの小ささです。
ここの三重塔は、国の重要文化財に登録されるほど歴史あるもので、かつ日本で最小と言われています。
これら5つの大まかな観光名所のほかにも見どころがたくさんあります。
胎内くぐりなども体験できる場所もあります。
ぜひ時間の許す限りゆっくりと観光をご堪能ください。
山寺観光モデルコース 所要時間は?
山寺を観光する際に、モデルとなるコースをご紹介します。
おすすめの観光コースは、所要時間が2.5時間ほどです。
石段の上り下りにどの程度時間がかかるのかは、個人差があります。
これだと朝8時からの参拝受付でも、午前中に一通り見て回りランチタイムへいくのに、ちょうどよい時間となり観光にもおすすめです。
・登山口→根本中堂→宝物館→山門→せみ塚、奥之院→開山堂→五大堂です。
【観光】山寺を登る時の服装
山寺は、石段が多く登るのにかなり大変な場所です。ちょっとした散策気分で行くと、思いの外、ハードでびっくりするようなほどの石段が続きます。
歴史のある場所で、石段も古く苔むしているので気をつけて歩いたほうが良いでしょう。
トレッキング、登山靴まで重装備になる必要はありませんが、履き慣れた靴が一番でしょう。
服装は季節にもよりますが、夏はなるべく涼しい格好がよいでしょう。
タオル、ハンカチなど汗をとれるものから、水分補充のための飲み物もあると良いでしょう。
山頂に行くと売店があるので、そこまで大丈夫な人は荷物を軽くして山頂を目指しましょう。
【観光】山寺周辺のおすすめスポット3選
それでは山寺へ観光にきたついでに周辺のおすすめの観光スポットを3つピックアップしてご紹介します。
- 馬口岩
- 山寺 後藤美術館
- 山寺芭蕉記念館
山寺観光周辺のオススメスポット①:馬口岩
山寺観光に来た時に観光協会で馬口岩への行き方を教えてもらうのが一番良いでしょう。
あるいは、山寺芭蕉記念館、山寺後藤美術館、山寺風雅の国の駐車場にある入り口案内板で確認しながら、馬口岩を目指しましょう。
観光のおすすめである馬口岩は、山寺じゃまた物足りないトレッキングや登山好きにおすすめの観光名所で、奇岩、巨石をたくさん見ることができます。
アイスヒルとも呼ばれる馬口岩は、冬場は、大きな氷柱ができることでも知られています。
稲荷岩、馬口岩、象岩、恵比寿岩、大黒岩、くぐり岩、展望岩へ到着したら、またきた道を戻るという感じです。
山寺観光周辺のオススメスポット②:山寺 後藤美術館
五島美術館は、山寺周辺でヨーロッパ絵画を堪能できる美術館です。
平成6年にできた美術館の主な見どころは、ヨーロッパ絵画、彫刻、陶板画、ガラス工芸です。
自然豊かな山形の山寺駅周辺で、18世紀のロココ芸術や、バリビゾン派の芸術を堪能できる美術館です。
山寺駅から徒歩10分ほどで到着する、観光にも便利な美術館です。
山寺 後藤美術館
住所:〒999-3301 山形県山形市山寺2982-3
電話番号:023-695-2010
営業時間:9AM–5PM
URL:山寺 後藤美術館
山寺観光周辺のオススメスポット③:山寺芭蕉記念館
山寺観光のついでにオススメなのがこちらの山寺芭蕉記念館です。
この記念館のみどころは、常設展示場にある映画です。
松尾芭蕉について学習できる40分の映画を鑑賞しましょう。
曽良と2人で日本各地を回った話は、奥の細道として現在も多くの人に読みつがれています。
映像で芭蕉について知らなかった人も簡単に彼の経歴を学びましょう。
コレクションとしては、芭蕉が濱田酒堂という俳人に書いた自筆の手紙があります。
そのほか、水琴窟が記念館の敷地内にありますので、音色を楽しまれるのもいいでしょう。
芭蕉が通った道を山形でもたどり、追体験をするのも興味深いでしょう。
山寺駅よりも近いオススメの観光名所です。
山寺芭蕉記念館
住所:〒999-3301 山形県山形市山寺4223
電話番号:023-695-2221
営業時間:9AM–4:30PM
URL:山寺芭蕉記念館
【観光】山寺周辺のおすすめランチ6選
ここでは山寺観光の後あるいは、観光される前に山寺付近で楽しめる魅力的なランチのお店をご紹介します。
- お休み処対面石
- 本格手打ちそば・ぼたもち 美登屋
- 瀧不動生そば
- 山寺 ふもとや
- そば処信敬坊
- 焔蔵 山寺店
山寺観光周辺のおすすめランチ①:お休み処対面石
山寺の近隣で山門近くに有るのがこちら、お食事処「対面石」です。
ここは、そばなどを気軽に食べることが可能な食事処として観光客に人気です。
山形そばと呼ばれるくらい、山形県はそば処として知られており、山寺のこの近辺にも蕎麦屋さんが点在しています。
ここはそばだけでなく甘味もかなり充実しています。
天ぷらも単体で追加などができますし、芭蕉御膳なるメニューもあります。
芭蕉を追って山寺観光に来た人には特におすすめです。
お休み処対面石
住所:〒999-3301 山形県山形市山寺4411
電話番号:023-695-2116
営業時間:8:30AM–6PM
山寺観光周辺のおすすめランチ②:本格手打ちそば・ぼたもち 美登屋
山寺根本中堂より二分ほどのところにあるのが、「美登利屋」さんです。
山形らしくそばが売りなのに加えて、ぼたもちも人気のお店です。
人気は山形名物の板そばとよばれているもので、400グラムというボリュームが一人前のそば好きにはたまらないメニューがあります。
その他に、山形の郷土料理のひとつ「だし」を使ったお蕎麦などがあり、山形グルメを堪能できます。
また山形の名物と呼ばれている青菜の漬物を使った宝珠っ子と呼ばれるおやきもあります。
甘いものが苦手だけど、せっかく観光旅行なので山形のグルメが食べたいという人は、そばとこちらの店でおやきを堪能されるのがおすすめです。
本格手打ちそば・ぼたもち 美登屋
住所:〒999-3301 山形県山形市山寺4494-5
電話番号:023-695-2506
営業時間:10:30AM–4PM
URL:本格手打ちそば・ぼたもち 美登屋
山寺観光周辺のおすすめランチ③:瀧不動生そば
山形県へ観光に行くなら外すことができない山形のグルメの一つがそばです。
ここ瀧不動生そばは、寒晒しのそばが人気なのと、器が小さく見えるほどおおきなそばがきを油で揚げたものが人気です。
もちっとした独特の触感と、油でカリッと揚がった表面が味わい深い一品です。
そばずきにおすすめのメニューが二種類の異なる味を食べることができる合盛りです。
テーブルと小上がりもあるので、家族旅行にもおすすめできます。
瀧不動生そば
住所:〒999-3301 山形県山形市山寺4359
電話番号:023-695-2039
営業時間:11AM–3PM
URL:瀧不動生そば
山寺観光周辺のおすすめランチ④:山寺ふもとや
登山口にも支店がある山寺ふもとやは、山形グルメはもちろん、観光土産もランチ時に一緒に探したい人におすすめの店です。
山形のお土産が所狭しと置いてあるお土産どころで、ランチ後、ショッピングをゆっくりと楽しむのがいいでしょう。
山形名物の板そばのほかにも、そばメニューが充実しています。
芭蕉にちなんだお土産やテレビで紹介されて人気となった山形の名物さくらんぼを使ったソフトクリームも食べるのもおすすめです。
山寺ふもとや
住所:〒999-3301 山形県山形市山寺4429
電話番号:023-695-2214
URL:山寺ふもとや
山寺観光周辺のおすすめランチ⑤:そば処信敬坊
山形観光の思い出となるであろう山形の郷土料理をいろいろと食べることができるのがこちらの店、そば処信敬坊です。
さといもを美味しく煮付けた名物のいも煮をつかった蕎麦や、田舎そばを堪能できる店です。
手打ちそばの店で、お店の看板には芭蕉らしき人が旅する姿が描かれています。
山寺駅より徒歩5分ほどで、観光にも便利な場所にあります。
そば処信敬坊
住所:〒999-3301 山形県山形市山寺4435
電話番号:023-695-2446
営業時間:8AM–5PM
山寺観光周辺のおすすめランチ⑥:焔蔵 山寺店
山形の名物といえば、そばのほかにいも煮、玉こんにゃくなどがあります。
お土産を売っているお店の前で玉こんにゃくを販売している場合もありますが、ゆっくり座って食べたいと言う時は、こちらのお店でランチ時に食べてみるのはいかがでしょう。
山寺駅より0分とい抜群のアクセスの良さもあり、観光に来た人におすすめのお店です。
もちろん、山形名物の板そばもあります。
焔蔵 山寺店
住所:〒999-3301 山形県山形市山寺4273-1
電話番号:023-665-4770
営業時間:11AM–5PM
【観光】山寺の駐車場
山形の山寺観光に行くのに、車で行く人もいるでしょう。
もし、車で山寺へ観光に行かれた場合は駐車場があるのでしょうか。
山寺には参拝者向けの駐車場があり、無料です。
しかし、観光客が多く訪れる場所にしては、たった10台分しか駐車できませんので、十分な広さはありません。
そのため、どこか他に駐車場を探さないといけません。
山寺近隣には、リーズナブルな駐車場がありますので、そちらを利用しましょう。
多くの近隣の駐車場は1日500円となっています。
山寺のあと、どこに観光に行くかを考えて駐車場を探して停めると良いでしょう。
【観光】山寺へのアクセス
山寺までのアクセス方法についてご紹介します。
電車の場合
電車を使って山寺まで観光に行くならば、山寺駅が最寄りになります。
JR仙山線に乗り、山形駅より20分です。
仙台市から来られる場合は仙台駅よりおなじJR仙山線で50分になります。
車の場合
車を利用する場合、山形駅より30分ほどです。
空港を利用し、その後レンタカー利用した場合でも30分ほどで到着します。
温泉地として有名な天童市や天童温泉から車で15分ほどなので、タクシーを利用してもいいでしょう。
山寺観光の楽しみ方!所要時間、服装、ライトアップ情報紹介!のまとめ
今回は、山形にある観光名所の一つ山寺へ観光に行くにあたっての基本的な情報を始め、山寺の由来、おすすめのランチや周辺の観光名所をご紹介しました。
山寺の長い階段を楽に登るために、観光旅行を考えている人のなかで、日頃はデスクワークで歩くことが少ない人は、旅行にむけて散歩でもして、長距離を歩くことにならしておくのもよいでしょう。
山寺は奥の細道の作者である松尾芭蕉が句を詠んだところとしても有名です。
芭蕉が訪れた頃とさほどかわらぬ自然豊かな山寺の風景を、ぜひ堪能しに訪れてみてはいかがでしょう。