韓国は何歳からお酒を飲める?
日本では20歳からお酒が飲めますが、韓国では日本と年齢の数え方が異なるため、19歳になった年の1月1日からお酒が飲めます。
日本人も海外滞在中にはその国の法律が適用されるので、韓国旅行に行った際には、未成年でもお酒を飲むことができます。
場合によってはお酒が飲めないこともあるので、旅行の際にはしっかり確認するようにしてください。
実はもともと韓国には飲酒自体を年齢で制限する法律がないそうです。
未成年でもお酒を飲んだからと言って法的に罰を受けることはありません。
しかし、先ほど記述したとおり、購入に関しては年齢制限がかけられていて、大人が未成年のためにお酒を買うことは禁止されています。
そのため、自分で購入することはできませんが、家でお酒を飲むことで法に罰せられることはありません。
韓国のお酒の種類
①マッコリ(アルコール度数:6~13%)
韓国のお酒で定番といえばマッコリですよね。
歴史が古く、韓国で一番古いお酒です。
米や小麦に麹を混ぜて発酵させて作る、白く濁ったお酒です。
日本でも一般のスーパーで売られているほど人気のお酒で、甘くて飲みやすく、女性に人気のお酒です。
乳酸菌が豊富で、食物繊維も含まれているため、腸内環境の改善や、免疫力増加の効果もあります。
②ソジュ(焼酎)(アルコール度数:20~45%)
辛い韓国料理にピッタリだと韓国人に人気のお酒ソジュ。
一般的な韓国の焼酎のアルコール度数は20%前後ですが、アルコール度数が高いものも多いので、飲みすぎには注意が必要です。
専用の小さいグラスにそのままストレートで注いで、一気に飲み干すのが韓国では主流です。
ロックで飲んだり、ジュースで割って飲むこともあります。
ソジュ(焼酎)は、韓国におけるアルコール全体のシェア3分の1を占めるほど人気です。
中でも「チャミスル」が特に人気です。
世界で最も売れている焼酎ランキングで一位を獲得したこともあります。
日本ではフルーツの味が楽しめる「フルーツソジュ」が女性でも飲みやすく人気になっています。
③メクチュ(ビール)(アルコール度数:4~5%)
日本でいうビールのことを韓国では「メクチュ」と呼びます。
ちなみに生ビールは「センメクチュ」です。
韓国ビールの中で人気なのが「Cass(カス)」、「Hite(ハイト)」、「OB(オービー)」、「Cafri(カプリ)」です。
もともと日本のビールをベースに作られているため、日本人にも親しみやすいです。
韓国でビールといえばチキン。
チキン+ビールで「チメク(チメッ)」という造語ができるほど、人気の組み合わせです。
韓国にはたくさんのフライドチキン屋さんがあるので、ビールと一緒に食べると最高です。
④果実酒(アルコール度数:10~20%)
韓国では近年女性でも飲みやすい、フルーツフレーバーのお酒が人気です。
昔から有名なのが「ポップンジャ」と呼ばれるお酒。
ポップンジャは野イチゴから作られたお酒で、飲むとイチゴの香りが広がり、とても飲みやすいと評判です。
⑤薬用酒(アルコール度数:10%)
日本でも体にいいと言われる薬用酒。
韓国で数百年の歴史をもつ伝統的な薬用酒にトンスルというお酒があります。
傷口の治療や骨折・腰痛に効き、鎮痛作用の効果があると言われています。
しかし、人糞を原料にしているお酒であるため、最近はあまり人気がありません。
韓国で人気のおすすめお酒8選
おすすめのお酒①生マッコリ
日本でも人気のお酒であるマッコリですが、現地で飲むなら加熱処理されていない生マッコリがおすすめです。
普通のマッコリとはまた違った風味を楽しめます。
韓国の居酒屋では生マッコリを頼めるお店も多いです。
飲みやすいフルーツフレーバーのマッコリが最近の流行で、オシャレでインスタ映えすると話題になっています。
加熱処理を行わないことで、乳酸菌が生きている状態のままいただけるので、美容や健康に効果があるとして女性から人気を集めています。
アルコール度数は6~8%です。
おすすめのお酒②チャミスル
韓国のソジュ(焼酎)の中で地元からも愛されているチャミスル。
「フレッシュ」タイプと「オリジナル/クラシック」タイプの2つがあります。
口当たりがとてもまろやかで飲みやすいのが特徴です。
韓国ではジンロよりも人気のお酒です。
アルコール度数はどちらも20%近く、強いお酒です。
お酒の強い人へのお土産にはぴったりです。
おすすめのお酒③チョウンデイ
女性に人気のフルーツ焼酎。
13.5%と低アルコールで焼酎本来の苦みが抑えられているので、焼酎が苦手な人でも飲みやすいです。
中でもチョウンデイはブルーベリー・さくろ・ゆず・グレープフルーツ・ピーチ味など、色んな種類のフレーバーが楽しめると人気です。
特にざくろは美容にも効果があると言われ、人気が高いです。
日本でも買うことができるお酒です。
ぜひ一度飲んでみてください。
おすすめのお酒④チョンハ
韓国版の清酒、「チョンハ(清河)」。
軽い口当たりと、キレっとしたさわやかな喉越しが評判のお酒です。
アルコール度数は13%です。
人気ソロ歌手チョンハさんが同じ名前ということで、最近広告モデルに選ばれました。
おすすめのお酒⑤Hite Extra Cold
韓国ビールで人気の「hite」。
「Hite Extra Cold」は大人気のアイドルWannaOneがCMに出演し、話題になりました。
ビールが苦手だった女性もWannaOneメンバーがデザインされたhiteを手に入れるためにコンビニやスーパーで買い求めるようになりました。
アルコール度数は4.5%で、スッキリしていて、ごくごく飲めるビールです。
辛めのフライドチキンとの相性がピッタリです。
おすすめのお酒⑥ポップンジャ
韓国で最近人気の果実酒の中でも特に人気なのが「ポップンジャ」。
先ほども紹介しましたが、野イチゴから作られたお酒です。
日本ではイチゴで作られたお酒は珍しいですよね。
味の特徴としては、イチゴ特有のフルーティーで甘酸っぱい感じがあげられます。
甘くて、とても飲みやすいですが、アルコール度数が15%と高めなので、飲みすぎに注意が必要です。
おすすめのお酒⑦メファス
ジュースのように甘く、日本でも人気の梅酒。
韓国では「メファス」と呼ばれる梅酒が有名です。
味は日本の梅酒に似ていて、日本人の口にも合います。
甘くて、香りが良いので、お酒が苦手な方にもおススメです。
アルコール度数は14%です。
パッケージデザインがオシャレなので、インテリアにもなりそうですね。
おすすめのお酒⑧イスルトゥクトゥク
韓国で定番の缶で飲めるお酒「イスルトゥクトゥク」。
ピンク色の可愛いパッケージが若者の心をつかんでいます。
アルコールは3%と低めで、ピーチ味の炭酸がおいしくて飲みやすいと言われています。
韓国では缶チューハイの種類が日本に比べて少なく、日本のほろよいが売っていたりします。
そんな中でもイスルトゥクトゥクは缶で飲めるお酒として人気です。
イスルトゥクトゥクの定番はピーチ味ですが、黄色いパッケージのパイナップル味も発売されました。
おすすめのお酒⑨チョウムチョロム
韓国のソジュ(焼酎)の中で、チャミスルに続いて人気なのが「チョウムチョロム」です。
アルコール度数は16~21%でチャミスルよりもアルコール度数が少し低いので、飲みやすいと言われています。
一般の焼酎よりも甘さが控えめなので、甘いのが苦手な方にもおススメです。
おすすめのお酒⑩Cass Fresh
Hite(ハイト)と並んで人気のビール「Cass Fresh(カスフレッシュ)」。
アルコール度数は4.5%です。
Cass Freshは苦みが効いていて、ビール特有のど越しを味わうことができます。
韓国ではコンビニやスーパーで買うことができ、飲食店でも大抵は置いてある定番のビールです。
韓国でお酒が買えるおすすめの場所
韓国でお酒が買えるのはコンビニやスーパーです。
旅行した際、夜中にお酒が飲みたくなってもコンビニに行けば買うことができます。
チキンをお持ち帰りして、ホテルでビールと一緒に食べるのも最近は多いみたいです。
今回紹介したお酒もコンビニなどで買えますが、店舗によっては販売していないこともあるので、ハーモニーマートなどの大型スーパーで買うのがおすすめです。
ハーモニーマートは明洞など、人気の韓国スポットにあり、お酒以外にもお菓子や食品、色々なお土産がそろっています。
今回紹介しきれなかった人気のお酒もたくさんあるので、気になったお酒があったら、ぜひ買ってみてください。
韓国のお酒をお土産に持って帰る時の注意点
免税になるのは「乗客一人につき760ml相当のものを3本程度」です。
この条件を超えて、それ以上のお酒を持ち帰るのには関税がかかってしまいます。
もし一緒に旅行に行った同伴者がいるなら、一人3本になるように分けて荷物にいれることで関税がかからないようにすることができます。
預け荷物にお酒を入れるときには重量制限にも気を付けないと、余分な費用がかかってしまうので注意してください。
また、飛行機の中では気圧でお酒の缶や瓶が破裂してしまうこともあるので、しっかりと梱包して、もしもの場合に備えましょう。
韓国で人気のおすすめお酒8選!まとめ
韓国のお酒といえばマッコリというイメージの方も多かったのではないでしょうか。
しかし、マッコリだけでなく、日本と同じように焼酎やビールも人気です。
お酒が強い方でなくても、マッコリや果実酒、梅酒など、飲みやすいお酒もたくさんあります。
韓国へ旅行で訪れた際には自分好みのお酒を見つけてみてください。