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2018/12/18

モンゴルの通貨はトゥグルグ。物価は安い?日本と比較【交通費|食費】

満天の星空や、大草原でのゲル生活や乗馬で人気の旅行地モンゴル。一度は行ってみたいと思う人も少なくないようですが、旅費はどのぐらい必要なのでしょうか?物価は高い?安い?
気になるモンゴルのお金事情をご紹介します。

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モンゴルの通貨はトゥグルグ

モンゴルの通貨はトゥグルグです。TgまたはMNTと表記されます。

現在のレートでは4円=100トゥグルグ(2018年12月現在)です。上下はあまりないのですが、0がたくさん付いて計算が大変なので、為替計算サイトやアプリなどをダウンロードしておいてこまめにチェックすることをおすすめします。

トゥグルグの種類は紙幣が9種類、硬貨が5種類あります。紙幣は以下のとおりです。

  • 10トゥグルグ
  • 20トゥグルグ
  • 50トゥグルグ
  • 100トゥグルグ
  • 500トゥグルグ
  • 1000トゥグルグ
  • 5000トゥグルグ
  • 10000トゥグルグ
  • 20000トゥグルグ

硬貨の種類は以下のとおりです。

  • 20トゥグルグ
  • 50トゥグルグ
  • 100トゥグルグ
  • 200トゥグルグ
  • 500トゥグルグ

これの他にも10, 20, 50ムング、1, 5トゥグルグという単位がありますが、現在はほとんど流通していません。

硬貨の流通はそれほど多くなく、紙幣のやり取りが基本です。新札はほとんどなく、ボロボロの紙幣が多いのですぐにお財布がパンパンになります。

海外旅行ではお財布ではなくジップロック袋や巾着袋を使用する人も多いですが、モンゴルでもその技が有効です。お札がボロボロな上に種類が多いので、普通のお財布だと取り出しにくくて苦労します。

要注意なのが、場所によってはUSドルからしか両替できないことがある点です。空港や、首都の銀行などでは日本円から換金してもらえますが、地方の換金所では日本円を扱っていません。

事前に現金がどのくらい必要かよく計算して、換金するとよいでしょう。渡航前に日本でUSドルに換金しておいて、現地で必要な分ずつ換金するのもひとつの策です。

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モンゴル物価は日本に比べて高い?安い?

モンゴルの物価は基本的に日本より安いと考えてよいでしょう。食料品を買うのも、レストランなどで食事するのも、だいたい日本の4分の1くらいの値段です。

といっても、モンゴルの大卒初任給が約5万円程度と言われているので、所得自体が日本の4分の1くらいというわけです。日本から旅行に行くと物価が安いと感じますが、現地で生活している人からすれば日本とあまり変わらないと感じるでしょう。

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モンゴルの物価が安い理由

モンゴルの物価が安いのは、基本的に所得が低いからです。一般事務なら月給4万円前後、平均月収は20万トゥグルグで約8000円と言われています。

月給1万円前後なのに、ランチが500円するのはなかなか大変ですよね。日本と比べると物価は安いですが、モンゴル国内の生活環境をしては同じくらいと言えます。

物価が安いモンゴルでも、意外と高いものもあります。特にモンゴルは国全体が開発途上、貿易も盛んになりつつあるので貧富の差が進んでいます。

それで、一般的な家庭で購入するような安価なものと、富裕層や外国人向けの高価なものが混在しています。モンゴルは何でも安いと思って買い物すると痛い目にあいますので、よく予習して行きましょう!

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物価が安いモンゴルでも輸入品は高い

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全体的に物価がモンゴルですが、輸入品は高額です。特にモンゴルは厳しい気候ゆえに、国内で生産できるものが限られています。

それで、輸入品に頼っているものも少なくありません。例えばスーパーでパスタを一袋買うとします。

一応国産のものもあり、1000トゥグルグ約40円くらい。一方イタリア産のパスタは2000トゥグルグ約80円というわけで、2倍くらい高いというのがわかります。

生野菜も輸入品が多く、果物にいたっては高級品という感覚です。バナナ一本でも500トゥグルグ約20円、りんごなどは一つ一つパックされた高級品なので200円くらいです。

平均月収8000円のモンゴル人からすると、生の野菜や果物は高すぎますね。それで現地の人は、比較的安い缶詰や瓶詰の野菜をよく食べています。

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モンゴルの物価を日本の物価と比較【交通費|食費】

モンゴルの物価を日本の物価と比較:交通費

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モンゴルの交通費は基本的に安く、首都ウランバートルなどは公共交通機関がよく整っています。基本的に安いとはいえ、ぼったくられたりする可能性もあるので、だいたいの価格をチェックしておきましょう。

電車

モンゴルには旅客用のシベリア鉄道と貨物用のモンゴル鉄道が走っています。モンゴルには海がないので、輸出入のための貨物列車に重きが置かれていて、旅客用の列車は多くありません。

ロシアや中国へ陸路で行けるシベリア鉄道がモンゴルを経由しています。北京からウランバートルまでは約3万円です。

つまり国際列車は飛行機とさほど変わらない値段です。時間もかかりますが、景色が楽しめたり、何十両も連なる列車を見るのは貴重な思い出になります。

タクシー

モンゴルのタクシーはほとんどが無認可の白タクです。そのため決まった料金体系はなく交渉次第です。

メーターも付いていないので、慣れない旅行者はぼったくられる可能性大ですが、現地語で交渉または現地のガイドさんと一緒に乗る場合は激安です。

だいたい1km800トゥグルグが相場なので、32円の計算です。10km乗っても320円と考えると、日本では考えられない安さです。

バス

ウランバートル市内には循環バスが走っていて、番号が振ってあるので旅行者にも利用しやすい交通です。

料金は一律500トゥグルグです。トローリーという小型バスは300トゥグルグです。

最近はウランバートルのバスもICカードが主流で、現金しか持っていないと逆に乗れなかったりするので要注意です。ICカードは『U money』の看板がある売店で購入できます。

日本円で約20円以下で市内を回れるので格安と言えます。

モンゴルの物価を日本の物価と比較:通信費

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モンゴルの空港ではSIMカードは売っていません。市内のキャリアショップに行く必要があります。

現地の人の名義が必要ですが、モンゴルのSIMがゲットできた場合モンゴルの通話料は安く、だいたい1分の通話で5円程度です。

インターネットも1ヶ月1000円くらいで使えます。ウランバートル市内は4G回線なのでネット環境も悪くありません。

ゲル宿泊ツアーなどで郊外にいくと、携帯の電波はもちろんWi-Fiも繋がらないことが多いので、そのつもりで用意していきましょう。

モンゴルの物価を日本の物価と比較:コンビニ

モンゴルにコンビニはあるんだろうかと思いますが、最近は韓国系のコンビニなどが進出しています。現地の商店も24時間営業のコンビニっぽいお店に変わったりして、便利になっています。

お水

500mlペットボトルのお水がだいたい1本120トゥグルグ約50円。といっても、輸入物はすべてお高いので、エビアンやコントレックスなど海外のお水は5000トゥグルグ200円以上します。

お酒

モンゴルのビールはとても安く、1本120トゥグルグ50円前後。お水とほとんど変わらない値段です。

モンゴルのお酒は、モンゴルウォッカや、馬のミルクを主成分とした白いにごりが特徴の馬乳酒などが有名です。モンゴルウォッカや馬乳酒はサイズやランクも様々ですが33000トゥグルグくらいで購入できるのでお土産にもぴったりです。

日本円にして約1400円ほどなので、いろいろな種類を試してみるのもオススメです。

タバコ

モンゴルでもいろいろな銘柄のタバコが売っており、日本より安く購入できます。例えばマルボロは5000トゥグルグなので約200円ほど。

モンゴル国内産のタバコや中国産のタバコなどはもっと安く2500トゥグルグなので、約100円です。タバコが安いと言われているアジア各国の中でもかなり安いと言えます。

モンゴルの物価を日本の物価と比較:レストラン

首都ウランバートルでおしゃれなレストランに入ると意外と高く、13000トゥグルグくらいします。日本円にして500円くらい。

500円のランチならまあいいかと思いそうなところですが、モンゴルの平均月収が1万円に満たないのに外食がこの値段というのは驚きです。内陸に位置するモンゴルだけあって、各国のテイストを取り入れたいろいろなレストランがあります。

インド料理、ロシア料理、チャイニーズレストランもあれば和食のお店もあります。モンゴルの物価からするとレストランは高めですが、その分いろいろ楽しめるというメリットもあります。

モンゴルの物価を日本の物価と比較:ローカルフード

ローカルの食堂や、露店で売っている軽食などはとても安く買えます。例えばローカル食堂の牛肉ライスは4000トゥグルグ約100円

露店で売っているドーナツは1000トゥグルグ約40円です。といっても、日本で食べるようなドーナツや炒め物ではないのであまり期待しないでください。

こういうものだと思って食べれば美味しくいただけます。衛生的な心配があるので、露店や屋台のフードは食べないという旅行者もいます。

お腹に自信のある方はぜひトライしてみてください。ローカルフードに挑戦するときは、宿泊先や地元の人に口コミを聞いてからの方が安心です。

モンゴルの物価を日本の物価と比較:ショッピング

モンゴルの日用品の物価を見ていきます。

商品 トゥグルク価格 日本円
牛乳1L 2000 80円
卵1パック12個入り 1990 79円
冷凍ミックスベジタブル 4000 160円
洗濯洗剤1L 6000 240円
歯ブラシ 10000 400円

ということで食料品や生活雑貨は基本的にお安いようです。

面白いのが、なぜか歯ブラシは高くて1本10000トゥグルグ約400円くらいします。歯ブラシは忘れずに持参したほうが良さそうです。

モンゴルの物価を日本の物価と比較:ホテル

モンゴルのホテルは高いところから安いところまで様々です。旅行者が安心して快適に過ごしたいとなると、星付きのホテルになります。

モンゴルで星付きというとウランバートルのシャングリラ一択です。こちらは一泊675000トゥグルグ約27000円くらいです。

宿泊費を抑えたい場合はドミトリーなどに泊まります。4人部屋のドミトリーだと一泊20000トゥグルグ約800円くらいです。

ドミトリーでも、外国人観光客が多く泊まっていて評価の高いところを選ぶと安心です。激安ドミトリーでも、Wi-Fiが整備されていて意外と快適に過ごせます。

モンゴルの物価を日本の物価と比較:カフェ

モンゴルにはスターバックスはまだ進出していません。韓国系のカフェがこの数年続々とオープンしています。

コーヒーの価格を比べてみると、カプチーノ6000トゥグルグ約240円アメリカン5500トゥグルグ約220円くらいなので、それほど安いというわけではありません。モンゴル人からするとカフェは高級志向品で、ホワイトカラーのビジネスマンなどが多く利用している印象です。

モンゴルの物価を日本の物価と比較:お土産

モンゴルのショッピングでおすすめしたいのがカシミヤなどの毛製品です。日本の半分くらいのお値段で購入できます。

カシミヤのコートやストールなど、日本では数万円するものが2〜5000円で売っています。丁寧な刺繍や綺麗な色使いも特徴です。

スリッパや靴下なども、極寒の地モンゴルだけあって上質で温かいウール素材のものが10000トゥグルグ400円くらいと、日本の半額以下で購入できます。

<下に続く>

モンゴルで特に物価が高いものと安いものは?

モンゴルで特に物価が高いもの

モンゴルで特に高いのは、生の野菜と果物です。冬はマイナス40度、夏でもだいたい20度前後と気温が低いので、農作物がそれほど育たないのです。

海もない国なので、海産物はほとんどありません。冷凍の魚や缶詰の魚もほとんどが輸入品です。

野菜やお魚を食べずにどうやって健康を保っているのかと思いますが、その分乳製品やお茶、馬乳酒の乳酸菌パワーが効いているようです。

モンゴルで特に物価が安いもの

野菜と果物が高いのに対して、お肉と牛乳は特に安いと言えます。肉をよく食べる文化なので、ヤギ肉、羊肉、牛肉などが日本の半額以下で売っていて家庭でもよく食べられています。

遊牧民族らしく、羊やヤギの毛を使用した毛製品もとても安いです。ウールやカシミヤなど、日本では高級な衣料品が日本の半額くらいの値段で売っています。

<下に続く>

物価の安いモンゴルまでの渡航費用は?

モンゴルは物価が安いので、滞在費用はそれほどかかりませんが、モンゴルまでの飛行機代と、泊まる場所によっては宿泊費が意外とかかります。5泊6日と仮定して、予算を組むと以下のとおりです。

  • 航空券(往復)8万円
  • 宿泊費(3つ星ホテル)6千円×5泊=3万円
  • 食費千円×6日=6千円
  • 交通費2千円
  • お土産5千円

合計12万3千円といったところです。格安ホテルやローカルレストランを利用することでもっと費用は抑えられます。

<下に続く>

物価の安いモンゴルを旅行する予算の目安は?

モンゴルは物価が安いので、往復の飛行機チケットさえ入手してしまえばあとはなんとかなるという面もあります。それで、費用を抑えて抑えて旅行すれば10万でいけます。

でも、物価が安いモンゴルだからこそ、普段できないリッチな体験をしたいという場合は15万くらい用意していけば十分楽しめます。高級ホテルのラウンジでゆっくりしたり、ゲルツアーに行って星空を満喫したり、非日常感を味わえるはずです。

アジア圏の中でもかなり安い水準の物価なので、プラン次第でいろいろな遊び方ができますよ。

<下に続く>

モンゴルの物価は日本の4分の1!思いっきり遊ぼう!

物価が安いと言われるモンゴルでも、輸入品は高く生野菜などは手に入りにくいことが分かりました。それでも、平均的な所得が日本の4分の1程度なので、日本人の感覚からすると激安に感じます。

カシミヤやウールなど、モンゴルの特産品は上質なものがとても安く手に入ります。馬乳酒や羊肉料理など、日本では味わえないものもたくさんあります。

大草原と満天の星空はプライスレス、そして何と言っても旅費が安い!ということで次の旅行先はモンゴルで決まりです。

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国内・海外旅行のおすすめ情報メディア「どこいく」の編集部です!
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