【チップの前に】シンガポールの通貨は?
シンガポール旅行をすると決めたら、まずは現地通貨を簡単に確認しておくことをおすすめします。
シンガポールの通貨は「シンガポールドル」となっており、2019年7月の時点で1シンガポールドルは80円となっていて、100円弱と計算しておけば予算オーバーする心配はないでしょう。
シンガポールでチップは必要?
さて、実際にシンガポール旅行をする際のチップの必要性について実例を含めてご紹介をしたいと思います。
チップは必要?
シンガポールへ旅行をして、タクシーに乗る機会も多いですし、セルフサービスではないレストランで食事をする機会も多いでしょう。
結論からお話しすると、多くの場面でシンガポールでチップは必要ありません。
毎日の食事や移動、買い物でチップの心配をいちいちしなくてよいのはとても助かりますね。
下にそれぞれの場面においてチップの必要な場合や必要のないチップをご説明します。
シンガポールのサービス税とチップは違う?
シンガポールのレストランなどで食事をして支払いをした際に、レシートをよく見てみると各種税金(7%GSTなど)の他に10%のサービスチャージが加算されていることも多いでしょう。
サービスチャージを計上しているお店の特徴としては、ホテルの中のカフェやレストランなど高級店なのはもちろんですが、他にも特徴として、テーブルでオーダーをしてお料理やドリンクのサーブまでをしてくれるお店ではチャージされることが多いようです。
このサービスチャージはイコール「チップ」と考えて問題なく、このサービスチャージはお店へのサービス料金として支払うことになります。
シンガポールのチップ事情①レストラン編
シンガポールの旅行中、やはり楽しみたいのはシンガポールのお料理ですね。
マレーや中華、インドなど他民族が暮らすシンガポールでは多国籍でありながら本格的なグルメが楽しめるのが特徴です。
そんなシンガポール料理が楽しめるのは、フードコートやホッカー、本格的レストランなど多種多様ですが、主にチップの心配が必要なのはテーブルでオーダーしてサーブしてもらうレストランになります。
サービス料が含まれている場合:必要ない
さて、レストランで食事をする際にメニューを見ると、include 10%service charge 等、料金について説明している店舗もあり、基本的にシンガポールにおいてテーブルでオーダーをする店舗の場合にはサービス料(チップ)が含まれていると考えてよいので特別な場合を除きチップの必要はありません。
チップを支払った方が良い特別な場合というのは、あくまでも例になりますが例えば「誕生日だと伝えたらデザートをサービスしてくれた」「お店の食器などを誤って割ってしまった」「好き嫌いなどで食べられない食材などを伝えたら、特別食を作ってくれた」などの場合がこれにあたります。
あくまでも出来ればチップを払った方が好ましい、という認識ですので、シンガポールで特別なサービスを受けてもチップを払うことは義務ではありません。
ですが、もしもシンガポールに仕事で2週間滞在など長逗留になる場合でホテルの目の前のカフェやレストランなどがあり、シンガポール滞在中に何度も通うことになりそうなお店ではチップを支払っておくと、より気持ちの良いサービスを受けることが可能な場合も多いのを覚えておきましょう。
シンガポールのチップ事情②:ホテル編
シンガポールに在住している友人の部屋に泊めてもらう、などスペシャルな場合を除いて必ず必要になるのがホテルの宿泊です。
シンガポールのホテルは周辺の東南アジア諸国と比べても宿泊料金が高いことでも知られており、その料金には基本的にサービス料金(チップ)が含まれていることが殆どです。
基本的には不要
シンガポールのホテルに宿泊する際、チップは基本的に宿泊料金に含まれていますので気にする必要はありませんが、ベッドメイキングのスタッフ、ポーターなど、顔を覚えてくれて気持ちの良い挨拶をしてくれたり、子供の名前を憶えて遊んでくれたりなどお礼を気持ちを表したい時もありますね。
普通に宿泊してチェックアウトをする場合にはチップの必要はありませんが、ちょっとした気持ちを表したい時にはどうしたらよいでしょうか?
あげたい時はどうする?
そんな、特別にお礼の気持ちを表したい時にどうやってチップを渡したらいいの?っとあまり深く考える必要はありません。
ベッドメイキングのスタッフの場合には、枕銭を外出する前に枕元に1~2ドル程度を置いておけばよいでしょう。
また、フロントスタッフやポーターの場合には、サービスを受けた時にこれもやはり2ドル程度をそっと手渡しすれば問題ありません。
シンガポールの最小紙幣は2ドルになりますので、手渡しの場合はコインで渡すよりも紙幣を折りたたんで渡すのがベターです。
シンガポールのチップ事情③タクシー編
シンガポールのタクシーは日本よりも安く、空港から市内までが30シンガポールドル以下など、荷物の多いとき、子連れの時などはかなり助かる存在です。
流しのタクシーを拾える場所は限られていますので(交通渋滞緩和のために主にシティーセンターでは規制がかかっています)ホテルの前やショッピングモールなどのタクシースタンドでタクシーを待ちましょう。
基本的には不要
シンガポールでタクシーに乗って、チップを払う必要は基本的にありません。
親切に裏道を通ってくれて、いつもよりもかなり料金が安かったなどの場合には少しお礼の気持ちを表しても良いでしょう。
あげたい時はどうする?
チップの渡し方と金額ですが、本当にちょっとしたお礼の気持ち、車内で気持ちの良い時間を過ごせたことに対するチップであれば、現金での支払いの時に釣銭の小銭を断るくらいでも構いません。
カードでの支払いの場合にはやはりホテルと同じように2シンガポールドル程度を手渡しするのがスマートでしょう。
ちょっとした気持ちとは別に、スペシャルなサービスを受けた場合、例えば子供がトイレに行きたいと急に言い出してトイレを探して待っていてくれた、子供が車内を汚してしまった、などの場合には10シンガポールドルくらいを渡すのが望ましい場合もあります。
シンガポールのチップ事情④マッサージ店編
チャイナタウンでのフットリフレクソロジーや、リトルインディアでのアーユルベーダマッサージなど、多民族国家のシンガポールではグローバルで本格的なマッサージがリーズナブルに体験できることで知られています。
そんなシンガポールのマッサージ店でチップを払う必要はあるのでしょうか?
基本的には不要
基本的にチップの習慣のないシンガポールですので、マッサージ店においてもチップを支払う必要はありません。
マッサージ店ですべてを含んだ金額をメニューに載せていると考えてよいでしょう。
あげたい時はどうする?
それでもどうしてもお気に入りのスタッフにチップを渡したい、とても良いサービスを受けたので気持ちをチップとして表したい!という場合には、やはりシンガポールの最低金額紙幣の2シンガポールドル程度をそっと手渡しして次回も指名するなどすれば、きっとスタッフも喜ぶでしょう。
シンガポールのチャンギ国際空港でチップを渡す行為は禁止
東南アジアの中でも随一の規模を誇るハブ空港であるシンガポールのチャンギ国際空港、こちらの空港ではなんとチップ不要どころか、チップの受け渡し自体が禁止されています。
チャンギ空港から乗車するタクシーは3シンガポールドル上乗せされて請求されるのもチップ禁止にしているためです。
もしも空港の職員に新設にしてもらい、どうしてもチップを渡したい!となっても禁止事項ですから、心を込めたお礼にとどめておくのを忘れずにしましょう。
シンガポールでのチップの習慣についてまとめ
チップが基本的に不要の国シンガポールは、チップに不慣れな日本人にはとても旅行しやすい国と言えるでしょう。
チップが不要、観光地も多くグルメが美味しいシンガポールは、多くの罰則があることでも知られています。
道路の信号無視、ゴミのポイ捨て、チューイングガムの持ち込みなど、チップの心配がなくても注意しなければならないことは多いのでよく現地のマナーをチェックしてから楽しいシンガポール旅行にお出かけください!