カフェでフリーwifiを使うときに注意すること
まずは、フリーwifiがどういったものかをご説明いたします。
自宅のwifiやポケットwifiと違い誰もが無料で自由に利用できるのが魅力のフリーwifiですが、その利用にはいくつかの注意点があります。
フリーwifiの危険性をしっかり理解して、なるべくリスクのない使い方を身に付けておきましょう。
カフェのフリーwifiは通信速度が安定しない
フリーwifiにも容量の制限は存在するため、一定以上の利用があると通信速度が低下する可能性があります。
カフェが混雑していたり、周りの人もパソコンやスマホを使用していたりすると繋がりにくくなることも。
またフリーwifiの接続は1回1時間までといった制限が設けられているカフェも多いので、作業中にwifiの接続が切れて内容が消えてしまった……ということがないよう、こまめに保存を行いましょう。
変な名前のフリーwifiには繋がない
wifiの一覧を見ていると、カフェやキャリアが飛ばしているwifiと名前のよく似たwifiが表示されることがあります。
例えばソフトバンクのフリーwifiは「0001softbank 」または「 0002softbank」の2種類のSSIDがありますが、そこに紛れて「0003softbank」というwifiが表示されている場合などです。
こちらは悪意のある第3者が個人情報を盗み取ることを目的として飛ばしている悪質なフリーwifiであることが多く利用するのは危険です。
自分がよく利用するカフェのフリーwifiのSSIDを控えるなどして接続先を間違えないよう注意しましょう。
なるべく暗号化されたフリーwifiを使う
カフェやファストフード店を飛んでいるフリーwifiは暗号化されていないことがほとんどです。
そのため暗号化されたwifiの利用と比べると、サイトのログイン情報やクレジットカードの番号といった個人情報が盗まれる可能性が高く危険でもあります。
カフェのフリーwifiを使って作業をする場合、インターネットへの接続は最低限にとどめておく方が安全です。
ショッピングサイトは閲覧するだけにして購入は避けるなどフリーwifiの接続中は重要な情報の入力をしないことを意識しましょう。
便利で快適!フリーwifiやコンセントが使えるカフェチェーン13選
フリーwifiの危険性や注意点を理解したところで、実際にフリーwifiやコンセントが使えるカフェをみていきましょう。
フリーwifiやコンセントが使えるカフェには、以下のところがあります。
- スターバックスコーヒー
- タリーズコーヒー
- コメダ珈琲
- 上島珈琲
- プロント
- 銀座ルノアール
- シアトルズベストコーヒー
- ドトールコーヒー
- WIRED CAFE
- マクドナルド
- モスバーガー
- ロッテリア
- フレッシュネスバーガー
上記のカフェをそれぞれ詳しくみていきましょう。
スターバックスコーヒー
全国に1,300店舗以上あるスターバックスには「at_ STARBUCKS _Wi2」というフリーwifiが利用できます。
以前はSNSアカウント認証という形での会員登録が必要でしたが、現在は利用規約に同意するだけで接続できるようになりました。
1回の接続で利用できるのは1時間までとなっていますが、利用回数の制限はないので再度接続すれば引き続き利用できます。
利用無制限というのはカフェで長時間作業をする場合にとても助かりますよね。
スターバックスにはコンセントが付いている席も多く用意されているので充電が切れる心配もありません。
ただしフリーwifiもコンセントも揃っている分、スターバックスで作業する人が多く回線が込み合う可能性もあります。
お昼過ぎなどお店が空いている時間を活用すると良いでしょう。
ちなみに大手3社のキャリアwifiが使える店舗も多くありますので、キャリアwifiを契約している場合はこちらを利用した方が安全です。
タリーズコーヒー
全国に700店舗以上あるタリーズでは「tullys_Wi-Fi」というフリーwifiが利用できます。
利用規約に同意することで接続ができ、1回の接続で1時間まで利用可能。
利用回数の制限はありませんので1度切れてしまっても再度接続すれば大丈夫です。
タリーズはスターバックスとライバル関係にあり、かつて本社が向かい合っていたというのは有名ですよね。
店舗によりますがコンセントが付いているところもあるのでノマドワークの際には助かるのではないでしょうか。
大手3社のキャリアwifiが使える店舗も多くあります。
また完全禁煙のカフェが多い中、タリーズは分煙という対応をしているのでタバコを吸う方にもありがたい存在と言えるでしょう。
喫煙者も非喫煙者も快適に過ごせるカフェとなっています。
コメダ珈琲
名古屋を中心に全国に800店舗以上あるコメダ珈琲では「Komeda_Wi-Fi」というフリーwifiが利用できます。
接続にはメールアドレスの登録またはSNSアカウント認証が必要です。
初回は登録が必要ですが、2回目以降はセキュリティに関する規約に同意するだけで繰り返し利用可能。
回数の制限はありません。
ただし初回の登録から1年が経過すると、再度登録が必要になります。
一部店舗にはコンセントが付いており、他のカフェと比べて席が広くゆったりしているので長居する方におすすめです。
大手3社のキャリアwifiが使える店舗も多くあります。
コメダ珈琲は禁煙・喫煙・分煙と店舗によって対応は様々です。
あまり回線速度は速くありませんが、過ごしやすいカフェですのでぜひ自分に合う店舗を見つけてくださいね。
上島珈琲
兵庫県と、東京や埼玉など関東エリアを中心に全国に100店舗ほどある上島珈琲では「+FreeUESHIMAWiFi」というフリーwifiが利用できます。
初回の接続時にメールアドレスの登録と規約への同意が必要ですが、時間・回数の制限はなくとても便利です。
また外国人向けの「+Tourist_ UESHIMA _WiFi」というフリーwifiも用意されており、こちらは1回30分、1日6回まで接続可能。
11言語に対応しています。
コンセントが付いている店舗もありますがあまり多くはありません。
大手3社のキャリアwifiは多くの店舗で利用できます。
1933年から続く歴史あるカフェで上品なコーヒーを飲みながらゆったり作業してみてはいかがでしょうか。
回線速度も比較的速く、快適に過ごすことができるのでおすすめです。
プロント
全国に300店舗以上あるプロントでは「PRONTO_ FREE _Wi-Fi」というフリーwifiが利用できます。
初回にメールアドレスの登録と規約への同意が必要です。
登録してから3カ月が経過すると再度登録が必要となる他、1回30分で1日3回までと利用時間も短めです。
長居して作業したいという場合にはあまり向かないカフェです。
フリーwifiに対応している店舗も130店舗ほどと割合も低いのでよく利用する店舗が対応しているかどうか確認しておくと良いでしょう。
コンセントや大手3社のキャリアwifiが使える店舗は多いので携帯電話の利用には不便しません。
昼はカフェ、夜はバーと様々な業務形態で展開しているプロント。
お好みの雰囲気の店舗を探してみてはいかがでしょうか。
銀座ルノアール
東京や神奈川に100店舗ほどある銀座ルノアールでは「Renoir_ Miyama _Wi-Fi」というフリーwifiが利用できます。
登録などは不要で規約に同意するだけで接続可能です。
利用制限があり1日1回3時間までとなっています。
3時間あれば作業する場合でも十分ですので特に不便はないでしょう。
コンセントや大手3社のキャリアwifiに対応している店舗も多く、長居することを想定したお店作りがされているのでビジネスで利用する方におすすめです。
会議室が併設された展開もあります。
ちなみに、銀座ルノアールは会社名であり店舗の名前ではありません。
店舗は「喫茶室ルノアール」「カフェ・ミヤマ」「カフェ・ルノアール」など6種類のカフェを展開しています。
関東にお住まいの方はぜひ利用してみてくださいね。
シアトルズベストコーヒー
近畿・九州を中心に全国に50店舗ほどあるシアトルズベストコーヒーには独自のフリーwifiは用意されていません。
代わりに「FREESPOT」という無料wifiが利用できるようになっています。
FREESPOTはメール認証で利用できる無料のwifiで、多くのカフェで採用されています。
利用規約に同意するだけのフリーwifiと比べて多少の安全性はありますが、それでも重要なやり取りは避けた方が良いでしょう。
コンセントや大手3社のキャリアwifiには多くの店舗が対応しており、分煙スタイルの店舗もあるのでタバコを吸う方でも利用しやすいカフェです。
今のところ東海エリアには展開がないので、今後の進出が期待されます。
席が広々しているのも特徴です。
ドトールコーヒー
系列のエクセルシオールカフェやカフェコロラドなどを含めると全国に1,300店舗以上になるドトールでは独自のフリーwifiは用意されていません。
代わりに「Wi2premium」という無料wifiを利用できます。
Wi2premiumへはメールまたはQRコードを使ってゲストコードを取得することで接続ができ、1日1回3時間までとなっています。
どうしても3時間以上利用したい場合は、別のメールアドレスで再度ゲストコードを取得することで接続可能です。
コンセントはごく一部の店舗のみで、基本的には設置されていません。
大手3社のキャリアwifiはほとんどの店舗で利用できます。
快適なネット環境とリーズナブルな価格でカフェが楽しめることで人気のドトール。
店舗数もスターバックス並みに多いので利用頻度が高い便利なカフェではないでしょうか。
WIRED CAFE
主要都市を中心に全国に 店舗ほどあるWIRED CAFEでは独自のフリーwifiは用意されていません。
シアトルズベストコーヒー同様メール認証で接続可能な「FREESPOT」という無料wifiが利用できるようになっています。
WIRED CAFEをはじめとして食堂やレストラン、ホテルなど様々な業務形態で展開しているカフェカンパニーでは、多くの店舗でFREESPOTが導入されています。
コンセントが付いている店舗も多いので便利です。
ただし、キャリアwifiはauのみの対応となっており、docomoやsoftbankについてはFREESPOTの利用が必要です。
スタイリッシュでオシャレなカフェなので、気持ち良く作業ができるのではないでしょうか。
マクドナルド
ここからはカフェではなくファストフード店のご紹介となります。
全国に3,000店舗近くあるマクドナルドでは「00_MCD-FREE-WIFI」というフリーwifiが利用できます。
メールアドレスを登録するかSNSアカウント認証によって接続可能となります。
1回の接続で60分間利用でき、1日の回数制限はありません。
ただし連続で利用する場合は10分経ってからでないと接続できないため少し面倒です。
コンセントが付いている店舗も多く、営業時間もカフェに比べて長いので様々な生活スタイルの方に利用しやすいスポットと言えます。
キャリアwifiはsoftbankがメインとなっており、auやdocomoはカバー率が低めです。
モスバーガー
全国に1,300店舗以上あるモスバーガーでは「MOS BURGER Free Wi-Fi」というフリーwifiが利用できます。
メールアドレスの登録と規約への同意が必要です。
1日1回となりますが、1回の接続で12時間も利用できるのでとても便利です。
例え無制限でも1時間おきに接続し直すのは少々手間なので、長時間作業するのであればモスバーガーは穴場かもしれません。
コンセントが付いている店舗や大手3社のキャリアwifiが利用できる店舗も多いです。
店内が分煙対応になっているところもあるので、誰にでもおすすめできるフリーwifiスポットでしょう。
他のファストフード店に比べると価格が高めですが、質を重視したモスバーガーのメニューを楽しみながらノマドを満喫してみてはいかがでしょうか。
ロッテリア
全国に300店舗以上あるロッテリアでは「Lotteria_ Free _Wi-Fi」というフリーwifiが利用できます。
メールアドレスの登録と規約への同意が必要です。
1回30分、1日16回まで接続が可能。
合計すると8時間も利用できるのでありがたいですが、30分ごとに接続し直さなければいけないというのは少し面倒かもしれません。
コンセントが付いている店舗もありますし、大手3社のキャリアwifiが使える店舗も多いので特に不便はありません。
リーズナブルな価格で食事ができるので、ランチのついでに少し仕事をしていこうかなという方にぴったりです。
フレッシュネスバーガー
全国に150店舗以上あるフレッシュネスバーガーでは「Goyukkuri_FRESHNESS」というフリーwifiが利用できます。
特に登録などの必要はなく、接続をタップするだけで利用できます。
利用できる時間や回数に制限もなく、回線速度も問題ないので使いやすいです。
キャリアwifiはauとsoftbankに対応しており、店舗によって異なるので事前に確認しておきましょう。
コンセントが付いている店舗もあります。
店舗数があまり多くないことと、ファストフード店の中では価格設定が少し高めであることを含めても、接続の手間や回線速度を考えると使い勝手の良いスポットと言えるでしょう。
有料wifiがあるカフェもある
独自のフリーwifiやFREESPOTのような無料のwifiは設置されていないものの、大手3社のキャリアwifiには対応しているというカフェもあります。
大手3社のキャリアwifiに対応しているカフェには「サンマルクカフェ」や「カフェ・ド・クリエ」、「ベローチェ」などがあります。
店舗によってはsoftbankのみ、docomoのみ、という場合もあります。
逆に、wifiには全く対応していないカフェチェーンもあるので要注意。
「星野珈琲」は基本的にwifiやコンセントがないので、作業には向きません。
フリーwifiとコンセントが使える便利なカフェチェーン店のまとめ
全国に展開するカフェチェーンやファストフード店でも、全店にwifiとコンセントを完備しているというところはまだないようです。
スマホの普及も進み、wifiが使える店舗は今後もどんどん増えていくことでしょう。
wifiに対応しているカフェが周りにあるかどうかを確認し、快適な作業スペースの1つとして利用してみてくださいね。