両国の「麦酒倶楽部 ポパイ」とは
相撲の町東京両国にある麦酒倶楽部ポパイは、ビアパブです。
ビアパブといっても、クラフトビールの聖地といえるような場所。
70という桁違いのタップ(ビールの注ぎ口)数を持っている、ビールファンにはたまらないお店です。
まだクラフトビールが地ビールと呼ばれていた時代から、数多くのタップを要していた名店で、全国からハイクオリティなビールを提供しています。
あまりにも種類が多いので、一度では飲みきれないほど。
以前は、全国から工場直送のビールが飲めるだけのビアパブでした。
しかし現在は、自社工場を新潟県南魚沼に開設し、自社ビールも提供しています。
また広い店舗なので、パーティにも対応しており、団体で豪快にビールがいただけます。
クラフトビールが飲みたくなったら、ぜひ両国まで足を運びましょう。
- 住所
- アクセス両国駅から徒歩7分
- 電話番号
- 営業時間17:00-23:30
- 定休日日曜日
- 公式サイト
両国ポパイのこだわりクラフトビール
クラフトビールとは
クラフトビールはビールの一種です。
一般的なビールは大手4大メーカーが提供している黄金色の物ですが、あれは19世紀ごろに作られたピルスナーと呼ばれるスタイルのビール。
ビールは6000年の歴史があり、それ以前はいろんな色・味のビールが飲まれていました。
しかし飲みやすいピルスナービールの人気があまりにも高く、以前のビールは衰退しました。
それを嘆いた愛好家たちが啓蒙をした結果、そういった以前のビールがアメリカを中心に復興。
小さな醸造所で作られる、昔ながらの手作りというニュアンスから、クラフトビールと命名されました。
日本では、1994年にビール醸造の基準が下がり、地ビールブームが起きました。
ところが、町おこしがメインということで、多くの醸造所がドイツビールの模倣をしましたが、ピルスナービールに慣れた人からの評判が悪く、その後多くが閉鎖。
しかし21世紀に入ってから、愛好家を中心に見直され、醸造者もより本格的でいろんなスタイルのビールを作るようになり、ファンが増加。
こうして地ビールからクラフトビールとして定着しました。
両国ポパイのこだわり
最近こそ人気が定着したクラフトビールですが、21世紀初頭までは高くてまずい地ビールという印象が強く、一部のファンの間で飲まれているだけにすぎませんでした。
両国ポパイはそんなころからも40ものタップを用意し、全国のクラフトビールを扱っていて、そういったファンの支持を集めました。
そして、クラフトビールの人気と共に店が増えると、ついに自社工場を開設。
常に日本のクラフトビール界をけん引しているっ存在が、両国ポパイです。
両国ポパイのおすすめビール6選
おすすめビール1:ゴールデンスランバー ペールエール
ゴールデンスランバー ペールエールは、両国ポパイのおすすめクラフトビールです。
南魚沼の工場で作られたビールは、ビール酵母が上面発酵で作られるエールと呼ばれるもの。
それに対して一般的なビールは下面発酵(ラガー)です。
エールタイプは常温でも飲めるビールとして、現在でも英国で多く飲まれています。
エールにもいろんな種類がありますが、これは色がオレンジ色。
両国ポパイでは看板商品として、多くのファンを集めています。
おすすめビール2:ピッグヘッド(Pig Head) IPA
ピッグヘッド(Pig Head) IPAは、両国ポパイのおすすめクラフトビールです。
これも両国ポパイ直営の南魚沼の工場で、作られているビールです。
このビール(IPA)とはインディアペールエールと呼ばれるスタイル。
これは、英国がインドを植民地支配した時代にできたビールです。
英国で醸造したエールビールをインドに運ぶ際、通常の物だと航海の長さに耐えきれず、おいしいビールが飲めないとわかると、ビールの原料ホップを大量に投下します。
ホップは、ビールの苦みを出す役割を果たしますが、防腐効果があります。
そこで、ホップを大量に使用した苦いエールビールが誕生しました。
苦みのある大人のビールという味わいで、両国ポパイでも人気です。
おすすめビール3:山口地ビールヴァイツェン
山口地ビールヴァイツェンは、両国ポパイの飲むべきクラフトビールです。
山口県にある鳴滝高原ブルワリーのビールで、モンドセレクションの最高金賞などを受賞した経験を持つ醸造所。
ヴァイツェンとは、ドイツビールで原料に小麦を使用しています。
大麦の麦芽が主体となっているビールでは珍しいタイプ。
しかし味わいはフルーティに仕上がっており、普通のビールが苦手なひとでも飲みやすい仕上がりになっています。
両国ポパイでも人気のビールです。
おすすめビール4:白雪ビール スノーブロンシュ
白雪ビール スノーブロンシュは、両国ポパイのおすすめクラフトビール。
白雪とは小西酒造という兵庫県にある日本酒のメーカーですが、ベルギービールの輸入も行っており、クラフトビールの醸造も行っています。
このビールは、白ビールと呼ばれるビールで、小麦とオレンジピールコリアンダーが入っています。
ビール大国ベルギーの白ビールを再現した味わいは、フルーティで非常に飲みやすく、夏の暑い時期でもごくごく飲めます。
両国ポパイでも人気のビールのひとつです。
おすすめビール5:ニューブラックアメリカンスタウト
ニューブラックアメリカンスタウトは、両国ポパイの飲むべきクラフトビールです。
南魚沼の自社工場で作られているビールで、真っ黒な色をしたスタウトビール。
スタウトビールは、世界的にはギネスビールが有名で、香りにローストの香ばしさがあるのが特徴。
ローストした大麦麦芽とローストした大麦を入れることで、税金対策で作られたビールスタイルは、ギネスの他日本のクラフトビールでも多く作られています。
両国ポパイでも一定の人気があるビールです。
おすすめビール6:ポパイ ラブポーション#9 バーレイワイン 60
ポパイ ラブポーション#9 バーレイワイン 60は、両国ポパイのおすすめクラフトビールです。
南魚沼の自社工場で作られているビールで、アルコール度数が高いのが特徴で、このビールのアルコール度数は10度あります。
これは、英国で作られたビールスタイルのひとつ。
実は英国では、フランスやイタリアのようにブドウが栽培されません。
古代ローマ帝国の人たちはぶどうからワインが作れない英国やドイツのビールを見下していました。
そんないきさつもあり、フランスやイタリアに嫉妬した英国人がワインのようなビールを作りました。
味わいはビールやワインよりシェリー酒に近いかもしれません。
両国ポパイでもぜひ味わってください。
両国ポパイの美味しいおすすめフード3選
おすすめフード1:エミュー肉料理
エミュー肉料理は両国ポパイのおすすめフードです。
エミューとは、オーストラリア原産の飛べない鳥で、日本にも移入しており、愛玩用・食用として飼育しています。
この肉は、赤身でジューシーさがあり、たんぱく質も豊富であり、その上脂肪分が3%以下と少なめで、ビタミンB12が豊富。
カロリーとコレステロールが低い肉と注目を集めています。
両国ポパイでは、国産エミュー肉を使った料理を提供しています。
メニューには柔らか刺しと、ロースト・ビア・オレンジーソースから選んでください。
おすすめフード2:両国ポパイ特選のオリジナルソーセージ
ソーセージは両国ポパイのおすすめフードです。
両国ポパイはクラフトビールのお店ですから、一般的なビールとは違います。
しかし、ドイツ料理の定番で、ドイツビールとの相性が素晴らしいソーセージは外せません。
両国ポパイ特選のオリジナルソーセージは、ピリ辛「チョリソー」とグリルタイプの腸詰「ニュールンベルガー」、そしてホップが入った「ビターソーセージ」が食べられます。
贅沢に3種類を食べられる盛り合わせもありますから、両国ポパイではぜひ注文しましょう。
おすすめフード3:バーレイワインパウンドケーキ
バーレイワインパウンドケーキは両国ポパイのおすすめフードです。
いろんな味わいのあるクラフトビールに合わせるのは、料理だけでなくデザートとの相性もバッチシです。
手作りお菓子でも人気の高いのがパウンドケーキ。
これに白ワインなどを入れて、大人の味に仕上げることがあります。
両国ポパイでは、ワインの代わりにバーレーワインを利用しました。
クラフトビールの聖地だからこそ作られる、オリジナルデザート、両国ポパイに来た締めに食べておきたいところです。
両国ポパイのお得なサービス4選
お得なクーポン
両国ポパイではお得なクーポンがあります。
これは、当日すぐに申し込める両国ポパイの会員になるともらえるもので、クーポンが付いたはがきが送られてきます。
これは入会時に、名前と住所を知らせるためで、両国ポパイが気に入ったらぜひ入会してクーポンをもらいましょう。
70ものビアタップを有するお店です。
通えば通うほど、両国ポパイの素晴らしさが伝わります。
オーサマセット
両国ポパイではオーサマセットなるサービスがあります。
これは、いわゆるハッピーアワーのひとつ。
両国ポパイが開店する17時から20時までおこなわれます。
内容は、メニューに数あるビールの中に王冠が付いている物があります。
そこで王冠の付いたビールを注文してください。
すると自動的に料理が一品(ハーふサイズ)がついてきます。
そして料理も勝手に指定されたものが来るのではなく、メニューの中から好きなものが選べます。
両国ポパイで、早い時間にビールとおつまみだけという時には、またとないサービスといえるでしょう。
早得プレゼント
両国ポパイでは早得プレゼントなるサービスも行っています。
これは、早く予約すると得られる得点で、10日前の予約で、6名までそして、19時までの予約に限って、スペシャルオードブルがプレゼント。
ただし、両国ポパイの会員で、店に愛情がある方限定です。
オードブルは、日によって異なりますが、3種類ほどの盛り合わせになっております。
それが無料で頂けるので、条件が合えば両国ポパイに早い目に予約しましょう。
会員サービス
すでに紹介したとおり、両国ポパイでは会員になると、非常にお得な特典があります。
クラフトビールの聖地なので、全国あるいは海外からもお客さんが来る店なので、遠方からの人は厳しいかもしれません。
しかし、両国周辺はもちろん、都内、あるいは関東一円在住の人は、ポパイの会員になることを強くおすすめします。
そうすれば忘れたころにお得な葉書が来ます。
これには期限がありますから、それまでにビール好きの仲間を誘って10日以上前に予約すれば、両国ポパイで素敵なビールライフが堪能できるでしょう。
両国ポパイは予約も可能
両国ポパイは、クラフトビールの聖地として長く君臨しており、多くのビールファンが訪れる店ということもあり、予約が取れない店という印象があります。
しかしそんなことはありません。
確かに週末のピーク時は非常に混み合いますが、平日などはそれほど混んでいません。
それは、非常に大きな店だからで、最大80人まで収容可能。
パーティ会場として利用することもできます。
そのため、過去にはビールが好きなカップルが、両国ポパイで結婚式の2次会パーティをしたことがありました。
つまり、時間をずらせば余裕で予約可能。
会員になって10日以前ならお得なサービスもありますから、安心して両国ポパイに予約電話を入れましょう。
「ポパイ両国で世界のクラフトビール!おすすめのメニューは?」のまとめ
両国ポパイは、クラフトビールの聖地として多くのビールファンが集まります。
そして、クラフトビールのことを知らない人が、その素晴らしさに触れてファンになることも多いです。
美味しいビールを存分に味わいましょう。
ビールはもちろん素敵な料理や会員に成ることでお得なサービスもありますから、両国ポパイは目が離せないビアパブです。