ウズベキスタン観光の基本情報
ウズベキスタンは。寒暖差が非常に激しく、夏場は40℃近く気温が上がり酷暑となり、冬場の気温はマイナス10℃くらいまでは下がるといわれています。
ウズベキスタンの首都タシケントの観光のベストシーズンは、暖かくなって花が咲く3月~5月と、紅葉の頃の9月~11月になります。
ウズベキスタンの人は、とても礼儀正しく、優しいことでも知られ、観光地などはゴミは全然落ちていないといいます。
海外でスリに合うケースが多いですが、ウズベキスタンではスリは無く安心して観光を楽しむことができます。
地名 | ウズベキスタン共和国 |
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ウズベキスタン共和国観光の基本情報 | |
時差 | -4時間 |
フライト時間 | 約9時間(成田から直行便あり)冬季を除く |
言語 | ウズベク語 ロシア語 |
通貨 | スム(UZS) (8187.60スム=100円) |
ベストシーズン | 3月~5月 |
気候 | 内陸性の気候なので寒暖の差がとても激しく、一年を通じて降雨日は30日程度で、湿度は低く晴天が多い。 |
ウズベキスタンの治安については、こちらの記事で詳しくご紹介しているので是非ご覧ください。
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ウズベキスタン観光で人気のおすすめスポット10選
では、ウズベキスタンの観光地をみていきましょう。
ウズベキスタンには、以下の観光地があります。
- シャーヒ・ズィンダ廟群/サマルカンド
- ビービー・ハーヌム・モスク/サマルカンド
- レギスタン広場/サマルカンド
- アミール・ティムール廟 / サマルカンド
- スィトライ・マヒ・ホサ宮殿 / ブハラ
- ミル・アラブ・マドラサ/ブハラ
- カラーン・ミナレット/ブハラ
- キョフナ・アルク / ヒヴァ
- ジュマ・モスク/ヒヴァ
- アクサライ宮殿/シャフリサブス
それぞれを詳しく見ていきましょう。
ウズベキスタンのおすすめ観光地①:シャーヒ・ズィンダ廟群/サマルカンド
ウズベキスタンのシャーヒ・ズィンダ廟群は、古都サマルカンドのアフラシャブの丘に、死者の通りと呼ばれている霊廟群です。
11世紀~19世紀までには約20を超す廟があったといわれており、聖地として巡礼者のお参りが絶えない場所です。
シャーヒ・ズィンダというのは、「生ける王」という意味になります。
所以は、予言者ムハンマドの従兄クサム・イブン・アッバースは、アフラシャブの丘にあるこの場所で首を刎ねられて殺されました。
首を刎ねられたのですが、礼拝を済ませて何もなかったかのように自分の首を拾うと、そのまま井戸の奥深くへと姿を消しました。
アッバースは、永遠の命を持つと信じられ、イスラムが危機にさらされた時にまた現れるという言い伝えが残っています。
夜になるとライトアップされるので、夜の景色も独特のものがあり観光におすすめです。
- 住所
- 電話番号
- 営業時間9:00~19:00
ウズベキスタンのおすすめ観光地②:ビービー・ハーヌム・モスク/サマルカンド
ビービー・ハーヌム・モスクは中央アジア最大の規模だといわれる、首都サマルカンドを代表するモスクになります。
青の都として知られるサマルカンドに、都を定めたティムール王の妻の名前を付け作らせました。
ドームの高さは40㎝、外壁は長さ167m×109mあります。
1897年には地震の際に一部壊れている部分もあります。
特にファサードと呼ばれる二重の門と青いタイルの壁画は見応えがあります。
モスクの前には庭園があり、その中に大きな石があります。
これは説教台として作られたもので、昔はこの上にコーランを置いていたといわれています。
この説教台の周りを三周すると、願いが叶うというジンクスがあります。
お越しの際はトライしてみてはいかがでしょうか。
- 住所
- 電話番号
ウズベキスタンのおすすめ観光地③: レギスタン広場/サマルカンド
ウズベキスタンの古都サマルカンドにある広場で、ティムール朝がサマルカンドを都にしてからは、ずっと街の中心として重要な役割をしてきました。
広場を三方から囲むようにマドラサが建つ姿は、とても印象的です。
広場に向かって左側のウルグ・ベク・マドラサは、神学校の中でも一番古く、ティムール朝4代君主ウルグ・ベクによって1420年に建てられました。
レギスタン広場への出入り口は、ウズベキスタンの地元の人は入場料は無料ですが、観光客は有料になるのでご注意してください。
ティリャー・コリー・マドラサとシェル・ドル・マドラサの2つも、素晴らしく規模も大きいです。
レギスタン広場は、青の都と呼ばれるくらい、サマルカンドブルーが美しい人気の観光スポットです。
- 住所
- 電話番号
- 営業時間8:00~20:00
ウズベキスタンのおすすめ観光地④:アミール・ティムール廟 / サマルカンド
アミール・ティムール廟 は、ウズベキスタンの建国の父といわれているティムールと彼の一族の霊廟です。
支配者の墓という意味があり、ウズベキスタンの有名な観光地になっています。
金が3㎏が霊廟の内部に使われていて、ティムールの墓は黒緑色のネフライト(軟玉)で飾られています。
もとはトルコ遠征中に亡くなった、孫のムハンマド・スルタンを葬るために、1404年に建てたものです。
翌年に中国遠征中にティムール自身が亡くなってしまったために、この廟に葬られることになりました。
夜になると、霊廟はライトアップされ、青いドームがとても幻想的な雰囲気があります。
サマルカンドブルーは夜でも鮮やかなタイルが美しく、目を引くものがあります。
- 住所
- 営業時間9:00~19:00
ウズベキスタンのおすすめ観光地⑤:スィトライ・マヒ・ホサ宮殿 / ブハラ
スィトライ・マヒ・ホサ宮殿 は、20世紀の初めに建てられた「月と星の宮殿」と呼ばれている美しい宮殿です。
ウズベキスタンの南東にあるブハラにある宮殿で、アリム=ハンの夏の離宮として建てられたものです。
入口にはたくさんのクジャクがお出迎えしてくれます。
ロシア人の建築家とウズベキスタンの地元の職人30人で、ロシア様式とブハラと混在した様式の建物です。
外観は西洋風で内装は東洋風、ひとつひとつの部屋は装飾が異なっていて、ウズベキスタンのブハラ・ハンの国が繁栄していたかを感じることができます。
部屋には、宝物も陳列されています。
この宮殿の最大の見どころは、敷地内にある広いプールと30人は住まわせていたハーレムです。
- 住所
- 営業時間9:00~17:00
ウズベキスタンのおすすめ観光地⑥:ミル・アラブ・マドラサ/ブハラ
ミル・アラブ・マドラサは、1536年にウバイドゥラ・ハーンに建設されたカラーン・モスクの真正面にあるマドラサ、神学校になります。
マドラサは、イスラムの世界では学校のことを意味します。
中庭を取り囲むように二階建ての建物で、神学校として現在も使われています。
青と白のモザイクタイルを植物の文様と文字の文様と組み合わせた、典型的なティムール様式末期の装飾になります。
一階は、講義を行う教室、図書館や食堂など、二階は寄宿舎に使われています。
ウズベキスタンのブハラにあった、ほとんどの宗教関係の建物は閉鎖されました。
ミル・アラブ・マドラサだけはそのまま開校することを認められたといわれています。
- 住所
- 電話番号
- 公式サイト
ウズベキスタンのおすすめ観光地⑦:カラーン・ミナレット/ブハラ
カラーン・ミナレットは、ウズベキスタンのブハラのシンボルになっている、カラハーン朝のアルスラン・ハーンが1127年に建てたものです。
「カラーン」というのは、タジク語では「大きい」という意味があり、ミナレットの高さ46m、土台は10mは地下に埋められています。
灯火用の窓の部分だけは青いタイルが使われていて、あとはすべて日干し煉瓦を積み立てて建てられています。
日干し煉瓦は、14層の帯状に手の込んだ模様が付けられています。
中は急勾配の螺旋階段が105段あり、時々小さい小窓から灯りが入りますが、真っ暗です。
18~19世紀には、死刑場になっていたいて、罪人を袋に入れて、塔の上から投げ落としたといわれ、死の塔と名付けられていました。
遠征の際、色んな建物を破壊していたチンギス・ハーンも、このミナレットだけは壊さずに残したといわれています。
- 住所
ウズベキスタンのおすすめ観光地⑧:キョフナ・アルク / ヒヴァ
キョフナ・アルクは17世紀に建てられた、古い宮殿という意味のあるハーンの宮殿になります。
古い宮殿と呼ばれるのは、タシュ・ハウリ宮殿を新しい宮殿と呼んだのに対して、区別するために名づけられました。
宮殿内には、18世紀頃に使われていたハーンの執務室、応接室やハーレムなどがあります。
また冬と夏に使われていたモスク、馬小屋、倉庫や工場もあり、町のようになっていました。
政治の中心にもなっていたこともあり、当時の生活を一部再現した蝋人形を使って展示して紹介する博物館になっています。
宮殿の装飾はとても美しく、テラスの側面は七宝タイルがはめ込まれ、天井はとてもカラフルな模様です。
キョフナ・アルクには見張り台があり、ヒヴァの街が一望できる観光スポットです。
2本あるミナレットには登ることができ、こちらからの眺めが良いと観光客に人気があります。
- 住所
- 営業時間9:00 ~18:00
ウズベキスタンのおすすめ観光地⑨: ジュマ・モスク/ヒヴァ
ジュマ・モスクは多注式建築で、中央アジアでもっとも有名なモスクとして知られています。
現在あるモスクは老朽化が進んだ為に、18世紀に新たに建てられたものになります。
一歩中に進むと神秘的な雰囲気の空間が広がっています。
中は薄暗く、一本一本の柱に彫刻が施された柱が213本が並んで立っています。
モスクの前には、高さ42mのミナレットが立ったおり、登ることもできます。
こちらのモスクは、門やドーム、回廊、庭などはないのが特徴になります。
入口が4つあり、北側にある入口はミナレットと併設になっていて、81段の階段をミナレットの上部に上がることができます。
天井は換気のために天窓が取り付けられていて、とても質素なものです。
建ち並んでいる支柱は、時代ごとに立っているのではなくて、それぞれの時代ごとに装飾に違いがあるので、とても興味深いものがあります。
ウズベキスタンのおすすめ観光地⑩:アクサライ宮殿/シャフリサブス
当時のアクサライ宮殿は、青と金のタイルが装飾された美しい宮殿でしたが、現在は高さ38mの門の一部が残っています。
16世紀にブハラのアブドゥールハーンに街は壊され、その一部だけが残っています。
門をくぐった先に大理石が敷きつめられた広場に出ますが、ウズベキスタンの人がここで結婚式を挙げるスポットとしても有名なところです。
門には塔があり、その上に登ることができ、眺めがとても素晴らしいと人気のある観光スポットです。
シャフリサブスの街は「緑の町」という意味があり、ケシュという名前で有名なティムールの生まれた町です。
ティムールは帝国を築きましたが、自分の生まれた故郷もサマルカンドと同様に壮大な建築物を造ったといわれています。
街は破壊されたので、一部だけしか残っていないのが残念です。
- 住所
ウズベキスタンの観光ツアーはある?
ウズベキスタンは中央アジアの真珠と呼ばれるシルクロードの中心として栄えてきたところで、近年人気が急上昇中で日本からも観光ツアーがでています。
ウズベキスタンには、世界遺産に登録された歴史的建造物もたくさんあり、また特徴的な街並みが観光客には魅力的に感じているといえます。
シルクロードの中継地として栄えたサマルカンドは、青の都の名前の通りの美しい街で、誰もが目を奪われてしまう建造物があります。
ウズベキスタンは親日家も多く、治安も安定して良いので、一人旅にも最適だといえます。
旅行会社のツアーに参加してウズベキスタンを観光するのも、また一人で好きな場所を観光するのも、選択肢はたくさんあります。
超特急アフロシャブ号に乗って、鉄道の旅も楽しむこともできます。
ウズベキスタンの観光のベストシーズンと必要日数は?
ウズベキスタン旅行のベストシーズンは3月~5月がベストシーズンで、ウズベキスタンを周遊する場合は8日~9日間の日数が必要です。
ウズベキスタンの人気のサマルカンド、ブハラ、ヒワ、タシケントの4つの都市を巡る観光には、8日から9日の日数が必要かと思われます。
観光する都市によって日数に異なってきますが、サマルカンドとタシケントの2都市なら5日間が必要です。
サマルカンドとブラハは6日間になります。
4つの都市を巡るツアーは、有名な観光地はほとんどといっていい程コースに組こまれています。
旅行社によっては、日数と巡る観光地が異なることもあるので、注意が必要です。
近年になって一人旅専用のツアーなどもあります。
ウズベキスタンの観光で食べるべき名物グルメは?
ウズベキスタン料理でよく知られているのが「プロフ」というでピラフのような食べ物で、地域ごとに違いがあるといいます。
プロフというのは、羊の肉に玉ねぎや人参を混ぜて炊いたご飯で、ウズベキスタンを代表する料理です。
食べてみると絶品なのが「シャシリク」というウズベキスタンの肉串で、羊や牛を角切りにして串に刺して焼いたものです。
これも地域よって、ミンチしたものやレバーを使っているところもあります。
ウズベキスタンの串焼きは、玉ねぎを酢漬けにしたものをのせて食べます。
玉ねぎが肉に合って、とても美味しいです。
「ラグマン」というウズベキスタン風のトマトスープのうどんもあります。
旅に出ると、ご当地の食事が楽しみですが、ウズベキスタン料理は日本でもあまり馴染みがないので、本場の味を堪能してください。
ウズベキスタン観光のまとめ
ウズベキスタンはシルクロードの貿易の中継地として栄えてきました。
サマルカンドには誰もが目を奪われる、青の都と呼ばれるのに相応しい建物がたくさんあります。
ウズベキスタンには、ロシアと国境が近いこともあって、ロシアやトルコやアゼルバイジャンなどの料理も食べることができます。
観光の合間にぶらっと街にある小さな食堂などで、ご当地の料理を楽しむのもいいですね。
ウズベキスタンで楽しい思い出をいっぱい作ってください。