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2019/04/07

ウズベキスタンの治安はいい?悪い?観光時に注意するべき犯罪や安全点を紹介

ウズベキスタンと聞いて何をイメ―ジしますか?
回答は二分されるでしょう、「何もわからない」か「なんとなく危なそう」と。

一方、海外旅行上級者や世界一周旅行者など玄人には人気のある国としても実は有名なんです。
イスラム建築など写真見えのする観光地が豊富、物価が安い、穏やかな国民性など数々の魅力で旅人を惹き付けてきました。

ただいくら魅力的だからと言って、危険をおかしてまで冒険したくないのも実情。
ビクビクしながら観光するなんて嫌ですよね。

実際の現地の治安は?本当に危なくないのか?
紹介していきたいと思います。

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【治安の前に】ウズベキスタンってどんな国?

ウズベキスタンのイメージ
ウズベキスタンは文明の交差点と呼ばれ、ソビエト連邦崩壊後に誕生したまだ比較的新しい国です。
首都はタシケント。

中央アジアに位置し、南部はアフガニスタン、東部はキルギスとテロの危険性のある国に囲まれています。
国境を2度越えないと海に到達しない二重内陸国の一つです。

国土は日本の約1.2倍。
人口は3000万人、公用語はウズベク語とロシア語。

夏は45度近い酷暑、冬はマイナス20度以下、また1日の中でも昼夜の寒暖差が激しいといった典型的な大陸性気候の特徴を持っています。
一年を通じて乾燥していて、降水量は大変少ないです。

主な宗教はイスラム教で国民の9割がムスリムですが、基本的には女性も髪や足首を隠さないなど、戒律はかなり緩やかで、西側諸国と同様な生活をしています。

人種のるつぼと言われるほど多様な人種が混ざりあっていて、街を歩けば、日本人とほぼ変わらないような顔から、トルコ系のちょっと濃い顔まで、ズラリ人種見本市といった賑わい。

古来より文明の交差点として栄え、シルクロ―ドの上の数々の史跡など観光資源も豊富で、特に首都タシュケントと古都サマルカンドが名高いです。
とりわけ、サマルカンドのレギスタン広場にあるブルーモスクは旅人の誰もが訪れるマストスポットとして絶大な人気を誇っています。

国民性は大変穏やかで旅行者にも優しいです。意外かも知れませんが親日国としても有名で、日本語を喋っていると、にこやかに話しかけられり、場合によっては初対面であっても家に招待されたりすることもあるそう。

物価も大変安く日本の3分の1程度。
日本円換算で600円も出せば、ちょっと良いレストランでディナーを食べられます。

<下に続く>

ウズベキスタンの治安を知る前に務省が発表する危険レベルをおさらい

危険レベル
外務省は国民向けに安全上の問題・懸念がある国や地域を対象としたガイドラインをインターネット上で示しています。
これは、地域の危険度を4段階で評価して注意喚起をするものです。

よく勘違いされがちですが、これはあくまでも情報の提供に過ぎず、法的な強制力により渡航を禁止したり、退避を命じたりする効力はありません。
とは言うものの、外務省というスペシャリストが策定したガイドラインということもあり、信頼度・情報量は抜群と言っても過言ではないでしょう。

ガイドラインを信じきって情報収集を怠ったり油断しきったりするのは良くないてすが、少なくとも危険度が高く評価されている地域には近づかないのが無難でしょう。

レベル1から4までのカテゴリーがあります。
順に見てみましょう。

レベル1/黄色

十分注意してください

治安は安定しているものの、スリやひったくり、置き引きなどの盗難被害が起きたり、デモに観光客が巻き込まれる可能性があります。

レベル2/山吹色

不要不急の渡航は止めてください

レベル1と3の間の治安で、まさにグレーゾーン。
渡航すべきかよく考えて、渡航する時も十分な対策が必要となります。

レベル3/オレンジ色

渡航は止めてください。(渡航中止勧告)

治安や政情が安定していなくて、武装勢力のタ―ゲットとして外国人が狙われたり、内乱に外国人が巻き込まれたりする危険性があります。
渡航者の命が脅かされる可能性さえあります。

このレベルからはもう渡航は延期しましょう。

レベル4/赤色

退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)

政府の統治システムが損なわれているなどして、武装勢力に外国人が狙われ・武力衝突・戦争に巻き込まれるといった形で、渡航者の命の危険が高いです。
旅行中にこちらが発せられたら、即時国外に避難するようにして下さい。

<下に続く>

ウズベキスタンの治安状況は?

ウズベキスタンの良い治安
「スタン」の響きが、なんか危なそう。
大多数の日本人はウズベキスタンの治安に関してそういった認識かと思います。

実際はどうなのでしょうか。
端的に言って、「一部危ない地域もあるけど、観光客が行くようなところはほとんど危険性無し」といったところでしょう。

外務省のガイドラインでも、首都はじめほとんどの地域がレベル1に留まりますが、東部国境付近などテロに巻き込まれる危険性がある地域は残念ながらレベル4が付きます。

空路の玄関口で観光客が必ず立ち寄る首都タシケントと、最も危険とされる東部国境付近。
こちらに絞って詳しくみてみましょう。

首都タシュケントの治安状況は?

外務省ガイドラインのレベル1相当。
「十分注意して下さい」

実際に旅行した人の体験記にも、「全く危険を感じなかった」との記述が散見されるなど、日本と同程度には安全であると考えられます。

また「街路にはゴミ一つ落ちていない」など、秩序だった街並みも治安の良さを象徴しています。
街の至るところにいる警察官が秩序の維持にあたっているのも、大きいのかもしれません。

勿論、海外旅行をする上での最低限の自己防衛は必要ですが、少なくとも、白昼堂々観光客が強盗・殺人・誘拐に巻き込まれる心配はほとんどないでしょう。

東部国境付近が危険?

外務省ガイドラインのレベル4相当。
「渡航はやめて下さい」
治安が良いとされているウズベキスタンで、その例外というか、最も危険とされている地域がここです。

まず、東部国境付近がイスラム教過激派テロ組織の侵入ル―トとされている為、ウズベキスタン政府により、国境沿いに地雷が敷設されています。
情勢の安定に伴い地雷撤去が進んでいますが、まだまだ残された地雷も多数存在しているとのこと。

また、近年キルギスとの国境確定を巡って度々武力衝突が起こっているので、それに巻き込まれる危険性も高いです。
勿論、イスラム過激派によるテロの巻き添え、誘拐の標的となることもあり得ます。

このように観光地では考えられないような危険がゴロゴロ転がった地域。
それが東部国境付近なのです。

特別な用がない限り、決して近づかないようにしましょう。

<下に続く>

治安のいいウズベキスタンでも気をつけるべき犯罪5選

ウズベキスタンの犯罪

気をつけるべき犯罪①:スリ、ひったくり、置き引き

海外旅行慣れした人には当たり前の自己防衛かもしれませんが、街中での盗難行為には十分気をつけましょう。
物価が安いことからも容易に想像しうるように、貧困層も一定数存在します。

貧困を背景として、現金やアクセサリー,スマホ・パソコン狙いの窃盗などが発生していると言われています。
とりわけ旅行者は多額の外貨を所持していると思われていて,窃盗犯の絶好のカモとのこと。

現金は元より、パスポートを盗られてしまうと大変厄介です。
言葉もロクに通じない異国の地で写真を撮って各種書類を準備して、といった手続き自体も困難ですが、再発行まで週単位で待ちぼうけを食わされるのだそう。

無駄に積もっていく、食費・宿泊費。
帰国するはずだった日程での仕事への影響。

踏んだり蹴ったりですよね。
パスポートだけは絶対に肌身離さず、盗られない位置で所持したいものです。

実際にスリ、ひったくり、置き引きなどが、バザール・空港・観光地など人が集まりがちな場所や地下鉄・バス等の車内でも発生しているので、十分な注意が必要です。
TPOに応じて、高級な腕時計などアクセサリーは身につけない、現金カ―ドは分散して複数の場所に所持・保管する、バッグは体の前に抱える、ホテルのセキュリティボックスを利用する、荷物から目を離さない、といった対策が有効です。

気をつけるべき犯罪②:詐欺

偽警察官による詐欺には十分注意しましょう。
警察官を装い偽の検問を実施したり人目につきにくい場所へ誘導したりして、金品を奪取、カ―ドをスキミングする犯罪が発生しています。

街中に警察官が多いので判断が難しい側面もありますが、身分証を確認したり、周りの住民に訊いたりして、まずは偽警官でないか疑う視点が重要です。

両替の時も注意が必要です。
ウズベキスタンは通貨の桁数が多いので、慣れない旅行者だと両替時に数枚抜かれてしまっても意外と気づかないもの。

レ―トが異様に良すぎる両替所は使わない、事前に両替所の口コミを確認する、両替時渡された金額を自分でカウントするまでその場を離れない、といった対策が重要です。

気をつけるべき犯罪③:外国人を狙った誘拐

過去、フェルガナ盆地において外国人を狙った誘拐が発生しています。
イスラム過激派によるもので、外国政府に金銭もしくは思想上の要求を通す目的によるもの。

一度誘拐されてしまうと、数年単位で帰国できなかったり、自国政府に迷惑をかけてしまったりと、被害が甚大であることが特徴です。
ただ近年は発生していないので、怪しげな人に無闇についていかない、知らない人からもらった飲み物は飲まない、などの最低限の警戒で足りるでしょう。

気をつけるべき犯罪④:ぼったくり

途上国の観光地でよくあることではありますが、観光客はぼったくりにあうことが多いです。
バザールで値札がついてないものを購入するときや、メ―タ―の無いタクシーで値段交渉をする時、場合によっては現地相場の数倍の金額をふっかけられることさえあるそう。

ぼったくりに絶対にあいたくなかったり、値段交渉が面倒くさいと考える向きには、値段のついてないものは買わない、タクシーは宿で手配してもらうなどの対策が有効でしょう。
しかし、値段交渉を含めて観光という側面もあり、事前に相場を調べておくなりして強かに交渉を楽しむというスタンスがより望ましいかもしれないです。

気をつけるべき犯罪⑤:喧嘩

イスラム教という日本人からするとあまり馴染みのない文化で、しかも英語すらあまり通じないウズベキスタンですから、意図しない行き違いから知らず知らずのうちに相手の不興を買ってしまい、暴力沙汰になってしまうことがあり得ます。
元来穏やかな人の多いウズベキスタンですが、こと宗教に関すると譲れない部分が出てくるもの。

このあたりの感覚は無宗教の日本人には理解しづらいものなのかもしれないですね。
相手の感情に配慮し、郷にいっては郷に従えのスタンスで観光を楽しめるようになりましょう。

<下に続く>

治安のいいウズベキスタンでも注意するポイント13選

ウズベキスタンの気をつけるポイント
以上見てきたように、ウズベキスタンでは犯罪に関して海外旅行全般で必要とされる程度の警戒で足りると解されます。
しかし、実は犯罪以外の点で注意すべきことが多いのです。
細かく確認していきます。

注意するポイント①:大陸性気候

1日の寒暖の気温差も激しく、夏は45℃前後、冬はマイナス25度程にまでなることがあります。
さっと脱ぎ着できるものや、冬の寒さにも耐えれる程の防寒着を用意するなど、体調
管理には十分気をつけましょう。

特に夏場には雨もほとんど降らず湿度が極端に低いため、外に長時間いると熱中症に陥りやすい状況です。
気づいたら大量の汗をかいていたなど、水分不足って自分ではなかなか気づけないものですよね。

意識的に小まめに水分を補給をする、休憩をとるなどの対策をとり、熱中症予防に努めましょう。
また日差しも強烈なので、日焼け対策として、日焼けどめ、帽子なども有効です。

注意するポイント②:白タク

タシケント市内の車の8割以上は白タクと言われていて、捕まえ易さと、1キロあたり30円程度の激安価格から、市民の足だけでなく観光にももってこいの存在になっています。
一応ウズベキスタンであっても法律上白タクは違法なので、警察官の目の前では止まってくれないこともあるそう。

スピードを出しすぎていたり、無理な追い越しをしたりと、かなり荒い運転のドライバーが多いのも特徴です。
交通事故も少なくないのだとか。

白タク自体が違法な存在ですから、当然トラブルがあった時は完全に自己責任になります。
予算や安全のバランスをよく考えて、賢く利用しましょう。

注意するポイント③:隣国

観光地の治安は良いのですが、国境付近へ近づくにつれ、ガラっと様相が変わります。
東のタジキスタン・キルギス、南のアフガスタンは治安がかなり不安な地域です。

とりわけアフガニスタンは、イスラム原理主義過激派によるテロの危険が高い国でもあり、国境を越えウズベキスタン国内まで影響が及んでしまう危険性もゼロではありません。

旅行中であってもニュースを小まめにチェックするなど、周辺国の情勢にもアンテナを張ることが肝要です。
逸早く危険を回避できるようにしましょう。

注意するポイント④:警官

街中のいたるところに警官がいます。
そのことにより治安が保たれているわけでもありますが、残念ながら観光客をトラブルへと誘導する悪徳警官も存在するのも事実。

ウズベキスタンでは旅行者にはパスポートの携帯が義務付けられていることもあり、かなりの頻度でパスポートの提示、荷物検査を求められます。
その際、ホテルの名前、スマホの画像データ、所持金額などチェックされる、ひどい場合には賄賂を要求されることもあるのだそう。

本当に困った場合、日本大使館へ連絡して助けを求めることができます。
しかし、まずは偽警官でないかだけチェックするようにだけして、本物であれば基本的には協力した方が無難

非協力的態度ではあらぬ疑いをかけられてしまうかも。
不必要ないざこざを招かないようにしましょう。

注意するポイント⑤:イスラム教

ウズベキスタンでは国民の大多数がムスリムです。
華麗なモスクは世界遺産でもあり観光のハイライトですが、現地の人にとっては日常的な信仰の対象ということをゆめゆめ忘れないようにしましょう。

イスラムの考えを配慮しない行動は大きなトラブルを生じさせかねません。
特に日本人は宗教に無頓着なので忘れがちですが、敬虔な信仰心というのは、それ自体尊重されるべきものです。

女性は肌の露出を控え、髪やボディラインを隠せる大きなショールなどで覆うようにしましょう。
男性も短パンはなるべく避けましょう。
厳格なムスリムに怒られることもあるのだそう。

特にモスク見学時は細心の注意が必要です。
肌の露出など言語道断。

服装によっては入場できないこともあるので、十分配慮した服装を心がけたいものです。

注意するポイント⑥:水

綿花栽培によって湖の水が汚染されてしまっています。
水道水をそのままでは飲んだりすることは衛生的にオススメできませんが、実は飲食店のなかにはこの水で料理をしている所もあります。

場合によっては、食あたり・下痢に数日間悩まされることになりかねません。
旅行中ずっと寝たきりになんて事態も想定されます。

最悪の場合、感染性胃腸炎なんてこともあり得ます。
ぞっとしませんよね。

実際に健康被害も報告されていますので、生水は飲まない、食器類もできれば拭く、などの対策をして注意しましょう。

注意するポイント⑦:医療・薬品

医療は最も整備の遅れている分野の一つです。
機材、医薬品などの医療資源全般が慢性的に不足しているのだとか。

医療の質も日本と比べて相当低く、国際的組織によるレポートでも医療リスク評価の高い地域とされています。
安心して手術が行える入院可能な医療施設もほとんどないとのこと。

救急システムも遅れていて、タシュケント市内であっても救急コールから救急車の現着までに1時間以上かかることさえあるのが実情。
事前に海外旅行傷害保険に加入し、受けられるサービス・病院や手続き方法を入念に確認しておくことが必要です。

市内の薬局での西欧の医薬品の入手は大変難しく、途上国で製造された医薬品がほとんど。
偽薬も流通しているのだとか。
胃腸薬などの常備薬は日本から用意していくようにしましょう。

注意するポイント⑧:感染症

2018年時点でウズベキスタン国内HIV感染者数は約37,000人とされ、肝炎も発生しているとのこと。
院内感染も問題となっていますので、病院で注射を受ける際は未使用針であるか逐一チェックするようにしましょう。

ブルセラ症・炭疽など、聞きなれない感染症も発生しています。
感染動物の肉・乳製品などを介して感染するとのこと。
 
エキノコックス症はウズベキスタンの風土病として有名です。
虫卵を含む水、食物を経口摂取することで感染します。

リーシュマニア症の発生も報告されています。
体長3ミリ程のサシチョウバエの刺咬により原虫が体内に入り感染します。

総じて言えることですが、生水・生肉・生野菜など火を通してないものは極力口にしない、長袖・長ズボンを着用し素肌をさらさないといった工夫が有効です。

注意するポイント⑨:野良犬、野良猫

ウズベキスタンは狂犬病の発生地域でもありす。
観光地でも野良犬や野良猫をいたるところで見かけますが、狂犬病ウイルスを保有している可能性もあるため注意してください。

万が一犬猫をはじめとする哺乳動物に噛まれたりひっかかれたりした場合には、即刻病院に行き狂犬病ワクチンの接種を受けてください。
重篤な症状が出てからだと遅いのです。
そもそも、野生動物には近づかないようにしましょう。

注意するポイント⑩:交通事故

道路自体が整備不足であったり、信号が足りていなかったりする上、交通ルールを守るという意識も薄いので、交通事故が多発しています。
十分注意しましょう。

信号の無い道路を横断する時など、現地の人の様子をよく見て、真似をするようにするのが大切です。
場合によっては、事情を伝えて一緒に渡ってもらうのもアリかもしれません。

注意するポイント⑪:トイレ

公共施設のトイレは衛生環境が良くないところが多いです。
便座も便器も何もないボットントイレだったりするので、日本のような立派な水洗トイレを期待してはいけません。

酷いところだと、壁が隙間だらけ、溢れそうなくらいに汚物が溜まっているなんてことも。
清潔好きな人は耐えられないのではないかというほどのレベルです。

長距離バスを利用した場合、都市間の移動距離が長いため、青空トイレになることもありえます。
もしもの場合に備えて、トイレットペーパーは必ず持ち歩くようにしましょう。

注意するポイント⑫:虫

南京虫はウズベキスタンではよく見かける吸血性の昆虫です。
人の肌を刺す際に唾液を体内に注入し、激しいかゆみなどアレルギー反応を引き起こします。

噛まれても病気を媒介することはありませんが、猛烈なかみゆにしばらく悩まされるはめになります。
できることなら避けたいですよね。

南京虫は荷物などに潜み旅行者とともに移動することもありますので注意が必要です。
ホテルに着いたらまず、南京虫のサインを確認しましょう。
壁、ベッドシーツの裏、枕に茶色か赤黒い小さな染みがあった要注意です。

サインがあった場合は部屋を変えてもらうのが無難でしょう。

注意するポイント⑬:写真撮影

街中が絵になる建築物でいっぱいのウズベキスタンですが、テロ対策で写真撮影禁止されてる場所があります。
それは駅、空港、地下鉄、橋といったインフラ交通機関です。

ついつい写真を撮ってしまいがちですが、カメラ没収なんて事態になったら、旅行の思い出は最悪になりますよね。
写真を撮りたい場面でも、一度立ち止まってそこが撮影禁止じゃないか考えるようにしましょう。

<下に続く>

治安のいいウズベキスタンで、戦争の危険性はある?

ウズベキスタンの戦争
ウズベキスタンは新しい国家ということもあり、まだ戦争と言える戦争は起きていません。
国家間の関係でいうと、隣国キルギス内の民族衝突が起きた際に国境を封鎖したぐらいのもので、戦争に至りそうなほどの悪化した関係の国がないのです。

後述のテロの可能性は別論として、戦争に巻き込まれる危険性は低いでしょう。

<下に続く>

治安のいいウズベキスタンで、テロの危険性はある?

ウズベキスタンのテロ
今までウズベキスタン政府が認定したテロ事件は発生していません。
これが公式見解です。

ただテロと呼んでも良いような事件が発生しているのも事実です。
タシュケント市内では2004年に警察官襲撃事件や連続自爆事件、アンディジャン市では2005年刑務所襲撃事件が起こっています。

アンディジャン市の事件では、鎮圧の際に一般市民に対して発砲があり数百名の死者が出たとのこと。
国際的テロ組織の関与が疑われますが、詳細は明らかになっていません。

ウズベキスタンに限らず、世界に目を向けると、シリア、チュニジア、バングラデシュで日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。
テロは今や世界中で発生しており、とりわけソフトターゲットを標的としたテロの場合未然の防止が困難です。

テロはどこでも起こり得ること、日本人が標的になり得ることを意識して、テロの被害に遭わないよう最新の情勢をチェックするようにしなければなりません。

<下に続く>

ウズベキスタンの治安のまとめ

ウズベキスタンの治安を端的に表すと、観光地では海外旅行で注意すべき最低限の警戒・配慮で足り、東部国境付近やテロの危険性があるところに近づかなければ命の心配は無い、といった具合です。
ただ隣国のテロが波及してくる危険性が依然としてあるので、小まめに情勢を分析する必要があります。

ウズベキスタンはイスラム文化圏の中では大変観光し易く魅力溢れる国です。
ありきたりな観光地に飽きてしまったそんなあなた、臆病になり過ぎにに一歩踏み出してみましょう。

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