モロッコで英語は通じる？言語、公用語は？挨拶や会話で使える言葉、単語20選 - モロッコ

モロッコの言語、公用語は何？？

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モロッコ王国、通称モロッコはアフリカ大陸の北西部にあります。モロッコの言語、公用語はアラビア語とベルベル語です。

アラビア語といっても、国によって少しずつ異なり、モロッコで話されているのはモロッコ訛りのアラビア語です。モロッコ北部ではベルベル語も使われていますが、アラビア語を中心とした教育なので、ベルベル語は辺ぴな山間部でしか話されていません。

アラビア語の他にもフランス語やスペイン語も使われています。フランス領だった時代があり、大学以上の学校ではフランス語が必須なため、フランス語が話せる人が多くいるのです。

地域によっては、フランス統治下のスペイン領だったため、スペイン語が定着しているところもあります。街中の看板などは、アラビア語と共にフランス語かスペイン語のどちらかが表記されているものが多くあります。

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モロッコでは限られた場所でしか英語は通じません。都市部のホテルやショップ、観光地などでは通じますが、ローカルな場所では通じないことが多くあります。

警察やバスターミナル、地元のスーパーなどでは英語では相手にされないこともあります。通訳アプリや単語帳を用意していった方が良さそうです。

都市部では英語が通じるといっても、簡単なやり取りが通じるだけです。複雑なやり取りはアラビア語かフランス語になります。

さらに、現地のモロッコ人が話す英語が聞き取りにくいという問題もあります。日常的にフランス語を話す人たちなので、少しフランス訛りの英語なのです。

というわけで、英語だけではやや心配があるモロッコですが、ここなら英語が通じるという場所はあるのでしょうか。

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カサブランカやマラケシュなど、外国人が多く入っている都市部のレストランでは英語で問題ありません。カサブランカは特に商業都市なので、日常的に仕事で英語を使う人も多く、比較的きれいな英語を話します。

英語表記のメニューまで置いているところはさほど多くありません。フランス語のメニューがあって、写真つきメニューを置いているところを選ぶと安心です。

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モロッコにも電車があり、国営鉄道は安くて安心なので人気があります。国営鉄道の職員は簡単な英語ができます。

チケット購入も券売機があるのでそれほど困ることもありません。長距離バスもネット予約ができ、ホームページ上では英語で予約が可能です。

タクシードライバーはほとんど英語を話しません。
行き先の指定や、料金の支払いなどでのトラブルを防ぐため、英語での交渉は避けたほうが無難です。

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都市部のホテルやショップでは英語でのやり取りが可能です。星付きのホテルならほぼ英語のみで大丈夫です。

ホテル周辺のショップやお土産店なども、比較的英語が通じやすい場所です。値段交渉なども英語でのやり取りになります。

お土産店ではほぼ値札は付いていないので、いくらで買いたいか、から会話を始めなければなりません。値段交渉は気力が要りますが、それも旅の醍醐味と思って是非チャレンジしてみてください。

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世界文化遺産として有名なマラケシュやフェズ、インスタ映えスポットとして人気のシャウエンなど、観光地の一部では英語が通じます。砂漠ツアーでは英語のガイドも選べます。

迷宮都市フェズでは政府公認のガイドを頼むことをおすすめします。地元民でもよほど慣れた人でない限り迷子になるというスポットなので、少々値が張っても信頼できるガイドと巡るほうが賢いでしょう。

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モロッコの言語教育事情はまだまだ進歩の途上と言えます。飛躍的に改善してはいるものの、まだ国民全体の30％ほどが非識字、つまり読み書きができない状態にあるのです。

モロッコの義務教育は選択制で、６歳から小学校に通いますが、通えない子は通わなくて良いというスタンスです。それで、家が山間部で学校が遠かったり、貧しくて働かなければならなかったりすると、通わなくなる子どもがいるのです。

学校に行かない子どもがいる一方で、早くから私立校に通わせて英語教育に取りかかる親もいます。モロッコでは一般的に小学3年生頃からフランス語での授業が始まります。

大学を目指す子にとってはフランス語は必須なので、幼いうちから塾に通ってフランス語を習ったりします。家庭ではアラビア語、学校ではアラビア語とフランス語、それとは別に家庭教師に英語を習うという子もいます。

英語まで習っていて、流暢に話す人はそう多くありませんが、小中学校でアラビア語とフランス語を習うので、最低2ヶ国語を話すのが普通です。識字率の低さが問題になる一方で、トリリンガルやマルチリンガルも珍しくない、そんな格差がはっきり現れているのがモロッコの現実なのです。

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