神戸の初詣スポット:生田神社
神戸でもっとも初詣客の多い、初詣スポット。
普段から参拝客の多い、神戸の顔的存在です。
非常に古い神社で、八世紀にはこの地に建っていたと言われています。
神話では、神功皇后が遠征に出た際、神戸を訪れたことからとされています。
朝廷からも重用されており、生田神社周辺には、朝廷に定められて神社のために働く人々「神戸(かんべ)」が住んでいました。
彼らが、神戸の地名の由来になったとされています。
主祭神は、稚日女尊。
天照大神の妹とも、幼名とも、和魂(輪を愛する心)ともいわれています。
生田神社でユニークなのが、お正月の杉飾り。
八世紀の洪水の際に、境内にあった松が防水の役目を果たさなかったため、生田神社では松を排除するようになったと言われていて、門松も飾られていないのです。
生田神社のご利益で有名なのが、縁結び。
神功皇后が応神天皇の母ということから、神戸エリアの安産祈願のお宮としても信仰を集めています。
\生田神社の初詣情報/
参拝可能時間 | 元旦00:00~22:45 1/2・3 07:00?21:45 |
例年の参拝者数 | 例年150万人以上 |
混雑時間 | 元旦、1/2はほぼ混雑 |
おみくじ | あり |
御朱印 | あり |
屋台・露天 | かなり多め |
祭神 | 稚日女尊 |
ご利益 | 縁結び |
駐車場 | 近隣の民間駐車場を利用しましょう |
- 住所
- アクセスJR「三ノ宮駅」下車 徒歩10分
- 電話番号
- 営業時間夏季 08:00~18:30 冬季08:00~17:00(三が日は延長あり)
- 定休日なし
- 公式サイト
神戸の初詣スポット:本住吉神社
本住吉神社も、前述の生田神社と同じく、神功皇后の遠征の際に信託により作られた、神戸の初詣スポット。
神社の名前は、神功皇后が「住みよいところだ」と言ったからと言われています。
住吉神社は各地にありますが、住吉三神を最初におまつりしたのは神戸の本住吉神社だ、と社伝に伝わっています。
ご利益は、神功皇后が遠征中、この近くで出産したことや、遠征での航路の安全を願ったことから、海上安全や安産。
住吉三神が和歌の神でもあったことから、文人や詩人など、創作活動をする人々も初詣に訪れています。
住吉駅の近くには、とても賑わいのある商店街もありますので、初詣がてらのぞいてみてくださいね。
\本住吉神社の初詣情報/
参拝可能時間 | 24時間 |
例年の参拝者数 | あまり多くありません |
混雑時間 | なし |
おみくじ | あり |
御朱印 | あり |
屋台・露天 | あり |
祭神 | 住吉三神 |
ご利益 | 海上安全、交通安全、安産 |
駐車場 | あり |
- 住所
- アクセスJR「住吉駅」下車 徒歩1分
- 電話番号
- 営業時間24時間
- 定休日なし
- 公式サイト
神戸の初詣スポット:湊川神社
湊川神社は、近代になってから作られた、比較的新しい神戸の初詣スポットです。
お祭りされているのは、楠木正成公。
彼は、鎌倉時代末期、足利尊氏とともに、鎌倉幕府を倒すために尽力を注ぎました。
鎌倉幕府が倒れたのち、朝廷の守り手として活躍。
足利尊氏が、朝廷に反旗を翻した際、尊氏と戦って斃れました。
その戦いの地が、神戸の湊川。
楠木正成公の、戦いの強さや忠臣としての功績は語り継がれ、この地域の大名や将軍、維新の際には志士たちに崇められてきました。
徳川光圀公によって湊川に楠木正成公の墓所が作られていたのですが、明治維新後、改めて神社として創建。
現代でも初詣に100万人近い規模の参拝客が訪れる、神戸の中でもにぎわう初詣スポットとなっています。
湊川神社で有名なポイントは、楠木稲荷大社と十二支のお守り。
お稲荷さんは、祠の下にずらりと並べられた赤い提灯が美しく、インスタ映えスポットになっています。
十二支のお守りは、デザインが「あんぱんまん」の原作者やなせたかしさんによるもの。
神戸にアンパンマンミュージアムが作られたことに由来していて、やなせたかしさんがデザインした十二の動物たちがかわいらしく描かれています。
\湊川神社の初詣情報/
参拝可能時間 | 大晦日06:30~元旦23:30 1/2・3 06:30?22:00 |
例年の参拝者数 | 約90万人 |
混雑時間 | 年越しの時間帯、元旦の昼間 |
おみくじ | あり |
御朱印 | あり |
屋台・露天 | かなり多め |
祭神 | 楠木正成 |
ご利益 | 厄除け、開運 |
駐車場 | 三が日は閉鎖 |
- 住所
- アクセスJR「神戸駅」下車 徒歩3分
- 電話番号
- 営業時間06:00~18:00
- 定休日なし
- 公式サイト
神戸の初詣スポット:海神社
神戸は、古くから港が作られ、海上交通の要所として発展を遂げてきました。
そのため、初詣スポットにも、海に関する神社や交通安全に関する神社が数多く存在しています。
海神社もその一つ。
やはり神功皇后が神戸の地を訪れたさい、海の神さまをお祭りしたことが由来と言われています。
神さまは3人いて、それぞれ、海上交通、漁業の発展、藻塩の発展を司っています。
百人一首に、松帆の浦で焼く藻塩が歌われていますが、松帆というのは淡路島の北端の地名。
その対岸に当たる神戸市側でも藻塩業が行われていたので、信仰を集めてきた初詣スポットです。
正式な読み方は「わたつみじんじゃ」。
わたつみというのは「海」の古い名称で、神さまの名前でもあります。
江戸時代の学者、本居宣長によって定められました。
が、現在では、地元の人々に、親しみを込めて「かいじんじゃ」の愛称で呼ばれています。
\海神社の初詣情報/
参拝可能時間 | 大晦日から元旦にかけては終夜可能 |
例年の参拝者数 | あまり多くありません |
混雑時間 | 元旦昼間 |
おみくじ | あり |
御朱印 | あり |
屋台・露天 | あり |
祭神 | 航海安全、安産、開運 |
ご利益 | 上津綿津見神・中津綿津見神・底津綿津見神 |
駐車場 | あり |
- 住所
- アクセスJR・山陽「垂水駅」下車 徒歩1分
- 電話番号
- 営業時間24時間
- 定休日なし
- 公式サイト
神戸の初詣スポット:長田神社
長田神社は、神戸の下町エリアでお祭りされている初詣スポット。
大晦日から元旦にかけて、非常におおぜいの初詣客でにぎわいます。
お祀りされているのは、事代主大神さま。
商売繁盛の神様えべっさんの姿の一つとされる神様で、そのせいか、初詣客の中には商売をする人が多め。
「福の神」ともいわれているので、厄除けのご利益もあります。
神社は、他の神戸の神社と同じく、神功皇后が遠征された際に、「吾を御心長田の国に祠れ」と事代主大神さまからお告げを受けて創建。
それ以降、1800年余り、鎮守の神としてこの地域を守っており、地域の人々の恒例の初詣先となっています。
1995年の阪神大震災の時は、鳥居が折れるなど大きな被害が出ましたが、町内の人々の力で復興を果たしています。
外縁にある真新しい鳥居は、町内会長の寄進によって震災後に作られたもの。
近くには震災時に折れた鳥居の根元が残っているので、初詣に立ち寄られた際に探してみてください。
神社を守りたいと願った人々の祈りを感じられる初詣スポットです。
\長田神社の初詣情報/
参拝可能時間 | 大晦日06:00~元旦21:00 1/2・3 06:00?21:00 |
例年の参拝者数 | 約70万人 |
混雑時間 | 大晦日から元旦にかけてはかなりの混雑 |
おみくじ | あり |
御朱印 | あり |
屋台・露天 | あり |
祭神 | 事代主大神 |
ご利益 | 合格祈願、身体健康、痔が治る |
駐車場 | 三が日は閉鎖 |
- 住所
- アクセス阪神電鉄・神戸高速線「長田駅」下車 徒歩5分
- 電話番号
- 営業時間(4月~9月)5:00~18:00 / (10月~3月) 6:00~18:00(正月は延長あり
- 定休日なし
- 公式サイト
神戸の初詣スポット:弓弦羽神社
ここ数年、めきめきと初詣者数を増やしている神社が神戸にあります。
御影駅近くの、弓弦羽神社。
名前を聞くだけでピンと来る人も多いかもしれません。
フィギュアスケートで活躍する、金メダリスト羽生結弦選手の名前に似ているのです。
最初は、ファンの間で盛り上がっていたのですが、羽生結弦選手もファンからこの神社を教わり、お参りに来たそうです。
羽生結弦選手の直筆絵馬が奉納されているので、初詣の時に探してみましょう。
神社の由来は、ここもやはり神功皇后。
彼女がこの地を訪れた際、反乱軍の挙兵があったことを知って、熊野大神に勝利を祈願して戦いにおもむきました。
その後、勝利した、という伝説があるため、8世紀にこの地を神社と定められたそうです。
熊野の神様の導きを受けての勝利ということで、この神社の神様も熊野の神様とゆかりがあります。
熊野の神様のお使いと言えば、ヤタガラス。
勝利への導きをしてくれるといわれ、サッカー日本代表チームのエンブレムにも描かれている三本足のカラスです。
境内にはサッカーボールのモニュメントもあり、初詣に来た子供たちに人気のスポットになっています。
\弓弦羽神社の初詣情報/
参拝可能時間 | 24時間 |
例年の参拝者数 | あまり多くありませんがオリンピックの年などは多め |
混雑時間 | なし |
おみくじ | あり |
御朱印 | あり |
屋台・露天 | なし |
祭神 | 伊弉册尊 |
ご利益 | 満願成就、厄除開運、家内安全 |
駐車場 | 三が日は閉鎖。シャトルバスあり |
- 住所
- アクセス阪急電車「御影駅」下車 徒歩5分
- 電話番号
- 営業時間24時間(社務所09:00~17:00)
- 定休日なし
- 公式サイト
神戸の初詣スポット:祇園神社
祇園神社は、神戸の街を見下ろす山中に位置する神社。
地元では「平野の祇園さん」と親しまれている初詣スポットです。
祇園というと、京都の八坂神社を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
神戸の祇園神社は、八坂神社創建に関わった神社なのです。
平安京で疫病がはやった際、須佐之男命のお力を借りて病を鎮めることが朝廷で決定しました。
当時須佐之男命がお祀りされていたのが、姫路にあった広峰神社。
そこから分霊をお神輿におのせして平安京までお連れしたのですが、その途中、一泊されたのが平野の地だと言われ、この地に神社が建てられました。
創建時から京都とゆかりのある初詣スポットなのですが、他にも京都との関係があります。
平安末期、神戸に都が作られようとしたのをご存知でしょうか。
平清盛が権勢をふるっていた時代、自分の治めていた平野に福原京という都を作り、朝廷を移動しようとしたのです。
当時の上皇がそれに反発して京都から動かなかったため、神戸にできたのは離宮扱いとなったのですが、清盛率いる平氏は長い間この地に住んでいました。
祇園神社のあった辺りは、福原京や神戸の港を見下ろすことができたため、清盛がよく訪れて、海上開発などの構想を練ったといわれています。
そういった謂れから、平家物語を愛する人も大勢初詣に訪れています。
時代の流れを感じられる初詣になるスポットです。
\祇園神社の初詣情報/
参拝可能時間 | 24時間 |
例年の参拝者数 | 約5千人 |
混雑時間 | 元旦昼間 |
おみくじ | あり |
御朱印 | あり |
屋台・露天 | なし |
祭神 | 須佐之男命 |
ご利益 | 水難除け、厄除け |
駐車場 | あり |
- 住所
- アクセスJR「三ノ宮駅そごう前駅」下車 市バスに乗り換えて「平野」下車
- 電話番号
- 営業時間24時間
- 定休日なし
- 公式サイト
神戸の初詣スポット:和田神社
和田神社というのは、神戸市の中でも特に海の近くに建っている初詣スポット。
三宮から、海に向かって伸びている地下鉄で行くことができます。
ここにお祭りされているのも、海に関する神さま。
蛭子さま(恵比寿さま)はこの地から地上を訪れたと言われていますし、市杵嶋姫大神は、平安末期にこのあたりの海を納めていた平清盛が厳島神社から勧請してきました。
神さまのお使いは、白蛇。
社務所では白蛇姿の祈願巳が授与されていますので、初詣の際にぜひ見に行ってください。
白蛇大神のお宮にうず高く重ねられた祈願巳は迫力満点。
神社と同じ路線には、Jリーグのサッカーチーム、ヴィッセル神戸のスタジアムが存在しています。
そのため、毎年1月に、ヴィッセル神戸の選手が必勝祈願を行っています。
2017年からは一般公開も始まりました。
もとはヨーロッパで活躍していて最近ヴィッセルに移籍してきた、世界のスターイニエスタやポドルスキが祈願するところを間近に見られるなんて、サッカー好きにはたまりません。
\和田神社の初詣情報/
参拝可能時間 | 24時間 |
例年の参拝者数 | あまり多くありません |
混雑時間 | なし |
おみくじ | あり |
御朱印 | あり |
屋台・露天 | 数店のみ |
祭神 | 天御中主大神、市杵嶋姫大神、蛭子大神 |
ご利益 | 金運 |
駐車場 | あり |
- 住所
- アクセス地下鉄湾岸線「和田岬駅」下車 徒歩2分
- 電話番号
- 営業時間24時間
- 定休日なし
- 公式サイト
神戸の初詣スポット:六條八幡宮
平安時代から続く六條八幡宮も、神戸にある初詣スポットです。
八幡宮というのは、日本中で信頼をされているお宮。
神社によく摂社として入っている神様ですが、その数は、摂社として有名な天満宮や稲荷大社をしのぐ数があるといわれています。
それ程に信仰を集める、八幡様(応神天皇)をお祀りしてるのです。
特に八幡様をあつく崇敬していたのは、源氏。
平安時代末期に武士として頭角を現してきた源氏一族は、武神としての八幡様を大いに敬い、勝利を祈願してきました。
源氏というと鎌倉幕府を立ち上げた源頼朝が有名ですね。
源頼朝の祖父に、源為義という人物がいました。
六條判官と呼ばれていた為義が、箕面の地に八幡様をお祭りするお宮を立てたのが、この八幡宮の始まり。
為義の名前を取って、六條八幡宮と呼ばれるようになりました。
最近、このお宮の初詣客が増加しています。
それは、近くを走る北神急行とのコラボによるもの。
鉄道アピールのために誕生した北神弓子ちゃんという萌えキャラがいるのですが、彼女が巫女の姿をしていることから、六條八幡宮では初詣の時期限定で北神弓子ちゃんがデザインされたお守りの授与を行ったのです。
初詣のコラボは毎年恒例のものではないのですが、弓子ちゃんのポスターなども張り出されているので、鉄道むすめファンがおおぜい初詣に訪れるようになっています。
\六條八幡宮の初詣情報/
参拝可能時間 | 24時間 |
例年の参拝者数 | あまり多くありません |
混雑時間 | なし |
おみくじ | あり |
御朱印 | あり |
屋台・露天 | ほぼなし |
祭神 | 応神天皇 |
ご利益 | 厄除け、必勝 |
駐車場 | 近隣の民間駐車場を利用しましょう |
- 住所
- アクセス神戸電鉄「箕面駅」下車 市バスに乗り換えて「山田小学校前」下車 徒歩6分
- 電話番号
- 営業時間24時間
- 定休日なし
- 公式サイト
神戸の初詣スポット:西宮神社
西宮神社は、その名の通り、西宮にある初詣スポット。
西宮というと、関西人の多くが愛する阪神タイガースと高校野球の球場「甲子園」がある街です。
そのため、シーズン前には、阪神タイガースが必勝祈願で訪れる神社として知られています。
阪神ファンも、その縁で西宮神社に初詣に訪れています。
お祭りしているのは、商売繁盛の神、恵比寿さま。
日本各地にある、えびす社の総本山として、信仰を集めています。
お正月から間もない時期に、西宮神社では十日えびすが始まります。
その1番の目玉とされるのが、開門神事。
その年の福男が選ばれる神事で、毎年その時期になると、多くのメディアでも話題にあがるほどの人気。
商売繁盛も開運も司る西宮神社は、神戸市から少し離れますが、初詣にとてもオススメです。
\西宮神社の初詣情報/
参拝可能時間 | 元旦00:00?21:00 1/2・3 05:00?21:00 |
例年の参拝者数 | 三が日で約50万人 十日えびすでは100万人 |
混雑時間 | 三が日とも早朝以外は混みます |
おみくじ | あり |
御朱印 | あり |
屋台・露天 | とても多く出ます |
祭神 | 西宮大神 |
ご利益 | 商売繁盛、金運、開運招福 |
駐車場 | 三が日は使用不可の他近隣 |
- 住所
- アクセス阪神電車・本線「西宮駅」下車 徒歩5分
- 電話番号
- 営業時間24時間
- 定休日なし
- 公式サイト
水難や交通をお参りするなら、初詣は神戸に!
神戸の初詣スポットを紹介しました。
兵庫県の人気ランキングに食い込む場所も、あまり混まない穴場も紹介しています。
神社のご利益はそれぞれ。
見どころもいろいろあるので、あちこちに初詣に行きたくなってしまいますね。
歴史の古い港町なので、千年を超える歴史を持つ神社も多い神戸エリア。
それぞれの神社らしさを楽しみつつ、初詣に行ってみてくださいね。