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2018/12/26

ドレスコードとはどんな意味?必要な場面や種類を男女別にご紹介!

ホテルのパーティやレストランに食事に行く際に「ドレスコード」という言葉を聞く場合があります。

「その場にふさわしい装いをすること」というルールを指しますが、どういう意味で設定されるルールなのか。
また「ふさわしい装い」とはどういうものになるのか、「ドレスコード」の種類、装いの事例とあわせて解説します。

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ドレスコードとはどんな意味?

場にふさわしい仕立てを考える

ドレスコードとは、ホテルやレストラン、パーティなど場所に応じた服装になることを意味しています。

元々は参加者の服装がバラバラになってしまい、場の雰囲気が荒れてしまうことを避けるための配慮から始まったマナーでしたが、転じて服装に対する決まり事を意味するようになりました。

日本でも英語の表現のまま「ドレスコード」ということが一般的ですが、日本語に訳すると「服装規定」という言葉になります。

単純に「ドレスコード」というと、パーティやホテル、レストランもしくはそういう場所で開催される公的色合いの強い行事に参加する際のフォーマルとしての服装を意味しますが、元が英語表現であるため別の単語と組み合わせると服装のことは指していても全く異なる意味となります。

例えば「military dress code」というと、「軍服規定」という厳めしいイメージとなりますし、「school dress code」というと、「学校制服規定」と学校に通っているこども達の服装イメージとなります。

ドレスコードとはTPOに合わせた服装

フォーマルな服装

ドレスコードとは、「場所に応じた服装」になることを意味するため、設定された時間(Time)、場所(Place)、場合(Occasion)といったTPOに応じた服装になることが重要となります。
例えば同じレストランであっても、普通に食事を楽しむ場合と、結婚式に列席する場合ではまったく異なるドレスコードが設定されることになります。

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ドレスコードとはどんな場面で必要なの?

ドレスコードと場面

同じ場所でも状況に応じてドレスコードが変わるということは、どういった場面でドレスコードは必要となるのかという疑問が発生します。

端的に言えば、人が集まる場であればどんな場所でもドレスコードは存在します。
例えば、公園やスーパーと言った場所でも、下着姿やパジャマで出歩く人はほぼいないということです。
問題は、ドレスコードの許容範囲やどこまで強制力を持つかという点で変わってくると言えます。

公園を例にとれば、同じスーツ姿の男性がいたとしても、花見のために会社の同僚と集まっている場合は全く違和感を感じません。
しかし、集まっている人の大半が小さな子供である場合に、スーツ姿の男性が1人だけいた場合は違和感を伴います。
とはいえ、仕事帰りに子供を迎えに来たお父さんの可能性もあるため、強制力は持たず、違和感を感じても排除されるようなことはありません。

服装を意識する必要がある場面、ふさわしい服装でなければならない場面と意識する場であれば、「ドレスコード」があると考えるべきです。
そういった場面としてわかりやすいのが、結婚式・葬式・パーティといった「公」の色合いが強い行事、格式のあるホテルのレストランや、コース料理がメインとなる高級レストランとなります。

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ドレスコードとは必ず明記されてるの?レストランは?

ドレスコードの明記がある場合は、記載のあるドレスコードに従えば問題ありません。
しかし、記載の仕方によっては注意が必要です。

例えば「平服でお越しください」と書かれている場合、「平服」=「普段着」と誤解してはいけません。
普段着でもいいと解釈してしまい、カジュアルな服装で参加してしまうと恥をかいてしまう結果となります。

この場合の「平服」とは「フォーマル」(正装)までかしこまる必要はありませんという意図になります。
男性であれば「スーツ」、女性であれば「ワンピース」を基準に考えると問題ないと言えます。

問題はドレスコードの記載がない場合です。
ドレスコードがはっきりしている場合は記載があることが多いといえますが、必ず記載されるものではないため、「記載なし=特定のドレスコードはない」と解釈することは危険です。
どういう場面なのか、レストランなどの場合はどういう客層のお店なのかということを意識して服装を考える必要があります。

また招待する側の場合は相手が迷わないようにドレスコードの記載を行うといった配慮も必要となります。

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ドレスコードとはどんな種類があるの?ドレスコード一覧表。

ドレスコードに応じてアイテムを選ぶ

場と状況に応じたドレスコードが存在するといっても、一定の基準によるドレスコードの分類は存在します。
詳細な説明は後述しますが、まずは種類と代表的な服装、よく使われる場面から紹介します。

ドレスコード 服装(男性) 服装(女性) よく使われる画面
フォーマル モーニングコート(昼)、テイルコート(夜) アフターヌーンドレス(昼)、イブニングドレス(夜) 国家式典
セミフォーマル ディレクターズスーツ(昼)、タキシード(夜) セミアフタヌーンドレス(昼)、カクテルドレス(夜) 結婚式の披露宴(ゲスト側)
インフォーマル ダークスーツ、ラウンジスーツ 華やかなワンピース、パーティドレス 結婚式の披露宴(ゲスト側)
スマートエレガンス ダークスーツ 華やかなワンピース 結婚式二次会
カジュアルエレガンス ダークスーツ 華やかなワンピース 結婚式二次会
ビジネスアタイア スーツ スーツ 株主総会、企業レセプション
スマートカジュアル ジャケット&パンツ ワンピース、スカート&ブラウス レストラン
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ドレスコード:フォーマルとは

最も格式の高いドレスコードで、「正礼装」を意味するドレスコードとなります。
結婚式の新郎や新郎新婦の実父の服装をイメージするのがわかりやすい例となります。

結婚式の新郎や実父以外であれば、国家式典クラスの式典やパーティで使用する服装です。
政治家の内閣組閣時の記念撮影の服装も内閣の任命式が国家式典であることに起因したドレスコードとなっています。

男性編

昼間(18時まで)の場であれば、「モーニングコート」に「ベスト」の組み合わせとなります。
夜会(18時以降)であれば「テイルコート(燕尾服)」に白いボウタイ(蝶ネクタイ)を組み合わせた「ホワイトタイ」と呼ばれる服装がふさわしい服装となります。

女性編

昼間(18時まで)の場であれば、「アフターヌーンドレス」となります。
夜会(18時以降)であれば「イブニングドレス」がふさわしい服装となります。
昼間のアフターヌーンドレスは露出を抑えた上品なイメージ、夜会のイブニングドレスはスカートの丈がロングで胸元や背中を露出させた華やかなイメージとなります。

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ドレスコード:セミフォーマルとは

セミフォーマルの装い

フォーマルとまではいかないまでも、正式な場としてのドレスコードとなり、「準礼装」を意味するドレスコードとなります。
結婚式の披露宴に招待された場合の服装にあたります。
実際にはそこまでしない場合も多くなっていますが、入学式や卒業式と言った式典もセミフォーマルにあたります。

男性編

昼間(18時まで)の場であれば、「ディレクターズスーツ」となります。
夜会(18時以降)であれば「タキシード」に黒のボウタイ(蝶ネクタイ)を組み合わせた「ブラックタイ」と呼ばれる服装がふさわしい服装となります。
ただし、結婚式の披露宴に招待された場合を限って言えば、招待客の客層にもよりますが、次の「インフォーマル」との境界はあいまいになっているため、式典の内容に加えて列席する客層も含めて判断が必要となります。

女性編

昼間(18時まで)の場であれば、「セミアフタヌーンドレス」となります。
夜会(18時以降)であれば「カクテルドレス」がふさわしい服装となります。
日本の結婚式では新婦のお色直しでも華やかなタイプの「カクテルドレス」が着用されることが多くなっています。

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ドレスコード:インフォーマルとは

結婚式の招待客

セミフォーマルよりさらに格式を1つ下げたドレスコードで、「平服で」と言われた場合はこのドレスコードが指定されていると考えます。
セミフォーマルまでの服装と違うところは昼と夜で着用すべき服装が変わるということがなくなります。
日本語では「略礼装」を意味し、セミフォーマルとの境界がややあいまいになっているシーンでもあります。
男女ともに結婚式の披露宴に招待された場合の服装として選択することも多い服装です。

男性編

「ダークスーツ」や「ラウンジスーツ」がふさわしい服装となります。

女性編

華やかなワンピースやカジュアル感のあるパーティドレスがふさわしい服装となります。

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ドレスコード:スマートエレガンスとは

ドレッシーな装いを選ぶ

「フォーマル」「セミフォーマル」「インフォーマル」までがいわゆる「礼装」を指し、「スマートエレガンス」とはドレッシーさ(おしゃれな雰囲気)を重要視したフォーマルに近いドレスコードを指します。
結婚式の二次会など、格式張ってはいないちょっとしたパーティや、レストランウェディングなどのカジュアルなスタイルの結婚披露宴などの場合に当てはまるドレスコードでもあります。

男性編

「インフォーマル」と同じく「ダークスーツ」がふさわしい服装となります。

女性編

華やかなワンピースなど、上品なドレスアップを意識した服装がふさわしい服装となります。

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ドレスコード:カジュアルエレガンスとは

スーツの男性

「スマートエレガンス」との差はあまり感じないかもしれませんが、「スマートエレガンス」を少しカジュアルよりにしたイメージとなります。
「カジュアル」といいつつ、ドレスアップした服装を意識するよ必要があるので、「カジュアル」という言葉に惑わされないようにする必要があります。

男性編

「インフォーマル」「スマートエレガンス」と選択の仕方はかわりません。「ダークスーツ」がふさわしい服装と考えてください。

女性編

華やかな印象のあるワンピースや、おしゃれなスカートとトップスの組み合わせなど結婚式の二次会やお見合いパーティなどをイメージした服装がふさわしい服装となります。

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ドレスコード:ビジネスアタイアとは

聞きなれない単語と感じる方が多いドレスコードとなりますが、「ビジネス」(仕事)のための「アタイア」(衣装)ということで、「ビジネスウェア」という意味のドレスコードになります。

株主総会や企業のレセプションなど、ビジネス関連の催しに使われることが多いドレスコードです。

ドレスコードとして指定していることには意味は、ただの「スーツ」ではなく、ドレッシーさも意識して服装を整える必要があります。

男性編

「スーツ」を意味します。ただし、ジャケット&パンツといった服装ではなく、上下揃いの「スーツ」となります。

女性編

この場合は女性の場合もスーツとなります。ただし、ドレッシーさも意識したスーツを選ぶようにしてください。

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ドレスコード:スマートカジュアルとは

フォーマル色はほぼありません。
スマートさを意識したカジュアル(この場合は普段着の意味)となるため、「きれいめ」を意識したおしゃれをイメージすることが大切です。
ドレスコードとして、あえて指定する意味はレストランなどで、ジャケット着用を求めたり、Tシャツ&短パンでの入店を断る(来店を防ぐ)ための意味があります。

男性編

スーツである必要はなく、ジャケットスタイルで十分となります。
フォーマル色はほぼないため、ノーネクタイでも問題ありません。

女性編

ワンピースやスカート&ブラウスといった普段着の装いとなりますが、「きれいめ」であることを意識した服装であれば問題ありません。

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ドレスコードがある場所でNGな服装とは?

ラフな服装

わかりやすい事例としては、「Tシャツ」「短パン」「ダメージジーンズ」「サンダル」といった「ラフさ」を前面に押し出したスタイルは「ドレスコード」を指定された場合、相容れない服装となります。

「ラフさ」が「ドレスコード」となるようなイベントの場合はその限りではありませんが、一般的に「ドレスコード」を指定する意味を考えた場合、フォーマル側に寄り添うことが大半となります。
だからといって「ラフさ」を排除し、ひたすら礼装に徹すればいいというわけでもなく、設定されたドレスコードにふさわしい服装をすることが肝要となります。

極端な話、「正礼装」が最も礼節を表しているからといって「モーニングコート」を招待された結婚式の披露宴で着用した場合、ホスト側である新郎新婦の父親の立場がなくなってしまう服装になってしまうため、ふさわしくありません。
大事なのは場に応じた装いをすることとなります。

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行く場所にふさわしい服装を意識することが「ドレスコード」を守ることにつながる

スマートな装い

ドレスコードにはそれぞれふさわしい場、状況があるため、同じ場所(お店)でも正解は同じとは限りません。
あくまでその場に応じた装いをすることで場の雰囲気を荒れさせないことが肝要となります。

そんなことを言われてしまうとかえって迷ってしまうかもしれませんが、今から行く場所がどういう場所なのか、どういう集まりなのかを意識し、準備をすることが「ドレスコード」を守ることにつながります。

どういう場面かを意識すれば、あえて奇抜な服装をする必要はなくなります。
場を荒れさせない気遣いはどこにあると考えてください。

その上で、ドレスコードの指定がある場合は、ドレスコードに応じた服装をすれば、大半の場合は問題になることはありません。

最後に、最も悩みやすいレストランなどでドレスコードの指定が一切なく、客層などの状況も把握できない場合であれば、「スマートカジュアル」を基本に「きれいめ」を意識してください。

あとは、そこからより格式を上げる必要があるかどうかを考えて服装を選べば、スマートにその場を楽しむことできる可能性は高くなります。

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