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2019/09/30

金沢のおすすめ人気「金沢カレー」10選!ゴーゴーカレーの有名店も

加賀百万石の栄華をいまだ留める北陸の景勝地金沢。
北陸新幹線も開通して東京から行きやすくなった金沢で食べるべき名物は日本海の海鮮?加賀和菓子?それもいいですがご当地グルメ「金沢カレー」もいいですよ。

金沢でわざわざカレー!?と思われるかもしれないけれど、金沢には独特のカレー文化があるのです。
金沢でおすすめのカレーのお店はどんなところがあるのでしょうか。

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金沢カレーとは?

「金沢カレー」は、簡単に言えば石川県の金沢市を中心に親しまれている独特なスタイルのカレーのことです。
実は東京にも進出してきているゴーゴーカレーも、金沢をルーツとする金沢カレーのお店です。

まずは金沢カレーについて簡単に説明します。

金沢カレーの特徴

金沢カレーにはいくつかの特徴があります

  • 楕円形のステンレス皿に盛り付け
  • 基本的にカツカレーで、カツの上にソースがかかっている
  • キャベツの千切りが添えられている
  • カレールーはどろっとしたタイプで、ご飯を覆い隠すようにかけてある
  • 先割れスプーン、フォークで食べる

トンカツのようにカツカレーに千切りキャベツが添えられているというのは、他ではなかなか見ないですね。
先割れスプーン、フォークで食べるのは、当時は固かった具の豚肉を刺して食べるためだといいます。

汁気が少ないどろっとしたカレーだったため、フォークでも問題なく食べられるというのも影響しているようです。

ちょっと変わっているけれど、それだけにわざわざ旅行先で食べる価値があるのではないかと思います。

金沢カレーの歴史

実は、この特徴的な金沢のカレーが「金沢カレー」と呼ばれるようになったのは、2006年ごろのご当地グルメブームからのようです。
でも、それ以前から金沢には金沢スタイルのカレーが存在しました。

金沢カレーの元祖は、1961年創業の洋食店「洋食タナカ」で提供されていたカレーでした。
「洋食タナカ」は、洋食のコックであった田中吉和さんが開いたレストランで、ステンレス皿に盛る千切りキャベツを添えたカツカレーというスタイルは「洋食タナカ」で作られたものだといいます。

注:金沢カレーの元祖については他に諸説あるようです。ここでは最も一般的な説をご紹介しています。

\おすすめ金沢カレーのマップ/

<下に続く>

金沢で人気のおすすめカレー10選

では、金沢カレーのお店をみていきましょう。
金沢カレーのお店には、以下のお店があります。

  1. チャンピオンカレー玉鉾店
  2. インデアンカレー本店
  3. ターバンカレー本店
  4. ゴーゴーカレー金沢本店
  5. カレーの市民 アルバ 金沢西店
  6. ゴールドカレー本店
  7. てきさす
  8. ウェスタンアレ
  9. カラオケパラダイス金沢店
  10. 金澤ななほしカレー

【金沢カレーの源流の店】チャンピオンカレー玉鉾店

金沢カレーのいしずえとなるスタイルを確立した洋食タナカは、何度か名称を変えて「カレーのチャンピオン」という店舗名に落ち着きました。
カレーのチャンピオングループの法人名が「チャンピオンカレー」です。

カレーのチャンピオンの本店は、現在金沢市の隣の野々市市にあります。
金沢市内にはいくつかカレーのチャンピオンのフランチャイズ店がある中、唯一チャンピオンカレーの直営店として運営されているのがチャンピオンカレー玉鉾店です。

フランチャイズ店でも、工場で一貫生産された同じ味の金沢カレーを食べられますが、金沢市内で元祖洋食タナカの味を受け継ぐ直系の金沢カレーを食べるなら、チャンピオンカレー玉鉾店がおすすめです。

チャンピオンカレー玉鉾店

【カレーのアレンジはここから始まった!】インデアンカレー本店

現在金沢カレーと呼ばれるスタイルのカレーライスを開発した田中吉和さんの同僚であった今度忠さんが、田中さんのカレーに感激してレシピを譲り受け、1964年に開いたのがインデアンカレーです。
考案者の田中さんから直接レシピを譲り受けたのは、今度さんただ一人だといいます。

今度さんはインデアンカレーでは田中さんのスタイルのカレーを出す一方、アレンジも加えていきました。
今度さんの考案による野菜玉子カレーやハンバーグカレーなどは現在でもインデアンカレーのメニューの中に残っています。

現在CoCo壱番屋などであたりまえになっているカレーのトッピング。
それを半世紀も前に考案した今度さんは時代の先を行っていたようですね。

季節ごとの限定カレーを食べられるのもインデアンカレーの特徴です。

インデアンカレー本店

【ゴーゴーカレーのルーツ】ターバンカレー本店

元祖金沢カレーの洋食タナカの田中吉和さんが、常連客だった岡田隆と共同経営で開いたのがターバンカレーです。
後に共同経営が解消され、田中さんは現在のカレーのチャンピオンの元となる「タナカのターバン」を野々市市に開店しました(商標登録などの問題からカレーのチャンピオンになったようです)。

元祖金沢カレーの田中さんが野々市市に移ったことにより、金沢市内での金沢カレーの牽引役となり、現在まで続いているのがターバンカレーです。
分裂後、田中さんはターバンカレーに負けないようにとカレーのレシピを変更しました。

つまり、創業以来の金沢カレーの味を受け継いでいるのがターバンカレーだということになります。
カレーのチャンピオンとターバンカレーを食べ比べて、その違いを見つけてみるのもおもしろいですよ。

ターバンカレー本店

【県外から本場金沢へ凱旋出店】ゴーゴーカレー金沢本店

金沢カレーの名を全国区にしたのはゴーゴーカレーだと言っても間違いないと思います。
ゴーゴーカレーがなければ、金沢カレーは単なるご当地カレーの一つとして、知名度も今ほど高くなかったかもしれません。

実はゴーゴーカレーの1号店が開かれたのは新宿。
そのため、ゴーゴーカレーは金沢カレーではないという意見もあるようです。

しかし、ゴーゴーカレーは創業者の宮森宏和さんがターバンカレーで修行をして開いたお店。
現在でもターバンカレーの姉妹店となっており、元祖金沢カレーの系譜をひく立派な金沢カレーのお店だと言っていいはず。

ゴーゴーカレーは金沢以外でも食べられます。
でも、いわば金沢への凱旋となった金沢本店に行ってみるのも、また旅の思い出になるはずです。

ゴーゴーカレー金沢本店

【欧風カレーの息吹が加わった金沢カレー】カレーの市民 アルバ 金沢鳴和店

インデアンカレーを開いた今度忠さんが、弟さんとともに開いたのがカレーの市民アルバです。
弟さんは2年間にわたる欧州料理修業をしてきたという本格派シェフ。

アルバのカレーは、本来の金沢カレーの系譜をひきながらも、欧風スタイルが取り入れられています。
野菜と牛肉を6時間以上煮込み、そのだしのうまみをベースに塩分を少なくするというシチューのようなカレーがアルバのスタイル。

アルバの本店は、金沢市の南西にある小松市にあり、「加賀カレー」を名乗っていました。
金沢市には支店が2店あって、そのうちの一つである金沢鳴和店は、星陵高校時代の松井秀喜さんが通った店として有名です。

星陵高校や松井秀喜さんのファンなら、アルバの金沢鳴和店を訪れてひと味違う金沢カレーを味わってみてはどうでしょうか?

カレーの市民 アルバ 金沢鳴和店

【地産地消へのこだわり】ゴールドカレー本店

ゴールドカレーは、もともとはカレーのチャンピオンのフランチャイズ店の一つだったようです。
それが何らかの事情によりフランチャイズ契約を打ち切り、独立開業したとのこと。

カレーのチャンピオンのフランチャイズ店は工場で一貫生産されたカレーを使っているので、ゴールドカレーの創業者にはレシピが伝えられていません。
つまりゴールドカレーのレシピは独自に開発されたものということになります。

ゴールドカレーの特徴は、金沢カレーの特徴であるトンカツに、希少な河北潟ポークを使っていること。
河北潟ポークは、飼料まで自社販売しているというこだわりのブランド豚で、河北潟ポークを使った金沢カレーを食べられるのはゴールドカレーだけ。

カレーのとろみには石川県で生産された五郎島金時というサツマイモを使用するなど、地産地消にこだわったお店です。

ゴールドカレー本店

【オリジナルメニューテキサスロールは必食】てきさす

てきさすは1970年にインデアンカレーのフランチャイズ店として開店しました。
その後独立して「てきさす」になっています。

てきさすのカレーはステンレス皿ではなく「てきさす」と店名がプリントされた白い皿で提供されます。
インデアンカレーからの独立ということで、てきさすでも野菜玉子カレーなどが食べられます。

また、様々なアレンジメニューやトッピングを考案したインデアンカレーの精神を引き継ぎ、他店にはない独自メニューも開発しています。
中でも評判がいいのが、明太子を大葉、鶏肉で巻いて揚げた「テキサスロール」を乗せたテキサスロールカレーです。

石焼きビビンパ用の石鍋で作る石焼きカレーも名物メニュー。
カレーの上にトマトソース、ホワイトソースがかけてあるこれぞB級グルメ!というカレーです。

てきさす

【昔ながらの喫茶店カレー】ウェスタンアレ

昭和の頃には喫茶店と言いながらも洋食屋と区別がつかないような喫茶店がたくさんありました。
今の「カフェ飯」なんてオサレなものじゃない、ナポリタンやカレーのような庶民的なものが食べられたものです。

金沢のウェスタンアレは、そんな昭和の喫茶店が生き残ったようなお店です。
ウェスタンアレは、洋食タナカを始祖として分派していった金沢カレーの系統には入っていないようです。

カレーの味はいわゆる「昔ながらのカレー」で、特にカツカレーは客のほとんどが注文するという名物となっています。
カレーの上にカツをのせてソースをかけるのではなく、ご飯の上にカツをのせてカレーをかけるというスタイル。

厳密には金沢カレーと呼べるものではないかもしれませんが、味は折り紙付きです。

ウェスタンアレ

【駅チカカラオケボックスでお手軽に】カラオケパラダイス金沢店

カラオケボックスの料理もなかなかに進化していて侮れません。
中にはカラオケボックスの料理人から有名シェフになった人もいます。

金沢カレーは食べてみたいけれど、その後ろにある系統とかこだわりとかめんどくさい!もっと気軽に食べたい!
そういう人におすすめなのが、意外な穴場のカラオケボックス。

カラオケパラダイスは全国規模のカラオケボックスチェーンでが、その金沢店では金沢カレーを食べられます
しかも、正統派の系統よりかなりお安い。

金沢駅から3分と近いので、電車の時間待ちや観光の合間の休憩などに気軽に利用するのもいいですね。
注:金沢カレーはランチメニューに入れられているので、ランチタイムしか食べられないかもしれません。

カラオケパラダイス金沢店

【進化した“金澤”カレー】金澤ななほしカレー

最後にご紹介するのは、金沢カレーならぬ「金澤カレー」のお店です。
公式サイトによれば金沢カレーを金沢らしく洗練したのが「金澤カレー」だそうです。

小麦粉や砂糖を使わず、油もほとんど使わず、厳選した材料を使用するといういわば「意識高い系」カレー。
従来の男性的な金沢カレーに対して、先進的で女性的なカレーを作りたいというコンセプトをしっかり体現しているカレーを味わえます。

従来の金沢カレーが男性的かどうかはさておきガッツリ系であることは確か。
これまで金沢カレーを敬遠してきた女性、ガッツリ系の金沢カレーだと重く感じる年齢の方などには、この金澤カレーをおすすめできます。

兼六園のすぐ近く、ターバンカレーの本店と同じ通りにあるので食べ比べてみるのもありでしょう。

金澤ななほしカレー
<下に続く>

金沢のご当地カレー「金沢カレー」まとめ

日本の国民食とも言えるカレーライス。
日本各地でカレーライスは独自の進化をとげてきました。

そんな中でも特に個性的なのが金沢カレーです。
昭和の息吹を感じるボリューム。

でも荒々しい見た目に対してやさしい味わいの日本人好みのカレーです。
半世紀以上も金沢の地で親しまれてきた金沢カレー、一度食べたらやみつきになってしまうかもしれませんよ?

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