福岡の日本酒の特徴!選び方を紹介!
福岡県といえば日本酒の宝庫で様々な有名な酒造や日本酒があります。
旅行や出張で福岡県に来れれたら是非、1度は味わっていただきたい、おすすめの日本酒をご紹介します。
「日本なんてどれも一緒」という考えの方も多いかと思いますが、日本酒には古くからの伝統や歴史、会社の志などが込められています。
そういったことを知りながら日本酒を飲んでみると、今まで感じなかった味わいに出会えるかもしれませんよ。
もちろんそれぞれの味わい、辛さなどもお伝えするので、是非お好みの日本酒を発見してください。
福岡の日本酒:繁枡 大吟醸
福岡県糸島産の山田錦から作られた日本酒の一本。
日本酒の苦味や酸味が苦手な方にとって、スッキリとした喉ごしでふくよかなお米の香りを楽しめる繁枡はぴったりの一本に違いません。
酒造は福岡県八女市、高橋商店で作られており、創業300年以上の実績と信頼を誇ります。
創業がただ長いだけではなく、新しい風も取り込んでおり、酒造では珍しい「HACCP」の導入にも最近では取り組み初めています!
「HACCP」とは世界各国で導入が進められている食品の衛生管理に関する手法で、より食品に対する安全と衛生を意識したものになります。
HACCAPを導入することにより製造過程での衛生保全、異物混入の防止、万が一不具合が起こった際の原因追求の迅速な解明などのメリットがあります。
日本酒としても旨味と共に、衛生面でも徹底した管理が行われている日本酒です。
価格も720mlで1990円とお手頃で日本酒初心者の方にとってもおすすめの日本酒ですのでぜひ一度ご賞味してはいかがでしょうか。
福岡の日本酒:大吟醸 極上 喜多屋
福岡県の日本酒「喜多屋」は日本酒を少しでも飲む方なら誰でも知っている酒造ではないでしょうか。
福岡県糸島産の山田錦から作られた日本酒。
2013年にはIWC(インターナショナルワインチャレンジ)の日本酒部門にて1位を獲得!
なんと586銘柄もの日本酒の中の頂点に輝いた福岡県産で誇れる一本です。
1980年ごろからイギリスのロンドンで毎年4月に行われているコンペティションで日本酒部門は2007年から設けられた歴史ある大会です。
冷酒、もしくは常温で楽しんでいただけ、少し辛口ながらも芳醇な米の香りを楽しみながら喉越スッキリ。
世界でも実績ある日本酒を一度味わってみてはいかがでしょうか?
福岡の日本酒:杜の蔵 純米大吟醸
こちらも福岡県糸島産山田錦から作られた日本酒です。
上品な味わいで雑味を感じることなく楽しんでいただける一本です。
飲み方としては少し冷やして飲まれることをおすすめします。
杜の蔵は創業が1898年(明治31年)からと100年以上の歴史がある会社で長年愛されている杜の蔵を作り続けているんですよ!
福岡の日本酒:黒兜 純米吟醸
こちらも福岡県糸島産山田錦から作られた日本酒です。
特徴としては一般的な日本酒の場合、「黄麹菌」が用いられますが、黒兜純米吟醸は一般的に焼酎を作る際に用いられる「黒麹菌」を使って作られています。
黒麹菌から作られている日本酒は全国でも珍しく、飲んだときに感じられる爽やかな酸味と芳醇なコクは新しい日本酒の側面を見せてくれることでしょう。
また黒兜純米吟醸を製造している池亀酒造は創業130年以上と歴史がありながらも、日本で初めてゼリー状の梅酒である「ゼリー梅酒」という新しいカテゴリーを考案し、若者や女性から飲みやすい一本として人気が出ています。
黒兜純米吟醸やゼリー梅酒など新しいものを生み出し続けている酒造と言えるでしょう!
福岡の日本酒:磯野澤 駿 純米
こちらも福岡県糸島産山田錦から作られた日本酒です。
酒造の磯野澤は1893年(明治26年)創業で100年以上の歴史に裏付けられた酒造会社の一社です。
磯野澤の日本酒の特徴はなんと言っても「水」にあります。
磯野澤は筑紫平野、東端にある浮羽町に位置しており、この浮羽町は古くから名水の町として知られています。
実際に名水100選にも選ばれており、綺麗な水が常に湧き出ており、町の水道が全てこの水でまかなわれている全国でも珍しい土地で、当然磯野澤の日本酒にもこの綺麗な水が使われています!
淀みのない水を使うことによって独特な特徴ある味わいの日本酒となっております。
素晴らしい「お米」と「水」を使用しながらも価格は1000円程度ととても手頃で、これも全て自然の恵みが揃った土地だからこその可能な日本酒。
ぜひ一度福岡を訪れた際にはお飲みになってみてはいかがでしょうか。
福岡の日本酒:若竹屋 博多練酒
あまり日本酒はアルコールが強くて独特の味があり苦手という方にはこちらの若竹屋博多練酒がとてもおすすめです。
アルコール度数は4%と低く、フルーティーでまろやかな味が特徴なので日本酒ならではの辛味は少なめ。
だからと言って甘酒とは違う風味で、「お酒は弱いけどたまには酔いたい。」という方には合う一品です。
もちろん、純米や大吟醸など様々な日本酒も製造しており創業は1699年(元禄時代)と圧倒的な歴史ある酒造!
米は福岡県筑紫郡多主丸で作られている山田錦とミネラル分が豊富でお酒の製造に適している水縄水を長年使用し続けています。
1600年代から飲まれている日本酒の味わいを感じてみてはいかがでしょうか。
福岡の日本酒:井上合名 三井の寿 大辛口純米吟醸
福岡県山田錦の米を100%使用している大辛口の日本酒です。
大辛口なの日本酒独特の絡みは比較的強いですが、濁りがなくすっきりとした味わいなので飲みやすいです。
こちらの日本酒の名前ですが、じつはスラムダンク作者の井上雄彦さんが「三井の寿」が大好きで、この日本酒からスラムダンクの登場人物「三井 寿」の名前を名付けました。
そのため三井の寿大辛口純米吟醸は2種類のラベルがあり、1つは一般的な日本酒を想起させるものと、もう1方は三井寿の高校、湘北高校のイメージカラーでもある赤ラベルに白線2本と三井寿の背番号である14番が印刷されたラベルも!
スラムダンクを学生時代見ていたという方は是非一度、ラベルだけでも見てください。
懐かしい気持ちを味わえるかもしれませんよ。
さらに新しいことにも積極的に取り組んでおり、「Porcini(ポルチーニ)」、「CICALA(チカーラ)」、「Quadrifoglio(クアドリフォリオ)」といったお洒落なラベルの日本酒なども製造しています。
その一方で質にもこだわりを持ち続け、近年ではなんと全国新酒鑑評会にて金賞を5 回も獲得しているんですよ!
福岡の日本酒:山口酒造 庭のうぐいす 特別純米酒
福岡県産の山田錦の米をもとに作られている日本酒です。
軽い口当たりながら、シャープでドライな味わいが表現されている日本酒です。
創業は1832年(天保3年)と200年近い歴史のある酒造で長年、独特の味わいを守り続けています。
2016年からは3年連続で全国新酒鑑評回で金賞を獲得しており、海外への取引、輸出先も積極的!
商品としても「庭のうぐいす スパークリングピンク」というスパークリングタイプの純米吟醸酒なども生産しており、これまでにない強めの炭酸と酸味の味わいは注目を集めています。
福岡の日本酒:篠崎 比良松 純米大吟醸酒40 挑(いどむ)
福岡県産の山田錦を100%使用した日本酒の一種です。
辛味は抑えめで、口当たりは軽いのでお酒が弱い方も比較的飲みやすい一本であると言えます。
「比良松」のブランドは「嗜好品」としての位置付けにあり、時代の変化と共に変化するニーズに応えて、定期的に味や製造に変化が加えられています。
令和時代にあった一本になるかもしれませんよ。
福岡の日本酒:独楽蔵 特別純米酒 無農薬山田錦 六十
福岡県産の無農薬山田錦を100%使用した日本酒で、消費者の健康にも気遣った日本酒となります。
優しい香りと米本来の旨みを感じていただける一本です。
飲み方も常温、冷やし、熱めのどのタイプでも美味しく飲んでいただけますよ。
福岡の日本酒の特徴!選び方を紹介!のまとめ
福岡には日本全国に自慢できる日本酒が揃っています!
数日滞在する方は是非色々な日本酒に挑戦して見てはいかがでしょう。
地元や会社、取引先の方へのお土産としても間違いなく喜んでいただけるのではないでしょうか。