【御朱印の前に】近江神宮ってどんな神社?
最初に、近江神宮の歴史や拝観料、アクセス方法を紹介していきます。
御朱印をいただく前に、近江神宮について詳しくなりましょう。
【御朱印の前に】近江神宮の歴史
天智天皇の功績は明治維新に至る1200年の基礎となり、奈良時代から歴代の天皇陛下のなかでも別格の位置に置かれていました。
1300年の歴史と全国の崇敬者の誠意によって、昭和15年(1940)11月7日に天智天皇にゆかりのある現在の地に鎮座しました。
戦後の発掘調査でこの辺りが近江大津宮の一角であることが確定し、当時の御社格は国から幣帛料を支弁される官幣大社だったことも判明。
やがて勅祭社に定められ、近江大津京遷都記念日である4月20日に開催される例祭で宮中から勅使が御差遣されています。
ご祭神は、天智天皇にあたる「天命開別大神」(あめみことひらかすわけのおおかみ)。
「天智」には、天のように広く限りない智恵という意味があります。
「天命開別」は、神ながらの理想を受け日本の運命を開いて新時代を確立し、万物の運命開拓の神、開運の大神として称えられています。
天智天皇は近江令の制定、日本初の官立学校の創設、水時計の設置など、政治、経済、文化にわたり多方面の功績を残しました。
このことにあやかって、近江神宮には時の祖神、開運の大神、文化・学芸・産業の守護神のご利益があります。
【御朱印の前に】近江神宮の拝観料、アクセス
近江神宮は拝観料無料で、開門時間は6時~18時です。
駐車場は200台程のスペースがあり、年末年始を除いて無料で利用できます。
近江神宮への主なアクセス方法は以下の通りです。
\鉄道をご利用の場合/
- 京阪石山坂本線「近江神宮前駅」より徒歩10分
- JR湖西線「大津京駅」より徒歩20分
\車をご利用の場合/
- 名神高速「京都東インター」より西大津バイパス経由で10分
- 名神高速「大津インター」より15分
近江神宮の御朱印を紹介!
次に、近江神宮でいただける御朱印について紹介していきます。
近江神宮の御朱印は、年間を通していただける1種類のみです。
真ん中に旧字体で社名が刻まれた印を押し、その上部には神紋として慣例的に使用されている「波桜」の朱印を押印。
右側に「古都大津京鎮座」の朱印を押印し、「奉拝」と「日付」の墨書きが入ります。
神職の方々や巫女さんが丁寧に対応してくださり、御朱印を頂戴すれば天智天皇のパワーをいただけること間違いなし。
近江神宮でいただける御朱印の初穂料は300円になります。
\近江神宮の御朱印情報/
ご利益 | 値段 |
---|---|
時の祖神/開運の大神/文化・学芸・産業の守護神 | 300円 |
近江神宮で人気のおすすめ御朱印帳2選!
続いて、近江神宮の御朱印帳を紹介。
近江神宮にはオリジナルデザインの御朱印帳が2種類あり、最初のページに近江神宮の御朱印が書かれ、ビニールカバーが付いての頒布になります。
\近江神宮の御朱印帳情報/
色 | 値段 |
---|---|
緑 | 1300円(御朱印込み) |
桃 | 1800円(御朱印込み) |
御朱印帳①
こちらは、従来から販売されている御朱印帳。
黄緑色を基調としたカラーデザインで、布地張りの生地で作られています。
表紙の右上に、神紋として用いられている波桜と社名の金襴が縫い込まれたシンプルなデザインです。
値段は、御朱印代込み、ビニールカバー付きで1300円です。
御朱印帳②
こちらは、平成29年(2017)5月15日から販売が開始された新しいデザインの御朱印帳。
神紋として用いられている波桜を綿織物の生地にあしらったきれいな桃色の表紙です。
裏表紙には、御朱印に押印される社名印を同じ図案のものを金襴で縫い込んであります。
値段は、御朱印代込み、ビニールカバー付きで1800円です。
近江神宮で御朱印をもらえる時間は?
近江神宮の御朱印受付時間は、9時~16時半です。
お守りや御朱印帳などの授与品対応も同じ時刻になります。
ご祈祷の受付時間は9時半~16時、結婚式打合せの対応時間は10時~16時、時計館宝物館の開館時間は9時半~16時半と、それぞれ異なりますのでご利用の際は注意が必要です。
また、時計館宝物館は祝日以外の月曜日が休館となり、高校生以上300円、小中学生150円の入館料が必要になります。
近江神宮で御朱印をもらえる場所は?
近江神宮の御朱印は、神符授与所でいただくことができます。
場所は、楼門をくぐってすぐ右手です。
神符授与所で、御朱印受付、お守りや御朱印帳の頒布、おみくじ、御祈祷受付などができます。
結婚式のお申し込みについては、境内北側の社務所での受付です。
【御朱印をもらったら】近江神宮で行きたいパワースポット
最後に、近江神宮で必見のパワースポットを紹介。
参拝して御朱印をいただいたら、境内をぶらぶら散策してみましょう。
近江勧学館
『ちはやふる』をきっかけに、「競技かるたの殿堂」と言われるようになった近江勧学館。
昭和54年(1979)に始まった全国高等学校かるた選手権大会をはじめ、日本一を決める名人戦やクイーン戦、高松宮記念杯がここで開催されます。
2階にある80畳の大広間が競技かるたの会場になるほか、浴室や客室、食堂などもあるので旅行、ゼミやスポーツの合宿、研修や会議などでも利用可能です。
実写映画のロケ地で2階ロビーのソファもそのままで、登場人物になりきって記念撮影することができます。
1階には漫画や映画のゆかりの品を展示しているほか、映画にも登場したキャラクター「光ルくん」グッズも販売。
作品のファンや競技かるたの頂点を目指す人におすすめです。
漏刻(水時計)
日本の時刻制度を確立させた天智天皇が造った漏刻(水時計)。
日本の時計は和時計と呼ばれ、独特の機構と特異な形を発展させて巧妙な技術と豊かな想像力を融合させて時計を造りました。
時刻法は太陰太陽暦に準拠した不定時法を採用し、時刻の読み方も特異なので時計機構も特徴ある仕組みになっています。
6月10日の時の記念日は、天智天皇のご事績が由来です。
天智天皇は技術開発や産業振興に努めたほか、人材育成のために日本初の学校を設置し教育制度を整備するなど、数々の偉業を成し遂げました。
時計制度や天智天皇に関する資料は、境内にある「時計館宝物館」で見学することができます。
天智天皇御製碑
天智天皇は、後に天武天皇となる弟の大海人皇子と額田王をめぐったという恋の逸話が有名です。
額田王は大海人皇子と結婚していましたが、後に天智天皇の妻になります。
天智天皇がこの地で詠んだ和歌は百人一首の1つに数えられ、その和歌が刻まれた御製碑が造られました。
その和歌はこちらです。
(和歌)秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ
(意訳)秋の田の側に作った仮の小屋に泊まってみると、屋根を葺いた苫の目が粗いので、その隙間から冷たい夜露が入り込み、私の着物の袖をすっかり濡らしてしまっているなぁ。
近江神宮で人気のおすすめ御朱印帳2選!ご利益や参拝時間も紹介!のまとめ
今回は、近江神宮でいただける御朱印や御朱印帳、パワースポットなどをまとめて紹介してきました。
近江神宮は天智天皇にゆかりがあり、競技かるたの聖地として有名な歴史ある神社です。
近江神宮を訪問すれば絶大なパワーがもらえ、ご利益アップ間違いなし。
近江神宮御朱印情報をチェックして、ぜひ参拝しましょう。