【御朱印の前に】櫛田神社ってどんな神社(寺院)?
福岡・博多を代表する神社として有名な櫛田神社ですが、御朱印をいただく前にその歴史や由緒を知っておきましょう。
【御朱印の前に】櫛田神社の歴史
櫛田神社の歴史は古く、平安時代の末期に佐賀県の櫛田宮の分社として建立されたとする説や、伊勢の櫛田神社を勧進したなど様々な説があります。
長い歴史の中で博多の町が戦乱によって荒廃した折、櫛田神社も巻き込まれてしまいましたが、豊臣秀吉によって再建されたのが現在の社殿になります。
博多の総鎮守として、博多祇園山笠や博多おくんちなどの祭事を執り行っており、境内には山笠が展示されています。
博多っ子からは「お櫛田さん」と呼ばれ、親しまれている神社です。
主祭神は大幡大神、天照皇大神、素盞嗚尊の三柱です。
全国にある櫛田神社の多くが櫛名田姫を祭神としていますが、博多の櫛田神社ではお祀りしていないようです。
【御朱印の前に】櫛田神社の拝観料、アクセス
櫛田神社社殿の拝観料は無料です。
中州川端の中心街にあるため、どの交通機関でもアクセスしやすくなっています。
車の場合は福岡都市高速2号線の『呉服町ランプ』から約5分です。
境内に参拝者用駐車場があり、30分無料で駐車できます。
最寄り駅は地下鉄『祇園駅』で、徒歩5分です。
博多駅から歩いても15分ほどなので、観光に丁度いい距離ですね。
バスの場合は西鉄バスの『キャナルシティ前』から約2分になります。
- 住所
- アクセス地下鉄 祇園駅より徒歩5分
- 電話番号
- 営業時間開門時間4:00〜22:00
社務所9:00〜17:00 - 定休日年中無休
- 公式サイト
櫛田神社の御朱印を紹介!
櫛田神社のご利益は『縁結び』『夫婦円満』『商売繁盛』『不老長寿』と言われています。
境内にある夫婦恵比寿神社や、夫婦銀杏にあやかっているとされています。
また、恵比寿様は商売繁盛の神様といわれます。
古くから港町、そして商人の町として賑わった博多らしいご利益ですね。
そして御朱印ではありませんが、風神・雷神の印と祇園山笠の印を押したハサミ紙も一緒にいただけます。
項目 | 御朱印情報 |
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ご利益 | 縁結び 夫婦円満 商売繁盛 不老長寿 |
値段 | 300円 |
櫛田神社で人気のおすすめ御朱印帳3選!
櫛田神社では通年で3種類の御朱印帳があります。
オリジナルの御朱印帳は人気が高く、全国から参拝者が集まっています。
御朱印帳
博多銘菓として有名な二〇加煎餅のお面をあしらったオリジナルの御朱印帳です。
インパクトが大きいですが、是非手に入れたいというファンが多く大人気となっています。
元々、二〇加煎餅は博多の郷土芸能である仁和加の半面をかたどって作られました。
ユニークな御朱印帳ですが、博多総鎮守の櫛田神社の参拝記念にはぴったりですね。
項目 | 御朱印帳情報 |
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色 | 黄色(二〇加) |
値段 | 1000円 |
御朱印帳
櫛田神社に奉納される博多祇園山笠をあしらった御朱印帳です。
細部まで描かれた山笠が非常に美しく、高級感のあるデザインでこちらも人気となっています。
項目 | 御朱印帳情報 |
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色 | 青(飾り山笠) |
値段 | 1000円 |
御朱印帳
こちらも博多祇園山笠をあしらった色違いの御朱印帳です。
青いものよりも一回り大きなサイズになっています。
項目 | 御朱印帳情報 |
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色 | 赤(飾り山笠) |
値段 | 1500円 |
櫛田神社で御朱印をもらえる時間は?
櫛田神社で御朱印がいただける時間は、社務所が開いている朝9時~夕方17時までとなっています。
神社の開門時間とは違うので間違えないように注意してくださいね。
櫛田神社は御朱印を求める人が絶えない神社なので、2人体制で受付をしていることが多いです。
あまり待たずにいただく事が出来ますが、受付時間ギリギリにお願いすることがないようにしましょう。
櫛田神社で御朱印をもらえる場所は?
拝殿で参拝した後、そのまま右に向かって小さな門をくぐった先に社務所があります。
社務所入り口のすぐ右側が御朱印やお守りなどの受付になっています。
すぐにいただけることが多いので、待っている間は遠くへは行かず、おみくじなどを引いていると良いですね。
【御朱印をもらったら】櫛田神社で行きたいパワースポット
櫛田神社の境内には、拝殿以外にも見所のあるスポットがたくさんあります。
その一部を紹介します。
博多歴史館
櫛田神社が所有している宝物や資料などの中でも、歴史的・民俗学的に価値が高いものを展示しています。
また、実は櫛田神社は日本最初の図書館である櫛田文庫が開設された場所でもあり、当時の貴重な書物などもこちらで保管されています。
旅の途中で博多の歴史に触れてみるのも素敵ですね。
入館料は300円です。
- 住所
- 電話番号
- 営業時間10:00~17:00(最終入館16:30)
- 定休日毎週月曜(月曜が休日の場合は翌日火曜)
干支恵方盤
櫛田神社正面の楼門の天井に吊り下げられています。
気付かずに通り過ぎてしまう人が多くいます。
干支と方角が描かれており、盤の中央には矢印がついています。
毎年大晦日になると、新年の恵方を示すように矢印を回されます。
博多祇園山笠
毎年7月に博多で開催される博多祇園山笠で使用されるのと同じ大きさの飾り山笠が展示されています。
近くで見るとその大きさに圧倒されます。
展示されている山笠は毎年7月頭に作り変えられるので、毎年の楽しみとして見に行く人も多くいます。
銀杏
『櫛田のぎなん』と呼ばれ、樹齢は1000年になるとも言われる大きな銀杏の木です。
博多の祝い唄の歌詞にも出てくる木で、当時からすでに大樹であったことがうかがえます。
今も綺麗な葉が生い茂っている様子は正に御神木にふさわしく、延命長寿の象徴とされています。
櫛田神社境内には他にも夫婦円満の象徴とされる夫婦銀杏の木もあります。
霊泉鶴の井戸
本殿の地下から湧き出ている水で、不老長寿の水と言われています。
以前は飲用できましたが、現在は水質検査で飲用不可とされたため飲むことができません。
櫛田神社で御朱印をもらって博多の歴史と文化に触れよう
古くから博多の町を見守ってきた櫛田神社では、博多の歴史や文化を感じることができます。
博多の中心街にあるので参拝がてらのグルメ旅にももってこいの場所ですよ。
櫛田神社の素敵な御朱印と御朱印帳で博多の旅を更に思い出深いものにしてくださいね。