沖縄に伝わるニライカナイとは?
ニライカナイとは沖縄に古くから伝わる伝承で、沖縄の人々はニライカナイを神々が住んでいるはるか遠くの島とし、琉球の時代より信仰してきました。
沖縄に多くあるパワースポットや神秘的な場所にもニライカナイが関わっていて、現在でも神々を祭るお祭りや儀式等が多数存在しています。
- 住所
- アクセス那覇空港から車で約50分
- 電話番号
- 営業時間09:00-18:00
- 定休日事務所:土・日・祝祭日・12/29~1/3
- 公式サイト
ニライカナイの意味
ニライカナイは沖縄弁で「海の遥か向こうにある神様が住む理想郷」という意味です。
沖縄では古より海からの食材をニライカナイ(理想郷)からの神々からの贈り物と考えていきました。
同時に、ニライカナイは生命が生まれて死後に行く場所という「あの世」という意味を持つとも考えられていて、現在でも沖縄の人々から信仰されています。
ニライカナイに関わるスポット
沖縄本島南部に位置する南城市にはニライカナイに関する聖なるスポットがたくさんあります。
南城市は那覇から1時間以内で着き、美しい自然のなかでニライカナイの伝説を感じられるエリアです。
特にその名前にもなっている「ニライカナイ橋」周辺と、そのニライカナイ橋から見える離島「久高島」は琉球時代の伝統文化が残る史跡が多数残されていて有名神聖な観光名所です。
沖縄のニライカナイ橋付近のおすすめスポット6選
ニライカナイ橋付近には、世界遺産の斎場御嶽をはじめ、天気のいい日は遠くに久高島が見える絶景スポットやカフェが点在しています。
レジャーも充実していて、シュノーケリング・ダイビング・パラグライダーを沖縄南部の美しい自然のなかで体験する事が出来る人気スポットも多数あります。
ここではニライカナイ橋付近のおすすめスポットを6つ紹介していきます。
沖縄のニライカナイ橋付近のスポット1:斎場御嶽
斎場御嶽はニライカナイ橋展望台から車で10分にある、琉球の始祖アマミキヨが作ったとされる沖縄本島最高の聖地です。
2000年12月には、斎場御嶽は世界遺産リストに登録されました。
御嶽とは奄美諸島から西表島など南西諸島に広く分布している政治の総称で、せ―ふぁとは沖縄の方言で霊威の高い聖なる場所の意味があり、現在でも東御廻り(あがいうま―い)の聖地として参拝客が多く訪れています。
- 住所
- アクセス那覇空港から車で約40分
- 電話番号
- 営業時間3月〜10月:09:00-18:00(最終入館17:30)
11月〜2月:09:00-17:30(最終入館17:00) - 定休日2020/11/15(日)~11/17(火)
2021/6/10(木)~6/12(土)
2021/11/5(金)~11/7(日) - 公式サイト
沖縄のニライカナイ橋付近のスポット2:浜辺の茶屋
浜辺の茶屋は那覇から車で30分の場所にあり、1994年にオープンしてから20年以上愛される人気老舗カフェです。
「ありのままの沖縄の自然を生かすカフェ」を目指したというオーナーの思いから、すべての席から海を一望でき、海音を聞きながらリラックスした時間を過ごせます。
沖縄料理にこだわった地元食材を使った食事や南国フルーツのドリンクを楽しめる沖縄本島の人気カフェです。
- 住所
- アクセス那覇空港から車で約35分
- 電話番号
- 営業時間月曜日:14:00-20:00(LO.19:00
- 定休日年中無休
- 公式サイト
沖縄のニライカナイ橋付近のスポット3:知念岬公園
知念岬公園は沖縄本島南部の東岸の知念岬にある公園で朝日の名所です。
東の海に突き出すような形の岬を整備した公園で、ニライカナイがあると言われる東の海の彼方を一望できます。
公園の入り口には体育館があり、その存在が分かりにくいことから、知る人ぞ知る穴場の絶景公園と言われています。
知念岬公園は那覇から車で45分で行けるのでアクセスしやすいお勧めの観光地です。
- 住所
- アクセス那覇空港から車で約45分
- 電話番号
- 営業時間24時間営業
- 定休日年中無休
- 公式サイト
沖縄のニライカナイ橋付近のスポット4:カフェくるくま
カフェくるくまは、2001年8月に南城市知念の高台に生まれた那覇空港から車で約55分で行けるアジアンハーブレストランです。
2007年3月には高いレベルの品質管理をしているタイ料理店に贈られるタイセレクト認定店に選ばれました。
料理人は全員がタイ人で、本格的なタイ料理が楽しめます。
レストランがあるクルクマの森の敷地内は化石ミュージアムやショップがあり、家族みんなで楽しめる場所になっています。
- 住所
- アクセス那覇空港から車で約40分
- 電話番号
- 営業時間平日:11:00-17:00
土日祝:10:00-18:00 - 定休日年中無休
- 公式サイト
沖縄のニライカナイ橋付近のスポット5:展望台
ニライカナイ橋展望台は、ニライカナイ橋のトンネルの頂上にある沖縄南部屈指の絶景展望台です。
展望台へは、太陽の位置が真上にある時間帯が太陽光の反射で海がより美しく見えるため、11時から14時の間にいくことをおすすめします。
場所は、ニライカナイ橋のトンネルの頂上、自衛隊知念駐屯地の横に位置しています。
住所に番地がなく一見行き方が難しいですが、自衛隊知念駐屯地まで車で向かい、徒歩3〜4分で到着します。
- 住所
- アクセス那覇空港から車で約40分
- 電話番号
- 営業時間24時間営業
- 定休日年中無休
- 公式サイト
沖縄のニライカナイ橋付近のスポット6:カフェ風樹
カフェ風樹は2018年の台風の被害を受け、cafe Lodgeに名称を変えて新装開店となったログハウス風のカフェです。
定休日は火曜日と金曜日で、営業時間は11時から17時ですが、食材がなくなり次第クローズになるため注意が必要です。
カフェの近くには日本の名水百選にも選ばれている天然の湧き水「垣花樋川」があり、澄んだ空気と自然に囲まれたロケーションの中で、自家製のケーキやランチメニューが楽しめます。
- 住所
- アクセス那覇空港から車で約35分
- 電話番号
- 営業時間11:30-18:00
- 定休日火曜・金曜
- 公式サイト
沖縄のニライカナイ付近の久高島おすすめスポット6選
久高島は安城市の安座間から船で15分に浮かぶ小さな島ですが、沖縄の人も特別な位置づけを持って接している「神の島」です。
久高島は琉球王国が誕生したきっかけである祖アマミキヨが舞降りてきた島と言われ、現在まで崇められています。
近年ではパワースポットとして有名で、多くの観光客が島に残された神聖な遺跡や御嶽に訪れています。
沖縄のニライカナイ付近の久高島のスポット1:イシキ浜
イシキ浜は、ニライカナイから神々が船に乗って訪れるとされる神聖な浜辺です。
伝説では、琉球の農耕の始まりになったとされる五穀の種子がニライカナイより流れ着いた浜とも言われている聖地の1つのため、遊泳が禁止されています。
また、神様が訪れる玄関口といわれていることから、パワースポットとしても有名ですが、久高島では島の植物や砂、サンゴ、岩等島から全て持ち出し禁止ですので注意が必要です。
- 住所
- アクセス那覇空港から安座真港まで車で約43分、その後フェリーで久高島まで移動し、徳仁港から徒歩で約8分
- 電話番号
- 営業時間24時間営業
- 定休日年中無休
- 公式サイト
沖縄のニライカナイ付近の久高島のスポット2:カベール岬
カベール岬は、琉球を創ったとされるアマミキヨが初めて降り立ったと言われている聖地です。
現在でも旧暦の2月に豊漁祈願のヒータチと呼ばれる行事が神子により行われている神聖なる場所で、祈りを捧げる神子はウボー御嶽を通り、カベール岬の先で神歌を歌って祈ります。
周囲に生えている植物も神聖なものの1つとされ、島の人々によって大切に護られてきたため、沖縄県の国指定天然記念物に指定されています。
- 住所
- アクセス那覇空港から安座真港まで車で約43分、その後フェリーで久高島まで移動し、徳仁港から徒歩で約40分
- 電話番号
- 営業時間24時間営業
- 定休日年中無休
- 公式サイト
沖縄のニライカナイ付近の久高島のスポット3:フボー御嶽
フボー御嶽は沖縄の七御嶽の1つで久高島のみならず、沖縄琉球王国が守ってきた久高島の霊地です。
奥にある円形広場は祭祀が執り行われ、神子のみが入ることを許される最高の聖域とされています。
旧来から男子禁制の聖地でしたが現在は男女問わず全面的に立入禁止になっているため、参拝客は入り口から参拝をすることが義務付けられています。
- 住所
- アクセス那覇空港から安座真港まで車で約43分、その後フェリーで久高島まで移動し、徳仁港から徒歩で約22分
- 電話番号
- 営業時間24時間営業
- 定休日年中無休
- 公式サイト
沖縄のニライカナイ付近の久高島のスポット4:ヤグルガー
ヤグルガーは島の西海岸のほぼ真ん中に位置し、現在でも久高島の神子さん達が禊に使う井戸です。
沖縄弁でガーは井戸や湧水のことを指し、ヤグルガーは久高島の五穀神話では五穀豊穣を祈り禊をする井戸とされている神聖な場所です。
ヤグルガーへ向かう階段から見える海は透明感がありとても美しいので、そちらも必見です。
- 住所
- アクセス那覇空港から安座真港まで車で約43分、その後フェリーで久高島まで移動し、徳仁港から徒歩で約18分
- 電話番号
- 営業時間24時間営業
- 定休日年中無休
- 公式サイト
沖縄のニライカナイ付近の久高島のスポット5:ウプラトゥ
ウプゥラトゥは島で一番古いとされている琉球様式の古民家で、イシリ浜に流れ着いた五穀の種子を拾ったとされる神様アカツミーとシマリバーが祀られています。
また、琉球のはじまりの伝説のほかにも、恋の逸話の舞台にもなっていて、琉球最後の王様と恋に落ちたクニチャサの生家とも言われています。
現在は誰も住んでおらず、島の住人が御嶽所として管理している神聖な場所の1つです。
- 住所
- アクセス那覇空港から安座真港まで車で約43分、その後フェリーで久高島まで移動し、徳仁港から徒歩で約7分
- 電話番号
- 営業時間24時間営業
- 定休日年中無休
- 公式サイト
沖縄のニライカナイ付近の久高島のスポット6: ロマンスロード東屋
ロマンスロードは久高島の先端であるカベール岬の近くにあり、途中にある赤い瓦の屋根の東屋がシンボルの整備された約600メートルの遊歩道です。
東屋では大きな屋根の下で、沖縄本島周辺ではあまり見ることのできないエメラルド色とブルーが混ざったグラデーションの美しい海を楽しめます。
ロマンスロードをお散歩する際には、心地よい海風に吹かれながら休憩できる東屋に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
- 住所
- アクセス那覇空港から安座真港まで車で約43分、その後フェリーで久高島まで移動し、徳仁港から徒歩で約27分
- 電話番号
- 営業時間24時間営業
- 定休日年中無休
- 公式サイト
沖縄のニライカナイについて知ろう!
ニライカナイの伝説は琉球王国時代から現在まで沖縄県で深く信仰されています。
「神の島」と呼ばれる久高島と沖縄本島南部には、多くの神聖な場所が残っていて、沖縄の人々全員が祖先の代から大切に護ってきました。
沖縄県に訪れる際には、地域のルールや風習を把握し、伝統文化を理解して、是非ニライカナイの恩恵を肌でふれてみてください。