- 長崎名物のチリンチリンアイスってどんなアイス?
- どうしてチリンチリンアイスっていう名前なの?いつからあるの?
- チリンチリンアイスの種類は?限定味も?
- チリンチリンアイスはいくら?
- 昔ながらのチリンチリンアイスの屋台販売。バラの形にしてもらおう!
- チリンチリンアイスの屋台はどこにいるの?平和公園にもいる?
- チリンチリンアイスの屋台はレンタルもできる!運動会や結婚式にも!
- 冬は通販で!チリンチリンアイスは地方発送や業務用アイスもある!
- 東京都内でもチリンチリンアイスは食べれる!
- チリンチリンアイスはアイス以外の商品も?
- 【番外編】東北の青森県にもチリンチリンアイスが!何が違うの?
- 長崎のチリンチリンアイス全8種類をご紹介!どこで買える?青森にも?のまとめ
長崎名物のチリンチリンアイスってどんなアイス?
冒頭でも述べたように、「チリンチリンアイス」は長崎名物の1つです。
非常に可愛らしい名前ですが、コーンの上にのせられたアイスはバラの形にデザインされており、芸術的な一面をうかがわせています。
このアイスが販売されてるのは主に屋台で、お店ではありません。
もともとチリンチリンアイスは売り歩きがメインでした。
その名残が屋台での販売という形になったわけです。
製造しているのは昭和35年創業の「前田冷菓」です。
味はオーソドックスな「プレーン」や「いちご」、そして長崎ならではの「カステラ」などがあります。
それほどサイズの大きなアイスではありませんので、同時にいくつかの味を試してみることができます。
どうしてチリンチリンアイスっていう名前なの?いつからあるの?
前田冷菓がチリンチリンアイスを製造するようになると瞬く間に人気商品となり、長崎の名物として知られるようになりました。
これほどまでに有名なアイスに、なぜこんなに可愛らしい名前が付けられたのかと、不思議に思う人もおられるかもしれません。
このアイスの名前は、販売方法に由来しています。
その昔、チリンチリンアイスは商人がベルを鳴らしながら売り歩いていました。
当時は豆腐や野菜を売り歩く人も多く、ベルを聞くとそれぞれ目当ての商品を購入するために、多くの人が家から出てきました。
チリンチリンアイスもその種の1つだったのです。
今現在、このアイスを売り歩く人はいません。
しかし名前の由来を忘れないよう、販売している屋台にベルを置いているところも多く見られます。
このような風景を見て、懐かしさを感じる長崎市民も少なくありません。
チリンチリンアイスの種類は?限定味も?
チリンチリンアイスには全部で8つの種類が存在します。
種類に関しては以下の通りです。
- プレーン味
- いちご味
- カステラ味
- ゆうこう味
- はやか味
- そのぎ茶味
- バナナ味
- チョコ味【出島限定】
ではそれぞれがどのようなものなのかを、見ていくことにしましょう。
プレーン味
「プレーン味」は昔ながらのアイスクリームといった感じの味で、いわゆるチリンチリンアイスのオリジナルテイストです。
どちらかというとシャーベットのような口当たりで、さっぱりしています。
甘味もそれほど強くなく、さらに氷菓という低カロリーのアイスであるために、太ることを気にせずに食べることができます。
また原材料には人工甘味料を使用しておらず、健康的なアイスです。
ちなみにこのプレーンは創業当時から長く愛されてき味で、チリンチリンアイスの中で最もポピュラーであると言えます。
いちご味
チリンチリンアイスの「いちご味」には、長崎県内で育った苺が15%も配合されています。
そもそも苺は高価な果物ですし、苺を使った加工品なども人気があります。
そのためチリンチリンアイスのいちご味は贅沢な一品であり、高い人気を誇っています。
プレーン同様、香料、着色料、人工甘味料は使用されていません。
そのため雑味はなく、苺の風味を思う存分楽しむことができるのです。
使用されているのは長崎県産の苺であるために、地元に根差したアイスに仕上がっています。
カステラ味
チリンチリンアイスの「カステラ味」も、長崎県ならではと言えます。
なぜならこのお菓子も、長崎県の名物だからです。
何とこのアイスには本物のカステラが10%配合されています。
そのためカステラ味に仕上げた商品ではなく、本物のカステラの味を楽しむことのできるアイスなのです。
カステラの深みのある味がアイスにアクセントを加えているために、爽やかさの中にコクを感じるアイスを満喫することができます。
ゆうこう味
「ゆうこう」とは柑橘類で、見た目は柚子のような形をしています。
この果物は大変珍しく、希少価値が高いことから、長崎県産幻の果実と呼ばれています。
このような貴重なものを使用しているのも、チリンチリンアイスの特徴です。
ゆうこうは柑橘類であることから、爽やかなアイスに仕上がっています。
またアイスのカラーはホワイトで、見ているだけでも爽やかさを感じる商品です。
はやか味
「はやか」は温州みかんとポンカンを交配してできた新しい品種の柑橘類です。
この果物は甘味が強く、非常に美味しいことで知られています。
そしてチリンチリンアイスはやか味には何とこのはやか果汁が20%も配合されているのです。
そのため非常に甘く、贅沢な仕上がりとなっています。
はやかの風味が強くかんじられるために、チリンチリンアイスを食べながらはやかを味わえるという、おすすめの商品です。
そのぎ茶味
抹茶を使用したアイスはよく見かけますが、「そのぎ茶」を使用したアイスはあまり見かけません。
このお茶は長崎県の名物の1つで、長崎ならではのご当地アイスにっぴったりです。
そのぎ茶の特徴は適度な渋みがあることです。
もともと甘味を抑えた仕上がりとなっているチリンチリンアイスですが、そのぎ茶の渋みがアイスの爽やかな甘味を引き立てています。
またそのぎ茶の香りも楽しむことのできるアイスであり、ちょっぴり大人向けといったところでしょう。
無着色、無香料、人工甘味料不使用であり、健康志向の人たちからも人気があります。
バナナ味
アイスクリームの定番である「バナナ」も、チリンチリンアイスに使用されています。
実のところ、このバナナ味はしばらくの間、販売されていませんでした。
しかし2018年6月1日から、再発売されるようになった商品です。
創業当時に発売していたバナナ味をそのまま復刻している商品で、懐かしさを感じさせます。
カラーはイエローで、天然の美しいバラをイメージさせる外見もお客さんから高評価を得ています。
チョコ味【出島限定】
チリンチリンアイスの「チョコレート味」は出島でのみ販売されています。
そのためチリンチリンアイスの中でも、特別な商品という印象を抱かせます。
出島はチョコレート発祥の地です。
それにちなんでこの味のチリンチリンアイスは、出島でしか販売されていないのです。
このアイスもさっぱりとしたチリンチリンアイスの甘味を、苦味のあるチョコレートが引き立ててくれる商品です。
カラーもブラウンで、大人のバラをイメージさせるものとなっています。
チリンチリンアイスはいくら?
チリンチリンアイスは長い間、100円という低価格で販売されていました。
しかし2014年から50円値上がり、現在は150円で販売されています。
それでも観光地のアイスクリームは値段が高いのが一般的ですので、150円に値上がったものの、決して高い商品であるという印象は受けません。
またチリンチリンアイスは長崎市以外ではもともと150円で販売されていました。
そのため値上がりは長崎市の屋台のみで行われたことになります。
それでも値段は統一されており、プレーンやバナナといったものだけではなく、長崎の名産を使用したアイスも全て150円で食べることができます。
こうした点を考えても、チリンチリンアイスはお得な商品であると言えます。
昔ながらのチリンチリンアイスの屋台販売。バラの形にしてもらおう!
先にも少し触れましたが、現在チリンチリンアイスは主に屋台で販売されています。
ちなみに屋台のカラーは2種類で、ブルーとブラウンです。
それぞれの屋台で販売されているアイスの種類は異なります。
ブルーの方はプレーンをメインとして販売しています。
そしてブラウンの方は、様々な風味をつけたアイスを販売しています。
しかしブラウン屋台の中にはプレーンとカステラの2種類のみを販売しているところもあります。
そのため事前のチェックは必須です。
屋台でチリンチリンアイスを購入すると、バラの形に盛ってくれます。
このアイスを手に持ち、まずは写真を撮るという人が大勢います。
とりわけSNSが流行って以来、屋台の前ではスマホやカメラを手にする若者の数が急増するようになりました。
チリンチリンアイスの屋台はどこにいるの?平和公園にもいる?
長崎市民のおやつであったチリンチリンアイスですが、今や全国的に有名なお菓子となりました。
そのためこのアイスの屋台は、主に観光スポットで待機しています。
中島川公園のめがね橋やグラバー園の登り口、そして平和公園の入口などで販売されています。
また寒い冬になるとアイスクリームが売れなくなるため、一般的な販売期間は3月半ば頃から11月頃までです。
屋台の周りにはたくさんの人で賑わっていますので、比較的容易に見つけることができます。
営業時間は各屋台によって異なります。
そのためチリンチリンアイスを購入しに観光スポットを訪れても、屋台がまだオープンしていなかったり、すでに販売が終了しているということもあります。
そのため訪れる屋台の営業時間をあらかじめ調べておくべきです。
またチリンチリンアイスの屋台は非常に小さく、強い雨が降るとびしょ濡れになってしまいます。
こうした事情により、天候によっては営業時間が短くなったり、休業になることもあります。
チリンチリンアイスの屋台はレンタルもできる!運動会や結婚式にも!
チリンチリンアイスの屋台は、レンタルすることができます。
種類は2つで、スタンダードタイプ(ブルー)とレトロタイプ(ブラウン)があります。
またそれぞれにシングルタイプとダブルタイプが用意されています。
シングルタイプの屋台の料金には200個分のコーンとアイス分が含まれており、ダブルタイプには200個分のコーンとアイス2種類分が含まれています。
もしどのタイプの屋台をレンタルしたら良いかがわからないなら、利用人数などを事前にレンタル元である「前田冷菓」に知らせることができます。
そうすれば会社側がふさわしいタイプの屋台を見つけてくれます。
運動会や結婚式などの際に屋台をレンタルし、チリンチリンアイスを販売すれば、会場は大盛り上がりを見せることでしょう。
冬は通販で!チリンチリンアイスは地方発送や業務用アイスもある!
チリンチリンアイスは、通販を利用して購入することもできます。
その中でも「チリンチリンアイス・ファミリーセット」は人気の商品です。
アイスとコーンがセットになったこの商品は、楽しみながらチリンチリンアイスを食べることのできる商品です。
なぜならヘラでアイスを自ら盛ることができるからです。
屋台の販売員のように、きれいなバラ型に盛れるようトライすることができます。
仮にきれいにバラの形を作れなくても、美味しいアイスの味は変わりませんのでご心配なく!
アイスの種類は上記で述べた8つのうち、チョコレートを除いた7つの中から1種類を選ぶ形になります。
ちなみに復刻バナナはファミリーセットに最近加わった商品で、人気があります。
また業務用のアイスも販売されており、2リットル、4リットル、そして21リットル入りの3種類が用意されています。
東京都内でもチリンチリンアイスは食べれる!
長崎に行かなくても通販で購入できるチリンチリンアイスですが、東京都内でも販売されています。
そのため都内在住者や職場が都内にあるという人は、少し足を伸ばしてチリンチリンアイスを購入することができます。
販売しているのは「日本橋 長崎館」です。
また不定期ではあるものの、都内で開催される物産展などでも長崎名物として販売されることがあります。
そのためこうした催し物に関する情報もチェックしておくと良いでしょう。
日本橋 長崎館
住所:東京都中央区日本橋2-1-3アーバンネット日本橋二丁目ビル1階
電話番号:03-6262-5352
営業時間:10:00~20:00
定休日:年中無休
URL:日本橋 長崎館
チリンチリンアイスはアイス以外の商品も?
チリンチリンアイスはアイスクリームとしてだけではなく、その他のお菓子としても販売されています。
たとえば「ちりんちりんあいすドロップス」はこのアイスのプレーン風味のドロップスです。
クセのない味が人気で、お土産にもぴったりです。
また「チリンチリンアイス風味のクッキー」は形が可愛らしく、食べやすいお菓子です。
どちらもアイスクリームのように溶けてしまうことはないために、安心して持ち運ぶことができます。
その他にもチリンチリンアイスに使われている果物を使用したミルクセーキ、「氷花」なども人気があります。
【番外編】東北の青森県にもチリンチリンアイスが!何が違うの?
実のところ、チリンチリンアイスは長崎県だけではなく、「青森県」でも販売されています。
しか長崎県で販売されているものとは、異なる点もいくつか見受けられます。
まず販売方法です。
長崎県では移動式の屋台で販売されているチリンチリンアイスですが、青森県では屋台、そしてお店でも販売されています。
また味の種類も異なります。
これまでご紹介してきたように、長崎県で販売されているチリンチリンアイスは、プレーンの他にも長崎県の名物を使ったものが販売されています。
そして青森県のチリンチリンアイスも、やはりこの土地の名物が使用されています。
たとえば人気のりんご味のアイスは、いかにも青森といった感じです。
そしてチリンチリンアイスの形にも違いが見られます。
長崎県のチリンチリンアイスの特徴は、何と言ってもバラの形に盛られることです。
しかし青森県で販売されているものは、コーンの上にジェラートのような仕方で盛られます。
このように同じチリンチリンアイスでも、販売されている地域によっていくらかの違いが見られるのです。
長崎のチリンチリンアイス全8種類をご紹介!どこで買える?青森にも?のまとめ
「チリンチリンアイス」は非常に可愛らしい名前です。
しかしその歴史や名前の由来などはとても興味深いもので、そうしたものを知っていると、このアイスの魅力がますます深まります。
またこの長崎県のご当地アイスには土地の名物がふんだんに使用されているものもあり、こうした商品は長崎に愛着を抱かせます。
長崎県の観光スポットを訪れた際は、是非このアイスを召し上がってください。