大阪王将と餃子の王将の関係は?創業はいつ?
現在、大阪王将と餃子の王将は、全くの別会社が運営しています。
実際には、餃子の王将の創業者と、大阪王将の創業者は親類関係。
もともとは、餃子の王将からのれんわけをする形で、「餃子の王将」という同じ名前で大阪を中心にお店を立ち上げました。
どちらの王将も、餃子、チャーハン、ラーメンがメインの中華料理屋。
しかし、のれんわけした餃子の王将が京都に出店した際、創業者の餃子の王将が怒ってしまい亀裂が入ってしまったのです。
餃子の王将は京都王将と呼ばれるほど、京都が地盤のお店ですから、怒って当然といえば当然。
「王将」という名前を使わないようにという裁判を起こし、争ったのですが最終的には和解し「大阪王将」という新たな名前変更し、再スタートを切ることになったのです。
大阪王将と餃子の王将が喧嘩して分裂したという噂が比較的多いのですが、裁判まで行われているのだから実話なのかもしれないですね。
しかし、どちらのお店も存在し、お互いに知名度の高い中華料理屋さんになっているのですから、きっと和解は成功したのだと信じたいです。
それでは、大阪王将と餃子の王将の細かい詳細について説明していきます。
大阪王将
大阪王将は、株式会社イートアンドが経営しているチェーン店で、創業は、1969年9月。
餃子の王将からのれんわけしてもらい、同じ名前で大阪市で1号店をオープンさせました。
その後、裁判などを経て「大阪王将」に名前を変えて、お店を続けることになりました。
2004年には全国展開を始ることで、全国区に知名度が上がるようになりました。
株式会社イーアンドは、こだわりはねつき餃子、ぷるもち水餃子などの冷凍食品の販売や外食事業も手掛けています。
餃子の王将
餃子の王将は、京都の本社のある王将サービスが展開してる中華料理チェーンです。
餃子の王将は、1967年に京都で開業を始め、その後に全国展開しています。
「王将」と呼ばれることがほとんどですが、大阪王将と区別する場所では「京都王将」と呼ばれおり、京都と書いてある店舗もあるようです。
以前は和食部門や回転寿司事業にも参入していたようですが、全て撤退し、現在は餃子の王将のみとなっています。
大阪王将と餃子の王将の店舗数の違いは?売上はどちらが上?
気になるのは、大阪王将と餃子の王将の、店舗数や売上の違いではないでしょうか?
どのくらい差があるのか、見ていきましょう。
大阪王将
2018年現在で、国内484店舗、海外では9ヵ国に出店しているのですが、国内では、山梨、栃木、滋賀、三重県の4件で店舗がありません。
2019年に次々に、新しく出店する予定しているようです。
2018年売上高は281.6億円、純利益は7.4報告されています。
売上、純利益ともに右肩上がりなのが特徴で、業績は上がっているるのがうかがえます。
また、2019年の売上高の予測は300億円とされています。
餃子の王将
餃子の王将は、全国に730店舗以上ある、大型チェーン店。
2018年現在、青森、岩手、秋田、山形、福島、島根、宮崎、鹿児島には店舗は展開していません。
2018年12月には8店舗が閉店していますが、業績も落ち込むことなく順調そうで、2018年売上高は781.1億円、純利益は57.8報告されています。
売上、純利益ともに多少の前後はありますが、大きな変化はなく、順調そうなのが分かりますね。
また、2019年の売上高の予測は811.9億円とされています。
大阪王将と餃子の王将の店舗の雰囲気の違いは?
大阪王将と餃子の王将どちらの店舗も、既存店は古いお店もありますが、新店舗はキレイなお店もあります。
必ずしも、全店統一した雰囲気のお店とはいかないようです。
とはいえ、お店の雰囲気は多少違いますから、どのように違うのか見ていきましょう。
大阪王将
餃子の王将に比べ、照明が少し薄暗く落ち着いた居酒屋というような雰囲気のお店もあれば、店舗は狭いけど明るくカフェのような店舗もあります。
フードコートにも入っているので、ファミリーでも利用しやすい店舗もあります。
新しい店舗では、看板のデザインも違いカフェのようなおしゃれな雰囲気にも見えますね。
餃子の王将
大阪王将とは違い、新しい店舗がどんどんと増えてはいないので、既存店が多いです。
キッチンの前にカウンター席があり、明るくて清潔なイメージが持たれています。
テーブル席は、ソファータイプなのでファミリー層にも使いやすい、清潔感ある雰囲気。
大阪王将と餃子の王将は味が同じ?
大阪王将と餃子の王将、もともとは餃子の王将の餃子がベースなのですが、味には違いがあります。
両者を比較してみましょう。
大阪王将の餃子は、皮がうすくパリパリに焼き上がり、肉が多くジューシー。
餃子の王将と比べると味が濃い目です。
にんにく入っているのに、臭いわない餃子を提供しています。
なんと、にんにくの臭いが80%カットされているそうです。
にんにくの味はするのに、あとに臭いがのこりにくいので、ランチタイムでも気にせず食べられそうです。
一方、餃子の王将は皮がもちっとしていて弾力があるタイプで、野菜が多くシャキシャキとしているのでサッパリ味です。
にんにくがしっかりと効いているので、食後は気になるかもしれませんね。
どちらが、美味しいくて、どちらが人気があるというよりも、その人の好みによって分かれるようです。
実際に、店舗の多い関西地区でも大阪王将派と餃子の王将派に分かれています。
他のメニューも同様で、同じ中華料理がベースですし、それぞれ味も特徴も違います。
どちらの店舗もお持ち帰りがありますから、家で食べ比べるのも楽しそうですよね。
餃子は焼く前の状態でのお持ち帰りもできるので、焼くところから食べ比べできるので、盛り上がりそう。
大阪王将と餃子の王将でおすすめのメニューは?
それぞれのおすすめメニューには違いがあるのか、気になりますよね。
おすすめ人気メニューを5点ずつ比較してみましょう。
まずは、大阪王将から
大阪王将のおすすめメニュー①:元祖焼餃子
一番人気はやはり、元祖焼き餃子で1皿230円。
キャベツ、にんにく、しょうがは100%国産のこだわりで、餃子に合う素材をしっかりと厳選しているというこだわり。
それらの野菜は、工業で加工され、具と皮を別の状態で各店舗に送り、お店で毎日手包みするというこだわりがあります。
来店客の9割が、注文するという定番中の定番ですね。
大阪王将のおすすめメニュー②:五目炒飯
大き目にチャーシューが入っているので、ゴロゴロ食感が楽しめます。
冷凍もあるので、気軽に買えるのも嬉しいですね。
1人前460円
大阪王将のおすすめメニュー③:ふわとろ天津飯
ふわっトロッとした玉子は、卵のみで作られているのが特徴です。
白いご飯の上に、ふわっトロッの卵に、醤油が味ベースのトロリの餡をたっぷりとのせてあります。
1人前390円
大阪王将のおすすめメニュー④:中華そば
昔ながらの中華そばで、メニューの名前はそのまま中華そばです。
元祖焼餃子とのセットメニューが人気。
1人前490円
大阪王将のおすすめメニュー⑤:大阪ちゃんぽん麺
鶏ガラで出汁がとってあり、さっぱりしたちゃんぽん麺。
とろりとした餡と絡みやすいように、細麺が使われているのが特徴です。
野菜の量が380gも使われていることから、野菜不足の一人暮らしの方、女性や年配の方にも人気のメニューです。
子供連れでも、野菜をたっぷり取れるメニューがあるのは嬉しいですね。
1人前790円
次に、餃子の王将の人気のおすすめメニューを見ていきましょう。
餃子の王将のおすすめメニュー①:餃子
やっぱり一番人気は看板メニューの餃子で1皿240円。
材料となる小麦粉から、具材の豚肉、キャベツ、ニラ、にんにく、生姜まですべてが国産。
小麦粉は北海道、にんにくは青森と産地にもこだわりを持っています。
冷凍保存は一切せず、自社工場で作られた餃子を核店舗へ配達しているので、味にも一貫性があるのも嬉しいですね。
もっちりした皮と、野菜多め、にんにくが効いている餃子。
餃子の王将のおすすめメニュー②:炒飯
玉子、焼豚、ネギ、ご飯をパラパラに炒めているのに、ちょっとしっとり感あって食べやすいです。
餃子とのセットで相性バッチリの炒飯です。
1人前450円
ジャストサイズ248円
餃子の王将のおすすめメニュー③:餃子の王将ラーメン
とんこつしょうゆベースのこってりとしたラーメンです。
自家製麺のモチモチっとコシのある麺は、餃子同様で北海道産小麦100%使用しています。
1人前500円
餃子の王将のおすすめメニュー④:中華飯
ホタテの風味がしっかりと効いている餡で、野菜、豚肉、海鮮とたっぷり具が入り、きくらげも多めに入っています。
人気の理由は、中華餡の美味しさで、お持ち帰りでも人気のようです。
1人前500円
餃子の王将のおすすめメニュー⑤:天津飯
ふわっと柔らかく仕上がった玉子と、甘酸っぱい餡が人気です。
この餡は、甘酢、塩、京風と3種類があります。
1人前480円
ジャストサイズ267円
やはり両者とも、餃子が一番人気。
他にも、麺類や炒飯は人気が高いようです。
大阪王将と、餃子の王将の2店というよりも、中華料理店ならではの人気のメニューなのかなという印象ですね。
大阪王将と餃子の王将の違いを研究している人も!
地域によっては、大阪王将と餃子の王将が密接しているということもあります。
お店の入りの状況などが、目に見えてしまうとこの両者の違いが気になりますよね。
面白い研究をしている方もいて、味覚センサーを使って両者の餃子の味を検証比較したものです。
結果、焼餃子のままと、タレを付けた状態のもどちらも味覚センサーはほぼ同じ数値を表したそうです。
やはりのれん分けして作られた大阪王将ですから、忠実に餃子の王将の味を守っていいるのかもしれませんね。
また、両者の違いを研究している人の中には、餃子を焼く前の状態でお持ち帰りし、自分で焼いて味や中身を比較しているようです。
炒飯、天津飯、唐揚げなど同じメニューが多く存在していますから、研究するのも楽しめますね。
大阪王将と餃子の王将の今後は?
2019年に、50周年を迎える大阪王将は、これまでのスタイルとは違った、新しいスタイルの店舗を誕生させています。
「三度の飯より餃子好き 池袋餃子第一工場」という原点を振り返る、創業当時の懐かしいメニューが味わえるそうです。
三度の飯より餃子好き 池袋餃子第一工場
住所:〒171-0022 東京都豊島区南池袋2丁目26−9 ニュープライムビル1~2F
電話番号:03-5957-2695
営業時間:11:00~23:00(LO.22:30)
定休日:無
URL:度の飯より餃子好き 池袋餃子第一工場
また、餃子の王将もこれまでと違ったスタイルのお店を展開しています。
「GYOZA OHSHO」としてお洒落れなレストランのような、お店が関西や関東エリアにオープンしています。
通常店の餃子の王将に比べて、ボリュームもコストも少なくして提供していることから、女子向けの店舗といえますね。
女性グループでもシェアしながら楽しめるような雰囲気のお店で、デザートメニューも充実しています。
GYOZA OHSHO
住所:〒604-8176 京都府京都市中京区龍池町 両替町通姉小路上る龍池町430
電話番号:075-251-0177
営業時間:11時00分~0時00分
定休日:無
URL:GYOZA OHSHO
大阪王将、餃子の王将、どちらも新しスタイルのお店に挑戦したりして、お互い刺激し合いながら成長していかれるのかなと思うと、餃子ファンは楽しみなのではないでしょうか?
今後も、両者の成長に期待できそうですよね。
餃子対決は大阪と京都だけじゃなかった!鹿児島王将もある!
ここまで、大阪王将と餃子の王将を比べてきましたが、実は「鹿児島王将」もあるんです。
基本的には、他の餃子の王将と同様の建物や看板なのですが、こちらも全くの別会社としての経営になっています。
大阪王将と同じように喧嘩別れなどがあったのではなく、餃子の王将から100%認定され「鹿児島県内の出店は一任する」という約束が結ばれているお店です。
鹿児島には9店舗の王将があり、全てが鹿児島王将の会社経営です。
鹿児島王将では他の餃子の王将とは違ったメニューが多くあり、中でも「天津飯」が一番人気。
鹿児島王将の天津飯は黒酢タレとなっており、他県と違う味が楽しめます。
その土地によって、味の好みが違いますから、関東や関西とはまた違った味が楽しめるのも魅力的ですね。
大阪王将と餃子の王将の関係性とは
大阪王将と餃子の王将、喧嘩別れして分裂したという噂が一番多いのですが、王将という名前をめぐっては、裁判で問題解決しているようです。
とはいえ、ライバル関係にあることは確かなようですね。
とはいえ、どちらのお店の餃子もファンから愛され続けているからこそ、50年以上もの歴史があり、またこれからも成長していくのだと思います。
これからも、大阪王将と餃子の王将の成長ライバル対決が楽しみですね。