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2019/01/31

関西名物「関東煮」が食べれるお店5選!東京のおでんと違う?起源は?

「関東煮」という料理をご存知でしょうか。
一言で言えば、関西風のおでんといったもので、関西では定番の料理です。

関西なのに関東煮?ととまどう人も多いでしょうが、一体なぜこんな名前なのでしょう。
東京のおでんとの違いも知りたいところですよね。

そこで今回は、関東煮の起源や特徴について紹介するとともに、関東煮のおいしいお店を5つピックアップしてお伝えします!

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関東煮とはどんな食べ物?起源や由来は?

関東煮とは

関東煮は、「かんとだき」と読みます。
おそらく、地域によってはほとんど聞き覚えがないという人も多いでしょう。

関東煮は、さまざまな具材をしょうゆ等で味付けして煮込んだ食べ物です。
名前に「関東」と入っていることから、関東の食べ物と思う人もいるでしょうが、実は関西の食べ物なんです。

関東煮の起源については、いろいろな説があります。
江戸末期に関東で食べられていたおでんが関西に伝わったという説や、関東大震災をきっかけに関西へ広まったという説も。

どちらにしても、関東から伝わったから関東煮と呼ばれているという説が有力なようですね。
おでんと別の名前が付けられたのは、関西でおでんと言えばみそ田楽だったことから、そちらと区別するためだと言われています。

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関東煮とおでんは違う食べ物?

関東煮の内容を聞くと、「おでんと同じもの?」と思う人も多いでしょう。
上で見たように、関東煮は関東のおでんが関西に伝わったものという説が有力です。

では、単純に「関東煮=おでん」なのでしょうか。

実際に関東煮とおでんはよく似ていますが、まったく同じというわけではありません。
関東煮では、関西独特の味付けがほどこされているんです。

関東のおでんが濃い目のしっかりした味付けなのに対し、関東煮はみりんと薄口しょうゆで、あっさり甘めに味付けをします。

また具材も、タコやさえずり(クジラの舌)、牛すじといった、関東のおでんにはない具材がプラスされています。

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関東煮は給食のメニューにも?

関東煮は、関西ではおかずとして広く浸透しています。
一般家庭はもちろん、学校給食でもメニューとして定番なんです。

ごはんにもよく合いますし、いろんな具材が使われていることから、栄養面も優秀なんですね。
そのために、2ヶ月に1度くらいの頻度で給食に登場しているようですよ。

具材も季節によって変えるなどの工夫がされており、冬場は旬の大根が入ります。
主な具材は、以下のようなものです。

  • 鶏もも肉
  • ちくわ
  • あつあげ
  • じゃがいも
  • 板こんにゃく
  • にんじん

この他に、うずら卵や練り製品が入ることもあるようです。

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関東煮は中国や台湾にもある?

中国・台湾の関東煮

このように、関西を中心に親しまれている関東煮ですが、実は日本国外でも知られているんです。

中国や台湾などの大都市地域では、屋台街に「関東煮」の看板が掲げられていることもよくあります。
また、コンビニでも普通に関東煮として売られているようです。

特に台湾では、日本統治領だった時代に伝わり、現在でも人気メニューとして定着しているんです。
中国でも、最近の日本食ブームから関東煮の味が知れ渡っているようですね。

こうした地域の関東煮は、基本的に日本のものと味は変わりません。
一方、具材の方には好みが出ているようです。

中国で好まれるのは、主に練り物系の具や糸こんにゃく、カニかまぼこなどで、大根やじゃがいもはなし。
台湾では、高野豆腐や魚丸(台湾風つみれ)といった、現地独特の具材が入っています。

中国や台湾に出かける機会のある時は、現地の関東煮を味わってみるのも良さそうですね。

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きくやにみやもと!おいしい関東煮が食べれるお店5選!

それでは、おいしい関東煮が食べられるお店を紹介していきましょう。
関東煮の有名店には、以下のようなお店があります。

  1. きくや
  2. 上田温酒場
  3. みやもと
  4. たこ梅
  5. のんきや

続いて、関東煮のお店を、それぞれ詳しくみていきます。

関東煮のお店①:きくや

最初にご紹介する関東煮のお店は、大阪市東成区にある「きくや」です。
こちらのお店の特徴は、あっさりした白だしにあります。

透明な澄んだだしに加え、コロ(鯨)や牛すじといった関東煮独特の具材が昼間から味わえます。
また、そのだしを使った肉吸いや肉うどんは、ランチの定番として人気を誇っています。

夜になると、春菊やえのきなどの具材が加わって、さらににぎやかに。

関東煮の名店として知られているだけに、ピーク時には1時間待ちの行列ができるほどですが、それでも味わう価値のあるお店です。

きくや
住所:大阪府大阪市東成区東小橋1-1-17 西本ビル 1F
電話番号:06-6976-9629
営業時間:11:30~22:00
定休日:土曜・日曜・祝日

関東煮のお店②:上田温酒場

続いてご紹介する関東煮のお店は、「上田温酒場(おんしゅじょう)」です。
こちらは、阪神 野田駅から歩いて15分の距離にあるお店になります。

創業80年というかなりの老舗で、濃口しょうゆを使った、あっさりした優しい味が特徴です。

豆腐や湯葉といった種は熱燗にぴったりですし、何といっても玉子が絶品。
こちらの玉子は中身が半熟で、他にはない濃厚な味が楽しめますよ。

女将さんの接客も、凜として気持ち良いと評判です。

こちらも人気店ですから、予約が立て込んで入れない場合もあるとのこと。
ですから、初めて訪ねる際は事前に電話で確認しておくのがおすすめです。

上田温酒場
住所:大阪府大阪市福島区大開2-11-4
電話番号:06-6462-3489
営業時間:17:30~21:00(20時過ぎに閉店の場合も)
定休日:土曜・日曜・祝日

関東煮のお店③:みやもと

関東煮のおすすめのお店、3つ目にご紹介するのは「みやもと」です。
こちらは東大阪市足成にあるお店になります。

こちらはだしの色は濃いものの、味の方は、典型的な関西風のあっさり味となっています。

大きな鍋の中に浸かった数々の具材は、どれも絶品の味わい。

じゃがいもは皮つきで、半分に切ったものが串に刺されています。
昆布巻きには、中ににしんが挟まっているというスタイル。

カウンターのみの立ち飲み店ですが、おいしい料理を心ゆくまで堪能できるお店です。

みやもと
住所:大阪府東大阪市足代南2-1-33
電話番号:06-6720-6450
営業時間:17:00~0:00
定休日:火曜日

関東煮のお店④:たこ梅

4つ目にご紹介する関東煮のお店は、「たこ梅」です。

たこ梅は、創業がなんと弘化元年(1844年)という、170年以上も続く老舗中の老舗となっています。

現在の店主は5代目で、代々同じ味を守り続けてきました。

創業からの名物として、さえずり(クジラの舌)とタコの甘露煮があります。
さえずりはヒゲ鯨の舌を独自の仕込みで味付けしたもので、タコの甘露煮は真蛸を伝統のだしでたき続けたもの。

作家の田辺聖子さんや、池波正太郎さんといった文化人にも愛されてきた味なんです。

たこ梅は道頓堀本店の他に、北店、分店、東店があります。

たこ梅(本店)
住所:大阪市中央区道頓堀1-1-8
電話番号:06-6211-6201
営業時間:平日 17:00~22:50
土日 11:30~14:30 17:00~22:50
定休日:年中無休(年末年始のぞく)
URL:https://takoume.jp/

関東煮のお店⑤:のんきや

関東煮のおいしいお店、最後にご紹介するのは「のんきや」です。
こちらは飲み屋の本場である、新世界のジャンジャン横丁にお店を構えています。

のんきやさんはどて焼き(牛すじ肉の煮込み)でも有名なのですが、独自の関東煮が味わえるお店としても人気なんです。

巾着には餅の代わりにマグロのミンチが詰められていて、とっても濃厚な味わいに。

またレタスのおでんは、ほんのりと香るカレー風味と塩昆布が味を引き立たせ、寒い季節も体をしっかり温めてくれます。

のんきや
住所:大阪府大阪市浪速区恵美須東3-4-5
営業時間:8:00~20:00
定休日:水、第3火曜日

<下に続く>

自分で作ってみよう!関東煮のおすすめレシピ!

ここでは関東煮を自分で作って味わいたいという人のために、おすすめのレシピをご紹介しておきましょう。

材料(8人分)は以下の通りです。

  • 昆布 10cm
  • しょう油 お玉1.5杯
  • みりん お玉1.5杯
  • 水 800ml
  • じゃがいも 6個
  • 大根 2/1本
  • 厚揚げ 1枚
  • 平天 3枚
  • ごぼう天 3個
  • すじ肉 3本

作り方は、まず鍋に水と昆布を入れ、だしを取ります。
その間に大根とじゃがいもの皮をむいて、大根は輪切りにしておきましょう。

その他の具材も、適当な大きさにカットしておいてください。

じゃがいもは、1個ずつラップしたものをレンジで3分ほど温めたあと、冷蔵庫で冷やしておくと煮崩れしにくくなります。
大根は水を少しつけ、まとめて耐熱容器に入れてレンジで5分ほど温めます。

鍋の水が沸騰したら、みりんとしょう油、そしてじゃがいもと大根を投入しましょう。

じゃがいもと大根の色が多少変わるくらいになったら、他の具材も入れて弱火でじっくり煮込みます。
30分くらい煮込んだら、自宅で作る関東煮の完成です!

お好みで玉子やこんにゃくなども加えて見てください。

<下に続く>

関西旅行では関東煮のおいしいお店へ

関西旅行では関東煮を

以上、関東煮のおいしいお店などについてお伝えしてきました。

関東煮はおでんとほぼ同じ食べ物ですが、関西独特の風味や具材がプラスされています。
関東風の濃いおでんしか知らない人にとっては、かなり新鮮な味わいが楽しめるでしょう。

関西方面への旅行を考えているなら、こちらでご紹介した店などで、本場の関東煮を味わってみてはいかがでしょうか?

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