CAの間でも有名な沖縄の「海洋食堂」ってどんなお店?
沖縄県の豆腐の消費量は非常に多く、他県に大差をつけて全国1位となっています。
そんな豆腐を使った料理をメインで提供しているのが、「海洋食堂」です。
ここはもともと、豆腐屋でした。
そして現在でも食堂のすぐわきには豆腐製造工場があります。
つまり海洋食堂で使用されている豆腐は全てここで作られた、オリジナル豆腐なのです。
また1日に提供する料理に必要な豆腐だけを作るようにしているために、常に新鮮な豆腐が提供されています。
その豆腐の美味しさに魅了されるお客さんも多く、人気メニューは午前中に売り切れてしまうこともあります。
もちろん自家製豆腐を使った料理以外にも、様々な沖縄家庭料理が提供されています。
それらの料理に使用される出汁は、毎日6時間以上かけて作られています。
また40年以上続く製法で作られており、ここで働く女将さん以外、作り方を知っている人はいません。
このように手間暇かけて作らる料理は大好評で、地元住民のみならず観光客からも高い人気を得ています。
またここで提供される料理は、CAさんたちからも人気があります。
様々な土地を巡り、様々な料理を食べたきたCAさんたちが美味しいというのですから、海洋食堂の味は、かなりレベルが高いと言えます。
海洋食堂
住所:沖縄県豊見城市名嘉地192-10
電話番号:098-850-2443
営業時間:10:00~19:30
定休日:日曜日
URL:おきなわ物語
沖縄の海洋食堂は島豆腐メニューが大人気!
沖縄のレストランや食堂では、豆腐を使ったメニューが定番となっています。
そして料理の中に入っている豆腐はしっかりとした弾力を有しており、なかなか崩れません。
それもそのはず、沖縄では「島豆腐」という名前の豆腐が使用されており、私たちが普段食べている木綿豆腐とは異なるのです。
では島豆腐と木綿豆腐に違いが生じるのはなぜでしょうか?
結論から言うと、使用されている材料は同じですが、製法が異なります。
木綿豆腐は大豆を煮てから豆乳とおからに分離します。
その後、豆乳ににがりを入れて豆腐となるわけです。
しかし島豆腐の場合、大豆を煮る前に豆乳とおからに分離させます。
まず大豆を2つに割り、加水します。
大豆が十分に水を含んだらそれを搾り、豆乳とおからに分離する作業に取り掛かるわけです。
大豆を加熱してから分離作業を行った方が楽であるために、島豆腐の製造工程は手がかかります。
しかし過熱せずに分離作業を行うと、不快味の原因となるイソフラボノイドやサポニンの抽出が抑制されるために、豆腐の味がまろやかになります。
この製法で作られた豆腐は木綿豆腐よりも固くなり、沖縄料理にぴったりの島豆腐が出来上がるわけです。
海洋食堂は沖縄はバスでも行ける?アクセス方法は?
沖縄県の那覇空港から海洋食堂までのアクセス方法は、いくつか存在します。
それらは自家用車、タクシー、バス、そしてモノレールです。
自家用車やタクシーの場合、10分から15分程度の時間が必要となります。
またモノレールを使用した場合、最寄りの「赤嶺」駅からは1キロ以上離れているために、歩くのが好きであるという人以外はモノレールでのアクセスは難しいかもしれません。
バスを利用する場合、「那覇空港国内線ターミナル」から沖縄バスの「名護西空港線 名護バスターミナル行」に乗ります。
その後、「軍桟橋前」バス停で下車し、琉球バス「牧港線 道の駅豊崎行」に乗り換えます。
そして「我那覇」バス停で下車し、そこから徒歩約3分で海洋食堂に到着します。
所要時間は30分程度で、運賃は合計で470円です。
自家製!海洋食堂で人気のおすすめ豆腐メニュー5選!
では海洋食堂の人気豆腐メニューについて見ていくことにしましょう。
代表的なものは、以下の5つです。
- 豆腐ンブサー
- みそ汁
- 牛肉いため
- ゴーヤーチャンプル
- ゆしどうふ
ではこれらについて、詳しくご説明したいと思います。
おすすめの豆腐料理①:豆腐ンブサー
ちょっと変わった名前ではあるものの、「豆腐ンブサー」は沖縄の名物料理で、海洋食堂でも非常に人気のあるメニューです。
ンブサーとは、野菜の出汁で煮込んだ料理のことを言います。
つまり豆腐ンブサーはその料理に豆腐を加えたものというわけです。
海洋食堂で出されるものは、出汁で煮た豆腐の他にも、豚肉がふんだんに使用されています。
またたくさんの豆腐が使用されているために、ボリュームもあります。
それでも豆腐がスーっと喉を通り、容易に完食できます。
味付けは甘めで、刻みニラによってアクセントが加えられています。
おすすめの豆腐料理②:みそ汁
海洋食堂の「みそ汁」も、おすすめの豆腐メニューです。
もしかすると「食堂でみそ汁を注文するなんて、普通のこと」なんて考えてしまうかもしれません。
しかしここ、海洋食堂のみそ汁は、立派なメインディッシュとなるほどの存在感を有しています。
まず、出てくるみそ汁の大きさに驚くことでしょう。
大きな器に入ったみそ汁には、島豆腐、肉、ポーク(スパム)、野菜、そして卵が具として入っています。
このメニューは定食であり、みそ汁の他にご飯とおからの小鉢が付いてきます。
そのためお腹は十分に満たされます。
海洋食堂を訪れたお客さんお中には、「みそ汁の名前にいい意味で惑わされた」という人も少なくないはずです。
おすすめの豆腐料理③:牛肉いため
海洋食堂の「牛肉いため」は、すき焼きのような料理です。
しかし当然のことながらメインとなるのは牛肉と島豆腐です。
豪快に投入されている島豆腐は存在感があります。
その他にもキャベツ、糸こんにゃく、そして玉ねぎの炒め物が入っており、その上には生卵がのせられています。
この生卵がすき焼きらしさをさらに醸し出してくれます。
炒められている野菜は醤油によって味付けされていますが、それに甘味が加わっています。
食欲をそそる味であり、ご飯がすすみます。
ちなみに使用されているキャベツは、季節によってレタスや白菜に変更されることもあります。
おすすめの豆腐料理④:ゴーヤーチャンプル
やはり沖縄の名物料理として忘れてならないのが、「ゴーヤーチャンプル」です。
そして海洋食堂でも、このメニューは高い人気を得ています。
まずここで出されるゴーヤーチャンプルの特徴は、ゴーヤーの苦味が島豆腐のまろやかさによって抑えられていることです。
そのため苦いものが苦手であるという人も、海洋食堂のゴーヤーチャンプルでしたら、食べられるかもしれません。
そして沖縄名物のポーク(スパム)が使用されており、ポークからの塩気がゴーヤーチャンプルにいいアクセントを加えています。
島豆腐、ゴーヤー、そしてポークといった沖縄名物を一度に楽しみたいという人に、おすすめのメニューとなっています。
おすすめの豆腐料理⑤:ゆしどうふ
沖縄の島豆腐の最大の特徴は、しっかりとした歯ごたえと、形が崩れないことです。
しかし豆腐が固まる前のおぼろ豆腐を使ったメニューも存在します。
そのうちの1つが「ゆしどうふ」です。
これは海洋食堂で食べられているみそ汁におぼろ豆腐を入れたメニューです。
みそ汁の出汁はかつおが使用されており、味は全体的にあっさりしています。
それでもおぼろ豆腐は豪快に盛られていますし、豚肉の煮物が入っているなど、見た目は非常に豪華です。
そしてこのゆしどうふを食べ進んでいくと、中に半熟卵が隠れていることに気づきます。
この卵をそのまま食べてもいいですし、黄身を崩してゆしどうふと混ぜながら食べることで、まろやかな風味を楽しむこともできます。
大豆、豚肉、そして卵が上手くマッチしたメニューで、ボリュームもあるために人気があります。
豆腐だけじゃない!海洋食堂のおすすめメニュー3選!
海洋食堂では、島豆腐を使った料理以外のメニューも人気があります。
ここではそのうちの3つについてご紹介します。
- チャンポン
- てちびそば
- ポークと玉子焼き定食
では上記の3つについて、見ていくことにしましょう。
おすすめのメニュー①:チャンポン
「チャンポン」という名前を聞くと、麺類を思い浮かべる人は少なくありません。
なぜならあの有名な「長崎ちゃんぽん」は麺とスープによる料理だからです。
実のところ、沖縄のチャンポンは長崎ちゃんぽんとは全く違った料理です。
沖縄のチャンポンは炒めた卵と野菜をご飯の上にのせる、丼ものです。
海洋食堂ではどんぶりに入ったご飯の上に野菜、肉、そしてかまぼこを炒めたものをのせ、その上に薄焼き卵をのせます。
非常に美味しいメニューですが、何も知らない人がチャンポンを注文すると、「えっ、これがチャンポン?」と驚くこと間違いなしです。
おすすめのメニュー②:てびちそば
沖縄の名物である豚足は、「てびち」と呼ばれています。
そしてこのてちびが使用されているメニューが「てびちそば」です。
ラーメンとうどんの中間の太さの麺があっさりとしたスープに浸かっており、その上にはたくさんのてびちがのせられています。
てびちがあまりにも存在感を発揮しているために、出てきた料理を見て、ちょっと引いてしまう人もいるかもしれません。
しかし箸でてびちをつつくと、コラーゲンたっぷりのてびちの美味しさに驚くことでしょう。
てびちは臭みのない部位であるために、これも食べやすさに関係しています。
またてびちの上には紅生姜がのっており、これもいいアクセントになっています。
ちなみにこの料理を注文すると、てびちの骨を入れる器が一緒についてきます。
この様な気遣いも嬉しいものです。
おすすめのメニュー③:ポークと玉子焼き定食
沖縄ではポーク(スパム)と玉子焼きのセットは定番メニューです。
それが海洋食堂でも定食のおかずとして提供されています。
玉子焼きはふわふわに仕上がっており、これを塩気のあるポークと一緒に食べます。
沖縄ではポークをおにぎりの具とすることもあります。
そのためこれはご飯にマッチする食材なのです。
このポークと玉子焼きの他に、胡麻ドレッシングがたっぷりかかったキャベツの千切りが添えられています。
本土ではメインとなることの少ないポークと玉子焼きが、ここ海洋食堂では美味しく調理され、立派なメインディッシュとして提供されています。
持ち帰りも!海洋食堂はお弁当も人気!
海洋食堂では、お持ち帰りが可能です。
つまり食べきれずに残ってしまったものでも、お店の従業員にお願いすれば、それを持ち帰ることができるのです。
またここではお弁当の販売も行っています。
地元の人はあらかじめ電話予約し、決まった時間に取りに行くといったスタンスを取ります。
予約しておけば必要な数のお弁当を、都合の良い時間帯に取りに行くことができるのです。
このお弁当もボリュームがあります。
容器には仕切りがしてあり、ご飯とおかずが分かれています。
しかしご飯の上にもおかずがどっさりとのせられています。
自宅や職場、もしくは外で海洋食堂の味を楽しみたいという人は、このお弁当がおすすめです。
沖縄・海洋食堂の人気メニュー8選!おすすめのちゃんぽんや島豆腐、お弁当のまとめ
沖縄は独特の文化を持つエリアです。
そしてその文化は食にも表れており、ここでは本土では食べれない味を楽しむことができます。
海洋食堂は沖縄の郷土料理を提供してくれるお店です。
しかも自家製の島豆腐を使って調理されたものも多く、美味しくいただくことができます。
沖縄を訪れた際はぜひ、ここ海洋食堂に立ち寄ってみてください。