マレーシアのレダン島ってどんなところ?子連れでも楽しめる?
レダン島は、マレーシアの東海岸北東部トレンガヌ州に位置する島です。
マレーシアの島というとランカウイ島やペナン島が有名なことで知られていますが、最近メディアでも取り上げられていることからじわりじわりと人気が上昇しているアジアンビーチリゾートです。
9つの島から形成されているレダン島は、海の透明度が高く、白い砂浜とビーチ近辺にある珊瑚の状態も綺麗なことからダイビングやシュノーケルが存分に楽しめるスポットとなっています。
このようなことからマレーシアで最も美しい島と言われています。
またレダン島は、海洋保護区域のため自然が大変豊かな場所です。
6月から9月はウミガメの産卵期の為、ウミガメが泳ぐ様子を近くで見ることができたり、プライベートビーチの近くにはエイも度々姿を見せることあるのでなかなかできない体験を味わえます。
他にも島の内陸は手つかずのジャングルといったエリアがほとんどです。
そのため日本では見ることのできない亜熱帯の植物や日本ではなかなか見ることのできない野生のリスや猿、オオトカゲなどの動物にも会えます。
レダン島は一度は訪れたいビーチリゾートランキング5位に選ばれたこともありこれからますます注目されること間違いなしの南の楽園です。
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レダン島への行き方は?
レダン島への行き方ですが、色々なアクセスで向かうことが可能です。
それではどのような行き方があるのでしょうか。
それぞれ見ていきましょう。
レダン島への行き方①:まずはクアラルンプールへ
まず日本からマレーシアのクアラルンプールまでは、羽田・成田空港、関西国際空港、新千歳空港から全日空、格安航空会社エアアジア、マレーシア航空、日本航空などが直行便を運航しています。
フライト時間は成田空港からクアラルンプールまで約7時間30分、羽田空港からクアラルンプールまで7時間40分程、関西国際空港から大体7時間、と新千歳空港から約8時間40分です。
また中部国際空港からクアラルンプール間をエアアジアが運行していましたが、2015年2月より運休しています。
レダン島への行き方②:クアラルンプールからクアラトレンガヌ空港へ
レダン島へ行くとためにはマレーシアのクアラトレンガヌ空港に移動する必要があります。
その後クアラトレガヌ空港からフェリーに乗りレダン島に向かうことになります。
マレーシアのクアラルンプール国際空港からクアラトレガヌ空港間はLCCのエアアジアが一日5便、それからマレーシア航空が一日3便それぞれ直行便を運航しています。
クアラルンプールからクアラトレガヌ空港へのフライト時間は、エアアジアが1時間弱、マレーシア航空で55分程。
マレーシア航空は毎日直行便が運航していますが、エアアジアの4便目は月曜、水曜、金曜、土曜日は運休となります。
フライトスケジュールは変更になることもあります。
事前に確認をしておきましょう。
レダン島への行き方③-1:クアラトレンガヌ空港からShahbandar Jettyへそしてレダン島へ
クアラトレンガヌ空港からレダン島へ2つの港から行けるようになっています。
まず初めにShahbandar Jettyからの行き方を見てみましょう。
Shahbandar Jettyは、クアラトレンガヌ空港から近い港で車でおよそ20分でShahbandar Jettyの港に到着します。
Shahbandar Jettyは、比較的大型のフェリーになるので揺れは少なく船酔いはそこまで心配する必要はなさそうです。
およそレダン島までは90分程で到着になります。
Shahbandar Jettyの料金ですが、大人往復110RM、子供往復50RMです。
レダン島への行き方③-2:クアラトレンガヌ空港からMerang Jettyへその後レダン島へ
またクアラトレンガヌ空港からのもう一つの港から出ているのがMerang Jettyです。
クアラトレガヌ空港から車でおよそ30分からMerang Jettyが出ています。
Merang Jettyは高速船でレダン島までの移動時間は45~60分程となっています。
Merang Jettyの運賃は往復340RM程です。
Merang Jettyは、レダン島の指定宿泊ホテルが運営していることが多いので、宿泊者専用の便となっていることがほとんどです。
利用を検討している場合は確認が必要です。
自然が美しいレダン島の治安や物価は?
マレーシアは世界の中でも物価がとても安いことで知られています。
レダン島も例外ではありません。
リゾート地というと物価の安い国でも観光産業において現地とは比べ物にならないような価格設定になっていたり、飲食店などでは非常に高額になってしまうということがありがちですよね。
レダン島はマレーシア同様物価が安く、また現時点ではハワイやグアムなどのビーチリゾート地のようにそこまで観光産業も開発途中ということもあり、物価は安いです。
大体日本の3分の1くらいと考えてよいと思います。
しかし、最近では少しずつ観光客が増えてきていることもあるためか、土産物店では以前よりも若干観光客向けの価格設定になってきているところもあるようです。
また宿泊施設は島内に様々なタイプがあり、ラグジュアリーなホテルはやはり1泊1~2万円位と値が張りますが、格安のホテルでは2000円台から1泊の料金で宿泊できるところもあります。
自分の滞在スタイルに合わせて宿泊先を選ぶのがポイントですね。
またレダン島は昔島内に刑務所があり受刑者が所内にいる環境でした。
しかし現在は刑務所は撤去され、美しい島はリゾート地に様変わりしました。
昔刑務所と聞くと驚いてしまうかもしれませんが、現在は全く無縁ののどかで海が魅力的な楽園ですので治安の面は心配はいらないでしょう。
観光客相手に犯罪を働いているということもなく、貴重品の管理をしっかりするなどの点に気を付ければ問題はなさそうです。
それほど治安の良い場所ではありますが、日本とは法律も違います。
外国に来ているという意識はしっかり持って行動するようにしましょう。
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レダン島で両替はできる?どこがおすすめ?
ここで気を付けて頂きたいのが、レダン島の両替です。
レダン島内には両替所がありません。
シンガポールやマレーシアを経由してレダン島に来るケースがほとんどのことと思います。
その際には必ずトランジット前にシンガポールであればチャンギ国際空港、マレーシアの場合はクアラルンプール国際空港、ペナン空港内で日本円からレダン島の通過リンギットに交換しましょう。
その際も少額の金額のみの両替ですと後々苦労することにもなります。
レダン島のホテル滞在中も土産物屋やタクシーなどの交通費、飲食代、チップなど結構掛かるものです。
いつもの旅行では少なめに両替している方もレダン島の旅行の際は多めにリンギットに両替することをおすすめします。
マレーシアはどちらかというとホテルの両替商レートが悪いと言われているのでその点は気をつけましょう。
きれいなビーチを満喫したい!レダン島の気候やベストシーズンは?
レダン島は熱帯雨林気候に属しており、まさに常夏の島。
季節は乾季と雨季があります。
レダン島の気候の特徴として挙げられるのが乾季が4月~9月まで、10月~3月が雨季となります。
乾季の時期は雨が少なく毎日晴天が続き、ビーチの波も安定していて、海の透明度も非常に高く、マリンアクティビティに適しています。
乾季の期間中でも特に6月~8月は、年間の降水量の中でも非常に雨量が少なく、波が穏やかで過ごしやすくなるため、レダン島のまさにベストシーズンと言えます。
レダン島は一年を通してあまり気温の変動がありません。
最高気温は32度位、最低気温は23度位です。
日中の服装は日本で着ている夏服で問題ないでしょう。
朝晩や雨の時は若干肌寒さを感じることもあります。
薄手のカーディガンやパーカーのようなを用意していくと安心ですね。
ホテル内は冷房が強めに設定されていることもあります。
脱ぎ着しやすい長袖があると便利です。
雨季の時期はモンスーンの影響を受けるレダン島は、風が非常に強く、高波になります。
非常に激しい雨が降ることもあり、レダン島のほとんどのレストランをはじめとする施設がクローズとなります。
レダン島のおすすめの過ごし方は?
ちょうどレダン島の乾季のベストシーズン中は日本の夏休みの時期と重なるためぜひこの時期に訪れることをおすすめします。
レダン島は大人ののんびりと静かに過ごせるビーチリゾートのイメージが強いかもしれません。
しかし島内では日本では体験できないようなアクティビティやツアーが体験できたり、島内の穏やかなローカルの住民との出会いもあるので、ファミリーで滞在するのにも毎日飽きることのない島なのです。
それではおすすめのレダン島の過ごし方を見てみましょう。
レダン島のおすすめの過ごし方①:ビーチ
レダン島というとやはり浮かんでくるのは太陽の下にあるどこまでも続く青い透き通った海とふわふわの白い砂浜ですよね。
レダン島のビーチは遠浅の海のため、小さな子供や泳ぎが苦手な方でも安心してビーチで過ごすことができます。
シュノーケルが出来ない子供たちでも浅瀬にいると足元に小さな魚が泳いでいるのが見えたりするので十分楽しめます。
レダン島のおすすめの過ごし方②:マリンパーク
レダン島のビーチは観光客やローカルの人々も訪れるのでもう少しゆったりとしたいなという方にはマリンパークがおすすめです。
プライベートビーチになっているので混み合っていることもなく真っ白な砂浜と透き通る青い海を満喫できます。
パドルボートで遊んだり、水に潜るのが難しい子供も楽しめる水中バケツで魚を見ることも出来ます。
もっと魚と戯れたい方にはシュノーケルやダイビングもおすすめです。
少し沖の方ではダイビングも楽しめます。
他にはココナッツを収穫してその場でココナッツを飲んでみたりできる体験や突然リスが現れることも。
またビーチバーやビーチスパもあるので大人も子供も大満足。
レダン島のおすすめの過ごし方③:ホテルのアクティビティ
ラグジュアリークラスのホテルでは、ホテルに宿泊している方向けのアクティビティが充実しています。
例えば、The Taaras Beach & Spa Resortでは、沖に出て楽しめるシュノーケルツアーやジャングルの中を探検するようにトレッキングを楽しめるツアーがあります。
また子供たちが楽しめるクラフト工作やピザを作るアクティビティなど各種様々な体験ができるので子供も飽きることなくホテルでのアクティビティに取り組めますよ。
日本人以外にも色々な国から宿泊客が来ているのでアクティビティを通じて交流できるのも嬉しいですね。
レダン島のおすすめの過ごし方④:ウミガメと泳ぐシュノーケルツアー
一日3回あるこのツアーは、船でサンゴ礁が特にきれいでカラフルな魚がたくさんいてウミガメに会える4スポットに連れて行ってくれるツアーがあります。
ウミガメを見つけたら一緒に泳ぐこともできるので一生の思い出になること間違いなしです。
海の深いところまで潜らなくてもウミガメに出会えるのはレダン島ならではです。
レダン島のおすすめの過ごし方⑤:島内観光
レダン島にはウミガメが産卵のためにやってくるので保護センターでウミガメの卵を管理しています。
孵化したウミガメの赤ちゃん達を自然に返すイベントも行われています。
観光客も参加できるのでご家族で参加してみるのも良い学習になりますね。
他にも島民たちは主に漁業や農業などで自給自足の生活をしている様子を目にすることもあります。
ヤギを放し飼いにしている生活や野生の小動物の走り回る姿があちこちで見られます。
レダン島のおすすめの過ごし方⑥:ダイビング
世界中には様々なダイビングスポットがありますが、アメリカの出版社が一度は行きたい場所第7位にランキングされたレダン島の美しい海も忘れてはいけません。
レダン島の近隣には8つの島があり、30カ所を超えるダイビングポイントがあると言われています。
初心者からダイビング歴の長いダイバー上級者も楽しめるポイントがたくさんあり、ホソヒラアジの大群や怖い顔のヒメオニオコゼや大きなエイなど珍しい魚たちに出会えるチャンスがありますよ。
ゆっくり滞在!レダン島のおすすめホテル3選!
美しいビーチに過ごし方も多様。
本当に夢の楽園のようなレダン島に行ってみたい気持ちも高まってきているのではないでしょうか。
では、レダン島にはどのようなホテルがあるのでしょう。
レダン島には、以下のホテルがあります。
- The Taaras Beach & Spa Resort
- Laguna Redang Island Resort
- Coral Redang Island Resort
- Sari Pacifica Resort & Spa
続いて、それぞれのホテルを詳しくみていきます。
The Taaras Beach & Spa Resort
The Taaras Beach & Spa Resortは、フェリーターミナルからも車で5分で到着でき、立地も抜群で日本人観光客にもっとも選ばれている高級ホテルです。
客室も落ち着いたアジアンテイストの雰囲気にバスタブもバルコニーも完備。
プライベートビーチもホテルのすぐ目の前にあり、レダン島のビーチを満喫できます。
またホテルの客室タイプでは、浴室にいながらビーチを望める部屋もあり、贅沢な造りとなっています。
The Taaras Beach & Spa Resort
住所:Peti Surat 126, Main Post Office, 20928 Kuala Terengganu, Terengganu, マレーシア
電話番号:+60 9-630 8888
営業時間:24時間
定休日:無休
URL:http://www.thetaaras.com/
Laguna Redang Island Resort
Laguna Redang Island Resortは、マレーシアの伝統的な建築様式の外観となっており、広々としたロビーは一層リゾート地の開放的な空間を演出していると言えます。
このホテルではビュッフェが大変充実しているので食事をメインで楽しみたい方には特におすすめです。
またビーチも目の前にあるので子連れで旅行に来ている場合もすぐにホテルに戻れるので助かりますね。
Laguna Redang Island Resort
住所:Q29J+VW クアラ・トレンガヌ, マレーシア トレンガヌ
電話番号:+60 9-630 7888
営業時間:24時間
定休日:無休
URL:https://www.lagunaredang.com.my/
Coral Redang Island Resort
Coral Redang Island Resorは、ビーチに面してそびえ立つヤシの木に囲まれコテージタイプのホテルです。
裏庭には池があり、猿やミズオオトカゲが悠々と泳ぐ姿も見られることが。
近隣には飲食店やショップがあるのでローカルフードを味わいたい方にはおすすめのホテルです。
Coral Redang Island Resort
住所:Redang Island, Pulau Redang, 20000 Pasir Panjang, Terengganu, マレーシア
電話番号:+60 9-630 7110
営業時間:24時間
定休日:無休
URL:http://www.coralredang.com.my/
Sari Pacifica Resort & Spa
Sari Pacifica Resort & Spaは、ビーチの目の前にあるホテルです。
プライベートビーチもありますが、混雑もそれほどなくビーチパラソルもしっかりしたものが十分に用意されているなどホスピタリティの面でもしっかりしていると定評があります。
岩場も近くにあるのでシュノーケルスポットも他のホテルよりも近く楽しめると人気の高いホテルです。
Sari Pacifica Resort & Spa
住所:Redang Island, 20000 Pulau Redang, マレーシア
電話番号:+60 3-6201 1055
営業時間:24時間
定休日:無休
URL:http://www.saripacificaredangisland.com/
レダン島でお土産は買える?
レダン島にはプーケットにあるようなショッピングを楽しめる繁華街はありません。
本当にゆったりと島内で過ごすというリゾート地です。
レダン島に上陸したところに小さな土産物店には貝殻や珊瑚で作られたアクセサリーなどを販売しているお店があります。
またラグジュアリーなホテル内にはほとんど併設されているショップがあります。
そのショップの中には、シェルのアクセサリーやレダン島のロゴ入りのTシャツ、サンダルなどのビーチ用品。
他にはパレオやスナック菓子などが販売されています。
ホテルという場所柄、マレーシアで購入するより金額は高めに設定されてあります。
レダン島での思い出に一つという気持ちで購入するのには良いかもしれませんね。
レダン島へは日帰りで行ける?
レダン島には日帰りで行けるツアーもあります。
クアラルンプールのスバン空港(スルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港)からプロペラ機で1時間10分程で到着できます。
他には、マレーシアのクアラトレンガヌに宿泊をしてボートで30分でレダン島へ向かう日帰りツアーがよく旅行者が利用すると言われています。
どちらもそれほど移動時間はかからないのでニーズに合わせて選択するのがおすすめです。
日帰りだからそんなに遊べないのではと心配される方もいらっしゃるかもしれません。
レダン島のマリンパークで存分に遊べたり、シュノーケルができたりと一日たっぷり遊べるのでレダン島だけでなくシティ滞在もしたいという方にはこちらの日帰りで足を延ばしてみるのもおすすめですよ。
レダン島に行けるツアーはある?
最近はレダン島がじわじわとブームになってきているため、各種旅行会社でも様々なレダン島へ行けるツアーを提供しています。
レダン島に日帰りで行けるツアーも飛行機で向かうツアーとフェリーで向かうものでは価格が違います。
宿泊するツアーは、航空券と宿泊施設がセットになっているツアーになるので航空会社やホテルのランクによって大幅に価格が変わってきます。
航空券を格安航空会社LCCを利用にして宿泊先をレダン島のゲストハウスや格安ホテルと組み合わせて価格をリーズナブルに抑えたツアーやクアラルンプールのシティも楽しみつつ、レダン島では高級ホテルに宿泊し、サンセットビーチで豪華なディナーを楽しめる豪華ツアーなど豊富な品ぞろえがあるようです。
ニーズに合わせてレダン島を満喫したいですね。
レダン島への行き方を分かりやすく!おすすめの季節やホテル、ツアー情報のまとめ
今回はマレーシアのレダン島を紹介しました。
レダン島はマレーシア屈指の美しい島と言われていますが、まだまだ観光客が少ない穴場的リゾートです。
マリンアクティビティはもちろんのことホテルの庭に現れるリスやのっそり顔を出すトカゲなどに驚く体験は日本ではありえませんね。
ぜひご家族で魅惑のビーチリゾート