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2018/11/30

マレーシアの通貨はリンギット。物価は高い?安い?日本と比較

マレーシアの物価はメディアで紹介されているように本当に安いのでしょうか。

長期滞在者がロングステイ希望国で選ぶ人気No.1に12年連続で選ばれているマレーシア。
本当の魅力が安い物価なのかを調べてみました。

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マレーシアの通貨はリンギット

マレーシアの物価を見るリンギット

マレーシアで使われている通貨はリンギットで数字にRMが付きます。
1リンギットは約30円で計算されることが多いのですが、10年間の推移を見ると24円から35円ぐらいの動きです。

旅行で数万円使う分にはさほど気になりませんが、マレーシアへ移住、長期滞在、駐在、留学、投資などを考えている方にとっては1リンギットが35円になるとかなり生活が変わってくるので気になるところです。

例えばマレーシアで家を借りる時の家賃。
日本人の駐在者で3,000リンギットぐらいのマンションを借りたとして為替が24円の場合だと72,000円で借りられるものが35円になると105,000円になってしまいます。

その時の為替によってマンションのランクも変わってしまうんですね。

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マレーシアの物価は日本に比べて高い?安い?

マレーシアの物価は日本の1/3だとよくメディアで紹介されていますが、現状は決してそうではありません。車は日本の2倍から3倍、日本食は日本とほぼ変わらない値段などすべてが1/3というわけではありません。

ただ旅行者にとっては食事やタクシー代など日本と比べるとかなり安いので、お得な旅行ができるのではないでしょうか。

マレーシアのクアラルンプールはアジアの観光物価コスパランキングで1位

マレーシアの首都の物価

クアラルンプールはエクスペディアで調査された、アジアの観光コスパランキングで1位なんです。これはホテル、飲食や交通費などの総合的なランキングです。

マレーシアの首都クアラルンプールへ観光旅行すると食事が安いのに驚くと思います。マレーシアはB級グルメが有名で屋台料理がおいしいことで知られています。

クアラルンプールの屋台で1食スープ麺などを食べると約5リンギット。為替30円で計算しても150円です。味もなかなか美味しくてワンタンミーなど特に日本人に人気です。

またタクシーの初乗りは3リンギット(約90円)と日本と比較すると信じられない値段です。また電車やバスはさらに安くタクシーだと40リンギット(約1,200円)ほどかかる場所が電車で3リンギット(約90円)で行けたりします。

物価の安いマレーシアは、マレーシア人と外国人で値段が異なる場合がある

マレーシアでは乗り物や入場料などマレーシア人と外国人で価格が異なることがあります。観光施設や博物館などの入場料金が、マレーシア人と外国人で2倍から10倍ほどの差があります。

またマレーシアでは外国人価格といわれるものがあります。相手が外国人だと値段を吹っかけてくるんですね。ただこういうことをしてくるのは夜店などで、吹っかけるといってもせいぜい数リンギット。一応多少値切っておいて後は寄付のつもりで払ってあげればいいのではないでしょうか。

こちらにとって大した額ではなくても、彼らにとっては生活がかかっていますからね。

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マレーシアの物価が安い理由

マレーシアでは嗜好品は高いものもありますが、普通に現地生活をしているとかなり安く暮らすことが出来ます。

マレーシアの物価が安い理由としていくつか挙げられますので参考にしていただければと思います。

マレーシアの物価が安い理由①:マレーシアは産油国

あまり知られていませんがマレーシアは油が採れる産油国です。
そのためガソリン代が安く、天然ガスも安く供給されています。

ガソリン代は1リットル約2リンギット(約60円)ほどで日本の1/3から1/4ほどでしょうか。

電気代は3ベットルームの4人家族で普通にエアコンを使うと月300リンギット(約9,000円)ほどでエアコンなしで生活すればこの半分ほどで暮らせます。

また水道代はほとんどただに近く一般家庭だと月10リンギット(約300円)ほどと信じられない値段です。

マレーシアの物価が安い理由②:補助金制度がある

産油国のマレーシアでは補助金制度が充実しています。生活に必要な米や砂糖、油といった食品などに補助金が出されているので価格がかなり安く抑えられています。

お米はタイ米が多くAAAなどAの数が多いのが良いお米とされています。
一番上のAAAのお米で10㎏約50リンギット(約1,500円)ほどで購入することが出来ます。

マレーシアの物価が安い理由③:外国人労働者が多い

製造業や建築業、飲食店などで大量の外国人労働者が安い賃金で働いています。そのため人件費がかなり抑えられているんですね。

またマレーシアは格差社会で海外留学などして戻ってきた人やビジネスで成功した人、政府関係の官僚などは信じられない給料をもらいますが、地元の公立高校を卒業して就職した人など最低賃金は2019年から1,050リンギット(約30,150円)とかなり安いです。

人件費が安ければ物を安く供給することが出来るので、必然的に物価安となります。

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マレーシアの物価を日本の物価と比較

マレーシアの物価で安いナシレマ
具体的にマレーシアの物価を日本の物価と比較してみましょう。
もちろんマレーシアも都市によりかなり物価の違いはあります。

特に価格差の多いマレーシアでは首都と田舎の物価の違いが大きいのも特徴です。ここでは主に首都クアラルンプールの物価と日本の物価を比較してみたいと思います。

マレーシアの物価を日本の物価と比較:交通

電車

クアラルンプール市内を走るのはLRT・MRT・モノレールがあります。
だいたい3分から8分間隔で運行されていて、日本と違って時刻表はありません。

時間に寛容なマレーシアでは1分遅延でも場内放送が入る日本の電車とはかなり異なりますので焦らずお待ちください。

電車の運賃は行き先によって変わりますがほとんどが2~3リンギット(約60円~90円)です。

またクアラルンプール国際空港からクアラルンプールの中心地 KLセントラルまでKLIAエクスプレスという電車が出ています。こちらの運賃は片道55リンギット(約1,650円)です。

日本の成田空港から東京駅まで成田エキスプレスを使うと3,020円ですのでやはりかなり安いですね。

タクシー

クアラルンプールのタクシーはメーター制がほとんどですが長距離になると交渉制になります。日本と比べるとかなりお得な料金でタクシーを使うことが出来ますが、流しのタクシーはぼったくりや犯罪も多いのでおすすめしません。

タクシーを利用するときは『PERHENSIAN TEKSI』と書かれているタクシー乗り場やホテルで呼んでもらうようにしましょう。

クアラルンプールのタクシーはバジェット、Teksi 1Malaysia(TEKS1M)、エグゼクティブと3ランクのタクシーがあり、それぞれ料金が異なります。

初乗り料金
- バジェットタクシー 3リンギット(約90円)
- TEKS1Mタクシー 4リンギット(約120円)
- エグゼクティブタクシー 6リンギット(約180円)

距離・時間料金
- バジェットタクシー 0.25リンギット(約7.5円)/200メートル、0.25リンギット(約7.5円)/36秒
- TEKS1Mタクシー  0.35リンギット(約10.5円)/200メートル、0.30リンギット(約9円)/36秒
- エグゼクティブタクシー  0.20リンギット(約6円)/100メートル、0.20リンギット(約6円)/21秒
*参考資料:SPAD(陸上公共交通委員会)(2015/3発効)

また0:00-6:00は料金の50%増し、予約は2リンギット(約60円)の追加料金がかかります。

バス

クアラルンプールにはGOKLという市内巡回無料バスが走っています。
市内4ルートをレッド・ライン、グリーン・ライン、パープル・ライン、ブルー・ラインに分かれて走っています。

それぞれのルートはこちらの公式サイトに地図が載っていますのでこれを利用下さい。http://www.gokl.com.my/assets/pdf/map.pdf

運行間隔はピーク時の7:00~9:00、16:00~20:00が5分間隔、オフ・ピーク時の6:00~7:00、9:00~16:00が10分間隔、夜間の20:00~AM1:00は15分間隔とされていますが、マレーシアでは時間はあってないようなもの。すぐに来たらラッキーぐらいのつもりで待っていた方がいいでしょう。

この無料バスを使いこなせたら交通費はかなり安く抑えることが出来ますね。

マレーシアの物価を日本の物価と比較:通信費

マレーシアでは空港の到着ゲートを出ると、マレーシアの主な通信会社がスタンドやショップを出しています。ここでSIMカードを購入すればマレーシアで携帯電話を使うことが可能です。

通信会社によってさまざまなプランがありますが、プリペイドSIMカードだと大体1日3リンギット(約90円)で利用できます。プリペイドSIMカードではデータみとデータ+通話がありますので自分が利用しやすい方を選ぶことができます。

通信会社によってカバーエリアが異なるためせっかく購入しても使えないということも出てきます。通信会社はできるだけ大手のMaxisかdigiがおすすめです。

マレーシアの物価を日本の物価と比較:コンビニ

お水

ペットボトルのお水は1リンギット(約30円)でこれは日本の1/3ですね。

お酒

嗜好品の高いマレーシアではアルコールの価格は高くてビールは6リンギット(約180円)ほどで売られています。レストランなどで頼むと10リンギット(約300円)ぐらいはするでしょう。

ただマレーシアの中でも無税の州ランカウイ島などはジュースとお酒が同じ値段で飲めるところもあります。

タバコ

国民の半数近くが喫煙者という喫煙率の高いマレーシアでは、政府もタバコの値段を上げて喫煙率を下げようとしています。そのためタバコの値段は日本よりも高く1箱約17リンギット(約540円)です。

最低賃金が約3万円のマレーシアでタバコはかなり高価な商品となります。

マレーシアの物価を日本の物価と比較:レストラン

マレーシアのレストランも安いところから高級レストランとさまざまです。
安いレストランだと一人10リンギット(約300円)ぐらいで食べられるところもあります。

中華料理店のセット料理は1テーブル10人で出てくるところが多く料金は10人分で500リンギット(約15,000円)ぐらい出すと前菜からデザートまで7~8種類ぐらいのコース料理が楽しめます。

また日本料理やイタリアンは高級レストランになり日本と変わらない料金か日本より高いところもあります。

マレーシアの物価を日本の物価と比較:ローカルフード

いわゆるローカルフードと呼ばれるものは屋台やフードコートで食べられます。

他民族国家のマレーシアではマレー料理、中華料理、インド料理と多種多様な料理が楽しめ値段はインド料理のロティチャナイと呼ばれるパンケーキのようなものにカレーを付けて食べるものだと1枚2リンギット(約60円)。

またマレー料理でナシレマと呼ばれるバナナの皮に包まれたココナッツミルクで炊いたご飯にピーナッツや小魚が入ったマレーシアの国民食だと路上で3リンギット(約90円)で売られています。
このナシレマは地方に行くと2リンギット(約60円)以下でも買えてお腹も膨れるかなりコスパのよいローカルフードです。

マレーシアの物価を日本の物価と比較:ショッピング

ショッピングはブランド品は日本と比べて破格に安く買えるということはありません。ヨーロッパブランドなどは日本より高いかもしれません。

マレーシアでショッピングを楽しもうと思ったらアジアテイストの掘り出し物を夜市などで探すのがいいのではないでしょうか。

マレーシアの物価を日本の物価と比較:観光・アクティビティ・テーマパーク

マレーシアで観光を楽しもうと思ったら世界遺産のマラッカやペナン島へ行くのもおすすめです。

国内線は格安航空でおなじみのエアーアジアを使えばクアラルンプールからペナンまで100リンギット(約3,000円)ぐらいで往復できます。

アクティビティでおすすめはスパやマッサージでしょうか。ホテルの高級スパだと400リンギット(約12,000円)ぐらいから至極の時間を過ごせますし、タイマッサージなどお手頃マッサージだと50リンギット(約1,500円)ぐらいで楽しめます。

テーマパークは日本にもあるレゴランドがジョホールバルというところにあります。レゴランドとウオーターパークが併設されていて両方が楽しめる1日コンボチケットだと大人2名+子供1名で470リンギット(約14,100円)です。

マレーシアの物価を日本の物価と比較:ホテル

マレーシアのホテル料金は1室料金。通常2名宿泊となっていますがホテルによっては何人泊まっても目をつむってくれるところがあります。

ホテル料金は比較的安価で立地条件のいいThe Ritz-Carlton, Kuala Lumpurでも2名1室料金が20,000円程度です。

マレーシアの物価を日本の物価と比較:スターバックス

マレーシアにもスターバックスはあちこちにあります。料金は日本とほとんど変わりません。

アイスラテが10.5リンギット(約315円)。しかしローカルレストランでアイスコーヒーを頼むと2リンギット(60円)以下で飲めますのでマレーシアではスターバックスは少し奮発して飲むコーヒーですね。

マレーシアの物価を日本の物価と比較:お土産

マレーシアのお土産で人気のナマコ石鹸。再生作用が強いナマコエキスたっぷりのこの石鹸はたるんだお肌を再生してくれるそうです。

このナマコ石鹸日本では1個1,500円とかで売られていますが、マレーシアではお土産用に綺麗に包まれた物でも12リンギット(約360円)ぐらいで買えるのでかなりお得です。

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マレーシアので特に物価が高いものと安いものは?

マレーシアは日本と比べて物価が1/3と言われますが、商品や物によっては高くて驚くようなものもあります。

もちろん安くてびっくりすることもありますのでマレーシアの物価は日本の1/3とは一概に言えませんね。

マレーシアので特に物価が高いもの

とにかく車の値段が高いのには驚きます。日本と比較すると倍から3倍ぐらいします。

これはマレーシアは輸入車に高い関税をかけているからなんです。関税率は約100%ですので単純に考えても関税だけで値段が倍になるということですね。

マレーシアので特に物価が安いもの

物価が安いと感じるのはやはり光熱費でしょうか。電気代はエアコンを使わなければ3,000円でも済みますし、水道代はただのような値段です。

旅行者の方には関係ないかもしれませんがマレーシアで暮らす人は日本に帰って光熱費の高さにあらためて驚きます。

<下に続く>

物価の安いマレーシアまでの渡航費用は?

格安航空が出来て渡航費用は格段と安くなりました。以前だと数十万円した飛行機代が今だと5万円前後で購入できます。

格安航空だけでなく通常の航空会社を使ってもプロモーションなどだと同等の値段で旅行することが出来ますよ。

<下に続く>

物価の安いマレーシアを旅行する予算の目安は?

飛行機代5万円+ホテル4泊5日で3万円、その他交通費や食費を入れてもマレーシア旅行はかなり安く行くことができる穴場ではないでしょうか。

予算としては贅沢三昧しなければ飛行機代が5万円ぐらいで取れる時期にスタンダードクラスのホテルで4泊5日泊まるとすれば15万円もあれば十分美味しいものを食べてあちこち観光が楽しめる計算になりますね。

<下に続く>

マレーシアの物価は高いのか、安いのかのまとめ

最後になりましたが、じゃあマレーシアの物価は安いのか高いのかということですが、これは長く住むと物価の安いお得な生活ができるようになるという感じでしょうか。

どこでもそうですが旅行者がよく分からず安いものを求めると危険な目にあったり顰蹙をかうことにもなってしまいます。旅行者は安心を買うつもりである程度信用できるところへ行く、安全な物を使う・買うなどを強くおすすめします。

それでもマレーシアはかなり安く旅行できるおすすめの国の一つです!

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国内・海外旅行のおすすめ情報メディア「どこいく」の編集部です!
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