岩国白蛇神社とは?
岩国白蛇神社は、宗像三女神と呼ばれる三人の女神と、一般的に「お稲荷さん」と呼ばれるウカノミタマを祀っています。
宗像三女神の1柱は、七福神の弁財天とも同一視されていて、弁財天はウカノミタマと合体して蛇の姿をしています。
「岩国白蛇神社」という名前なので、白蛇を祀っていると思われがちですが、あくまで白蛇は「神様の使い」として信仰されています。
岩国白蛇神社の歴史
岩国でのシロヘビ信仰は300年以上前からあると言われています。
江戸時代では米蔵をネズミの害から守ってくれるとして、藩主自らが進行し、岩国市内には小さな祠やお堂でシロヘビを祀っているところがあちこちにあります。
今回紹介している白蛇神社は、厳島神社から分霊して2012年に創建したという、とても新しいスポットです。
社殿が完成したのは翌年2013年の巳年です。
この地域の人々が、天然記念物であるシロヘビの保護と親愛を兼ねて創建されました。
岩国白蛇神社のご利益は?
元々蛇には、金運のご利益があるといわれます。
蛇の抜け殻を財布に入れると、お金が貯まるという伝承があります。
また「シロヘビが家に住み着くとその家が栄える」という家内安全・商売繁盛の伝承があります。
岩国白蛇神社参拝者の口コミは?効果はある?
社殿も新しく境内は清掃が行き届いていているので、参拝者も清々しい気持ちになれると評判です。
また、ご利益も「宝くじに高額当選した」という声もあり、効果も期待できそうです。
地域の人々のシロヘビへの愛着心でできた神社ですので、ただご利益を期待するだけでなく、こちらもマナーを守って感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
岩国白蛇神社へのアクセス方法
岩国ICから20分ほどです。
住宅地の中にあり、道が少しややこしいですので、地図で確認しましょう。
駐車場は2ヶ所あります。
公共交通機関を使う場合はJR岩国駅からバスに乗り「今津」か「天神町」で下車して2分です。
【岩国白蛇神社】境内はどのようになっている?
2013年に完成した社殿は、市内のヒノキを使っています。
社殿や境内のいたるところに、蛇モチーフの像があるので、探してみるのも一興です。
特に、灯篭と手水舎の蛇は、つぶらな瞳で可愛らしいです。
また、鳥居は一般的に朱色か、石材の色そのままですが、ここの神社はシロヘビにあやかって白色の鳥居です。
そして「狛犬」は、ここでは「狛蛇」になっています!
社紋は二重丸ですが、これは「蛇の目」といって、蛇の目を表したものです。
この蛇の目も神社のいたるところにあるので、探してみましょう!
また、隣接している施設「白蛇観覧所」では、国の天然記念物である「岩国のシロヘビ」を飼育していて、見学もできます。
通常、蛇は冬眠しますが、この施設内では気温を保っているので、一年中動くシロヘビを見ることができます。
この施設では他にもシロヘビに関する資料の展示や、社務所とは違うグッズ販売も行っています。
【岩国白蛇神社】参拝後はシロヘビを見てさらにご利益アップ!
先ほど紹介した「白蛇観覧所」はもちろんのこと、市内にはシロヘビを飼育している場所があちこちにあります。
これは、天然記念物であるシロヘビを千匹以上に増やしたので、1か所では飼育しきれなくなったからでもあります。
付近の小学校が授業の一環として飼育している施設や、自然のまま放し飼いをしているところなどを含めて5か所あります。
そのうち、観光として見学できるのは白蛇神社の観覧所と、「岩国シロヘビの館」です。
岩国城へ行くロープウェイ乗り場の近くにあり、観光のついでに寄れます。
またシロヘビについて楽しく学べるミュージアムなので、子供にも人気です。
館内はフラッシュを焚かなければ撮影は自由なので、フォトジェニックなシロヘビを撮って待ち受けにしてみましょう!
【岩国白蛇神社】独特の形をしたおみくじを体験してみよう!
一番の人気はなにかというと、それは「おみくじ」です。
おみくじの紙で作ったシロヘビの頭が穴から顔を出している様子がなんとも可愛らしいです。
おみくじを引くときは、そこから一つ引き抜くのですが、頭の折り方や角度で1つ1つが違った表情に見え、「どの子にしようか」とついつい悩んでしまいます。
また、白蛇観覧所やシロヘビの館には、おみくじを咥えた可愛らしいシロヘビ人形もあります。
おみくじを確認した後は、付属の紙に願い事を書いてシロヘビ人形に咥えさせると、神様に届けてもらえるとされています。
どちらも要チェックですね!
【岩国白蛇神社】ご利益のあるお守り・御朱印・絵馬も要チェック!
岩国白蛇神社は、地域の人々のシロヘビへの愛によってできたので、あらゆるところに蛇モチーフがあります。
神社で頒布されているお守りは御朱印はご利益を期待できるほかにも、蛇グッズとしても人気です。
岩国白蛇神社のお守り
お守りにもシロヘビの絵が描かれて、どれも可愛らしいです。
観覧所やシロヘビの館にも神社とはちがうお守りがあります。
1番人気なのは、シロヘビの抜け殻が入っているお守りです。
小さくてシンプルな作りですが、そのまま財布にも入れられるので金運アップのおまじないに最適です。
他にも、蛇皮のネックレスをつけたシロヘビのぬいぐるみや、蛇モチーフのシルバーアクセサリーも、お守りとして人気です。
岩国白蛇神社の御朱印
御朱印帳は金地にシロヘビが描かれているものです。
蛇皮模様の御朱印帳袋もあります。
御朱印は二種類あり、通常の「白蛇神社」の社号が書かれているものと、「開運招福」の御朱印です。
社号の御朱印には、白蛇印が押されています。
岩国白蛇神社の絵馬
絵馬にもなんともいえない表情の可愛らしい蛇が描かれていて、絵馬というか絵蛇ですね。
恋愛成就や合格祈願の願いが書かれることの多い絵馬ですが、ここでは、やはり金運アップのお願いを書く人が多いようです。
紹介したものの他にも、お札やステッカー、土鈴や陶器の置物なども頒布されています。
【岩国白蛇神社】近くの「寿橋」にも行ってみよう!
岩国白蛇神社の近くにある「寿橋」も、実は隠れシロヘビスポットです。
橋の欄干をよくみると、シロヘビの形となっています。
白蛇神社の基となる小さな祠と飼育施設がこの寿橋の近くにありました。
この小さな祠周辺に現れた美しいシロヘビが、岩国のシロヘビ信仰のはじまりでした。
周辺の人々は、このシロヘビを大切に保護し、飼育施設を建て、現在では1000匹の蛇を5か所で飼育しています。
まさに、シロヘビの発祥の地です。
そして橋の名前も「寿」で何やら縁起が良さそうなので、隠れパワースポットとして密かな人気です。
橋げたには、岩国名物を表した細工もしてあります。
岩国白蛇神社に参拝したら、是非寿橋にも行ってみましょう!
岩国白蛇神社で金運アップ!
岩国白蛇神社は創建間もない新しい神社です。
しかし、周辺の人々の信仰は古く、シロヘビに対する親愛も深いです。
蛇が苦手な人でも、ここに来れば、きっと蛇好きになってしまうことでしょう。
また神社の近くには、5連のアーチで有名な「錦帯橋」や「岩国城」もあるので、合わせて観光に行ってみましょう!