金沢の西茶屋街ってどんなところ?
金沢には江戸時代から続く芸妓さんのいる茶屋街が未だにあるのをご存知でしょうか。
金沢城を中心にひがし茶屋街、主計町茶屋街、にし茶屋街と3つの地区は江戸時代から花街として栄えました。
金沢城の南西に広がるにし茶屋街は、観光客で賑わうひがし茶屋街とは違い、静かな住宅街、といったところ。
ここ最近、昔の風情が味わえる、ということで観光客から注目を集めています。
実はにし茶屋街が一番芸妓さんが多いことでも知られています。
運が良ければ、茶屋から芸妓さんがお勤めにでる場面に遭遇できるかもしれませんよ。
金沢の西茶屋街へのおすすめのアクセスは?駐車場はある?
観光地なので主要駅である金沢駅などから頻繁にバスも出ています。
ですが、にし茶屋街を散策するなら、北陸鉄道石川線で野町駅で下車して歩いて周辺を散策がてら歩くのも楽しいですよ。
また観光地としても有名な金沢21世紀現代美術館からも歩いて15分程の距離。
美術鑑賞後に、もしくは、にし茶屋街を散策した後に現代美術を鑑賞するのもいいかもしれません。
もちろん周辺には駐車場もありますから車で行くこともできます。
ですが週末などは混雑が予想されるので、できればバスや電車での移動が望ましいでしょう。
日本一おいしいお寿司屋さんは金沢の西茶屋街にある?
金沢は魚介類の宝庫である日本海に面していますから鮮度のいい海産物が比較的手に入りやすい都市でもあります。
そのため花街として栄えた昔から、にし茶屋街は美味しい寿司店も多く点在しています。
にし茶屋街周辺で軒を連ねるのは乙女寿司や金沢寿司さ々木、すし処伸、鮨処あいじといった名店も。
しかし寿司店だけあって、なかなか庶民の手に届くようなお手頃価格で提供している店舗は数えるほどしかないようです。
石川県野々市に本店を構え、石川県下だけでなく全国展開しているもりもり寿司はコスパもよく、鮮度も抜群で美味しい、と評判の回転寿司。
近江店や金沢駅店は開店前から地元の人も並ぶほど。
もりもり寿司の売りは何と言っても日本海の魚介類を食べられることです。
にし茶屋街の近くにも片町店がありますから、美味しいお寿司をお手頃価格で食べたい方におすすめです。
和食にフレンチも!金沢の西茶屋街周辺のおすすめランチ5選!
では、金沢のにし茶屋街のレストランをみていきましょう。
金沢のにし茶屋街には、以下のレストランがあります。
- フレンチ マキノ
- フランス料理パリゴ
- ボッテガ ディ タカマッツォ
- 天ぷら かよう
- 割烹 たけし
続いて、金沢のにし茶屋街のレストランを、それぞれ詳しくみていきます。
にし茶屋街でおすすめのレストラン①:フレンチ マキノ
奮発してランチも豪華に金沢の食材を使ったフレンチが食べたい、という人にはランチも完全予約制のフレンチマキノがおすすめです。
落ち着いた店内からは、シェフ達が調理している姿が見られるようになっており、まるでライブキッチンのよう。
出来るだけ地元の食材を使いつつ、全国津々浦々、果ては世界からも食材を取り寄せる食材へのこだわりはピカイチ。
各地の食材を取り入れつつも、金沢の食材を引き立てるコラボレーションはここでしか味わえません。
出来るだけ自身の手で調理したものをお客様へ提供する、という信念のもと、パンやアイスクリームに至るまで自家製を貫いています。
日本海の魚介類は漁師さんから直接取り寄せているものもあり、鮮度は抜群です。
使われている野菜は契約農家の作った有機野菜。
時にはジビエが出されることもあったり、その時一番良いものを提供しようという意気込みはさすがです。
シェフは19歳から料理人として京都や東京、フランスブルゴーニュで修行を積んできた金沢出身の牧野氏。
彼のこだわりが感じられる隠れ家的フレンチです。
フレンチ マキノ
住所:石川県金沢市片町2-31-18
電話番号:076-208-3318 (完全予約制)
営業時間:ランチ 11時半~14時半 / ディナー18時~19時半
定休日:ランチ水、木曜日 / ディナー水曜日
URL:https://www.french-makino.jp/
にし茶屋街でおすすめのレストラン②:フランス料理 パリゴ
フランス料理パリゴは日本でいうところの大衆食堂、といった感じのビストロです。
パリゴではビストロの名にふさわしく、かなりリーズナブルにボリューミーなフレンチを味わえますよ。
パリゴは地元の人達が行く飲屋街の近くに2年程前に開店した、まだまだ新しいフレンチビストロ。
新しく出来た店舗とはいえ、なかなかのコスパの良さと美味しさに惹きつけられ、地元民の御用達となっているようです。
そのためいつも店内は賑わっている様子なので、ランチでも席の予約は必須かもしれません。
フランス料理 パリゴ
住所:金沢市片町2-31-27駒井ビル1階
電話番号:076-254-1217
営業時間:ランチ11時半~15時 / ディナー18時~23時
定休日:全日 日曜日、第3月曜日 / 月曜日(ランチタイムのみ)
URL:Parigotホームページ
にし茶屋街でおすすめのレストラン③:ボッテガ ディ タカマッツォ
犀川を渡る橋の袂に立つボッテガ ディ タカマッツォは地元でも評判のイタリアンレストラン。
店舗入り口に書かれている「cucina tradizionale」とはイタリア語で伝統的な料理、という意味です。
店頭に掲げているように、このレストランは、奇をてらわずイタリア北部の料理を中心に、素材の味を生かした普遍的なイタリア料理を提供しています。
ランチタイムに提供されている料理は2種類。
Pranzo Aは、パスタが5種類程の中から2つ選べ、ドルチェとコーヒー、前菜盛り合わせもついています。
Pranzo Bは、Aのコースに選べるメインの加わったコース。
ランチはかなりリーズナブル。
それでも素材を生かしたイタリアンを存分に味わうことができます。
ボッテガ ディ タカマッツォ
住所:石川県金沢市片町2-32-10
電話番号:076-225-8676
営業時間:ランチ11:30〜14:00 / ディナー18:00〜22:00
定休日:日曜日、第二月曜日
URL:https://takamazzo.com/index.html
にし茶屋街でおすすめのレストラン④:天ぷら かよう
天ぷらを出す店舗はなかなか敷居が高い、と感じている人でも天ぷらかようのランチタイムなら、そんなに気負わずに入店できるでしょう。
昼の営業は天丼と定食を提供しています。
本格的な天ぷらが食べられる天丼は、穴子か海老から選べて食べられるのは、嬉しい限り。
揚げたてのサクサクの天ぷらを味わいたい人におすすめです。
にし茶屋街は花街だけあり、老舗の懐石料理や小料理屋も営業しています。
しかし老舗料亭は今でこそ一見でも入店はできますが、お任せの会席料理であることが多くランチで気軽に入店できるような金額設定ではありません。
和食をリーズナブルに食べられる店舗はあまり多くはないのが現状のようです。
天ぷら かようは夜に提供している本格的な天ぷらをそのままに昼はリーズナブルな価格で味わえる数少ない店舗と言えるでしょう。
天ぷら かよう
住所:石川県金沢市野町2-32-8
電話番号:076-218-4146
営業時間:ランチ11時半~13時半 / ディナー18時~21時
定休日:日曜日*予約がある場合営業
URL:天ぷら かようホームページ
にし茶屋街でおすすめのレストラン⑤:割烹 たけし
割烹たけしでは昼の会席も用意されており、金沢の食材を堪能したい方におすすめです。
カラフルな割烹着を身にまとった職人さん達の腕は確かなものです。
目にも楽しい色彩豊かな食材は丁寧に調理されていることが伺えます。
またここのメニューには子ども会席があり2種類も用意してくれています。
お子さん連れの旅行の際に利用しやすいのも嬉しいですね。
割烹たけしは、ご主人が地元では有名な人物のようで、先日全国放送されたナニコレ珍百景にも登場しています。
お昼に利用される時は予め予約が必要です。
割烹 たけし
住所:石川県金沢市片町2-32-4
電話番号:076-234-2121
営業時間:昼11時半~14時半 / 夜17時~23時
定休日:日曜日
URL:http://www.kappotakeshi.jp/index.html
チョコレートに甘納豆!金沢の西茶屋街でおすすめのスイーツ5選!
にし茶屋街はスイーツの宝庫だってご存知でしたか?
散策しながら、立ち寄れるスイーツの食べられる店舗が多くあります。
おすすめのスイーツ5選をご紹介。
にし茶屋街でおすすめのスイーツ①:能登大納言ぜんざい
にし茶屋菓寮 味和以(あじわい)は、落雁で有名な1849年創業の老舗 諸江屋が経営しています。
この時期のおすすめは七輪で自らお餅を焼いて食べるぜんざい。
焼きたてをおしるこの中に投入して熱々のうちに食べてみてください。
大納言ぜんざいのほか、白ごまぜんざいもあり、どちらも美味しそうで迷ってしまいますね。
ぜんざいは10月〜5月の冬限定メニューなので暖かくなる前に金沢へ旅行する際はぜひ立ち寄ってみて下さい。
このほか、季節の上生菓子や御干菓子と煎茶なども味わえます。
6月〜9月は夏メニューとなり、宇治金時かき氷が人気です。
にし茶屋菓寮 味和以
住所:金沢市野町2丁目26番1号
電話番号:076-244-2424
営業時間:3月~10月10時~18時 / 11月~2月の平日10時~17時半
定休日:火曜日
URL:http://moroeya.co.jp/archives/277
にし茶屋街でおすすめのスイーツ②:甘納豆
こちらの茶房は2001年より開業の甘納豆屋さんの2階に昨年オープンした茶寮です。
豆茶や季節のドリンクを頼むともれなく甘納豆や御干菓子が数種類お茶うけとして付いてきます。
茶房でいただいたものが気に入ったら、1階の店舗で購入することが可能。
芸妓さん達にも人気の甘納豆を旅のお土産にするのもいいですね。
季節のフルーツなどを使ったモナカやカップに入ったパフェ、ティラミスをテイクアウトできる「ノマノマ」という店舗も1階販売店舗奥にあります。
にし茶屋街を散策するお供にうってつけのスイーツです。
甘納豆かわむら
住所:石川県金沢市野町2丁目24-7
電話番号:076-282-7000
営業時間:平日 9:30~18:00 / 日祝 9:30~17:00
定休日:第一火曜日
URL:http://kawamura.luna.weblife.me/index.html
にし茶屋街でおすすめのスイーツ③:クイーンズパフェ
英国王室御用達のチョコレート、プレスタは日本では初めての路面店を出店しました。
1階は販売店舗となっており、お土産に買いたくなるチョコレートなどがズラリと並んでいます。
本国英国では1902年に創業した老舗チョコレート店として有名です。
英国王室の他にも数々の著名人がここのチョコレートがお気に入りとして購入しているのだそうです。
あの「チャーリーとチョコレート工場」の著者であるロアルド・ダールは作品にも登場させる程のお気に入り。
プレスタの創業者であるアントワン・デュフールはフランス出身です。
その家系はトリュフチョコレートを生み出したデュフール家。
ロンドンで亡命したアントワン・デュフールはプレスタを創業し、トリュフチョコレートを世に知らしめます。
英国の習慣であるアフタヌーンティーを楽しめるカフェが2階に併設されています。
もちろんカカオを使ったスイーツもあり、カカオをふんだんに使用した「クイーンズパフェ」が人気。
ちなみにプレスタの看板商品であるトリュフチョコレート「ナポレオンⅢ世」はここの店舗では定番商品ではありません。
クリスマスなどに限定で販売されることはあるようなので、日本で手に入れたいなら、プレスタのHPなどで確認しましょう。
カフェ プレスタ
住所:石川県金沢市野町2-24-2
電話番号:076-256-3338
営業時間:11時〜22時 日曜日のみ~18時
定休日:不定休
URL:https://cafe-prestat.business.site/
にし茶屋街でおすすめのスイーツ④:豆腐ソフトクリーム
西検番事務所近くにある中谷とうふは、お豆腐も美味しいことで地元の人達の馴染みのお豆腐屋さんとして定着しています。
お豆腐屋さんの作る豆乳ソフト、豆乳アイスが観光客の間でも評判となり、今では観光客まで訪れる店舗となりました。
お豆腐のソフトクリーム、てどんな感じなのでしょうか。
食べた人の話によると、とにかく濃厚な豆乳で自然な甘みなのだそうです。
それもそのはず、ソフトクリームは全体の7〜8割は豆乳でできているとのことなので、濃いと感じるのもうなづけます。
これに醤油を少量かけても美味しいのだとか。
にし茶屋街に行ったらぜひ賞味してほしい一品。
中谷とうふ
住所:石川県金沢市野町2-19-13
電話番号:076-241-3983
営業時間:10時〜19時
定休日:日曜日*豆乳ソフトのみ販売
にし茶屋街でおすすめのスイーツ⑤:和菓子
1907(大正9)年創業の柴舟小出は金沢市横川に本社を構える、老舗和菓子店。
ここ野町店では和菓子の販売のみを行なっています。
金沢の花街が全盛だった頃から、親しまれてきた上生菓子や季節折々のお菓子を宿へ持ち帰って食べてみるのも乙なものです。
柴舟小出では希少品種の能登大納言小豆や伊勢芋を種とする丸いもなど、原材料も出来るだけ地元のものを使い作られています。
定番商品の小粋な和菓子もいいものですが、やはり和菓子といえば、四季折々の和菓子を堪能してみたいですよね。
3月には抹茶和生チョコ大福「はる風」が発売開始となり、中旬頃まで販売、とのこと。
もちろん桜の時期である3月、4月は桜餅も販売されています。
四季折々の和菓子は数週間から1ヶ月程で入れ替わるので、ホームページなどで確認してくださいね。
柴舟小出 野町店
住所:石川県金沢市野町3丁目2-29
電話番号:076-243-2331
営業時:9時~18時
定休日:水曜日、不定休
URL:https://www.shibafunekoide.co.jp/
資料館や忍者寺!金沢の西茶屋街周辺でおすすめの観光スポット5選!
では、金沢のにし茶屋街の観光地をみていきましょう。
金沢のにし茶屋街には、以下の観光地があります。
- 妙立寺(忍者寺)
- 西茶屋資料館
- 華の宿
- 香林寺(願掛け寺)
- 加賀水引(津田水引折型)
続いて、金沢のにし茶屋街の観光地を、それぞれ詳しくみていきます。
にし茶屋街の観光地①:妙立寺(忍者寺)
忍者寺として有名な妙立寺は、何も忍者がいた訳ではありません。
妙立寺は1643年、第3代藩主の前田利常の命により建てられた複雑怪奇な造りのお寺です。
なぜこのような造りになったのか、経緯を辿ってみましょう。
当時、加賀藩主は外様大名の中でも百万石を誇っており、常に徳川幕府から監視されているような緊張状態にありました。
そのため、妙立寺の建物を迷路のような造りにし、万が一の出城として備えていたのです。
外観は2階建てにしか見えませんが、内装は4階建てであり7層にもフロアが仕切られています。
また掛け軸の後ろに入口のある部屋やお賽銭箱に見立てた落とし穴、蹴り込みが障子張りの階段があったりと様々な仕掛けがされています。
このように複雑な設計を誰がしたのか、定かではないのだとか。
見学は完全予約制となっています。
未就学児は入場できないので、ご注意ください。
妙立寺(忍者寺)
住所:石川県金沢市野町1-2-12
電話番号:076-241-0888
営業時間:平日9時〜16時 / 土日祝日9時半〜16時
定休日:元日、法要日
入場料や利用料:大人(中学生以上)¥1,000 / 小学生¥700
URL:http://www.myouryuji.or.jp/
にし茶屋街の観光地②:西茶屋資料館
にし茶屋街で育った島田清次郎をご存知でしょうか。
彼は白山市で生まれ育ちましたが、父親が海難事故で死去した後、母の実家のあるにし茶屋街へ移り住みます。
母親の実家は、にし茶屋街で貸座敷を営んでおり、花街という特殊な環境の中で多感な時期を過ごしました。
この経験が後の作風にも影響を与えていると言われています。
西茶屋資料館は作家島田清次郎の資料を中心に、かつての茶屋家屋を再現した建物で昔の芸妓遊びの雰囲気が味わえます。
観光ボランティアの「まいどさん」が常駐しています。
にし茶屋街について歴史とともに近隣を案内してくれます。
西茶屋資料館
住所:金沢市野町2-25-18
電話番号:076-247-8110
営業時間:9時半〜17時
定休日:年中無休
入場料や利用料:無料
URL:https://www4.city.kanazawa.lg.jp/shisetsu/bunka/chaya.html
にし茶屋街の観光地③:華の宿
現役の茶屋の中を見学できる、にし茶屋街唯一の茶屋が華の宿です。
夜は一見さんお断りの昔ながらの茶屋を営んでいます。
日中は誰でもお茶菓子セット(¥500)やコーヒー(¥300)を頂いた人なら茶屋の2階のお座敷も見学させてもらえます。
華の宿の特徴として挙げられるのは、当時武家にしか使うことが許されなかった群青色を壁の色に配した部屋があることです。
ほかの茶屋街には青を配した部屋はなく、緑や赤を配した部屋だけです。
なぜにし茶屋街は青を塗装で使うことを許されたのでしょう。
それは当時、にし茶屋街を支えたのは長屋に住む武士が支えていたことと関係が深く、特別に茶屋街で青を使うことが許されたようです。
芸妓遊びなんて今の時代もなかなかできる人は限られた人達ですから、お座敷を見ることなんて滅多にありません。
この機会にお座敷の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
華の宿
住所:石川県金沢市野町2-24-3
電話番号:076-242-8777
営業時間:不定期
定休日:不定休
入場料や利用料:お茶代のみ
にし茶屋街の観光地④:香林寺(願掛け寺)
願掛け寺として有名な香林寺には、様々な願掛けスポットが点在。
幸せの道では十二支が昔の方位の位置に配されています。
この道を3周し最終周の3回目の時、自分の干支像にタスキをかけ願掛け。
これによって願いが叶う、と言われているのです。
この幸せの道には十二支のほか開運不動明王や十六羅漢像も安置されています。
十二支への願掛けが終わったら、白不動様にもう一度願掛けをしっかり祈り、願掛けをしましょう。
香林寺(願掛け寺)
住所:石川県金沢市野町1-3-15
電話番号:076-241-3905
営業時間:9時〜16時半
定休日:法要日、年末
入場料や利用料:大人¥500 / 中学生以下¥400
URL:http://www.kourinji.jp/index.html
にし茶屋街の観光地⑤:加賀水引(津田水引折型)
水引はご祝儀袋などに使われるものとしてご存知でしょう。
にし茶屋街から程近くにこの水引の工芸品を体験できる加賀水引があります。
希少伝統工芸加賀水引細工・津田水引折型は、ご祝儀などのお飾りだけではない、水引の世界を堪能できますよ。
現在では、イヤリングやネックレス、ヘアピンやピンバッジといったアクセサリーとしても女性にとても人気があるのです。
加賀水引では事前予約はいりますが4名以上いれば水引体験ができます。
ぜひ希少な伝統工芸に触れてみてください。
加賀水引(津田水引折型)
住所:石川県金沢市野町1-1-36
電話番号:076-214-6363
営業時間:平日10時~18時 / 土曜10時~12時
定休日:日曜日 祭日
入場料や利用料:水引体験 ¥1,000〜
URL:http://mizuhiki.jp/index.html
【番外編】西があれば東も?金沢には「ひがし茶屋街」や「主計町茶屋街」もある!
ひがし茶屋街
金沢城の北東に位置し浅野川沿いに立地するのがひがし茶屋街。
金沢の観光名所として有名ですが、カフェや雑貨屋、レストランなどが昔の美しい街並みに溶け込んでいます。
国の重要伝統的建造物群保存地区として選定。
ひがし茶屋街は木虫籠(きむすこ)と呼ばれる出格子が特徴的で美しい街並みを引き立てています。
その街並みは着物姿の女性に似合う風景として、フォトジェニックな写真を求めて訪れる女性もいるようです。
金沢のひがし茶屋街のおすすめ20選!和菓子や雑貨、観光スポット【おすすめの前に】ひがし茶屋街ってどんなところ? p-insta:(https://www.i...
主計町茶屋街
浅野川を挟んでひがし茶屋街の対岸にあるのが主計町茶屋街。
主計とは「かずえ」と読むそうです。
この辺りに加賀藩士の富田主計が住んでいたことからつけられた地名なのだとか。
主計町は昔の街並みの中にも現在の息づく夜の街、といった雰囲気を醸し出しています。
現に日中散策しても空いている店舗は10件もない程。
現役のお茶屋のほか、鍋料理の店や小料理店、バーなどが立ち並んでいる街は静かな時間が流れているのです。
隣町の下新町で生まれた文豪の泉鏡花にちなんで、浅野川沿いの表通りには「鏡花のみち」と名を冠している道があります。
このほか、鍋料理店での情景が描かれている五木寛之の小説もあり、主計町の街並みは作家の創作意欲をくすぐる町なのかもしれません。
金沢の西茶屋街観光のおすすめ15選!人気ランチやお土産スイーツを紹介のまとめ
にし茶屋街は美味しいものに目のない女性たちに人気の町だということがわかりました。
風情ある街をのんびり散策しながら、スイーツやランチを堪能して自分だけのとっておきを見つけるのも楽しいかもしれません。