京都の絶品親子丼を食べに行こう!
観光客の絶えない古都・京都には、多種多様な飲食店が存在します。
近年できた人気のおしゃれカフェやレストランもあれば、創立から軽く百年を超える老舗料亭まで実に様々です。
京都でお食事をするとなると、「京料理」や「日本料理」が真っ先に思い浮かびますが、今回あえておすすめしたいのが、京都で食べられる「親子丼」!
実は、京都には絶品の親子丼を提供するお店が数多く集まっているんです。
その理由は、もともと京都に鶏料理のお店が多くあったためだといわれています。
京都に住む人で、親子丼に強いこだわりを持つ人は少なくないようです。
親子丼を食べられるお店も、はやりの人気店から老舗鶏料理屋まで千差万別。
いくつかのお店を食べ歩けば、京都における親子丼文化の奥深さを実感できるはずです。
京都で人気の親子丼店12選【とり安/とり新/鳥岩楼】
では、京都で人気の親子丼店をみていきましょう。
京都には、以下の親子丼店があります。
- 鶏三和 JR京都伊勢丹店
- 鳥あさ
- まるき
- とり安
- 馳走いなせや
- とり伊
- ひさご
- 八代目儀兵衛
- 権兵衛
- とり新
- 西陣 鳥岩楼
- 鶏割烹 鳥匠
続いて、京都で人気の親子丼店を、それぞれ詳しくみていきます。
鶏三和 JR京都伊勢丹店
電車で京都を訪れてすぐに親子丼を食べたい!という方は、京都駅伊勢丹にある鶏三和 JR京都伊勢丹店を目指しましょう。
地下2階にあるお店は便もよく、カウンター6席のみというシンプルなつくりは、かえって一人でも入りやすい雰囲気になっています。
鶏三和は名古屋コーチンなどの鶏肉を扱うお肉屋さん。
全国10以上の都府県で、鶏肉の販売店や鶏肉料理のお店を出店しています。
「どうせ駅ビルのチェーン店」と侮るなかれ!
これから本記事でご紹介する親子丼のお店は、いずれも親子丼を愛する京都の人々が絶賛するものばかりですが、この鶏三和の親子丼も、それらの名店に負けず劣らない高評価を得ているんです。
スタンダードな見た目の親子丼ながらも、鶏肉屋さんらしくこだわった肉は柔らかく、風味良い味に仕上がっています。
一押しは名古屋コーチンを使った親子丼です。
鶏三和 JR京都伊勢丹店
住所:京都市下京区鳥丸通塩小路下ル東塩小路町JR京都伊勢丹B2F
電話番号:075-352-6599
営業時間:10:00~20:00
定休日:不定休
URL:三和コーポレーション
鳥あさ
焼き鳥をはじめとする各種鶏料理がおいしい鳥あさは、四条烏丸にあります。
居酒屋としての営業が中心ですが、お昼には気軽に入店してランチを楽しめるお店です。
名物は京都の「京赤地鶏」を使った焼き鳥ですが、親子丼も一押しです。
なんとランチタイムに用意されている親子丼は、鶏汁(鶏を使った味噌汁)とセットで500円という超お手頃価格!
安いだけでなく、味もしっかりしています。
炭火で焼かれたジューシーな鶏肉は、口の中に入れるとふわっと香ります。
男性には量がやや少なめかもしれませんが、女性や高齢の方にはちょうど良い量です。
また、セットだけでなく、単品で注文できる親子丼もあります。
飲食店激戦区の四条烏丸で、着々と人気を獲得している鶏料理屋です。
京都観光で数日滞在する方は、ぜひ夜の営業時間にも訪れてみてくださいね。
鳥あさ
住所:京都府京都市下京区四条通烏丸東入ル長刀鉾町8 京都三井ビル B1F
電話番号:050-5890-1630
営業時間:ランチ営業11:00~14:00(L.O.13:30)、夜営業17:00~23:00(L.O.22:00)
定休日:なし
URL:鳥あさ(食べログ)
まるき
まるきは京都の台所・錦市場にある、昔ながらの食堂です。
各種丼ものや、おそば、うどんなどを食べることができます。
まるきの親子丼は、お店の雰囲気によく合った、懐かしさを感じる一品。
味がやや濃いめのだし汁が、たっぷりとかかるスタイルです。
卵、鶏肉、ねぎというシンプルな具材でいただくスタンダードな親子丼は、お客さんをほっとさせてくれます。
親子丼以外にも、天とじ丼や卵とじうどんなどの卵とじ料理があるので、そちらを選んで食べてみるのも良いでしょう。
昔から錦市場ではたらく人や、市場を訪れた地元住民のおなかを満たしてきたお店です。
観光で訪れた際にこちらでご飯をいただけば、より一層京都に溶け込めるでしょう。
まるき
住所:京都府京都市中京区錦小路通御幸町東入ル大日町402
電話番号:075-221-5927
営業時間:12:00~18:00
定休日:水曜
URL:まるき(食べログ)
とり安
烏丸御池周辺で親子丼を探しているならば、とり安は外せません!
京都で食べられる親子丼の中でも人気が高いお店です。
老舗の鶏料理屋であるこちらの親子丼は、トロトロの卵が光り輝く上品なもの。
やさしく香るだしの味と、山椒のピリリとした刺激が京都の親子丼らしい一品です。
山椒はお好みで追加できるので、刺激が強い味がお好きな方はたくさんかけてみるのもよいですね。
たくあんと赤だしもついてきます。
店内はカウンター席とわずかなテーブル席のみで、席数は決して多くありません。
それに加え、営業日は月曜から水曜と金曜日のみと限られているため、訪れることが難しいお店の一つでもあります。
営業日のランチタイムには行列ができていることもしばしば。
並ばずにすぐ食べたい!という人は開店直後などを狙うのがおすすめです。
とり安
住所:京都府 京都市中京区 烏丸通押小路角
電話番号:075-241-0456
営業時間:11:30~14:00 、17:00~19:30
定休日:木・土・日曜、祝日
URL:とり安(食べログ)
馳走いなせや
京料理や懐石料理など、ワンランク上のグルメが気軽に楽しめるお店として人気がある馳走いなせや。
品の良い料亭といった雰囲気のお店ですが、実はランチで気軽に極上の親子丼をいただくことができるんです。
ちょっと入るのをためらってしまいそうな高級感のある店内ですが、ランチメニューの親子丼は900円ほど。
卵と鶏肉のバランスが素晴らしい絶品親子丼としてひそかに人気を博しています。
夜の営業では、おいしいお酒とハイレベルなコース料理が満喫できる高級居酒屋に。
京都で少し贅沢な夜を過ごしてみたい、安心して京料理を楽しみたい!という観光客にぴったりのお店です。
馳走いなせや
住所:京都府京都市中京区三条柳馬場上ル油屋町93
電話番号:075-255-7250
営業時間:11:30~14:00(L.O.14:00)、17:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:月曜
URL:馳走いなせや
とり伊
とり伊は四条堀川の交差点に近いところにある、鶏料理の名店です。
電車の場合は阪急電鉄「大宮駅」や、京福嵐電「四条大宮駅」が最寄りになります。
こちらのお店も、ランチタイムに食べられる絶品親子丼が有名。
赤みの強い黄身が真ん中に鎮座する親子丼は、思わず写真を撮りたくなってしまうような美しさです。
玉ねぎや青ネギもはいった卵に黄身が絡むことで、味にまろやかさが加わります。
味はそれほど濃くありませんが、素材の味を十分に楽しむことができるどんぶりです。
なお、親子丼には白濁した鳥のスープとお漬物もついてきます。
これだけのクオリティながら、690円という価格なのも驚きです。
ランチタイムでは、1階の席でお食事をいただきます。
2階と3階にあるお座敷では、水炊き鍋やしゃぶしゃぶ、すき焼き鍋を囲んで大人数の宴会ができる店舗です。
とり伊
住所:京都府京都市下京区猪熊通四条下ル松本町278
電話番号:075-841-1937
営業時間:1階カウンター席…11:30~14:30(L.O.14:00)、17:00~21:00(L.O. 20:30)/2階3階お座敷席…17:00~21:00(L.O. 20:30)
定休日:火曜
URL:とり伊
ひさご
鴨川を超えた東山エリアにも、京都の親子丼の名店がたくさんあります。
ひさごは、清水寺や高台寺に近いところにあるお食事処です。
親子丼をはじめとする丼ものや、おそばなどのメニューがそろいます。
おいしい親子丼が食べられるお店として評判になり、注目度が近年増しているお店です。
こちらの親子丼は「まるで卵かけごはんを食べているかのよう!」とも表現される、トロトロの卵が特徴。
おそばも人気メニューということもあってか、だしにはとてもこだわっているようです。
名所の多いエリアに位置し、観光客が連日訪れる人気店です。
寺社仏閣巡りの途中に、ぜひ寄ってみてくださいね!
ひさご
住所:京都府京都市東山区下河原通八坂鳥居前下ル下河原町484
電話番号:050-3476-1180
営業時間:11:30~19:30(L.O.19:15)
定休日:月曜(祝日に当たる場合は翌日が休み)
URL:ひさご
八代目儀兵衛
八代目儀兵衛は「米料亭」の名を冠する今注目のお食事処。
雑誌やテレビでたびたび取り上げられ、お客さんで連日にぎわうお店です。
もとは老舗のお米屋さんだったお店だからこそできる、お米へのこだわりと高度な炊飯技術により、これまでの「ご飯」とは一線を画したお米をいただくことができます。
最高レベルのお米で食べる親子丼は、いうまでもなく素晴らしいものです。
ランチタイムにいただける親子丼は「京のあんかけ親子丼の銀シャリ御膳(税込み1410円)」(2019年3月現在)。
ご飯と卵は別々の状態で運ばれてくるので、食べるときに卵を自分でかけることになります。
ふわふわとした卵の上には昆布とカツオのだしが香るあんがとろりとかかっています。
白米はそのままでもおいしいですが、卵とあんがかかることで美味しさが増大するよう。
日本人であればだれもが納得する、白米・だし・卵のうまみのコラボレーションをぜひ味わっていただきたいです。
素材にこだわった御膳であるため、数量限定となっています。
気になる方はお早めに!
親子丼以外にも、季節焼き魚の御膳や、鯛茶漬け御膳などもあります。
八代目儀兵衛
住所:京都府京都市東山区祇園町北側296
電話番号:075-708-8173
営業時間:11:00~14:30、 18:00~21:00
定休日:不定休
URL:八代目儀兵衛
権兵衛
祇園界隈であれば、権兵衛の親子丼も人気です。
もともと、そばとうどんが中心のお店で、京阪本線の祇園四条駅から歩いて数分のところにあります。
麺類のメニューに加え、親子丼をはじめとする各種丼ものがそろいます。
こちらの親子丼は1550円(2019年3月現在)で、お店の看板メニューの一つ。
親子丼が運ばれてきてまず目に入るのは、もはや芸術品ともいえる卵の輝き。
黄金に輝くその様子は、見た目だけでもおいしさが確信できます。
とろとろの卵は口に入れた瞬間にほどけていくような柔らかさ。
甘めのだしがとろける卵とよく合います。
鶏肉も柔らかく、あっという間に丼が空になってしまう、魅惑の親子丼です。
「親子丼」ならぬ「玉子丼」や、とろとろ卵がそばにかけられた「親子なんば蕎麦」なども人気ですよ。
権兵衛
住所:京都府京都市東山区祇園町北側254
電話番号:075-561-3350
営業時間:11:30~20:00
定休日:木曜
URL:権兵衛
とり新
とり新は行列のできることも少なくない、鶏料理の有名店です。
こちらも、祇園四条駅から徒歩数分の所に位置し、建物は京都の町家といった趣があります。
とり新のランチタイム営業で注文できるのは、なんと親子丼(750円)のみという直球勝負!
店内に入って席に座れば黙っていても親子丼が出てくる、なんていう人もいますが、注文はしっかりとしましょう。
お味は、だしや塩気が控えめの、上品な親子丼。
山椒などを適宜かけて、自分好みの味に調節するのも良いでしょう。
やらわかな鶏肉のうまみが高評価で、鶏料理の老舗だということが実感できます。
卵に入れる具材にネギを入れるというところも、このお店の特徴です。
店内はそれほど広くなく、カウンター席が中心になります。
限られた席数とメニューにも関わらず、多くのお客さんが列を作るほど、こちらの親子丼はよく知られた存在です。
とり新
住所:京都府 京都市東山区 祇園縄手四条上ル
電話番号:075-541-4857
営業時間:12:00~14:00、18:00~22:00
定休日:木曜
URL:とり新(食べログ)
西陣 鳥岩楼
北野天満宮や清明神社を訪れるのであれば、西陣にある鳥岩楼(とりいわろう)へ足を運んでみましょう。
水炊きを中心とした鶏料理がおいしいお店で、老舗料亭にも見える立派な店構えです。
お昼に食べられる親子丼は、安心価格の900円(2019年3月現在)。
ランチタイムであれば、高級料亭のようなお店でも入りやすいですよね。
トロトロの卵にごろっと大きな鶏肉が絡まる、見事な親子丼が人気です。
たっぷりの上品なだし汁も相まって、あっという間に間食してしまうこと間違いなし!
「親子丼でこんなにも感動するとは!」という感想もきこえてくるほど、こちらの親子丼は高い評価を得ています。
京都中心部から少し離れていますが、行く価値のあるお店ですよ。
西陣 鳥岩楼
住所:京都府京都市上京区五辻通智恵光院西入ル五辻町75
電話番号:075-441-4004
営業時間:12:00~14:00(入店)、17:00~20:00(入店)
定休日:木曜(祝日の場合営業)
URL:西陣 鳥岩楼(食べログ)
鶏割烹 鳥匠
最後にご紹介するのは、下鴨神社や京都府立植物園に近いところにある鶏割烹 鳥匠です。
こちらも名が知れた鶏料理のお店で、おいしい親子丼が食べられると評判になっています。
とろけるような卵と鶏肉のうまみは、家庭では再現できない至福のお味。
人気店が軒を連ねる京都の中でも一二を争うのでは?という人もいるほどの親子丼です。
さらに、こちらのお店の親子丼には、きもやチーズなどのトッピングができます。
自分好みのトッピングを加えて、味に変化を出してみましょう。
鶏料理にこだわりを持つ名店ですが、入りやすい雰囲気なのもありがたいところ。
夜には水炊きや焼き鳥などとともにおいしいお酒が楽しめます。
鶏割烹 鳥匠
住所:京都府京都市左京区下鴨西本町27-5
電話番号:075-712-1715
営業時間:11:30~14:00、18:00~22:00
定休日:木曜
URL:鶏割烹 鳥匠
京都で人気の親子丼12選!行列ができる名店を紹介【ひさご/権兵衛】のまとめ
今回ご紹介したのは、京都で親子丼を出すお店のうちの、ほんの一部。
まだまだたくさんの絶品親子丼が、京都には存在しています。
和食や懐石料理に疲れたら、おいしい親子丼を探して京の街を歩いてみましょう。
親子丼という庶民的な料理が多くの京都の人に愛され、進化してきた様子を垣間見ることができるはずです。