【バイクで】ソロキャンプツーリングとは?
「ソロキャンプツーリング」とは、バイクに乗ってキャンプ地に1人で赴き、そこでキャンプを楽しむというものです。
日帰りのツーリングとは異なり、キャンプ地に宿泊することになるわけですから、バイクの後部にはテントをはじめとする宿泊に必要なアイテムを積む必要があります。
しかしキャンプ地でしっかりと休むことができるために、帰り道は無理のないツーリングを楽しむことができるというメリットも生じます。
また1日だけの宿泊でも十分楽しめるために、週末にソロキャンプツーリングを行うライダーも増えています。
【バイクで】ソロキャンプツーリングを成功させるポイント
では快適なソロキャンプツーリングを楽しむために必要なポイントについて見ていくことにしましょう。
以下の5つを考慮し、準備に取り掛かる必要があります。
- 天気予報をチェックし、天候を把握する
- 荷物は必要最小限かつコンパクトに
- 自炊するかしないか決める
- バイクの整備
- ブログをリサーチしてイメージトレーニングをする
ではこれらのポイントを、詳しく見ていくことにしましょう。
天気予報をチェックし、天候を把握する
冒頭でも述べたように、バイクは訪れる土地を感じることのできる乗り物です。
しかし車のように運転手がプロテクトされているわけではありません。
そのため雨が降ったり、強い風が吹くと、その影響をダイレクトに受けてしまうのです。
快適なツーリングを楽しみたいのであれば、天気予報をチェックし、雨の降る確率が少ないときに出かけるべきです。
また山の天候は変わりやすいために、山へソロキャンプツーリングへ出かける場合は、スマホなどでこまめに天気予報をチェックすることができます。
そうすることで、危険を回避することができます。
荷物は必要最小限かつコンパクトに
どうしてもテントを積むために荷物が多少大きくなってしまうのが、ソロキャンプツーリングのデメリットです。
しかし荷物をできるだけコンパクトにすれば、ツーリングはかなり楽になります。
まず、バイクの荷台に括り付ける荷物が大きすぎると、バランスを保つのが難しくなります。
またバイクの積載荷物の大きさには決まりがありますので、これをオーバーすると交通法規違反となります。
自炊するかしないか決める
先にも触れたように、荷物が少ないほどツーリングは楽になります。
そのためキャンプ地で料理をしなければ調理用具を持って行く必要はなくなり、その分荷物は少なくなります。
自炊を希望するのであれば、コンパクトな調理用具を持って行くべきです。
また食材を自宅から持って行くのであれば、新鮮さをキープできる工夫を凝らす必要もあります。
バイクの整備
楽しいはずのソロキャンプツーリングが、一気に辛く感じられる瞬間があります。
それはバイクの故障です。
知らない土地でいきなりバイクが止まり、周りに人が見当たらない状況に陥ると、不安に駆られるものです。
こうしたことが生じないよう、ツーリング前の整備は必ず行うべきです。
エンジンオイル、バッテリー、チェーンの遊び、クラッチやブレーキの遊び、そしてタイヤの空気圧などは必ずチェックするようにします。
ブログをリサーチしてイメージトレーニングをする
どんなにバイクに慣れ親しんだ人であっても、ツーリングとソロキャンプを同時に経験したことがなければ、それがどのようなものであるかが想像できないかもしれません。
また楽しいことばかりを想像してしまうと、いざというときの対応に遅れが生じてしまいます。
こうしたことがないよう、ソロキャンプツーリング経験のブログをリサーチし、イメージトレーニングすることができます。
こうしたブログからはキャンプ地の情報なども入手できますので、メリット満載です。
【バイクで】ソロキャンプツーリングにおすすめの時期
ソロキャンプツーリングにおすすめの時期は、春と秋です。
実のところ、真冬以外はソロキャンプツーリングを楽しむことができます。
しかし夏場はキャンプ場が混み合いますので、ゆっくり過ごすことはできません。
それとは対照的に春と秋の時期はキャンプ場を訪れる人が少なく、落ち着いて過ごすことができます。
また気候も暑すぎず、自然も美しいために、春と秋のソロキャンプツーリングはおすすめです。
【バイクで】ソロキャンプツーリングの必需品、おすすめ10選!選び方のポイントも!
では、ソロキャンプツーリングの必需品について見ていくことにしましょう。
ソロキャンプツーリングの必需品には、以下のものがあります。
- テント
- マット
- ランタン
- ライター
- 着替え
- 虫除けスプレー
- 水筒
- レインウェア
- 軍手
- 救急用品
続いて、ソロキャンプツーリングの必需品を、それぞれ詳しくみていきます。
ソロキャンプツーリングの必需品①:テント
キャンプで必ず必要となるのが「テント」です。
そしてソロキャンプツーリングの持ち物の中で最も重たいのも、テントです。
そのためなるべく軽く、持ち運びやすいものを選ぶようにします。
一般的なソロキャンプ用テントは重量が2~4kg程度です。
折り畳んだ状態で50~60cmだと、持ち運びに苦労しません。
また設営に時間のかからないのはツエルトタイプのもので、1人用のものがおすすめです。
ソロキャンプツーリングの必需品②:マット
「マット」はテント内での快眠に欠かすことのできないアイテムです。
寝袋の方が寝心地はいいのですが、小さくまとめられるマットの方が持ち運びが楽です。
マットを購入する際はテントのサイズにマッチしたものがベストですが、大きすぎなければ問題ありません。
ソロキャンプツーリングの必需品③:ランタン
テント内を明るく照らす「ランタン」も、必須アイテムです。
しかし外に出ているときには焚火をすれば辺りを明るく照らすことができます。
そのためランタンを使用するのは、テント内で過ごす少しの時間だけでしょう。
こうした状況を考慮すると、コンパクトなもので十分です。
ソロキャンプツーリングの必需品④:ライター
キャンプを行うにあたり、何かと火は役に立つものです。
料理をするときは必要不可欠ですし、暗い夜には明るい光をもたらしてくれます。
そのため火をおこすための「ライター」も、ソロキャンプに欠かすことのできない持ち物です。
ソロキャンプツーリングの必需品⑤:着替え
キャンプ地で宿泊するわけですし、テントを張ると汗をかきます。
そのため「着替え」の持参は必須です。
コットン素材のものは汗を吸収しやすく、天然素材であるためにおすすめできます。
しかし汗を吸収して重たくなります。
こうした状況を回避したいのであれば、スポーツウェアタイプのものがおすすめです。
ソロキャンプツーリングの必需品⑥:虫除けスプレー
春や秋には、まだ蚊をはじめとする虫がいます。
そうした虫に刺されることがないよう、「虫除けスプレー」も持参すべきです。
キャンプはテント内だけではなく、外で過ごすことも多いために、肌に吹き付けるタイプがおすすめです。
ソロキャンプツーリングの必需品⑦:水筒
ツーリング中はお店がないところを走ることもあります。
そのような状況に備え、「水筒」を持って行くべきです。
水分補給は重要ですので、必ず持参するようにします。
また給水ポイントが見つかったら、リフィールすることを忘れてはなりません。
ソロキャンプツーリングの必需品⑧:レインウェア
ツーリング中に予期せぬ雨にさらされることもあります。
そのような状況に備え、「レインウェア」を持参するべきです。
レインウェアはキャンプ中に雨が降ったときにも使用できますし、寒くなったときにも着用できます。
ソロキャンプツーリングの必需品⑨:軍手
テントを張ったり、火の燃料となる木を拾ってくるときなどに手を保護するための「軍手」があると、非常に便利です。
軍手はツーリング時の予備グローブとしても使用できますので、持って行くと重宝します。
ちなみにおすすめは、滑り止めの付いたものです。
ソロキャンプツーリングの必需品⑩:救急用品
どんなに注意して作業を行っても、怪我をしてしまうことがあります。
こうした状況に備えて、「救急用品」を持って行くことができます。
バンドエイド、ガーゼ、包帯、そして消毒液など、基本的なものは揃えるようにしましょう。
【バイクで】ソロキャンプツーリングにあった方がいい物
では次に必須ではないものの、あると便利なソロキャンプ用品について見ていきましょう。
以下のものがあると、キャンプがより楽しくなります。
- 調理用具
- ガスコンロ
- コーヒー
- ハンモック
- テーブルと椅子
せっかくのソロキャンプだから、少し優雅なひと時を楽しみたいという人もいます。
そのような人はハンモックに揺られながら読書を楽しんだり、コーヒーを飲みながら自然を眺めたりと、様々な楽しみ方が可能です。
また何と言ってもキャンプを豪華にしてくれるのが、テントの中、もしくは外で食べる食事でしょう。
普段、自宅では調理できないようなものを食べてみたり、カレーやチーズフォンデューなど、キャンプの定番といったものを食べることもできます。
ちなみに料理の具材などは自宅でカットしてくれば、包丁やまな板を持ってくる必要はありません。
ソロキャンプツーリングのパッキングとバイク積載方法のポイント
ではソロキャンプにおけるパッキング、そしてバイクの載方法のポイントをご紹介します。
主なポイントは以下の3つです。
- 小分けにする
- 詰め込む順番を考える
- 左右のバランスや重心に注意する
ではこれらを詳しく見ていきましょう。
小分けにする
まず最初に考えるべきなのは、持ち物をどのようにパッキングするかという点です。
何も考えずに必要なものをリュックなどに詰めるだけでは、後々苦労します。
そのため細かなものや、一緒に使用するものなどをまとめてしまうようにします。
この点を意識すると、忘れ物も少なくなります。
詰め込む順番を考える
バイクを運転するときに、荷物が不安定だと体に負担がかかってしまいます。
こうした状況を避けるためには、荷物をどの順番で詰め込むかを考える必要があります。
リュックにものを詰めるときは重たいものから入れていきます。
そうすると重心が安定し、バイクの運転が楽になります。
荷台に荷物を積むときも同様で、基本的には重たいものから乗せていきます。
しかし荷台の荷物は長さも考慮しなければならないために、必ずしも積む順番が重さに左右されるわけではありません。
左右のバランスに注意する
バイクに荷物を積むときに最も注意しなければならないのは、左右のバランスです。
バランスが悪いとカーブを曲がるときに転んでしまうことがあります。
そのため安全なツーリングを楽しむためには、荷物のバランスを考慮して積むべきです。
荷物をコンパクトにしてリュクだけで臨む場合、ショルダーストラップの長さを調節してリュックが座席に乗るようにして、ウエストベルトをしっかりと締めます。
そうすることでバランスよく、しかも楽に荷物を運ぶことができます。
【バイクで】ソロキャンプツーリングにおすすめのキャンプ場5選
ではソロキャンプツーリングにおすすめのキャンプ場について見ていくことにしましょう。
今回ご紹介するのは以下の5つです。
- 道志の森キャンプ場
- かわせみ河原キャンプ場
- 東古屋湖キャンプ場
- 内山牧場キャンプ場
- ほったらかしキャンプ場
では、それぞれのキャンプ場を詳しく見ていきましょう。
おすすめのキャンプ場①:道志の森キャンプ場
「道志の森キャンプ場」は山梨県南都留郡道志村10701にあります。
このキャンプ場は道志川の支流、三ヶ頼川沿いにあり、約2Kmもの広さを誇っています。
キャンプサイトは林の中、川沿い、平坦な砂地、そして見晴らしの良い場所など様々です。
そのため何度来ても楽しむことのできる場所となっています。
数日間宿泊する予定であれば、毎日異なる場所にテントを張り、異なる景色を楽しむこともできます。
おすすめのキャンプ場②:かわせみ河原キャンプ場
埼玉県寄居町大字小園12にある「かわせみ河原キャンプ場」は、埼玉県寄居町の河川敷にあるキャンプ場です。
毎年春になると大きなキャンプイベントがあるために、キャンプ好きの人たちにとっては有名な場所です。
もちろんバイクでの乗り入れも可能ですが、河原であるために小石がたくさん転がっています。
そのため注意しながら向かう必要があります。
キャンパーがたくさんいるために、にぎやかな場所でのソロキャンプを望む人におすすめです。
おすすめのキャンプ場③:東古屋湖キャンプ場
「東古屋湖キャンプ場」は、栃木県塩谷郡塩谷町上寺島744に位置するキャンプ場です。
このキャンプ場の近くには釣りができるところがあるために、釣り好きの人におすすめです。
釣った魚をメインディッシュとして夕食時に食べるのであれば、最高のキャンプとなります。
おすすめのキャンプ場④:内山牧場キャンプ場
長野県佐久市内山352-1にある「内山牧場キャンプ場」は、大自然を満喫したい人におすすめの場所です。
何とこのキャンプ場は山に囲まれており、美しい朝日や夕日、そして夜の星空を眺めることもできるのです。
癒しのためのソロキャンプツーリングを望んでおられる人は、是非訪れてみてください。
このキャンプ場の近辺にはお店がありませんので、食材はあらかじめ用意しておく必要があります。
おすすめのキャンプ場⑤:ほったらかしキャンプ場
山梨県山梨市矢坪1669-25にある「ほったらかしキャンプ場」は、こじんまりしたキャンプ場です。
このキャンプ場の目玉は何と言っても徒歩3、4分のところに、有名な「ほったらかし温泉」があることです。
天然アルカリ温泉の露天風呂からの眺めは最高です。
またここからは夜景、星空、そして日の出を見ることもでき、温泉につかりながら最高の景色を満喫できます。
ツーリングの疲れを癒しつつもキャンプを楽しめるとあり、人気の場所です。
【バイクで】ソロキャンプツーリングにおすすめのツーリングコース5選
では次におすすめのツーリングポイントをご紹介したいと思います。
今回注目するのは、以下の5つです。
- 西伊豆スカイライン
- 清澄養老ライン
- 房総フラワーライン
- 上毛三山パノラマライン
- 日光杉並木
ではこれらのコースについて、詳しく見ていくことにしましょう。
おすすめのツーリングコース①:西伊豆スカイライン
「西伊豆スカイライン」は山や海、そして富士山を一望できるツーリングコースです。
ここには展望駐車場が設けられているために、バイクを停めてゆっくりと景色を楽しむことができます。
写真撮影に適した場所もたくさんあり、大自然を満喫できます。
おすすめのツーリングコース②:清澄養老ライン
「清澄養老ライン」は千葉県にあるツーリングスポットです。
ここでの目玉は何と言っても秋の時期に見られる紅葉です。
しかしきれいな景色とは裏腹に、道幅が広くなったり狭くなったりと安定しておらず、ドライビングスキルに自信のある人向けのコースとなっています。
また千葉県の観光名所である「養老渓谷」にアクセスすることもでき、尚且つ近くにはキャンプ場や温泉もあります。
そのためアクティビティを満喫したいという人におすすめです。
おすすめのツーリングコース③:房総フラワーライン
「房総フラワーライン」は、房総半島の先端に位置するツーリングスポットです。
海沿いに伸びているために、海の波の音を聞きながらツーリングすることができます。
こちらも千葉県に位置しており、温暖な気候の中、バイクを走らせることができます。
ところどころにキャンプ場もあるために、便利なコースです。
おすすめのツーリングコース④:上毛三山パノラマライン
「上毛三山パノラマライン」は、有名な漫画「頭文字D」で有名になったツーリングスポットです。
そのためこの漫画のファンからは絶大な人気を誇るスポットとなっています。
また名前が示す通り、ここからは壮大な景色を楽しむことができます。
群馬県に位置する上毛三山パノラマラインの途中にはレストランやカフェなどもあり、「群馬の味」を楽しむこともできます。
おすすめのツーリングコース⑤:日光杉並木
「日光杉並木」は世界一長い並木道で、人気のツーリングスポットです。
日本で唯一の特別史跡、そして特別天然記念物の2つ指定を受けており、毎年多くのライダーがここを訪れます。
大きな杉の木に囲まれているこのエリアは常に涼しく、バイクで走っていると爽やかな風に包まれます。
【バイクで】ソロキャンプツーリングで調理はどうするの?
先にも少し触れましたが、キャンプにアクセントを加えたければ調理を行うべきです。
耐火性のある小型鍋や食器類があれば、簡単な料理は可能です。
またグリルするだけで食べられるものであれば、網を持参してバーベキュースタイルの食事を取ることもできます。
インスタント食品を持参するのであれば、お湯を沸かせる器具を用意するだけで食事にありつくことができます。
荷物を極力減らしたいのであれば、近くにあるレストランやカフェで食事を取ったり、キャンプ場に到着する前にお弁当やパンなどを購入することもできます。
バイクでのソロキャンプツーリングは工夫次第で楽しさ倍増!
今回ご紹介したことは、バイクでのソロキャンプツーリングの基礎的な情報です。
そのため工夫次第では、ソロキャンプツーリングをさらに豪華にすることもできます。
最近では便利で持ち運びが楽なキャンプグッズも増えていますので、そうしたものを効果的に利用することができます。
いつもとは違った休日をキャンプ場で過ごし、活力に満たされてみませんか?