金沢の綺麗な夜景を見に行こう!デートにもおすすめ
北陸新幹線の開業以降、注目度が一層増している金沢市。
連日多くの旅行客が訪れ、街中に残る数々の観光スポットは大賑わいです。
昼間に街中をのんびり散策したら、つぎは夜の金沢を楽しんでみませんか?
暗くなると金沢中心部では、いくつもの人気観光地がライトアップされ、昼間とはまた違った雰囲気を味わうことができるんです。
また、高台や遠方からみえる金沢の夜景もおすすめ。
人口46万を超える金沢市の夜景は、まるで光の海のように広がります。
金沢の夜景は雨の日でも綺麗
観光に訪れて天気が雨だとちょっとがっかりしてしまいますが、そんな時こそライトアップや夜景を見に行きましょう!
雨に濡れた石畳や瓦屋根が光を反射し、一層ロマンティックな光景に出会うことができるんです。
金沢で人気の夜景スポット12選【ライトアップ/高台からの絶景/ドライブデートにも】
では、金沢の夜景スポットをみていきましょう。
金沢には、以下の夜景スポットがあります。
- 金沢城公園
- 兼六園
- ひがし茶屋街
- にし茶屋街
- 金沢21世紀美術館
- 金沢駅
- 卯辰山
- 新桜坂緑地
- 石川県庁
- 銀河の里キゴ山
- 高尾城跡
- 大乗寺丘陵公園
続いて、金沢の夜景スポットを、それぞれ詳しくみていきます。
金沢の夜景スポット①:金沢城公園
まずは金沢中心部で夜の観光を楽しむのにぴったりの、ライトアップが行われる施設をご紹介します。
多くの観光客が金沢でまず訪れる金沢城は、夜になると、昼とはまた一味違った趣を楽しむことができるんです。
通常であれば夕方に閉園し、夜に中を歩くことができない金沢城ですが、毎週金曜日・土曜日、祝日の前日などに限って夜間開園が行われています。
照明のともされた敷地内でみる石垣や城郭は、昼とはまた違った迫力があります。
国の重要文化財に指定されている「石川門」をふくむ「金沢城三御門」や菱櫓、五十間長屋なども煌々と照らされます。
また、2015年に開園された「玉泉院丸庭園」も、夜間の見学がおすすめ。
玉泉院丸庭園のライトアップ演出は点灯開始時間が季節によって異なりますので、公式ウェブサイトで時間を確認して訪れましょう。
金沢城公園
住所:石川県金沢市丸の内1-1(石川県金沢城・兼六園管理事務所)
電話番号:076-234-3800
営業時間:3月1日~10月15日7:00~18:00 (退園時間)、10月16日~2月末日8:00~17:00 (退園時間)/菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門9:00~16:30 (最終入館16:00)/
河北門 (無料)9:00~16:30 (最終入館16:00)/玉泉庵9:00~16:30 (最終入館16:00)
定休日:なし
入場料:入園…無料/菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門…大人310円、小人100円
URL:金沢城公園
金沢の夜景スポット②:兼六園
金沢城のすぐ目の前にある兼六園も、金沢観光で外すことのできない定番スポット。
風情ある日本三名園の一つですが、こちらでもライトアップが行われることがあるんです。
年に数回、金沢城とあわせたライトアップイベントが開催されています。
2018年は、「観桜期(3/31-4/8)」「春の段(5/2-6)」「初夏の段(6/1-3)」「夏の段(8/10-12)」「秋の段(11/9-12/1)」「冬の段(2/1-19)」の6回行われました。
園内の木々や灯篭がライトに照らされる様子は情緒にあふれ、感動すら覚える光景。
タイミングが合えば、ぜひ見に行ってほしい金沢の夜の景色です。
兼六園
住所:石川県金沢市兼六町1
電話番号:076-234-3800
営業時間:3月1日~10月15日7:00~18:00 (退園時間)、10月16日~2月末日8:00~17:00 (退園時間)/時雨亭9:00~16:30 (最終入亭16:00)
定休日:年中無休(時雨亭除く)
入園料:大人310円、小人100円
URL:兼六園
金沢の夜景スポット③:ひがし茶屋街
国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定され、外国人観光客にも大変な人気があるひがし茶屋街。
伝統的な家屋には雑貨屋やカフェなどのお店が入り、昼にはまっすぐ歩くのが難しくなるほどの人であふれかえることもある人気エリアですが、夜になると人も減り、穏やかな風情を楽しむことができます。
街頭や茶屋の玄関に明かりがともると、街中は大人の雰囲気に。
出格子の陰影や石畳にうつる光はなんともいえない情緒をかもしだします。
味わい深い魅力のある「主計町茶屋街」も近くですので、夜の散歩がてら合わせて訪れてみるのもよいでしょう。
茶屋からきこえてくる三味線の音色に耳を傾ければ、まるでタイムスリップしたかのような気持ちになれるはずです。
ひがし茶屋街
住所:石川県金沢市東山
電話番号:076-232-5555(金沢市観光協会)
営業時間:なし
定休日:なし
入場料:なし
URL:ひがし茶屋街(ほっと石川旅ネットウェブサイト)
金沢の夜景スポット④:にし茶屋街
「ひがし茶屋街」「主計町茶屋街」とあわせて金沢三茶屋街に数えられるにし茶屋街も、夜には一層素敵な雰囲気になります。
まっすぐに二階建ての家が立ち並ぶ町並みは、粋といった言葉がよく似合いますね。
こちらも特にライトアップなどがあるわけではありませんが、街灯と家の明かりでエリア全体がほんのりと明るくなります。
落ち着いた大人のデートにもぴったりの夜景です。
にし茶屋街
住所:石川県金沢市野町2丁目
電話番号:076-220-2194(金沢市観光政策課)
営業時間:なし
定休日:なし
入場料:なし
URL:にし茶屋街(ほっと石川旅ネットウェブサイト)
金沢の夜景スポット⑤:金沢21世紀美術館
金沢21世紀美術館も、夜の時間に改めて訪れたい場所の一つ。
ガラス張りの丸い建物の内部が明るく輝き、ぼんやりと闇に浮かぶその姿は、まるで宇宙船か何かのように見えます。
美術館は作品の展示が行われる建物中心部の「展覧会ゾーン」と、それを取り囲む「交流ゾーン」からなります。
交流ゾーンには22時まで入ることができるため、夜に訪れて施設内で一休みすることも可能です。
ミュージアムショップは交流ゾーンにあり、金曜と土曜は20:30まで開いています。
夜の美術館でお土産探し、なんていうのも楽しいですね。
金沢21世紀美術館
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
電話番号:076-220-2800
営業時間:展覧会ゾーン…10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)、交流ゾーン…9:00~22:00 *各施設の開室時間はそれぞれ異なる。
定休日:展覧会ゾーン…月曜日(休日の場合は直後の平日)・年末年始、交流ゾーン…年末年始
入場料:展覧会ゾーン…開催中の展覧会による、交流ゾーン…なし
URL:金沢21世紀美術館
金沢の夜景スポット⑥:金沢駅
金沢の玄関口・JR金沢駅も、夜になるとまた違った表情を見せます。
伝統と現代の技術が見事にミックスされたこの駅は、アメリカのウェブ版旅行雑誌で「世界で最も美しい駅」の一つにも選ばれています。
金沢のニュー・シンボル「鼓門」は、夜になると柔らかな光に照らされ、木の柱や格子状の屋根がより印象的に。
鼓門の背後にはガラスを使った「おもてなしドーム」が広がり、鼓門との対比がさらに際立ちます。
せっかくなら、遠くから写真を撮るだけでなく、鼓門やおもてなしドームの下まで行ってみましょう。
近くから見上げれば、光に照らされることで際立つ陰影や光の拡散をより深く感じ取れます。
金沢駅
住所:石川県金沢市木ノ新保町1-1
電話番号:076-232-5555(金沢市観光協会)
営業時間:なし
定休日:なし
入場料:なし
URL:金沢駅(ほっと石川旅ネットウェブサイト)
金沢の夜景スポット⑦:卯辰山
金沢の夜の風景をより楽しむには、街の夜景を一望できる場所に足を延ばすのがおすすめ。
卯辰山はひがし茶屋街の背後に位置する、標高約140mの山です。
街の中心部からそれほど離れていないところにあり、山頂までの道中には菖蒲園や神社、お寺などがあります。
日暮れ以降に卯辰山をのぼると、金沢の中心部の華やかな夜景が一望できるんです。
夜景が良く見えるのは「望湖台」と「見晴らし台」の2か所。
いずれも駐車場から近いので、足元もそれほど気にせずアクセスすることができる、デートに最適の夜景スポットになっています。
卯辰山
住所:石川県金沢市東御影町、卯辰町ほか
電話番号:076-220-2356(金沢市緑と花の課)
営業時間:なし
定休日:なし
入場料:なし
URL:卯辰山公園(ほっと石川旅ネットウェブサイト)
金沢の夜景スポット⑧:新桜坂緑地
地元の人に人気なのが、おしゃれなお店の多い香林坊や堅町から、犀川を渡った対岸にある新桜坂緑地という公園です。
少々わかりにくいところにありますので、昼のうちに場所を確認しておくとよいかもしれません。
ここからは穏やかに流れる犀川の流れと、香林坊・堅町などの繁華街の夜景が眺められます。
街が放つ光で空がぼうっと明るくなる様子を眺めれば、金沢がどれだけ賑やかな都市かを実感することができます。
にし茶屋街から約1㎞、徒歩15分ほどですので、合わせて楽しむのがおすすめです。
暑い時期には犀川沿いの散歩をして夕涼みも良いでしょう。
新桜坂緑地
住所:石川県金沢市寺町5丁目2
電話番号:不明
営業時間:なし
定休日:なし
入場料:なし
URL:新桜坂緑地(yakei.jp)
金沢の夜景スポット⑨:石川県庁
金沢市民以外には意外と知られていませんが、石川県庁も、実は隠れた夜景スポット!
金沢駅から北東へ約3㎞のところに位置し、バスで約20分、徒歩ならば40分ほどで訪れることができます。
県庁舎の中心にある行政庁舎、その最上階である19階は展望ロビーになっており、だれでも気軽に訪れることができるんです。
1月から3月の平日以外は夜8時まで解放されていて、地上約80mから360度の展望を楽しむことができます。
金沢駅から日本海まで、夜の金沢をぐるりと見わたしてみましょう。
なお、入場料はもちろん無料です。
石川県庁・展望ロビー
住所:石川県金沢市鞍月1-1
電話番号:076-225-1362
営業時間:4~12月…10:00~20:00/1~3月…平日10:00~19:00、土日祝10:00~20:00
入場料:なし
定休日:12月29~31 日
URL:石川県庁・展望ロビー(石川県ウェブサイト)
金沢の夜景スポット⑩:銀河の里キゴ山
車での移動が可能であれば、金沢中心部から少し離れた夜景スポットにも足を延ばしてみましょう。
銀河の里キゴ山は金沢中心部から車で30分ほどのところにある、キゴ山(標高546m)の上の学習施設です。
「銀河の里」という名前の示す通り、山からは星空が良く見えます。
こどもや学生向けの宿泊設備のほかに、星や宇宙について学べる「天文学習館」があり、プラネタリウムも備えている施設です。
星が見えやすい山からは、金沢の街の夜景もよく見えます。
駐車場から光の海のような金沢市街を見下ろすことができますよ。
銀河の里キゴ山
住所:石川県金沢市平等本町カ13-1
電話番号:076-229-1141
営業時間:天文学習棟…9:00~17:00
定休日:毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日から1月3日まで)
入場料:天文学習棟学習ホールは無料、プラネタリウムは有料
URL:銀河の里キゴ山(金沢市ウェブサイト)
金沢の夜景スポット⑪:高尾城跡
歴史に興味のある方には、高尾城跡(たこじょうあと)からの夜景もおすすめです。
こちらも、金沢中心部から車で30分ほどのところにあります。
駐車場から少し長い階段を上らなくてはいけませんが、登り切ったところにある展望台からの景色は感動もの!
金沢市や白山市、野々市市などの街の明かりが眼下に広がります。
高尾城は、正確な築城年は不明なものの、鎌倉時代ごろに建てられたとみられる山城でした。
現在は跡地を残すのみですが、往時は加賀の里が眼下に広がっていたのだろうと想像すると、感慨深くなります。
高尾城跡
住所:石川県金沢市高尾町ウ31
電話番号:なし
営業時間:なし
定休日:なし
入場料:なし
URL:高尾城(野々市市)
金沢の夜景スポット⑫:大乗寺丘陵公園
最後にご紹介するのは、金沢市の南部に位置する大乗寺丘陵公園。
デートにも家族連れにもおすすめできる、広々とした公園です。
園内から見える景色は、遮るものが何もなく、天気の良い日には金沢中心部を超えて日本海まで見えることもあるという、最高の見晴らしスポット!
キラキラ輝く金沢市の大部分を眼下に納めることができます。
なお、大乗寺丘陵公園の駐車場は19時まで(秋冬は18時まで)となっており、夜間は閉鎖されます。
夜景を見に訪れる人は、近隣の駐車場に駐車して徒歩で園内に入ることが多いようです。
大乗寺丘陵公園
住所:金沢市長坂町・山科町地内
電話番号:076-220-2356(金沢市都市整備局 緑と花の課)
営業時間:4~9月…8:00~19:00/10~3月8:00~18:00
定休日:12/29~1/3
入場料:なし
URL:大乗寺丘陵公園(金沢市ウェブサイト)
金沢の夜景を満喫できるバスとタクシーに乗ってみよう
「暗い中を歩くのがちょっと不安…」という方や、「楽して夜の金沢の見所をめぐりたい!」という方にもってこいの方法があります。
それが、夜の見所スポットを満喫できるバスやタクシーの利用です!
金沢ライトアップバス
金沢ライトアップバスはその名の通り、金沢中心部のライトアップスポットを巡るバス。
毎週土曜日を中心に運行されています。
金沢駅東口のバスターミナルを15分ごとに出発するバスは、兼六園・金沢城や21世紀美術館、香林坊などを経由し、約50分かけて金沢駅にもどります。
最終バスは21:45に金沢駅を出発する便なので、繁華街で少しお酒を楽しんだ後に利用するのもよいでしょう。
乗車賃は1回あたり大人300円、子供150円。
ライトアップバスに当日限り乗り放題の『金沢ライトアップバス専用フリー乗車券』は大人500円、子供250円ですので、2回以上乗る場合はこちらがお得です。
連休や観光シーズンには特別運行日が設けられることもありますので、気になる方は北越鉄道の公式ウェブサイトをチェックしてくださいね。
ツーリストタクシー
ツーリストタクシーは、高速バスでおなじみのWILLERが運行する、旅行者向けのタクシーサービス。
大きな荷物を持っていたり、バスの運行ルートとはちがうところに行きたい場合などに便利です。
公式サイトには、金沢の夜景をめぐるモデルコースが紹介されています。
1時間というコンパクトな時間で、ひがし茶屋街や卯辰山などにも行くことができるようですよ。
金沢の人気夜景スポット12選!のまとめ
せっかく観光に訪れたのならば、昼だけではなく夜の街も見てみたいですよね。
旅行先に美しい夜景や、暗くなってからしか見られない風景があるとすればなおさらです。
今回ご紹介したように、金沢には夜にも楽しめるスポットが盛りだくさん。
初めて金沢を訪れる人はもちろんのこと、金沢へ何回も行ったことがある人も、ぜひ金沢の夜景を楽しんでみてくださいね!