【料金の前に】クルーズトレインななつ星in九州とは?
料金を確認していく前に、クルーズトレインななつ星in九州とは一体どのような特徴のある列車なのかご紹介していきます。
ななつ星はJR九州が運行する超豪華クルーズトレイン
クルーズトレインななつ星in九州というのは、九州旅客鉄道通称JR九州が運行しているクルーズトレインです。
ななつ星は、2013年10がつに運行がスタートしており、豊かな自然、食、文化、歴史で彩られている九州の魅力でおもてなしするためにスタートした列車になります。
九州7県を表現した列車は、それぞれの県の様々な観光素材を表現しており、コンセプト通りに細部にもこだわりを感じられます。
九州7県の個性のある輝き、地元九州の人達の温もりを繋ぎ、前例のない豪華な列車旅を提供しています。
九州の地で輝く列車では、滞在中はあたたかく、彩のある特別な時間になること間違いなしの豪華列車です。
ななつ星の名前の由来
JR九州が運行する超豪華クルーズトレインのななつ星。
特徴的なネーミングの列車ですが、名前の由来には運行している九州の土地が関係しています。
ななつ星の由来は、九州地方の7つの県が表現されています。
九州の自然、食、温泉、歴史や文化、パワースポット、人間の自然な感情も表現されている特徴的な列車です。
列車は九州と同じ数の7両で編成されており、九州ならではの一期一会の旅が楽しめる列車がななつ星です。
ななつ星には対象年齢とドレスコードあり
ななつ星はJR九州が運行している豪華列車ですが、他にはない特徴があります。
ななつ星の乗車には、年齢制限とドレスコードが設定されています。
年齢制限は、中学生以上であることが利用条件です。
対象年齢に条件があるのには理由があり、JR九州はターゲットを大人世代としており、大人の落ち着いた空間を作り出すために設定されています。
TPOをわきまえる服装規定を意味するドレスコードは、車内の共用スペースで定められています。
求められるのはスマートカジュアルで、砕けすぎず堅くなりすぎない服装です。
男性の場合はジャケットスタイル、女性の場合はブラウスにスカート、ワンピースなどが適しています。
【料金の前に】クルーズトレインななつ星in九州の旅コース
九州7県を結び3,000kmも続くレールの上を優雅に走り続けるクルーズトレインななつ星in九州は、洗練された列車空間で九州を旅する列車です。
自然豊かな九州の張り巡らされたレールの上を旅する列車ですが、旅のコースは1種類ではないのです。
ななつ星の1泊2日コース
ななつ星の1泊2日コースは、列車内で1泊して2日間の旅を楽しむコースです。
1泊2日のコースは、春~夏と秋~冬の2つのシーズンでコースパターンが用意されています。
2019年の秋~冬では、2日間かけて福岡、佐賀、長崎、大分の4県の北部九州を巡るコースです。
歴史と伝統を肌で身近に感じられる旅になっており、北部九州を様々な目線から楽しめます。
- 1日目は博多駅から有田駅の間に昼食、佐世保駅から長崎駅の間に夕食その後に列車泊。
- 2日目は鳥栖駅を出発して朝食、豊後森駅、車内でティータイム、由布院駅で昼食、イベントなどを楽しみ終点の博多駅に戻る。
ななつ星の3泊4日コース
ななつ星の3泊4日コースは、列車内で3泊して4日間の旅を楽しむコースです。
3泊4日のコースは、春~夏と秋~冬の2つのシーズンでコースパターンが用意されています。
2019年の秋~冬では、4日間かけて福岡、大分、宮崎、鹿児島、熊本の5県を巡るコースです。
自然豊かな九州の魅力をギュッと凝縮したコンテンツが揃っているコースで九州をゆっくりと楽しめます。
- 1日目は博多駅を出発して昼食、門司港駅、車内でティータイム、別府駅で夕食、大分駅、阿蘇駅、列車泊。
- 2日目は阿蘇駅に到着後レストランで朝食、豊後竹田駅、大分駅、昼食、由布院駅、旅館に宿泊。
- 3日目は旅館を出発して別府駅、昼食、南宮崎駅、夕食、鹿児島駅、鹿児島中央駅、列車泊。
- 4日目は鹿児島中央駅を出発して、吉松駅、朝食、大畑駅、人吉駅、昼食、八代駅、イベント、博多駅に戻る
ななつ星の運行コースは時々変わる
2019年のコースをご紹介していますが、ななつ星の運行コースは時々変更されます。
コースの変更は基本的に半年に1度行われており、春~夏、秋~冬で分けられています。
半年に1度の定期的な運行コースもありますが、他の出来事が要因となり、それが災害などです。
実際に平成29年台風18号、平成29年7九州北部豪雨、熊本地震による緊急ルート変更もありました。
【料金の前に】クルーズトレインななつ星in九州の車両と客室
クルーズトレインななつ星では、日本最上級とも呼び声も高い、和みの列車空間が提供されています。
気になる豪華列車の車両と客室をご紹介ます。
ななつ星の車両
車両は品格と華やかさを併せ持ったロイヤルワインレッドの外観で、ゴールドに輝くエンブレムが映える色合いです。
古代漆色塗装とも表現され、艶と深みの感じられるビジュアルは旅に品格を添えます。
圧倒的な存在感と品格のある車体は、1号車と7号車にある全面車窓も特徴的で唯一無二の輝きを放ちながら走行するデザインです。
ななつ星1両目、ラウンジカー
列車の先頭である1両目のラウンジカーは、気品と落着きの大人の空間です。
ラウンジカーは「ブルームーン」というネーミングでジャパニーズモダンの雰囲気が広がっています。
格天井や泊押しなど洗練された優れたデザインのブルームーンは、昼は休憩所、夜はバーがオープンします。
乗車した客同士の交流の場としてはもちろん、ピアノの生演奏、パノラマ車窓からの星空など、ゆったりとした至福の空間で大人の優雅な時間を過ごせます。
ななつ星2両目、ダイニング
2両目はダイニングカー「木星」として特別な旅を彩る空間です。
ダイニングカーは、ネーミングの通り食事が提供されるスペースになります。
ダイニングカーの木星では、洗練されたデザインの空間に、優しい灯りが降り注ぎます。
太陽や山、海など豊かな自然に恵まれた食の宝庫である九州の旬の素材、九州の名店の料理人の作り出す、この旅でしか味わえない特別な食事の数々が堪能できる場所です。
ななつ星3~6両目、スイート
3~6両目までは実際に利用する客が滞在、宿泊するゲストルームです。
客室は全14室用意されており、全てがスイートルームで1車両に3部屋ずつあるのがスイートルームになります。
スイートルームは、贅沢と美しさを兼ね備えた特別な客室です。
和と洋、新と旧の良さを融合したコンセプトで、各部屋にシャワー、トイレ、空調設備が完備されており、美しさと機能性を兼ね揃えた快適で極上の空間になっています。
ななつ星7両目、デラックススイートAとB
最後尾となる7両目は、ななつ星の全客室14室でたったの2室特別なデラックススイートです。
デラックススイートは、1部屋ずつAとBのタイプの違う客室があります。
AとBともにゆとりのある広さは共通しており、列車でも圧迫感のない快適な環境で道中を過ごすことが可能です。
シャワールームの床が大理石で作られており、Aは展望窓から広がる景色を独り占めでき、AとBそれぞれ3名まで利用可能となっています。
ななつ星は全面禁煙、テレビ無し
JRでは新幹線などにもタバコを吸うことが許可されている喫煙ルームが設置されていることもあります。
しかし、豪華列車のななつ星では客室だけでなく車両全面禁煙です。
他にもななつ星車内にはテレビも設置されていません。
列車内の特別な空間で車窓の景色、お客さん同士の会話を楽しんでもらいたいとの想いからテレビは設置されてないのです。
クルーズトレインななつ星in九州の料金
クルーズトレインななつ星in九州は、日本を代表する豪華なクルーズ列車です。
豪華と言われているななつ星で、利用を考えている人が気になるポイントが料金です。
日本を代表する豪華列車ななつ星の料金をご紹介します。
ななつ星の料金には宿泊と食事が含まれている
まずJR九州が運行しており、九州一帯を巡る超豪華な列車ななつ星の料金システムをご紹介します。
ななつ星の料金は、宿泊の費用と食事の費用が含まれている料金です。
客室のクラスやコースによって料金は異なりますが、宿泊費と食事代は含まれており、一部のアルコールを除いて追加で支払う物はほとんどありません。
ななつ星の料金、スイートルーム
全客室の内、大半を占める12室が用意されているのがスイートルームです。
1泊2日のコースと3泊4日のコースがあり、それぞれ料金に違いがあります。
2019年の春~夏の1泊2日のコースの料金は、2名1室で出発日などで異なりますが、約315,000円~約345,000円です。
1泊2日と同じく出発日などで異なりますが、3泊4日のコースは、宿泊する宿によっても料金は異なり、約675,000円~約740,000円です。
ななつ星の料金、デラックススイートB
全客室の内、タイプの異なった2室が用意されている内の1室がデラックススイートのBです。
1泊2日のコースと3泊4日のコースがあり、それぞれ料金に違いがあります。
2019年の春~夏の1泊2日のコースの料金は、2名1室で出発日などで異なりますが、約395,000円~約425,000円です。
1泊2日と同じく出発日などで異なりますが、3泊4日のコースは、宿泊する宿によっても料金は異なり、約800,000円~850,000円です。
ななつ星の料金、デラックススイートA
全客室の内、タイプの異なった2室が用意されている内の1室がデラックススイートのAです。
1泊2日のコースと3泊4日のコースがあり、それぞれ料金に違いがあります。
2019年の春~夏の1泊2日のコースの料金は、2名1室で出発日などで異なりますが、約435,000円~465,000円です。
1泊2日と同じく出発日などで異なりますが、3泊4日のコースは、宿泊する宿によっても料金は異なり、約900,000円~950,000万円です。
【料金が分かったら】クルーズトレインななつ星in九州の運行日と時刻表
2019年秋~冬の1泊2日コースの運行日は、土曜日に博多駅を出発して日曜日に戻る日程です。
2019年秋~冬の3泊4日コースの運行日は、火曜日に博多駅を出発して金曜日に博多駅に戻る日程になります。
1泊2日コースの時刻表は、1日目の8:50にセレモニー、10:50頃に博多駅を出発します。
様々な場所を駅経由して、列車泊後に佐賀を7:10頃に出発して、大分を経由して17:30頃に博多駅に到着です。
3泊4日コースの時刻表は、1日目の10:30頃にセレモニー、11:20頃に博多駅を出発します。
様々な場所を経由して、列車泊後2日目に阿蘇へ向かい10:00頃に出発、14:30頃湯布院に到着して旅館に宿泊です。
3日目は旅館からバスで別府へ移動して11:00頃に別府を出発、数か所経由して鹿児島に23:15頃着き列車泊です。
4日目は鹿児島を4:40頃に出発、様々な場所を経由して17:30頃に博多駅に到着になります。
ななつ星の料金は高いけど倍率は30倍!予約方法は?
ななつ星の乗車には数十万円と高額な料金がかかりますが、人気は凄まじく倍率は30倍になることもある高くても乗る価値のある列車です。
利用するには抽選をパスする必要があり、抽選には予約が必要となります。
予約申し込みは公式HPから可能ですが、2019年の秋~冬分はシステム調整中で申し込みが中止されています。
申し込みには、メールもしくは電話で郵送によるパンフレットの請求が可能で郵送による申し込みも可能です。
また、ななつ星のツアーを実施している旅行会社もあります。
旅行会社のツアーには、東京や大阪から航空券や新幹線代金が含まれたツアーなどもあり、遠方の方は利用しやすくおすすめです。
料金に見合ってる!ななつ星の超人気の理由と魅力10こ
料金が高くても抽選になり、倍率30倍になることもあり人気のななつ星。
2013年の運行開始以降も人気を維持しているのには、理由と魅力があるからです。
国内で安心の豪華列車体験ができる
人気の理由の1つが、国内で安心の豪華列車体験ができるということが関係しています。
現在、豪華な列車は日本全国で増加傾向にありますが、それほど多くないというのが現状です。
治安の良い国内ということ、プロによる気配りの行き届いた繊細な客室など国内ならではの安心感もあり、安心の環境で豪華列車体験ができることで人気があります。
最上級のおもてなし
人気の理由の1つが、最上級のおもてなしです。
豪華クルーズトレインのななつ星は、料金が数十万円と高額ですが、料金以上ともいえる最高のおもてなしを受けることができます。
ななつ星のスタッフは、厳しい訓練によって最高のサービスを行う精鋭が揃っており、快適な旅のサポートをしてくれます。
大きな荷物は事前に送ることも可能で、他にも博多駅に専用ラウンジが用意されているなど、至れり尽くせりのおもてなしです。
美しく豪華な客室
人気の理由の1つが、美しく豪華な客室です。
列車に乗車後スタッフによるアテンドで部屋まで案内され、客室に向かいます。
14室の客室は全てスイートに統一されており、部屋のインテリア1つ1つが繊細に作られています。
客室はベッド、デスク、シャワー、トレイなど設備が列車内とは思えないほど設備も充実しており、快適な旅を満喫できます。
客室内は広々とした快適な空間で、列車にいることを忘れてしまう、高級ホテルにいるような感覚になります。
豪華な車内設備
人気の理由の1つが、豪華な車内設備です。
ななつ星の魅力である豪華な設備は、九州の伝統と匠の技が取り入れられており、高級ホテルに足を踏み入れたような感動を味わえます。
車内には釘を使わずに気を組み合わせる、組子という伝統工芸、長い歴史のある有田焼の柿右衛門窯、ろくろの神様とも言われたDNAを引き継いだ陶芸作家による清六窯など、車内の至る所に取り入れられており、伝統を身近で感じられることも魅了です。
美しい車窓からの風景
人気の理由の1つが、美しい車窓からの風景です。
ななつ星に限らず列車旅で重要なポイントが車窓から見える風景で、ななつ星の路線から見える景色は抜群です。
ななつ星の走る九州は自然豊かなエリアが多く、山や川など大自然が車窓1面に広がります。
朝日、夕日、星空など時間帯によっても違う姿を眺めることが可能で、春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪景色など時間帯や季節などに応じて、九州の自然を身近に感じられるのも魅力の1つです。
大人だけの空間
人気の理由の1つが、大人だけの空間であるということです。
ななつ星は利用条件の1つとして、対象年齢が設けられていることで、大人の空間が広がっており快適な旅を楽しめます。
対象年齢が設けられていない列車では、小さな子供が大きな声を出して走り回る、赤ちゃんが泣いてしまうなどゆっくりとできないことがあります。
しかし、豪華列車のななつ星は中学生未満の利用が不可能で子供がいません。
そのため快適な旅を求めている人にとっては最適に、大人だけの空間を楽しめるということも魅力です。
こだわりの食事
人気の理由の1つが、こだわりの食事を提供していることです。
列車の旅では、列車泊が多くなるため必然的に食事も車内で食べることが多いですが、食事も豪華で洗練された料理が提供されます。
ななつ星で提供される料理の数々は、その時に最も美味しい九州の旬の素材を中心に使用され、九州に店を構える名店の料理人の手によって、生み出される料理は、華やかかつ豪華で味も一流です。
宿
人気の理由の1つが、宿泊する際の宿のクオリティです。
1泊2日コースは列車泊になりますが、3泊4日コースは列車泊以外に、停車駅近くの旅館に宿泊をします。
コースは半年ほどで変更になることもあるため、タイミングによっては宿泊する旅館に違いがあります。
2019年の秋~冬コースでは、由布院駅到着後に「湯布院玉の湯」もしくは、「亀の井別荘」、「山荘無量塔」のどこかに宿泊することになります。
どの旅館もその土地を代表する一流旅館で、列車内とは違う癒しを堪能できます。
アメニティ
人気の理由の1つが、滞在中にあると嬉しいアメニティです。
列車内には、1泊2日もしくは3泊4日という長時間滞在することになり、快適に滞在するのに必要なアメニティが充実していることは魅力です。
そんな時に嬉しいのがアメニティで、おもてなしのサービスが整ったななつ星では、必需品となるシャンプーやリンス、ボディーソープのセット、歯ブラシセット、ボディタオル、カミソリなど充実しています。
これらのアメニティは、オリジナルのデザインが施されており、記念に残ること間違いなしです。
九州を満喫できる
人気の理由の1つが、九州を1度に満喫できるということです。
ななつ星の1番の魅力と言っても過言でないほど、支持されているのが九州の魅力を堪能することです。
ななつ星は常時決められたルートを走り続けるのではなく、定期的にルートの変更が行われます。
九州内を移動する列車では、県によって変わる景色、その土地の食べ物など常に移動し続けるからこそ楽しめる魅力があります。
ななつ星の料金は高いが魅力も多い!
JR九州が運行している、超豪華列車のななつ星の料金は数十万するかなりお高い列車です。
料金が高いにも関わらず人気が衰えないのは、九州の地で最高のサービスを提供しているからこそです。
だれもが憧れる超豪華列車ななつ星は、料金はかなり高いですが、料金相当の価値はあると人気です。