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2019/04/18

カザフスタンの治安はいい?悪い?観光時に注意するべき犯罪や安全点を紹介

ユーラシア大陸中央の広大な国カザフスタン。
人工都市の首都ヌルスルタン(旧アスタナ)に、遊牧民の伝統を受け継ぐ文化・料理と、異なる顔を持ち、異国情緒を誘います。

では、観光に出かけるときに気になる治安状況はどうでしょうか。
ここでは、カザフスタンの治安や気をつけるべき犯罪のほか、滞在に当たって注意するべきポイントをまとめました。

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【治安の前に】カザフスタンってどんな国?

ユーラシア大陸の中心に位置する「カザフスタン共和国」は、東は中国、西はカスピ海に接する広大な国で、世界最大の内陸国です。
シルクロードの時代には、「草原の道」の一部を成し、東西の文化交流が盛んに行われたカザフスタンは、現在も100以上の民族が暮らす多民族国家。

もともと、遊牧民の文化が発達していましたが、8世紀ごろから、アラブ人とカザフ人の交流が進み、現在は、イスラム教徒の多い国となっています。
しかし、飲酒ができるなど、戒律は比較的ゆるやかです。

カザフスタンといえば、その首都ヌルスルタン(旧アスタナ、2019年に改称)を思い浮かべる人も多いでしょう。
日本の建築家・黒川紀章氏が、都市計画に関わった人工都市で、ガラス張りの「平和のピラミッド」や、卵を乗せたポプラの木をイメージした展望塔「バイテレク」など、高層ビルやオブジェの街並みが草原にこつ然と現れるさまは、まるでSF映画の未来都市のようです。

実は、カザフスタンは、石油や天然ガス、金属鉱物などに恵まれた資源大国で、それらの資源がカザフスタンの経済を支えています。
また、カザフスタンは、民族楽器のドンブラや、遊牧民カザフ人の伝統を伝える料理ベシュパルマック(平麺の上に、蒸した馬肉・羊肉などを乗せた大皿料理)でも知られます。

さて、そのように異なるたくさんの顔を持ち、異国情緒を誘うカザフスタンですが、カザフスタンの治安や安全の状況はどうでしょうか。
外務省がホームページで公開する「海外安全情報」を参考に、以下で、カザフスタンの治安について詳しくご紹介します。

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カザフスタンの治安を知る前に外務省が発表する危険レベルをおさらい

まず、外務省が「海外安全情報ホームページ」内で発表している「危険レベル」について見ていきましょう。
外務省は、海外の治安状況や安全情報について、最新情報をホームページに掲載しています。

このホームページでは、おもに海外渡航を計画している日本人や現地に滞在している日本人に向けて、その国や地域の安全情報を詳細に説明していますが、その中でも、危険な国・地域には、四段階に分けた「危険レベル」の表示がされています。
それぞれ次のような内容です。

レベル1/黄色

「十分注意してください。」
その国や地域に出かけるときは、通常の海外旅行で出かけるときよりも、特別な注意をしてください。

レベル2/山吹色

「不要不急の渡航は止めてください。」
危険レベルが高まっているので、どうしても、という必要がなければ、
その国・地域への渡航はやめておきましょう。

また、それでも渡航するときは、安全対策を万全にして、身を守ってください。

レベル3/オレンジ色

「渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」
危険レベルがひじょうに高まっています。

その国や地域への渡航は、どのような目的があったとしても、中止してください。
また、現地に滞在している日本人がいる場合は、現地からの避難を促します。

レベル4/赤色

「退避してください/渡航は止めてください。(退避勧告)」
危険レベルが最高度に達しています。

安全が保障されないので、現在、その国や地域に滞在している人はすぐに避難してください。
当然ながら、これから、その国や地域への渡航を計画している人は、渡航を中止してください。

これらの「危険レベル」を参考に、海外に行くときの安全対策をしなければいけませんが、実は、この「危険レベル」の表示において重要なのは、「危険レベル」と一緒に掲載されている詳細の方です。
それぞれの国や地域によって、なにが、どうして、どのように危険なのか、状況は異なります。

外務省の「海外安全情報ホームページ」では、現地の治安・安全状況について、最新の情報が発信されています。
海外渡航前・渡航中と、必要に応じてホームページのチェックをおすすめします。

また、外務省の「たびレジ」(海外安全情報 無料配信サービス)は、 登録しておくと、現地のスリなど犯罪に関する安全情報に加えて、最新の治安情報もメールで知らせてくれるサービスです。
事前に登録しておくといいでしょう。

海外安全情報ホームページ
たびレジ

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カザフスタンの治安状況は?

2019年4月現在、日本の外務省は、カザフスタン全域を「レベル1/黄色(十分注意してください)」の危険レベルに指定しています。
これには、2つに理由があります。

まず、カザフスタンでは、2016年に北西部の都市アクトベでテロ事件が起きており、現在も、テロ組織に関連した人物が逮捕される(インターネットでテロ組織の支援や宣伝を行っていたため)など、まだテロに対する警戒が必要なため。
もうひとつは、カザフスタンは、強盗など一般の犯罪の発生件数も多く、渡航・滞在には、欧米などに出かけるとき以上に、十分注意しなければいけないためです。

カザフスタンでは、銃を使った犯罪や麻薬に関連した犯罪がよく発生し、強盗や車上狙い、警察官の職務質問を装った詐欺・窃盗事件も報告されています。
日本でも人気のあったカザフスタン人のフィギュアスケート選手、デニス・テンさんが、故郷アマルティで、窃盗犯ともみ合いになり、刺殺された事件を覚えている人も多いのではないでしょうか。

カザフスタンを観光するときには、最新の安全情報や治安情報の収集に努め、十分注意しなければなりません。

首都ヌルスルタン(旧アスタナ)の治安状況は?

首都ヌルスルタンにおいても、「レベル1/黄色(十分注意してください)」の危険レベル地域なので、観光や旅行の際には、安全対策を万全にして滞在を楽しみましょう。
人が多い場所では、スリやひったくりなどの被害が相次いでいます。

夜一人で出歩くことや、「白タク」(国の営業許可を受けない個人タクシー)に乗ることは、危険なので避けてください。
以下で、カザフスタンで気をつけるべき犯罪について、詳しく見ていきましょう。

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治安のいいカザフスタンでも気をつけるべき犯罪5選

気をつけるべき犯罪①:スリ、ひったくり

観光地や繁華街など観光客が集まる場所で、財布や貴重品を盗まれる等、スリやひったくりの被害が起きています。
自分のカバンから目を離さない、車道側を歩かない、お金はあまり多額を持ち歩かないようにして、カバンやポケットなど入れる場所を分散させて持つ、といった対策を取ってください。

人目に付く場所でお金を出し入れしたり、財布をしばらく手に持ったままにしていると、海外では、スリやひったくりのターゲットになってしまいます。
また、夜間は一人で出歩かないようにしましょう。

気をつけるべき犯罪②:強盗

夜、路上で突然なぐりかかられて財布を奪われる、「白タク」(国の営業許可を受けない個人タクシー)に乗ったら運転手に金品を強奪された、駐車場に止めていた車が車上狙いに遭った、などの強盗被害が相次いでいます。
夜はなるべく出歩かない、危険な場所には行かない、「白タク」は利用せず、できれば信頼できる知人に送り迎えを頼む、といった対策を取るようにしましょう。

もしも、強盗に襲われたり、犯人グループに囲まれたとき、抵抗してしまうと、大怪我をしたり、最悪の場合は命に係わる危険があります。
カザフスタンでは、銃を使った犯罪も多いので、事件に遭遇してしまったときは、身の安全を第一に考えること、下手に抵抗しないことを肝に銘じておきましょう。

また、カザフスタンでは、カザフ語とロシア語がおもに話されますが、カザフスタン人はほとんど、これら以外の言語がわかりません。
できれば、ことばのわかる知人・友人と一緒にいたり、通訳者に同行してもらうようにするとよいでしょう。

気をつけるべき犯罪③:警察官の職務を装った詐欺・窃盗

カザフスタンでは、警察官がバザール(市場)や駅などに立っていて、観光客も職務質問を受けることがあります。
そのとき、パスポートの提示を求められたり、所持品の検査がありますが、警察官やニセ警察官による職務を装った詐欺や窃盗が発生しています。

警察官から所持品の不備を指摘されて罰金を徴収された、検査というので財布を渡したら、現金を抜き取られた、といった事例が報告されていますが、カザフスタンでは、警察官がその場で罰金を要求し、徴収することはまずありません。
警察官を名乗る相手に不審な点がある場合は、警察官に身分証明書の提示を求めたり、パトカーの車両番号を確認してください。

不審な相手には、財布やパスポートなどを、すぐに渡してしまわないようにすることも大切です。
また、もし警察官を名乗る人物から罰金や金品の要求をされたら、在カザフスタン日本大使館に通報してください。

気をつけるべき犯罪④:銃を使った犯罪

カザフスタンでは、違法な銃の取り引きが横行しており、犯罪に銃が使われる事件も多発しています。
過去には、治安当局から銃が盗まれたり、民間人が発砲して警官が負傷する事件も起きました。

先述のとおり、強盗事件などを起こす犯人・班員グループは、銃を所持していることがあります。
ひと気のない場所に行かない、夜一人で出歩かない、危険な場所を避けるなどの対策を取り、犯罪自体に巻き込まれないように気をつけてください。

気をつけるべき犯罪⑤:麻薬犯罪(薬物犯罪)

カザフスタンで銃を使った犯罪に並んで多いのが、麻薬の密売など、薬物に関する犯罪です。
カザフスタンは麻薬・薬物を、他国に運ぶ際の通過国になっていて、特に国境地帯では、治安当局が警戒を強めています。

薬物の密売グループが摘発され、大量の麻薬が押収される事例も相次いでいるので、巻き込まれないように注意してください。
中身のわからない荷物を他人から託され、自分ではわからないうちに、麻薬の運び屋をさせられるケースもあります。

中身の不審な荷物を運んでくれるように頼まれても、絶対に応じないようにしましょう。

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治安のいいカザフスタンでも注意するポイント10選

注意するポイント①:パスポートを持ち歩く

カザフスタンでは、外国人旅行者は、滞在中、パスポートを持ち歩く義務があります。
バザールや駅などに警察官がいて、職務質問を行っていますが、そのときにパスポートを所持していないと、警察署に連行されることがあります。

パスポートをいつも忘れずに持っているようにしましょう。
また、そのとき、パスポートの盗難に遭わないよう――カバンの見えやすい場所・取り出しやすいところにパスポートを入れない、ポケットにパスポートを入れない、パスポートを提示したあと、手に持ったままにしないなど――十分注意を払ってください。

注意するポイント②:むやみに写真を撮らない

旅行先でお店や観光地に行ったら、せっかくなので写真を撮りたくなるもの。
けれど、カザフスタンでは、写真撮影を嫌がるお店や、撮影を禁止しているバザールがあるので、注意が必要です。

トラブルを避けるためにも、写真撮影したい場合は、あらかじめお店の人に許可を取りましょう。
また、軍事施設や国境付近では、あらぬ疑いを受けることもあるので、写真撮影はしない方がいいでしょう。

注意するポイント③:英語は通じない

カザフスタンでは、英語はほとんど通じません。
カザフ語が国家語、カザフ語とロシア語が公用語の国ですが、カザフ語を話すのは人口の6割ほどで、もとは旧ソビエト連邦に属していたため、一般に広く使われているのはロシア語です。

現在は、カザフスタン政府が、カザフ語の普及に力を入れていますが、まだまだ世界では、マイナーな部類に入るカザフ語。
できれば、「こんにちは」や「ありがとう」といった挨拶だけでも覚えていくと、カザフスタンの人はとても喜んでくれるので、ぜひ、お店やホテルなどで使ってみてください。

  • サラマッスズバ(こんにちは)
  • ラフミィェット(ありがとう)

注意するポイント④:気候

日本の7倍もの広い面積を持つカザフスタンは、気候風土が地域によって大きく異なっており、国土の中に次の3つの気候帯があります。
カザフスタンに旅行・滞在する際は、その土地に合わせた気候の対策が必要です。

  • ツンドラ気候(永久凍土が広がる寒帯)
  • ステップ気候(丈の低い草がはえた草原で、雨が少なく、昼夜の気温差が激しい乾燥帯)
  • 砂漠気候(雨が少なく、植物がほとんど育たない乾燥帯)

カザフスタン最大の都市アマルティは、カザフスタン南東、アラタウ山脈のふもとの都市で標高800メートルのところにあります。
平均気温は、夏23℃、冬マイナス6℃と、気候条件はあまり厳しくなく、比較的過ごしやすい都市と言えます。

対して、首都ヌルスルタン(旧アスタナ)は、カザフスタン北部にあり、冬の寒さがとても厳しい地域です。
冬の気温はマイナス30℃まで下がり、特に北東部では、昼間もマイナス40℃を記録するので、冬の間は外出もままならないことがよくあります。

また、ヌルスルタンは冬と夏の気温差が激しく、夏の最高気温は40℃まで上がります。
しかし、夏は、冬とは違って、湿度が低いこと、年中を通して吹く北西の風があることから、体感気温はそれほど高くは感じられず、計測される温度よりは過ごしやすくなっています。

カザフスタンに渡航するときは、必要に応じて、UVカットのサングラスや日焼け止めクリーム、帽子などを用意しましょう。
高地では、高山病に注意することも必要です。

注意するポイント⑤:花粉症の人は対策を

カザフスタンの山地には、スギ、シラカバ、ブタクサなど、花粉症の症状を引き起こす樹木がたくさん生えています。
特に、古都アルマティは、山に囲まれており、日本と同じように、春先は花粉症に悩まされる時期。

花粉症の人は、マスクを携帯する、予防薬を飲む、治療薬を準備しておくなど、花粉症の対策を万全にしておきましょう。

注意するポイント⑥:食中毒に気をつける

旅行先では慣れない土地での疲れなどから体調を崩しやすくなるもの。
ふだんは胃腸の強い人でも、食べ物・飲み物が原因で、食中毒になってしまうことがあるので、カザフスタンで食事するときは、以下のことに気をつけてください。

  • 生野菜・カットフルーツは食べない
  • 生卵は食べない
  • 肉は中まで火を通して食べる
  • 乳製品は市販の大手企業の製品を買う

基本的には、食品は、十分に火が通ったもの、加熱されたものを食べるようにし、ナマのものは避けます。
食品が傷んでいるかもしれないときは、無理をして食べたり、飲んだりしないで捨ててください。

乳製品は、牧場やバザールでは購入せず、より衛生面で安心な大手企業のものを選びます。
また、バザールでは、肉が冷蔵庫に入れられずに売られているので、バザールで肉は買わないようにしましょう。

注意するポイント⑦:お腹をこわさないように注意

体調を崩しやすい旅行先では、食中毒にはならなくても、お腹をこわしてしまうことがよくあります。
特に、カザフスタンは、肉料理が多く、油分をたくさん含むので、日本人旅行者は下痢になりやすくなっており、注意が必要です。

また、下痢で脱水症状を起こしたときは、スポーツドリンクが水分補給に効果的ですが、カザフスタンでは、スポーツドリンクはあまり店頭では見かけません。
日本から、ペットボトルや粉末状の製品を持ってくると便利でしょう。

注意するポイント⑧:生水は飲まない

カザフスタンの水道設備は、水道水自体に細菌が混入していることはめったにありませんが、水道管が老朽化していて、サビが混じっていることがよくあります。
カザフスタンでは、水道水などの生水は飲まないようにした方がいいでしょう。

飲用には、市販のミネラルウォーターがおすすめです。
また、ミネラルウォーターをお店で購入するときは、大手メーカーの製品を選ぶこと、商品が未開封かどうかも忘れずに確認してください。

注意するポイント⑨:病院に行くときの注意

カザフスタンの医療レベルについて、特にヌルスルタン市やアマルティ市など大都市にある病院では、一般的な病気の治療なら問題なく受けることができます。
ただし、カザフスタンでは、医療機関でも、英語を話す医師は少なく、ほとんどの医療関係者はロシア語やカザフ語しか話しません。

カザフスタンで広く使われるロシア語ができなければ、カザフスタンで病院に行くのは難しいと言えます。
また、医療費について、カザフスタンに限らず、外国で病院にかかれば、医療費は全額負担になります。

医療費がとても高額になる可能性もあるので、万が一に備えて、日本で海外旅行傷害保険に加入しておくのがいいでしょう。
保険の補償内容は、保険会社によって異なるので、自分に最適な保険を選んでください。

注意するポイント⑩:闇両替は利用しない

カザフスタンでは、通貨はテンゲ(KZT)が使われています。
一般のお店では、このテンゲしか使えないので、両替が必要ですが、両替は、空港やショッピングセンターにある外貨両替所やATM(ロシア語では「バンコマート」)で行うようにし、路上で行われる闇両替は利用しないようにしてください。

また、カザフスタン国内で、日本円からの両替はほとんどできないので、あらかじめアメリカドルかユーロを用意しておく必要があります。なお、ATM(バンコマート)では、海外キャッシング対応のキャッシングカードのほか、クレジットカード(VISA、Master Card)が利用可能です。

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治安のいいカザフスタンで、戦争の危険性はある?

外務省の「海外安全情報ホームページ」には、カザフスタンで戦争が起こる危険について言及されておらず、当面のところ、差し迫った戦争の可能性はないと考えられます。
しかし、日本の外務省は、2019年4月現在、テロや犯罪発生状況から、カザフスタン全土に「レベル1/黄色(十分注意してください)」の危険レベル指定をしており、旅行や滞在には、安全対策をしっかり講じることが必要です。

外務省の「海外安全情報ホームページ」には、カザフスタンの最新の治安・安全情報が掲載されているので、必要に応じてチェックして、情報の収集に努めましょう。

<下に続く>

治安のいいカザフスタンで、テロの危険性はある?

カザフスタンでは、2016年、アクトベでテロが発生しましたが、カザフスタン当局が発令していた「テロ警戒レベル・黄」(三段階のいちばん下)は、2017年1月に解除されています。
しかし、ISIL(イスラム国)の組織衰弱にともなって、イラクやシリアなどでISILに参加していたカザフスタン人が母国に帰り、母国でテロ事件を起こす可能性は否定できません。

また、現在(2019年4月)まで、カザフスタンでISILなどのテロ組織によるテロ事件は発生していませんが、インターネットでテロ組織の支援・宣伝を行っていた人物が逮捕されるなど、テロ組織に関連する事件は起きており、警戒が必要な状況です。
日本の外務省の「海外安全ホームページ」でも、カザフスタン全土に「レベル1・十分注意してください」が継続して発令されています

近年のテロは、テロ組織が関与して組織的に起こすものだけではなく、一見、テロ組織との関連のわかりにくい個人が、ソフトターゲット(不特定の人々が集まる駅やショッピングセンターなど)を狙って、突然起こすものも増えており、テロの危険のある場所や起こりやすい時期・時間などを、ますます予測しにくくなっています。
テロに巻き込まれないためには、テロは、世界中のどこでも起こりうるものだという認識を持ち、最新の安全情報の取得に努めて、警戒をおこたらないようにしなくてはならないでしょう。

先述の日本の外務省の「海外安全情報ホームページ」では、海外の最新の治安情報・安全情報を知ることができます。
また、同じく外務省の「たびレジ」(海外安全情報 無料配信サービス)は、登録しておけば、メールで、現地の最新の安全情報を知らせてくれたり、事前の注意喚起を促してくれるサービスです。

渡航前に、「海外安全情報ホームページ」のチェックや、「たびレジ」の登録をおすすめします。

海外安全情報ホームページ
たびレジ

<下に続く>

カザフスタンの治安はいい?悪い?観光時に注意するべき犯罪や安全点を紹介のまとめ

首都の未来都市ヌルスルタンに、シルクロードの「草原の道」の名残を感じられる遊牧民の文化・料理。
異国情緒を誘うカザフスタンですが、観光に出かけるときには、スリや強盗、詐欺などの犯罪に注意が必要です。

また、カザフスタンの厳しい気候や日本との食べ物・水の違い、言語の問題にも気をつけておいた方がいいでしょう。
トラブルや犯罪に巻き込まれないように、「海外安全情報ホームページ」などを活用して、カザフスタン観光を楽しんでください。

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