江戸のれんってどんなところ?
日本で特に東京の歴史を深く知りたい時におすすめなのが、両国にある「江戸のれん」です。
まるで江戸時代にタイムスリップしたような風景だけではなく、粋な江戸の食文化も楽しむことができるのれん街をイメージした商業施設となっています。
ハンバーグやパスタ・中華など、今では洋食や中華料理・多国籍料理に至るまで多くの食に囲まれていますが、日本はもともと和食文化の国でした。
和食のイメージは天ぷらや寿司などですが、実は和食の世界はもっと種類豊富で幅広いことをご存知でしょうか?
ここでは「粋な江戸の食文化を楽しむ」をコンセプトに集められた和を感じるのれん和食店が12店舗揃っています。
両国観光の際はもちろん、無形文化遺産の和食が食べたい時にもぜひ江戸のれんを利用してみてくださいね。
江戸NORENで和食を楽しもう!
江戸のれんでは、江戸時代のような町屋をイメージした空間や、日本相撲協会監修の土俵など見どころ満載の施設ですが、一番はなんといっても食事処。
和の雰囲気の中で味わえる和食の中には、サクサクの天ぷらや江戸前の握り寿司・下町情緒あふれる深川めし・もんじゃ焼きなど豊富なラインナップが揃っています。
下町から昔ながらの歴史ある和食がずらりと並んでいるので、どれにしようか悩んでしまうほど。
ぜひそれぞれの食文化の歴史やメニューの深みを知りながら江戸時代ののれんをくぐってみましょう。
江戸NORENへの行き方
ではここで、江戸のれんへ向かうアクセスをご紹介します。
江戸のれんへ公共交通機関を利用して向かう場合、JRからは総武線の両国駅を下車して西口が直結となっています。
地下鉄の場合は、大江戸線の両国駅を下車して徒歩すぐの場所となるのでアクセス良好なのも特徴の一つ。
江戸のれんへ車で向かう場合は、専用の駐車場がないのでご注意ください。
そのため、江戸のれん付近のコインパーキングに駐車することをおすすめします。
江戸のれん店舗①:勝運すずしろ庵
創業明治38年から続く、保存料や合成着色料を使用しない優しい味を堪能できるのが江戸のれんの勝運すずしろ。
こちらでおすすめなのが、幻とも言われる亀戸大根をたっぷり使用した亀戸大根あさり鍋めしです。
他にも、甘味では亀戸大根を優しい味付けで仕上げた勝運まんじゅうも思わずほおばりたくなる一品。
職人が一つ一つ健康を考えて作り上げるあたたかい真心こもった一品をぜひ召し上がれ。
ランチにおすすめな割烹弁当以外にも、お土産やちょっとした休憩にも利用しやすいスポットです。
ぜひ身体にも良いお店ののれんをくぐってみてくださいね。
勝運すずしろ庵
住所:東京都墨田区横網1丁目3-20
電話番号:03-6658-8033
営業時間:10:00~23:30
定休日:なし
URL:http://www.jrtk.jp/edonoren/
江戸のれん店舗②:東京商店
日本酒やお酒好きな人はこちら。
江戸時代から造られる伝統を守り抜いている江戸のれん日本酒専門店の東京商店では、美味しい料理に合うお酒を常時30種類提供しています。
店内には、自動利き酒マシンがあり、お猪口一杯分の日本酒をセルフで堪能できるシステムとなっています。
なんと東京にあるすべての酒造を試すことができるので、気になる銘柄があればぜひこの機会に楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、お酒はもちろん味比べでは日本酒によく合うアテも用意されているので、気楽に一杯楽しむことができます。
江戸時代の日本酒の世界を知りたいと思ったら、こちらののれんをくぐってみてください。
東京商店
住所:東京都墨田区横網1丁目3-20
電話番号:03-5637-8262
営業時間:11:00~22:00
定休日:月曜日
URL:http://shouten.tokyo/
江戸のれん店舗③:月島もんじゃ もへじ
月島の魚河岸直営店で、昔から下町で親しまれているもんじゃ焼きを提供するのが、江戸のれんの月島もんじゃ「もへじ」。
ここのもんじゃ焼きは魚介系と鶏がらをミックスさせた合わせ出汁と、具沢山なメニューが人気となっています。
その中でも一番人気は、大人も子供も楽しめる「明太もちチーズもんじゃ」。
チーズのまろやかさと明太子の塩味がマッチしたおすすめメニューです。ランチにもぜひどうぞ。
江戸下町の食を味わいたいと思ったら、こちらののれんをくぐってみてください。
月島もんじゃ もへじ
住所:東京都中央区月島3丁目16-9
電話番号:03-6204-2314
営業時間:11:00~23:00
定休日:なし
URL:http://monja-moheji.tokyo/
江戸のれん店舗④:かぶきまぐろ
新鮮で美味しい海鮮丼が食べたい、と思った時におすすめなのがこちら。
築地本店のかぶきまぐろでは、朝採れたての魚や熟成魚まで、プロの目利きが一番美味しいタイミングや食べ方にこだわった江戸のれんにあるお店。
ランチでは、新鮮魚が20種類も乗った贅沢な「築地場外丼」がおすすめです。
もちろん他にも、本マグロ丼・イクラサーモン丼・メバチマグロ丼などラインナップが豊富なところも見どころです。
コスパ良く味わえるランチ時がおすすめなお店です。
ぜひ新鮮な江戸の魚和食を味わいたいと思った時は、こちらののれんをくぐってみてください。
かぶきまぐろ
住所:東京都墨田区横網1丁目3-20
電話番号:03-6456-1032
営業時間:11:00~14:30/ 17:00~22:00
定休日:なし
URL:https://kabukimaguro.business.site/
江戸のれん店舗⑤:ちゃんこ霧島
両国と言ったらちゃんこ鍋が食べたい、という人におすすめなのがこちらの江戸のれんにある「ちゃんこ霧島」へ。
ここは元大関霧島のお店で、鶏がらと豚骨で取った旨味たっぷりの出汁に魚介や肉・つみれ・野菜を豪快に乗せたちゃんこ鍋を堪能できます。
日本伝統の相撲場所でいただく本格ちゃんこ鍋は、味わう価値アリの一品です。ぜひ雰囲気も合わせてここだけの江戸の味を楽しみたい時は、こちらののれんをくぐってみてくださいね。
ちゃんこ霧島
住所:東京都墨田区両国2丁目13-7
電話番号:03-3634-0075
営業時間:月~土 11:30~23:00/ 日 11:30~22:30
定休日:なし
URL:http://www.j-kirishima.com/c/index.html
江戸のれん店舗⑥:両国橋茶房
ランチ後の甘味はいかがでしょうか。
両国の由来でもある両国橋の名前を持つこちらの江戸のれんの両国茶房では、和の風情感じる甘味メニューが豊富です。
徳川家康も愛したと言われる本山茶を贅沢に使用した抹茶や、お茶を堪能できる和パフェなど粋な甘味が揃っています。
ここでのこだわりは、江戸から続く老舗の食材や調味料を使用していることです。
食事だけではなく、日本のほっと一息つく江戸時代からの甘味を味わえるのれんもくぐってみましょう。
両国橋茶房
住所:東京都墨田区横網1丁目3-20 両国ー江戸NOREN1階
電話番号:03-6658-8037
営業時間:10:00~23:30
定休日:なし
URL:http://www.jrtk.jp/edonoren/
江戸のれん店舗⑦:つきぢ神楽寿司
江戸時代から代々伝わる、赤酢の赤シャリで握るお寿司屋さんがこちら。
香りが高い赤酢と、国産の良質な天然物の魚介をいただけるとあって江戸のれんでも人気のお店です。
おすすめのランチメニューは「江戸前握り」です。
もちろん一貫ずつ味わうこともできるので、気分に合わせて使い分けてみてくださいね。
また、江戸時代の雰囲気を再現するために、当時使用されていた立食い寿司も併設しているのも見どころの一つ。
普段と違った江戸の食べ方を味わってみたい時は、こちらののれんくぐってみましょう。
つきぢ神楽寿司
住所:東京都中央区築地4丁目4-14-13
電話番号:03-3541-4180
営業時間:月~金 11:00~23:00/ 土 10:00~23:00/ 日 11:00~22:00
定休日:なし
URL:https://tukijikagura.jp/
江戸のれん店舗⑧:根津 鶏はな
地産地消にこだわりを持つ、希少な東京軍鶏を味わうことができるのが江戸のれんの「根津 鶏はな」です。
ここでは、旨味やコクがたっぷり詰まった東京軍鶏を親子問屋炭火焼き鳥など様々なメニューを堪能できるお店です。
人気のランチメニューは「東京軍鶏 親子丼」。
ごろごろとたっぷりの東京軍鶏が入っており、食べ応えのある一品となっています。
コクがありながらヘルシーな味わいなので、女性にもおすすめなランチとなっています。
お土産に、濃厚な旨味たっぷりの東京卵の輝きプリンも見逃せません。
鶏専門ならではの江戸の味を知りたい時は、ぜひこちらののれんをくぐってみましょう。
根津 鶏はな
住所:東京都文京区根津1丁目27-1 第二高野ビル
電話番号:03-5834-8079
営業時間:月・水~日 12:00~14:00/ 17:30~23:00 / 火 17:30~23:00
定休日:月曜日
URL:http://www.tokyoshamo.com/
江戸のれん店舗⑨:天ぷら食堂 ひさご
和食の中でも天ぷらを美味しくいただきたい、という人におすすめなのがこちら。
素材だけではなく、特注の胡麻油や焼き塩など食べ方にもこだわりを持つ江戸のれんの「天ぷら食堂 ひさご」では、ボリュームのある天ぷらを堪能することができます。
おすすめメニューは、三重県四日市から取り寄せた香り高い胡麻油で仕上げる「ひさご天丼」です。
カラッと揚げながらも、さっぱりとした味わいが、思わずご飯をおかわりしたくなる美味しさ。
職人が目の前で揚げてくれる対象7年からの名店の江戸の味を、のれんをくぐってとくとご堪能あれ。
天ぷら食堂 ひさご
住所:東京都墨田区横網1丁目3-20
電話番号:03-6456-1125
営業時間:11:00~21:00
定休日:月曜日
URL:https://retty.me/area/PRE13/ARE17/SUB1704/100001310384/22752638/
江戸のれん店舗⑩:門前茶屋 成る口
下町の食文化を楽しみたい、という人におすすめなのが江戸のれんの「門前茶屋 成る口」。
ここは、江戸時代の庶民に親しまれてきた深川めしを堪能できる人気のお店となっています。
おすすめメニューは、新鮮なあさりを一つ一つ丁寧にふっくら味付けし、出汁ご飯と一緒にいただく「深川あさり蒸籠めし」。
贅沢にせいろでいただく優しい味わいは、和の情緒を感じさせてくれる一品です。
お酒好きな人には、出汁の効いたあさりに合う純米酒も用意されています。
下町の味とこだわりの江戸の日本酒を堪能したい人には、おすすめなのれん店です。
門前茶屋 成る口
住所:東京都墨田区横綱1丁目3-20 両国江戸NOREN 1F
電話番号:050-3461-5133
営業時間:月~金 11:00~23:00/ 土日 11:00~22:30
定休日:なし
URL:https://r.gnavi.co.jp/44sghgp90000/?utmid=type-ttenmei008gf8g500topspg_lis
江戸のれん店舗⑪:日本ばし やぶ久
明治35年から代々続き、江戸のれんにある江戸三大蕎麦名店「日本ばし やぶ久」からは、国産最上級のそば粉を使用したせいろそばがおすすめです。
江戸の食と言えば、東京では蕎麦をイメージする人が多いほど昔から親しまれてきた和食でもあります。
おすすめメニューの「せいろそばと老舗蕎麦屋の親子丼」では、伝統の足踏み製法で仕上げる喉ごしすっきりな一品。
添加物を使用していないので茹でたての香り豊かな蕎麦を味わうことができます。
美味しい江戸から続くお蕎麦を味わいたいと思った時は、ぜひこちらののれん店へどうぞ。
日本ばし やぶ久
住所:東京都中央区日本橋2丁目1-19
電話番号:03-3271-0829
営業時間:
月~金 11:00~15:30/17:00~22:30
土 11:00~15:30/17:00~21:00
定休日:日曜日
URL:http://www.yabukyu.com/
江戸のれん店舗⑫:築地食堂 源ちゃん
海鮮丼だけではなく、新鮮な魚介類をいろいろ楽しみたいという人におすすめなのがこちら。
毎朝築地から直送される新鮮な魚介類を扱う、江戸のれんの「築地食堂 源ちゃん」は、海鮮丼や焼き魚など様々な魚介の楽しみ方ができるお店です。
居酒屋感覚でも利用しやすく、セットや定食だけではなく少しずつ食べたい人に一品でのメニューも豊富です。
広い店内にラインナップ豊富なメニューは、大人数で賑わう際にもおすすめです。
少しずつ居酒屋感覚で江戸の和食を楽しめる、おすすめののれん店。
築地食堂 源ちゃん
住所:東京都墨田区横網1丁目3-20 両国江戸NOREN店2F
電話番号:03-6212-0981
営業時間:月~土 11:00~23:00/ 日・祝日 11:00~22:00
定休日:なし
URL:http://www.cyp-jp.com/store/genchan.html
江戸のれんではイベントも開催!
実は、江戸のれんでは食事や町屋の風景を楽しむ以外にも、様々なイベントを開催しているのも特徴の一つです。
例えば、「ふくわらいおすもうさんバッグ作りワークショップ」や「土俵で相撲とり体験」・「人力車で両国散策」など、子どもから大人まで参加でき、楽しめるイベントが盛りだくさんとなっています。
もちろんこの他にも季節ごとのイベントも開催されるので、気になる人はぜひホームページでチェックしてみてくださいね。
両国・江戸のれん12店舗紹介のまとめ
お相撲さんで有名な両国ですが、それだけではなく江戸時代の食文化を楽しめるようにオープンしたのが江戸のれん。
定番の天ぷらや寿司だけではなく、下町の味や抹茶スイーツなど和食の幅を広げる豪華な食事処が揃っています。
また、江戸のれんでは季節によって変化する楽しいイベントも開催しているので、ぜひ両国観光の際は訪れてみてはいかがでしょうか。