名物や銘菓がないなんて言わせない!埼玉ってどんなところ?
埼玉県は、東京都の隣でいまいちパッとしないと思われているようですが、都会の市もあり、自然を楽しめる観光スポットがあったりと楽しい場所。
さいたまスーパーアリーナでは、サッカーの国際試合、大物アーティストのライブなど様々なイベントが開催され人が押し寄せます。
また、秩父市には自然を楽しめる場所があり東京からのアクセスもいいことから、小旅行先としても人気となっています。
東京都などの主要都市と比べても都会過ぎず、北関東と比べて田舎過ぎずと丁度いい市があるので、住みやすい場所が多くある県。
映画やドラマなどの舞台になったり、新しいお札の顔にも選ばれた渋沢栄一氏の生まれ育った場所でもあり、思っているよりも話題性のある埼玉県です。
そんな埼玉には、名物や銘菓もあるんですよ。
埼玉の名物といえば、B級グルメの行田フライやいもポテトなども有名ですし、秩父旅行へ行った場合はわらじカツ丼なども味わって欲しいグルメとして有名です。
埼玉なんて何もないでしょと思っている方も多いようですが、銘菓もたくさん存在しています。
丁度いい埼玉の魅力を知ってもらうために、ここでは埼玉のおすすめ銘菓20選を紹介していきたいと思います。
いがまんじゅうや五家宝!埼玉県のおすすめ銘菓20選!
埼玉には、郷土料理としても人気のおまんじゅうや、埼玉と言えばという銘菓があります。
埼玉県のお土産としておすすめな銘菓20選を見てみましょう。
おすすめの銘菓①:いがまんじゅう
いがまんじゅうは、埼玉県を代表する郷土料理の1つで銘菓としても有名です。
いがまんじゅうの発祥は埼玉県北部で、お饅頭をお赤飯で包んだおまんじゅう。
その形や姿が栗のいがに見えたそうで、いがまんじゅうと名付けられたとの話があるそうです。
昔は、田植えや夏祭りなどの際に各家庭で作り重箱に詰めて、ふるまっていたそうでが、その風習も少しづつ薄れてしまったとのこと。
また、もち米はとても高価だったので、おまんじゅうを入れて笠間市をしたのが始まりとも言われています。
その後、和菓子屋でも販売することも多くなり、埼玉県北部では作っている和菓子店が多いようです。
埼玉北部でも、いがまんじゅうの街として売り出しているのが羽生市や行田市。
羽生のサービスエリアでは、いがまんじゅうを販売しているのですが早めに完売してしまうそうですよ。
おすすめの銘菓②:十万石まんじゅう
「うまい、うますぎる、十万石まんじゅう~」というフレーズ、埼玉テレビを観たことのある方なら耳にしたことがあるかもしれません。
このキャッチコピーはすごく耳に残るのですが、有名な版画家の方が手掛けたそうです。
行田市の銘菓十万石まんじゅうは、一口サイズの小さいお饅頭なのですが、中はしっとりとしたこしあん、まわりの皮はもちっとした食感でとっても人気。
まわりの皮は山芋が使われているそうです。
小さいお饅頭には「十万石」の焼き印がしてあるのですが、行田市の舞台となったドラマ「陸王」が話題となった時は陸王の焼き印をした十万石まんじゅうが品切れになるほどブレイクしました。
他にも話題となっている映画「飛んで埼玉」の焼き印の十万石まんじゅうが売れています。
1つ110円+税とちょっと高いお饅頭だなという印象をうけますが、美味しくて話題性もあるのでおすすめです。
おすすめの銘菓③:彩果の宝石
彩果の宝石は埼玉が発祥とされている、フルーツや花の形をした色とりどりのゼリーです。
まるで宝石のな、彩りのいい29種類のフルーツゼリーは、贈答品やプレゼントとしても人気があります。
使われるフルーツにもこだわりがあり、日本はもちろん世界中で美味しい果物を取り寄せて、厳選されたフルーツの果汁をたっぷり使った本格的なフルーツゼリー。
ゼリーの周りに使われているお砂糖も、甘さ控えめな上質なものを使用しています。
見た目はグミのような印象にも見えますが、とっても歯切れのいいゼリーでとても食べやすく、小さいお子様にも安心して食べてもらえるお菓子となってます。
「どれにしようかな」それぞれの味や形を楽しみながら食べられるのも嬉しいですよね。
おすすめの銘菓④:五家宝
五家宝は、熊谷市の銘菓として有名です。
250年もの歴史あるお菓子で、無添加無着色や素朴な味の伝統を守りながら作り続けいる和菓子屋が多くみられます。
中心にはおこしのようなサクサクとした本種に蜜を絡め、きな粉が練り込まれた皮でくるみ、さらにフワッと香ばしいきなこをまぶしてあるお菓子です。
熊谷の銘菓として贈答品としても定番とされていますが、最近では食べやすくきな粉がこぼれにくい五家宝も人気となっています。
抹茶味やココア味などがあったり、黒蜜をかけて食べる五家宝があったりと、若者も手に取りやすいように工夫されているのも嬉しいですよね。
五家宝は、各和菓子店で工夫されているので、食べ比べをしてみるのも楽しいかも。
おすすめの銘菓⑤:福蔵
福蔵は、明治20年創業の老舗和菓子店「くらづくり本舗」の銘菓です。
「生まれる福」「伝え守る蔵」という思いのこもった最中で、素材にもこだわりを持って作られています。
北海道十勝平野で収穫された小豆を100%使用し、ふんわりと素材を生かした小倉餡に仕上がっています。
また、最中の中に入っているお餅は、佐賀県産ひよく米を使っているこだわり。
「川越セレクション」「彩の国優良ブランド品」としても認定されており、お土産や贈答品としても人気があります。
くらづくり本舗ではたくさんの和菓子が作られていますが、丸ごと栗が入った「栗最中」や、川越大師名物の「長寿らかん餅」なども人気です。
おすすめの銘菓⑥:いも恋
川越市発祥の「いも恋」は、話題にもなり銘菓と言われるほど有名になりました。
輪切りのさつまいもと小豆の粒あんが二層になっている見た目も食感もいいおまんじゅうです。
生地にはもち粉と山芋が使われており、もちもち食感なことから若者からの支持が高いです。
このいも恋を作る工程には、製造スタッフの方々が思いを込めて一つ一つ丁寧に包み込むというこだわり。
「彩の国認定優良ブランド品」として認定もされており、川越の観光名所「時の鐘」近くの店舗で販売しています。
また、埼玉の高速道路のサービスエリアでも暖かいいも恋が食べられますし、川越の全国への通販などもしています。
おすすめは、温めて食べるいも恋なので、お持ち帰りした場合はレンチンして食べましょう。
おすすめの銘菓⑦:檸檬堂プリン
大宮駅から徒歩8分ほどの場所にある「檸檬堂(れもんどう)」のプリンが人気です。
お土産にはもちろん、店舗に隣接するカフェでそのまま食べる事も可能。
口当たりがとてもよく、無添加の素材にこだわりにこだわった極上のプリン。
素材はもちろん、丁寧な手作りにもこだわっており、一度にたくさんのプリンを作ることが出来ないため、売り切れてしまうこともあるほどです。
- 奄美諸島産のきび糖
- 埼玉県産逸品卵「トップラン」使用
- 有機栽培天然バニラビーンズ
- 北海道産牛乳
上記のような厳選された素材を使い、丁寧に作られていることから1つ480円(税込み)とお値段は高いのですが、納得の濃厚な贅沢プリンです。
プリンの容器もおしゃれなので、お土産におすすめ。
おすすめの銘菓⑧:十勝甘納豆本舗
昭和27年創業の勝甘納豆本舗は本店が川口市ににあり、中でも甘納豆は埼玉県の銘菓として有名です。
甘納豆の種類は全7種で、それぞれの素材をしかした程よい甘さの甘納豆です。
- あずき
- 大納言
- 大正金時
- 白花
- 青えんどう
- お多福
- 栗
3種類と6種類がセットになった詰め合わせは、贈答品としても人気が高く通販などでもお取り寄せが可能。
十勝甘納豆本舗では、季節ごとの素材を生かして、美味しい葉もちろん楽しい和菓子の提供を心がけています。
おすすめの銘菓⑨:亀どら
埼玉の観光スポット、「小江戸川越」の食べ歩きグルメとしても人気の亀どらは、埼玉の銘菓としてもすっかりおなじみになりました。
天明3年(1780年)から創業している「亀屋」の銘菓で、亀の刻印のある最中が名物です。
食べ歩きで人気の亀どらは、可愛い亀の形をした生地に、基本の4種類の餡や期間限定の餡などが販売されています。
- つぶあん
- こしあん
- ごまあん
- 渋皮栗
また、中身の入っていない生地だけも販売しており、ホットケーキのようにして子供のおやつにするのにもおすすめです。
亀どらのほかにも、サツマイモの形をした「小江戸川越シュー」なども人気で、小江戸川越の盛り上げに一役買っている和菓子の名店です。
おすすめの銘菓⑩:最中松ぽっくり
明治45年創業された老舗の和菓子店「富久屋」の最中松ぼっくりは、創業から作られ続けている銘菓です。
有機栽培されている北海道産の小豆を使い、丁寧に作られた素朴で美味しい餡がずっしりと詰まった最中。
松ぼっくりに見立てられた生地はとっても可愛らしく、食べやすい小ぶりのタイプ。
6個入り1080円(箱入りタイプ)での販売となっています。
また、富久屋さんでは「牡丹団子 みたらし味」も人気で、こちらは農林水産省が主催するフードアクション・ニッポンを受賞したことのあるお菓子です。
ふんわり柔らかいお持ちの中に、甘さ控えめもあんこが入っているみたらし団子。
富久屋のお菓子も通販で購入可能となっているので、母の日や父の日のプレゼントにもおすすめです。
おすすめの銘菓⑪:白鷺宝(はくろほう)
浦和に本店のある「菓匠 花見」は、大正元年に創業した本格和菓子店です。
本物の職人さんが手づくで丁寧に作り上げており、匠の技が見た目にも味でも人々の心を喜ばせる、本格和菓子。
中でも白鷺宝は、お土産や贈答品としても使われることが多く、とても親しまれています。
一口サイズのあんこ玉のようなまん丸の和菓子で、くちどけのいい優しく柔らかい食感です。
定番の商品は全6種類、季節によって3種類が作られてます。
種類も豊富なので、どれを食べるか選ぶだけでも楽しめる和菓子です。
- 白鷺宝
- 玉しずく
- かふぇ
- 抹ちゃ
- ごま
- よろこぶ
- さくら(2月~4月)
- あんず(5月~9月)
- 夢ら咲(秋限定)
おすすめの銘菓⑫:武州路
元治元年(1864年)に創業した梅林堂の原点は、初代が京都や伊勢で食べた和菓子に魅了され、作りたいという動力です。
熊谷の銘菓として有名で、手土産や贈答品として長く愛用されている和菓子店です。
ちょと凝った和菓子と洋菓子のコラボが魅力的で人気なのが「武州路」で、しっとりと柔らかい108の層のパイ生地の中に、小豆餡と乳菓あんが包まれています。
このパイ生地は、2日間かけて職人さんが手作りをしており、他とは違う梅林堂のオリジナル。
使われるバターは北海道産のフレッシュバターで、パイ生地からバターの風味がたっぷり感じられます。
そのまま食べてももちろん美味しいのですが、トースターでちょっと温めると香ばしくなりまた違った武州路を楽しむことができるのも嬉しいですよね。
おすすめの銘菓⑬:川越タルトタ
蔵造りの街並みが楽しめる川越の観光スポットの近くにお店を構える川越堂のタルトが人気です。
こだわった素材で作っているので、素朴で深みのあるしっとりしたタルトは、お土産として大人気。
こちらのタルトは、冷やして食べる時が一番おいしく食べられるように作られているので、必ず冷やして食べることをおすすめします。
定番の一番人気はエッグタルトで、こだわりの卵黄と生クリームを使い、とっても贅沢なタルト。
他にも4種類のタルトが並びます。
- チョコタルト
- さつまいもタルト
- チーズタルト
- プレミアムエッグタルト
プレミアムエッグタルトは、数量限定商品となりもしかしたら店頭に並ばない日もあるかもしれないほどレア。
川越へ行ったら、是非川越タルトを楽しみましょう。
おすすめの銘菓⑭:喜多のかけ橋 くらずくり本舗
福蔵で紹介した「くらずり本舗」ですが、喜多のかけ橋というお菓子も銘菓として有名なんです。
こちらの喜多のかけ橋は、2014年~2018年の5年連続で「料理王国100選」に選ばれた銘菓で、「川越セレクション」としても認定済みです。
喜多のかけ橋には、狭山のお茶と埼玉県産の米粉の和の食材を使っています。
和風ダックワーズとも呼ばれており、サクッとした最初の食感と、ふんわりとしっとりの食感が絶妙な和スイーツです。
福蔵も銘菓ですが、ちょっと一工夫あるお菓子が食べたいなという方にはおすすめのお菓子となります。
おすすめの銘菓⑮:つばさかりん
慶応元年(1865年)の創業と老舗の「紋蔵庵」のつばさかりんも銘菓として有名です。
川越では、さつま芋の文化があり、こちらのつばさかりんもさつま芋を使用した和菓子。
さつま芋を使った餡を、焦がし蜜を練り込んだ生地で包み込み、かりんとうの様に油で揚げて作られています。
カリっとした食感と、さつまいも餡のしっとりとほんのりした甘さが人気。
蔵造りの街並みの通りにもお店を構えており、観光客も多いですから店舗では売り切れてしまうこともあるそうなので、お土産に予定しているようでしたら早めに購入しておきましょう。
他にも、さつま芋を使った川越ポテトも人気で、つばさかりんとセットで購入するかたも多いそうです。
通販も行っているので、もし買えなかった場合でも安心ですね。
おすすめの銘菓⑯:むさしの道中 あたらし
むさしの道中は、「和菓子司 あたらしの」お菓子です。
こちらのお店は大宮で長く親しまれているお店で、大宮の銘菓として地元でも愛されています。
洋を感じさせるサクサク食感の軽いおせんべいで、一番人気はアーモンドチュイール。
また、胡麻をたっぷり使ったおせんべいもあります。
軽い食感なので、SNSでは何枚でも食べられちゃうという口コミもありました。
しっとりした塩サブレやたっぷりごまを使用したどら焼きも人気の和菓子店です。
迷ってしまいそうな大宮のお土産は、むさしの道中にきまりですね。
おすすめの銘菓⑰:芋太郎 翠扇亭
川越小江戸横丁の食べあるきの名物として生まれた「芋太郎」は、メディアでも紹介されたことがあるほどです。
芋太郎は、やきいもの素材を生かして作られたおやつで、焼き芋のおにぎりです。
川越はさつまいもがたくさん収穫されるのですが、翠扇亭の社長自らがさつまいも農家から直接仕入れてくる正真正銘の川越産のさつまいも。
砂糖などの調味料はいれず、素材の味をそのまま食べることができます。
おにぎりの形をして、鉄板でこんがりと焼かれているので甘くて香ばしくて美味しいスイーツ。
売り切れ次第で終了なので、見かけたら早めに食べちゃいましょう。
川越産のサツマイモソフトクリームも人気なので、こちらも食べ歩きとしておすすめです。
おすすめの銘菓⑱:草加せんべい
埼玉のおせんべいと言えば、草加せんべいですよね。
草加市は昔からお米が良く収穫される場所、そして醤油の名産地となる千葉県野田市からちかいとうこともあり、江戸時代から草加せんべいが作られていました。
草加せんべいは、厚みがあり味もしっかりついているおせんべいで、バリッとしっかりとした食感を楽しみたいという方におすすめ。
草加市には60店舗以上の草加せんべい店があり、どのお店も手焼きのオリジナルおせんべいを取り揃えています。
また、自分でおせんべいを手焼き体験できるおせんべい屋さんもあるので、草加の方へ旅行へ行かれる方は体験してみるのもいい経験になりそうですよね。
焼きたてのおせんべいの香ばしい香りと、パリパリの食感が病みつきになりそう。
おすすめの銘菓⑲:黒胡椒せん
深谷市にあるおせんべいやさん本舗「煎遊」は、大正13年に創業した老舗の本格おせんべい店。
中でも人気なのが「黒胡椒せん」、ピリッと黒胡椒のパンチが効いたおせんべいです。
草加せんべいとは違い、薄めのおせんべいなので食べやすいのですが、黒胡椒がかなり効いているのですが食べた後の辛さが病みつきになると人気。
お土産用には、個別包装されたおせんべいを、ご家庭用にはバラで入ったおせんべいがおすすめ。
川越の人気クラフトビールとの相性が抜群と紹介されてから、埼玉のお土産としてセットで購入される方も多いようです。
おすすめの銘菓⑳:元祖ねぎ味噌せんべい
最後におすすめする銘菓は、深谷氏の名産「深谷ネギ」を使用したおせんべいです。
ねぎ味噌せんべいは、ねぎの辛みと甘味噌の香ばしさがする、しっかりとした味付けで、草加せんべいのようなしっかりとした歯ごたえ。
埼玉のお土産として、サービスエリアやお土産を扱うお店においてあり、さいたま推奨土産品金賞を3回連続で受賞している、人気のおせんべいです。
ちょっと珍しいねぎ味噌せんべいは、甘いものが苦手な方へのお土産におすすめです。
埼玉には美味しい銘菓がたくさん!
ドラマ「陸王」で話題になったり、映画「翔んで埼玉」で話題になり、すっかり人気県に急上昇中の埼玉。
埼玉には美味しい銘菓はないと思われているようですが、たくさんありましたね。
映画やドラマで舞台となった埼玉の見学ついでに、埼玉の銘菓を是非楽しんでみて下さい。