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2018/11/29

横浜弁なんてあるの?東京とは微妙に違う横浜方言あれこれ

横浜といえば、お洒落で垢抜けた都会のイメージで、横浜弁とか横浜方言なんて無いんじゃないか?と思っている人も多いでしょう。
実際、横浜は東京と目と鼻の先の大都市ですが、実は意外に方言や訛りがあるのです。

ここでは以下に横浜市民と横浜周辺の神奈川県人がよく使う横浜弁を紹介していきましょう。

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隣接している東京の影響を受けている横浜弁(横浜方言)

周辺地域を含む横浜のローカル言葉や特有の言い回しの特徴を挙げれば、まずは、使っている住民に「横浜弁を使っている」という意識がほとんど無いという点でしょう。
これは東京と隣接する埼玉などにも色濃く見られる傾向ですが、東京都と隣り合っている地域に住んでいるためか、自分たちでは東京の人々とまったく変わらない標準語を話していると思い込んでいる傾向が強いわけです。

横浜弁と一口に言っても、ざっくり言えば横浜の方言というよりかは、神奈川県特有の方言といったものが多い特徴があります。
それから、東京弁というか東京の人々が日常使う言葉との違いが大きい要素としては、横浜弁特有の言い回しよりも、そのイントネーションでしょう。

横浜のもともとのお国訛りは、総じて東京の標準語よりも、メリハリの効いたイントネーションがあります。
具体的に言えば、語尾を少々大袈裟気味に上げる傾向が強いです。

とはいえ、学生のうちならまだしも、社会人にもなれば、横浜市民の多くは東京の職場に通うようになる人が多いので、東京との言葉の差異、イントネーションの違いといったものも近年ではほとんどわからない程度です。
知らず知らずのうちに東京の影響を受けて、イントネーションも東京の人のように平板気味に変化する横浜市民も多いわけです。

また、横浜といってもけっこう広く、沿線によって特徴もだいぶ異なります。
例えば、田園都市線沿線の青葉区等の新興高級住宅地に住む人々の多くは、東京都内からの移住組であり、横浜弁自体に馴染みのない人々が多くなります。

一方、関内を中心とする古くからいわゆるハマっ子と呼ばれるような人々が多く存在するエリアや、湘南にほど近い栄区や戸塚区のようなエリアになると、旧来からの横浜弁や横浜(神奈川)訛りの言葉を使う人々も多くなります。

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横浜市民がよく使う横浜弁の定番フレーズ15選

横浜弁の似合う場所

①:「~じゃん」

このエリアは響きもイメージもオシャレなので、東京の人々が影響されて模倣し始め、いつの間にか全国区の標準語になっている言葉が多く存在します。
その代表的なものが、「~じゃん」でしょう。

これは今や、全国的に使われていますが、もともとは横浜弁であり、語尾に付く終助詞の一種です。
当然横浜市民は、子どもの頃からこの「じゃん」は生活の中で多用して「~じゃんか」とか「~じゃんね」という使い方もよくします。

②:「かたす」

横浜市民がよく使う定番フレーズとしては、「かたす」(片す)という言葉もあります。
これは標準語で言えば、動詞の「片付ける」の横浜弁バージョンです。

「それ、かたしとして」というのは、「それ、片付けておいて」という意味です。
何でも略す傾向の強い横浜らしい方言の一つです。

③:「横っちょ」

東京の人も使う横浜弁に「横っちょ」があります。
何かの横を指す時に使う言葉であり、これも標準語みたいに一般浸透していますが、もともとはこの地域の言い回しです。

「ほら、あのポールの横っちょに停めて」とか、ただの横というよりも何か親しみが伝わる方言です。

④:「かったるい」

もともとはこのエリアの言葉だったけど、東京の人々が真似し始めて全国区になった言葉としては、「かったるい」「たるい」も挙げられます。
意味としては、「面倒臭い」とか「だるい」といったネガティブな意味の言葉です。

特に中高生ぐらいの年齢だと何かにつけ「ああ、かったりーな」と横浜の子は使う傾向が強いです。

⑤:「うっちゃる」

これは、横浜弁というよりかは神奈川弁と言った方がふさわしい方言です。
「うっちゃる」というのは、「捨てる」という意味です。

相撲の決まり手に「うっちゃり」というものがありますが、これも同義ですね。

⑥:「~だべ」

横浜でも、湘南エリアに近い地域の人たちが多用する御国言葉(言い回し)が、「~だべ」です。
語尾に付ける使い方で、文によっては「~べ」の場合も多いです。

意味は、「~だろ」という感じで、「お前、明日バイトだべ?」とか、「メシ食うべ」といった使い方をします。
イントネーションも北関東や東北とは違い、サラっと平板な感じで使うのが横浜(神奈川)弁バージョンです。

⑦:「あるって」

古い横浜弁の代表的なものの1つに、「あるって(歩って)」があります。
意味は、「歩いて」です。

土着というか生まれも育ちも横浜で比較的年齢層の高い人が多く使う方言です。
「結構近いから、あるってこうか」といった具合に使います。

⑧:「横入り」

東京や全国的にも割と使われることのある横浜弁に「横入り」(よこはいり)が挙げられるでしょう。
「横入り」とは、「割り込み」と同じ意味になります。

もともとはこの地域のローカルな言い回しが全国に広まった言葉の1つで、「あいつ、横入りしやがってずるいな」といった使い方をします。

⑨:「~っしょ」

「~じゃん」と同じように、語尾につく言葉として、横浜の人が多く使う言葉に「~っしょ」が挙げられます。
「~っしょ」も横浜弁というより、神奈川全域で古くから使われている方言です。

「もうそれは昨日やったっしょ」というような使い方をします。
北海道の方言にも同じ言い回しがありますが、イントネーションがかなり違います。

⑩:「あっちかし」「こっちかし」

古いこの地域の言い回しで、ハマッ子と自他ともに認めるようなかなり年配の人々がよく使う横浜弁に、「あっちかし」「こっちかし」という言い方があります。
これは、「あっち側」「こっち側」といった意味です。

「こっちかし来いよ」などといった使い方をします。

⑪:「ぶっとばす」

この地方のローカル言葉が元で、東京をはじめ全国に広まった方言としては、「ぶっとばす」も挙げられます。
「ぶっとばす」と言うと、車でスピードを出して走るといった意味の使い方が全国的には多いのですが、横浜弁の「ぶっとばす」は「ぶん殴る」とか「ノックアウトする」といった荒っぽい意味です。

もとは昔の横浜のヤンキーが使っていてそれが東京方面にも伝わったと言われている横浜弁なのです。

⑫:「うそんこ」

横浜弁で子供などがよく使うものに「うそんこ」があります。
意味は、「嘘」です。

前述した「横っちょ」なんかもそうですが、この地方のお国言葉の特徴としては、ゴロが良くて、なんとなくかわいい響きのある言葉にするために、省略ではなく、言葉を足す方言も多いです。
「また、うそんこだろ」といった使い方をします。

⑬:「うちら」

一般的に関西弁で女子が自分のことを指す言葉として「うち」がありますよね。
横浜弁ももともとはその関西弁をパクったのでしょうが、「うち」や「うちら」といった方言があります。

意味は関西弁と同じですが、「うちら」という使い方は、女子だけでなく男子もよく使います。
横浜弁の「うちら」は「仲間内」の「うち」のニュアンスの強い方言です。

「うちらは、そういう感じでやってるから」といった使い方をするのが普通です。

⑭:「ばっくれる」

元は横浜弁で、東京へ伝わって広い地方へ分散していった方言に「ばっくれる」も挙げられるでしょう。
横浜弁の「ばっくれる」の意味は、「逃げる」とか「トンズラする」といった意味です。

東京弁では「ふける」といった同義語が使われますが、「ばっくれる」を使う人も多く、その意味ではこの横浜弁も東京へ逆浸透したものと言えるでしょう。
たとえばアルバイトなんかの時、「最初の話と違うし、キツイから、今日でばっくれるわ」といった使い方をします。

⑮:「蹴っぱぐる」

比較的乱暴な横浜弁としては、「蹴っぱぐる」というものが挙げられます。
意味は、「蹴っ飛ばす」です。

この方言も横浜弁というよりは湘南エリアから横須賀にかけての人がよく使う言葉で、神奈川弁と言った方が適切でしょう。
例文はあまりお行儀がよくないですが、ケンカの時などに「てめえ、蹴っぱぐんぞ」といった使い方をします。

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横浜市民が思わず使っちゃう横浜弁の面白フレーズ5選!

横浜弁の飛び交う場所

①:「~じゃん」や「~だべ」など典型的なフレーズ

一般的な日常生活で横浜市民が普段使っている横浜弁の面白フレーズを詰め合わせた動画が以下の動画になります。
中には、「??」「そんな方言使うか?」といったものも混ざっていますが、横浜弁も世代や男女によっても大きく違うということでしょう。

②:あえて田舎臭い方言を使う

以下にご紹介するのは、トレンディエンジェルの斎藤さん(横浜市青葉区出身)の説です。
「~だべ」とか「~べ」というなんとなく響きの田舎臭い言葉を、「俺たちは横浜だ」という絶対の自信があるからあえて使うというのが逆にオシャレという自負がある横浜市民も多いようです。

③:他は標準語なのに「じゃん」と「だべ」だけ多用する

これも同じような感じの動画ですが、横浜市民あるあるを延々と語っています。
横浜弁に関しては、他の言葉は標準語であるにもかかわらず、語尾だけが「じゃん」や「だべ」の場合には、高確率で横浜人だというものです。

④:日常での横浜弁の使い方の小芝居

横浜弁は使っている本人は、ほとんど横浜(神奈川)の方言だと思って使っていないものです。
この動画では、そうした典型的な横浜弁の用例を小芝居を交えてアジアの人々に紹介しています。

⑤:シューマイではなくシウマイと言う

横浜弁の延長として、ハマッ子を自称する横浜市民の中には、崎陽軒のシウマイに強いこだわりを持っている人が結構います。
こういった横浜市民は、「シューマイ」ではなく「シウマイ」と呼びます。

横浜名物のラーメンである「サンマーメン」と並んで、これはもはや一種の方言でしょう。
他の地方の人には理解不可能だからです。

<下に続く>

【番外編】横浜弁で言われたい!グッとくる告白フレーズ5選

①:女の子の必殺フレーズ

男の子が告白した際のフレーズに対して、リアクションで返す女の子のフレーズに必殺なものが横浜弁には多いです。
特に横浜の代表的な方言である「~じゃん」は、リアクションの必殺フレーズとしてはハマる言葉です。

例文を挙げれば、以下のような感じになります。


男子「実は、ずっと前からキミのことが好きで気になってたんだ。もしよかったら、俺と付き合ってくれないか?」
女子「やだ。そんなにストレートにガチで言われちゃうと、こっちが逆に好きになっちゃうじゃん」


②:うっとりする夜景を眺めながらグっとくる横浜弁での告白

横浜といえば、有名な夜景スポットをはじめ、カップルがデートで告白するのに最適な美しい夜景の映える場所はたくさんあります。
そういったシチュエーションで夜景を眺めながら、告白されたらグっとくる横浜弁のフレーズは以下のようなものでしょう。


女「うわー、ここから見下ろす夜景ってほんとにキレイ!」
横浜男「だべ?ここは、横浜でもナンバーワンの夜景スポットだしね。でも、こっから見る夜景よか、こうやって隣で見るA子ちゃんの横顔の方が、見とれるほどキレイじゃんか!」


③:キザに横浜弁を散りばめた告白のパターン

横浜弁は、これといった特徴もないほとんど東京の言葉と変わらない方言に聴こえますが、よく聞けばたくさんの独特な言い回しがあります。
告白の際に、ルー大柴の使うルー語のように、横浜弁を散りばめて告白すればコミカルな効果が得られ、上手くいかなくても場が和むこともありそうです。


女「ところで、改まって話って何?」
横浜男「俺、今までさ、女と付き合うとかかったりーって感じだったじゃん。それは、お前も知ってんべ?
でもさ、『この女に他の男がちょっかい出してきたらぶっとばす』って思う女ができちゃったのよ」
女「へえ、そんな人いるんだ?」
横浜男「今、目の前にいるべ。お前の隣に横入りさせてくんね?」


④:女子特有の可愛い横浜弁でグッとこさせる

横浜弁の言い回しには、女子が言えば可愛く響くものもあります。
時と場合とによりますが、好きな男子にさりげなく告白する時には、普通の言葉よりも、そのちょっとした横浜弁の言い回しが、男子にはグッとくることもあるのです。

使用例を挙げれば以下のような感じです。


横浜女「うちらももう知り合ってから長いよね。かれこれどれぐらいになるっけ?」
横浜男「小3で同じクラスになって、中学、高校と腐れ縁だから、もうかれこれ9年だべ」
横浜女「そっか。で?ハマ太郎は好きな子できた?」
横浜男「なんだよ唐突に。そんなのいねえよ」
横浜女「そっかぁ。うちも。でも、うちは付き合うならハマ太郎がいいかな…」


⑤:横浜らしいストレートなフレーズで

全国的にも最も有名な横浜弁といえば、やはり「~じゃん」です。
グッとくるフレーズとは、別の言い方をすれば、小細工が無くストレートに心に突き刺さる言葉でもあります。
そういったわけで、やはり横浜らしい相手のハートに響くフレーズは、「~じゃん」とストレートに言うのが一番かもしれません。


横浜男「今、どうしても言っておきたいことがあるんだけど」
女「ん?何?」
横浜男「もう限界だべ。今まで、何とか自分の心の中に留めとこうと思ってたけど。
お前みたいな魅力的で可愛い女の子と一緒にいたら、好きにならずにいらんないじゃんか!」


<下に続く>

【番外編】横浜市出身の芸能人や横浜で撮影された映画やドラマ

横浜市は、その人口は370万人を超えて東京に次ぐ大都会です。
それほど人口の多い大都市ですから、輩出している横浜市出身の芸能人の数も膨大なものです。

俳優、女優、ミュージシャン、芸人と満遍なく有名どころを多数輩出しています。
ざっと主なところを挙げておくと、俳優・女優では、内野聖陽、草笛光子、余貴美子、向井理、高島礼子、井上真央、阿部寛、竹中直人などいくらでも有名どころが出てきます。

横浜で撮影された映画やドラマも非常にたくさんあります。
近年の大ヒットドラマで横浜を舞台にして横浜で撮影されたものとして有名なのは、『逃げるは恥だが役に立つ』ですね。

ご存知ガッキー主演でみなとみらいなど横浜の象徴的なスポットがたくさん登場した大ヒットドラマでした。
それ以前で有名なドラマシリーズは映画化もされた『あぶない刑事』シリーズでしょう。

朝ドラでは、2015年の『まれ』が横浜を舞台にした作品でしたね。

<下に続く>

横浜弁に関するまとめ

横浜弁を使える場所

東京への通勤圏であり大都会でもある横浜市は、お洒落で垢抜けたパブリックイメージのエリアでもあり、方言とは結び付かない感じがしますよね。
しかし、実際には以外にも横浜弁(神奈川弁)はしっかりと存在しており、尚且つ結構強烈な横浜弁も多いという事実がわかりました。

有名な「じゃん」だけでなく、「ばっくれる」とか、「かたす」といった横浜弁発祥の今では全国区の言葉は意外なほど多いこともわかりましたね。

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