ラーメン屋「蔦」とは?
東京・巣鴨にあるラーメン店で、世界で初めて「ミシュランの1つ星」の認定を受けたラーメン店として、
非常に有名かつ注目を集めています。
本来、ラーメン店の回転率は非常に高いはずですが、「ミシュランの1つ星」を獲得前から超人気店であり、2時間以上行列になることは珍しくなかったそうです。
「ミシュランの1つ星」獲得直後はさらに人気と知名度が高まり、150人以上の大行列ができ、最長待ち時間が4時間を超えたことで、対応が追い付かず一時期営業休止するほどだったそうです。
ラーメン屋「蔦」とは?
まずは、お店の所在地と営業時間から紹介します。
基本情報は、下の通りです。
お昼の営業時間は11時からとなっていますが、整理券の配布は7時頃から始まります。
ランチタイムが始まる時点で行った場合は高い確率で食べることができないでしょう。
営業時間に関係なく、スープが終了した時点で閉店となる点も注意が必要です。
ただ、当初はランチのみの営業だったとのことなので、現在は曜日が限定されていますが、夕方の営業も始まっているのは食べるチャンスが増えるため、ランチタイムに行けなかった人にはうれしいところです。
JapaneseSobaNoodles 蔦
住所:東京都豊島区巣鴨1丁目14-1
電話番号:03-3943-1007
営業時間:11:00~15:00/17:00~20:00(火曜日は15:00まで)
定休日:水曜日(営業日もスープ売り切れ次第終了)
URL:https://www.facebook.com/jsn.tsuta/
ランキングで賞を総なめ
近年、「ミシュランの1つ星」を獲得したことで国内外にも非常に知名度があがり、注目を集めているラーメン屋「蔦」ですが、2012年の開業当初から非常に人気が高かったようです。
開業翌年の2013年にはラーメンウォーカーグランプリ全国新店部門にて金賞を受賞し、2014年には全国総合部門にて金賞を受賞しています。
2015年も同じく全国総合部門にて金賞を受賞し、連覇、殿堂入りを果たすという快挙を収めています。
ラーメンウォーカーグランプリの連覇による殿堂入りの翌年、2016年には「ミシュランの1つ星」を獲得し、世界が初めて認めたラーメン店として知られるようになりました。
ラーメンへのこだわり
ラーメンの味の追求とすべての素材に非常に強いこだわりを見せています。
ミシュランの1つ星を獲得後も評価を受けた味に対して守りに入ってしまうのではなく、更なる美味しさへの追求を繰り返しています。
驚くべきことに、ミシュランの星獲得後に20回以上も味の見直しを行うほどのこだわりを見せています。
使用されている素材もこだわりつくした最高の素材を使用しています。
スープのタレは、和歌山の杉桶二年熟成生揚げ醤油を中心に3種類の醤油ダレをブレンドしたものを使用しています。
そして、スープの素材には、純系名古屋コーチン・青森シャモロック・天草大王というこだわりまくった素材に、浅蜊や真昆布などの魚介と野菜を合わせ、じっくり抽出した極上のスープに仕上げています。
さらに、イタリア産最高級黒トリュフオイルをあわせるというのですから、想像が追い付きません。
麺は国産小麦100%の自家製麺でこだわり抜いたスープをしっかりと受け止めるモチモチした特製麺です。
具材としてあわせるチャーシューはハーブでマリネートし、メンマは赤ワインで味付けされているそうです。
ラーメン屋「蔦」の整理券制度とは?
ラーメン屋「蔦」では、2時間待ちは当たり前の行列が常態化したお店でした。
ミシュランの星獲得後は4時間を超える行列が発生し、ご近所からクレームが出ることもあったそうです。
そのため、現在ではランチタイムのみですが、独自の整理券制度を運用し、行列の軽減をはかっています。
整理券制度とは
通常、整理券は行列を並ぶ代わりに配り、順番を保証するためのものです。
整理券には番号が振られ、自分の整理券に書かれた番号が呼ばれる頃にお店に戻り、呼ばれるの待つことになります。
しかし、ラーメン屋「蔦」の整理券制度は独自の方式をとっており、まず整理番号が書かれていません。
番号が書かれていないのであれば、自分の順番がわからないのでは?と不思議に思う方もいるでしょう。
ただ、順番が書かれている整理券だと、自分の順番が来た時にその場にいないと順番を飛ばされてしまうリスクが発生し、予定より早く戻ってきてしまったりすることもあります。
また、整理券はもらったけど、戻るのを諦めてしまう人が出てしまい、予定より早く順番が来てしまい、その時にその場にいなかったことで順番が飛ばされてしまうことも少なくありません。
そんな通常の整理券制度に独自の工夫をおこなったラーメン屋「蔦」の整理券制度は、順番ではなく「時間帯指定」の整理券となっています。
時間帯ごとに色を変えることで、迷ってしまったり、別の時間帯整理券の人が混ざってしまうことを防ぐようになっています。
次に整理券を受け取る際に、お金を支払う必要があります。
支払うと言っても整理券代ではなく、デポジットとして払う形をとっています。
つまり、食べる際に整理券の返却とあわせてに返金されるため、きちんと戻ってくればなんのリスクもありません。
むしろ整理券をもらったけど、諦めてしまう人を防ぐ効果が大きく、戻ってくる時間までの予定を立てやすくなる効果があります。
なお、デポジットは1,000円ですが、おつりは用意されていないため、ちょうどの金額を用意する必要があります。
整理券購入から料理がくるまで
時間帯指定の整理券の場合、通常の番号が書かれている整理券と違い、順番が確定しません。
そのため、整理券の時間帯に戻ってきても、すぐ食べることはできず、自分と同じ時間帯の整理券グループの中で再度並ぶ必要があります。
また、整理券によって食べることは保証されますが、メニューによっては品切れになってしまうこともあるため、希望のメニューまで保証されるわけではないことも注意する必要があります。
ラーメン屋「蔦」のおすすめメニュー3選
ラーメン屋「蔦」のこだわりメニューは、どのメニューもこだわりにこだわり抜いた逸品であるため、非常に選ぶのが難しいと言えます。
そんなラーメン屋「蔦」のメニューの中から、とくにおすすめしたいメニューを紹介します。
おすすめのラーメン屋「蔦」メニュー①:味玉醤油Soba
どのメニューもこだわりぬいた逸品となっているだけに非常に悩んでしまいます。
まず最初におすすめとしてあげるのが、こだわりの和歌山杉桶二年熟成生揚げ醤油を中心に組み立てた醤油ダレの味玉醤油Sobaです。
ラーメンへのこだわりぶり具合でも触れましたが、純系名古屋コーチンと青森シャモロック、天草大王といった極上の素材にアサリや真昆布などの魚介類に野菜を合わせたスープはまさに絶品です。
ラーメンに載せられた味玉も単なる卵ではなく、こだわりの逸品です。
青森シャモロックの卵を味玉にしており、世界で青森シャモロックの味玉を食べることができるのは、
ラーメン屋「蔦」のみとなっています。
他の卵と明らかに異なる濃厚な味わいある旨味を堪能してください。
おすすめのラーメン屋「蔦」メニュー②:チャーシュー醤油Soba
醤油Sobaにたっぷりのチャーシューをのせたチャーシュー醤油Sobaも非常におすすめメニューです。
こだわりのチャーシューがただのチャーシューのはずもなく、スペイン産のガリシア栗豚を低温でローストしたロース肉とスペイン産イベリコ豚を赤ワインなどで煮たバラ肉になっています。
それぞれの味付けも非常に素晴らしいですが、ロースの赤身の甘味、バラのあっさりした脂身の組み合わせも思わず唸ってしまうことでしょう。
おすすめのラーメン屋「蔦」メニュー③:サーモン白湯Soba
醤油Sobaが2つ続くと、醤油Sobaのお店という印象になるかもしれません。
しかし、醤油Soba以外のラーメンも素晴らしい味わいになっています。
おすすめするサーモン白湯Sobaは、大量のサーモンの中骨と少量の鶏のみで炊き上げたことで、
濃密なサーモンの旨味が溶け出した白湯ラーメンに仕上がっています。
サフランと白トリュフオイルがスープの味わいに華やかさを加えてくれています。
モンペリエバターを溶かすとよりリッチな味わいになるため、売り切れていなければぜひ食べてみてください。
ラーメン屋「蔦」のおすすめサイドメニュー2選
ラーメンだけでもこだわりの数々でもう選ぶことが難しいラーメン屋「蔦」ですが、サイドメニューにまでこだわりぶりは徹底しています。
ここまでくるとこだわっていない箇所はどこにもないといっても言い過ぎではないぐらいでしょう。
そんなラーメン屋「蔦」のおすすめサイドメニューを紹介します。
おすすめのラーメン屋「蔦」サイドメニュー①:たまごかけごはん
たまごかけごはんがこだわりメニューというのは、ちょっと驚きかもしれませんが、見るだけで納得するはずです。
まず、ご飯自体が山形県契約農家直送の特A山形県はえぬきを土鍋で炊き、おひつで呼吸させ水分調整をして提供するというこだわりぶりです。
その上で、たまごかけごはんにはご飯の下にトリュフソースが隠されており、まぜて食べることであらわれるトリュフ感が抜群の存在感を示してくれます。
たまごかけご飯にトリュフ感がたっぷりなんていうメニューはどこにもないでしょう。
おすすめのラーメン屋「蔦」サイドメニュー②:肉飯
こだわりのご飯であることはもう紹介しましたが、存在感抜群の焼き豚がゴロゴロとたっぷり乗せられた肉飯はたまごかけごはんとは違う意味で存在感が抜群です。
香りのいい焼き豚に赤ワインソースが非常にマッチしていて、遅い時間だと売り切れてしまっていることも多いようです。
ラーメン屋「蔦」の営業時間と休業日
ラーメン屋「蔦」は毎週水曜日が完全休業日です。
火曜日は営業していますが、ランチタイムのみとなるため、火曜日の午後から水曜日にかけてラーメン屋「蔦」の近くを通りがかった人は非常に残念な思いを感じてしまうでしょう。
残りの曜日、木曜日から月曜まではランチタイム、ディナータイムともに営業があります。
ランチタイムは11:00~15:00で、ディナータイムは17:00~20:00です。
しかし、11:00に訪れても食べることができるかどうかは未知数となります。
ランチタイムの整理券は7:00頃から配り始めるようです。
公式ツイッターアカウントにて整理券のつぶやきがあるので、要チェックです。
夜は整理券の配布はないため、材料が品切れになるか、営業時間終了にならなければ、並ぶことで食べることができます。
ラーメン屋「蔦」は持ち帰りできる?
極上のラーメンを楽しむことができるラーメン屋「蔦」ですが、お店以外でその味わいを楽しむことはできないのでしょうか。
ラーメン屋「蔦」では、持ち帰り用に「お土産醤油Soba(3食入り)」を用意しています。
半生麺で常温保存できるため、持ち帰り用、お土産用とどちらにも利用できます。
半生麺はモチモチの細麺で小麦の旨味をしっかりと感じることができます。
お店と全く同じ感動を求めることは難しいですが、お家でもラーメン屋「蔦」こだわりのラーメンを食べることができるのは非常にうれしいことです。
ラーメン屋「蔦」のアクセス方法
ラーメン屋「蔦」は東京・巣鴨にお店を構えています。
チェーン店、姉妹店はなく巣鴨のお店のみですので、東京に行き、行列に覚悟できる時間的余裕がある場合に行くことをおすすめします。
JR山手線・都営三田線の「巣鴨」駅から150m以内と交通アクセスのよい立地にあります。
住宅街にあるため、近隣に迷惑が掛からないよう注意する必要があります。
駅からの所要時間は、JR山手線「巣鴨」駅の南口からは徒歩2分、都営三田線「巣鴨」駅のA1出口から徒歩3分となります。
ラーメン屋「蔦」の極上ラーメンをお楽しみください。
世界で初めてミシュランの1つ星を獲得したラーメン屋「蔦」のこだわりポイント、おすすめメニューーの一部を紹介しました。
ディナータイムの営業もありますが、行列に覚悟する必要があることと、材料品切れによる営業終了で食べることができないリスクがあります。
時間が許すのであれば、朝整理券をもらい、ランチタイムに行くことをおすすめします。
店主のこだわりぬいた素材と、進化し続ける極上のラーメンをぜひお楽しみください。