【観光の前に】アメリカの歴史ある街・フィラデルフィアってどんなところ?
フィラデルフィアは、ペンシルベニア州で最も大きい都市で、アメリカ合衆国の誕生の地です。
ニューヨークからは1時間半、ワシントンD.Cからは2時間半で移動できる距離にあり、アクセスが簡単なことから人気の観光スポットとされています。
18世紀、イギリスの領土だったアメリカが独立宣言し、署名を行ったのがフィラデルフィアで、一時的に首都にもなったアメリカの重要な都市です。
独立に関連した観光スポットも多く、たくさんの観光客が歴史的建造物の見学に訪れて歴史を学んでいます。
ハリウッド映画「ロッキー」では、フィラデルフィア美術館が撮影場所になっていて、映画のワンシーンを再現する観光客もいます。
屋内マーケットには飲食店も多数あり、1日観光しても飽きないエリアとなっています。
フィラデルフィアのおすすめ観光スポット15選!歴史的建造物や人気ミュージアムなど!
では、フィラデルフィアのおすすめ観光スポットをみていきましょう。
フィラデルフィアには、以下の観光スポットがあります。
- 独立記念館と自由の鐘
- フィラデルフィア美術館
- レディング ターミナル マーケット
- エルフレス小径
- フィラデルフィア市庁舎
- ロダン ミュージアム
- バーンズコレクション
- クライストチャーチ
- ワン・リバティ展望台
- イースタン州立刑務所
- フランクリン・インスティチュート
- フィラデルフィア動物園
- ジョン・F・ケネディプラザ
- プリーズ・タッチ・ミュージアム
- ベッツィ・ロスの家
続いて、フィラデルフィアのおすすめ観光スポットを、それぞれ詳しくみていきます。
フィラデルフィアの観光スポット①:独立記念館と自由の鐘
フィラデルフィアの観光スポット1個目は、独立記念館と自由の鐘です。
独立記念館と自由の鐘は、インディペンデンス・ビジターセンターにある施設で、世界遺産にも登録されている観光スポットです。
ビジターセンターでは、独立記念館の時間指定が入った無料入場券の配布がされていて、アメリカ独立までの歴史や観光スポットの情報ビデオの放映を行ったりしています。
独立記念館は、北米の13人の植民地代表者が集まり、独立宣言・憲法を議論し署名を行った場所で、歴史的な価値があるとして世界遺産に認定されました。
独立記念館の向かいにある建物には、独立宣言をしたときに鳴らしたとされる「自由の鐘」が展示されているので、合わせて見学するのがおすすめです。
独立記念館と自由の鐘
住所:143 S 3rd St Philadelphi PA USA
電話番号:+1-800-537-7676
営業時間:8:30~17:00
定休日:12月25日
入場料や利用料:無料
URL:独立記念館
フィラデルフィアの観光スポット②:フィラデルフィア美術館
フィラデルフィアの観光スポット2個目は、フィラデルフィア美術館です。
フィラデルフィア美術館は、アメリカの独立100周年の1876年に創立した大きな美術館で、全米のトップ10に入るほどの大規模な美術館です。
モネ・セザンヌ・ピカソ・ゴッホといった有名な絵画や近代アートなど、幅広いジャンルの美術品が展示されている他、日本や中国などのアジアの美術品などさまざまな国のアートも楽しめます。
フィラデルフィア美術館には別館もあり、ファッションやインテリアなどの展示も鑑賞することができますよ。
映画「ロッキー」のロケ地で、階段を駆け上がり拳をあげるワンシーンの銅像があるので、是非一緒のポーズをとって記念撮影してみましょう。
フィラデルフィア美術館
住所:2600 Benjamin Franklin Pkwy, Philadelphia, PA 19130
電話番号:+1 215-763-8100
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日、7/4(独立記念日)、年末年始
入場料や利用料:一般 20ドル、学生 14ドル、シニア(65歳以上) 18ドル、12歳以下 無料
URL:フィラデルフィア美術館
フィラデルフィアの観光スポット③:レディング ターミナル マーケット
フィラデルフィアの観光スポット3個目は、レディング ターミナル マーケットです。
レディング ターミナル マーケットは、古い駅を再利用して作られたアメリカで最も古い公設市場で、80店舗以上ものお店が並ぶいつも賑やかな観光グルメエリアです。
フィラデルフィアでは、ソフトプレツェル・チーズステーキなどのローカルグルメが人気がありますが、レディング ターミナル マーケットでは、ローカルグルメはもちろん、フルーツやお肉なども販売されていて、地元の人からも愛されています。
ここでのおすすめは、フィラデルフィアのB級グルメとして人気の「フィリーズチーズステーキ」で、肉汁とチーズがたっぷり入ったサンドイッチは絶品です。
アメリカ最古のアイスクリーム店のバセット・アイスクリームはおやつにぴったりですよ。
レディング ターミナル マーケット
住所:51 N 12th St, Philadelphia, PA 19107
電話番号:+1-215-922-2317
営業時間:8:00~18:00
定休日:年中無休
入場料や利用料:無料
URL:レディング ターミナル マーケット
フィラデルフィアの観光スポット④:エルフレス小径
フィラデルフィアの観光スポット4個目は、エルフレス小径です。
エルフレス小径は、1713年~1836年に建てられた30軒くらいの可愛い家が並ぶアメリカ最古の住宅街で、当時の景観をそのまま残してあり、国定歴史建造物に認定されています。
1部の博物館として公開されている家では、当時住んでいたとされる職人さんの作業場の様子などを再現して展示されています。
季節のお花や色鮮やかな飾りつけなど、常にカラフルに彩られているので、SNS映えすると若者や観光客に人気のある観光スポットです。
3ブロック程度の小さな通りですが、当時の人々の生活を眺めながら歩いて、ゆっくりと歴史を感じることができます。
エルフレス小径
住所:124-126 Elfreth's Alley, Philadelphia, PA 19106
電話番号:+1-215-574-0560
営業時間:12:00~17:00
定休日:月~木
入場料や利用料:無料
URL:エルフレス小径
フィラデルフィアの観光スポット⑤:フィラデルフィア市庁舎
フィラデルフィアの観光スポット5個目は、フィラデルフィア市庁舎です。
フィラデルフィア市庁舎は、19世紀末~20世紀初めにかけて建てられた石造りの建造物で、石で作られた建物の中で世界で最も高いと言われています。
フィラデルフィアの街の中心にあり、高さが166mもある白い市庁舎タワーは、街のどこにいても見ることができるほどの存在感です。
市庁舎タワーの頂上には、創設者の1人とされるウィリアム・ペンのブロンズ像が象徴として設置されています。
市庁舎タワーには展望台があり、展望台のみのツアー、豪華な内装と展望台でしっかり鑑賞できるパブリックツアーの2種類に参加することができます。
夕方からはライトアップが行われ、白く豪華な外観が幻想的な印象に変わり、多くの観光客を魅了しています。
フィラデルフィア市庁舎
住所:1400 John F Kennedy Blvd, Philadelphia, PA 19107
電話番号:+1 215-686-1776
営業時間:8:00~17:00
定休日:土・日
入場料や利用料:タワーのみのツアー 大人 8ドル、学生 4ドル、3歳以下 無料
パブリックツアー 大人 15ドル、学生 8ドル、3歳以下 無料
URL:フィラデルフィア市庁舎
フィラデルフィアの観光スポット⑥:ロダン ミュージアム
フィラデルフィアの観光スポット6個目は、ロダン ミュージアムです。
ロダン ミュージアムは、彫刻家であるロダンの作品が展示されている美術館で、フランスのパリの美術館以外では、最も大きい作品が展示されていると言われています。
ミュージアム前には、有名な「考える人」の像が飾られていて、館内に入る前からさまざまな彫刻作品が並べられているので、立ち寄る時間が無い場合は周辺を眺めてみるのもおすすめです。
館内には、「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」という銘文で有名な「地獄の門」も展示されていて、とても圧倒的です。
ロダンの作品は日本でも見かける機会が多く、親しみやすい作品もあるので、フィラデルフィアに行ったら是非観光に立ち寄ってみてくださいね。
ロダン ミュージアム
住所:2151 Benjamin Franklin Pkwy, Philadelphia, PA 19130
電話番号:+1 215-763-8100
営業時間:平日 10:00~17:00、土・日 10:00~20:00
定休日:年中無休
入場料や利用料:8ドル(寄付)
URL:ロダン ミュージアム
フィラデルフィアの観光スポット⑦:バーンズコレクション
フィラデルフィアの観光スポット7個目は、バーンズコレクションです。
バーンズコレクションは、アルバート.C.バーンズ氏によって設立されたユニークな美術館で、木々や水などの自然に囲まれた癒し観光スポットでもあります。
1階・2階がギャラリーになっていて、ルノワールを中心とするヨーロッパ印象派の画家の作品や古典宗教画などさまざまなジャンルの作品がぎっしりと展示されています。
コレクションの展示もこだわりがあり、普通の美術館とは少し違った印象なので、美術館が好きではない人でも楽しめますよ。
以前はフィラデルフィアの郊外に建てられていましたが、現在はフィラデルフィアの中心地に移転してアクセスも簡単になったので、是非1度足を運んでみてくださいね。
バーンズコレクション
住所:2025 Benjamin Franklin Pkwy, Philadelphia, PA 19130
電話番号:+1 215-278-7000
営業時間:11:00~17:00
定休日:火曜日
入場料や利用料:大人(13歳以上) 25ドル
URL:バーンズコレクション Google マップを検索する
フィラデルフィアの観光スポット⑧:クライストチャーチ
フィラデルフィアの観光スポット8個目は、クライストチャーチです。
クライストチャーチは、1695年にフィラデルフィアの初期に建てられた由緒ある教会で、現在でも現地の人が利用している現役の教会です。
結婚式やミサなどの行事が行われていることもあるので、必ず教会の内部を見学することができるわけではありませんが、シンプルな内装は心を洗われる気持ちになります。
独立した当時には、政治家などもこのクライストチャーチに訪れていたとされる歴史のある教会です。
少し離れた場所には、独立当事に関係していたとされる人物のお墓などもあり、地元の人や観光客など多くの人が教会に足を運んでいます。
お土産屋さんも併設されていて、フィラデルフィアにまつわるグッズを買うことができます。
クライストチャーチ
住所:20 N American St, Philadelphia, PA 19106
電話番号:+1 215-922-1695
営業時間:月~土 10:00~17:00、日 12:30~17:00
定休日:年中無休
入場料や利用料:無料(寄付額は自由)
URL:クライストチャーチ
フィラデルフィアの観光スポット⑨:ワン・リバティ展望台
フィラデルフィアの観光スポット9個目は、ワン・リバティ展望台です。
ワン・リバティ展望台は、フィラデルフィアの最新の観光スポットとして人気で、フィラデルフィア市街で2番目に高いビル「ワン・リバティ・プレイス」の57階に位置する展望台です。
フィラデルフィアの景色を一望することができる唯一の場所で、360℃見渡すことができます。
タッチスクリーンが設置されているので、目の前に広がる有名なビルや施設の解説も見ることができますよ。
夕方から夜の時間が最も人気のある時間帯で、赤く色づく夕焼けから徐々にライトアップされていく街並みは絶景で、多くの観光客を魅了しています。
おしゃれなイスに腰掛けて景色を眺めることができるスペースもあるので、ゆっくり鑑賞してみましょう。
ワン・リバティ展望台
住所:1650 Market St #5700, Philadelphia, PA 19103
電話番号:+1 215-561-3325
営業時間:10:00~21:00
定休日:年中無休
入場料や利用料:大人 21ドル、子ども 15ドル
URL:ワン・リバティ展望台
フィラデルフィアの観光スポット⑩:イースタン州立刑務所
フィラデルフィアの観光スポット10個目は、イースタン州立刑務所です。
イースタン州立刑務所は、1829年から運営されていたとされる古くからある刑務所で、主に重犯罪の受刑者が収容されていたと言われています。
更正に効果的と言われた独房方式の刑務所で、アメリカの中でも数少ない見学可能な刑務所として人気の観光スポットの1つになっています。
ここには、ギャングの帝王と言われた「アルカポネ」も収容されていたそうで、当時の様子を再現したスペースも見学できます。
実際に脱獄を試みたトンネルなども残っていたり、なかなか経験できない刑務所内でのハロウィンのシーズンにはナイトツアーなどのイベントもあり、貴重な体験が楽しめます。
イースタン州立刑務所
住所:2027 Fairmount Ave, Philadelphia, PA 19130
電話番号:+1 215-236-3300
営業時間:10:00~17:00
定休日:クリスマス、年末年始
入場料や利用料:大人 14ドル、子ども 10ドル、シニア(62歳以上) 12ドル
URL:イースタン州立刑務所
フィラデルフィアの観光スポット⑪:フランクリン・インスティチュート
フィラデルフィアの観光スポット11個目は、フランクリン・インスティチュートです。
フランクリン・インスティチュートは、1824年に創設された歴史のある科学館で、アメリカの中で最も古いと言われています。
入り口には、国の記念となる「ベンジャミン・フランクリン ナショナルメモリアル」という記念像が設置されていて、科学館の中に入る前に見ることができます。
科学館の中は、心臓の中を流れる血液の流れを体験型アトラクションやカラクリ仕掛けの展示品などがたくさん並んでいて、子どもたちに大人気の観光スポットです。
太陽の黒点を観測できる天体系のアクティビティーや体を動かすアクティビティーなどもあるので、大人も子どもも幅広い世代が楽しめます。
フランクリン・インスティチュート
住所:222 N 20th St, Philadelphia, PA 19103
電話番号:+1 215-448-1200
営業時間:9:30~17:00
定休日:感謝祭、クリスマス
入場料や利用料:大人 23ドル、子ども 19ドル
URL:フランクリン・インスティチュート
フィラデルフィアの観光スポット⑫:フィラデルフィア動物園
フィラデルフィアの観光スポット12個目は、フィラデルフィア動物園です。
フィラデルフィア動物園は、創立150年を超えるアメリカで最も古いとされる動物園で、ファミリーにとても人気のある観光スポットです。
360℃が見渡せる動物園をテーマにしていて、最新のアイテムでは「Big Cat Crossing」という上空に作られたチューブの中をトラが歩く姿を見ることができます。
真下からトラが眠る姿や歩く姿はなかなか見ることができないので、ゆっくり鑑賞してみましょう。
絶滅危惧種とされている貴重な動物や珍しい動物などが約1,600体が飼育されているので、普段見ることのできない動物たちに出会うことができます。
見るだけでなく、動物と触れ合うことができるスペースなどもあるので、子ども連れにはぴったりの観光スポットです。
フィラデルフィア動物園
住所:3400 W Girard Ave, Philadelphia, PA 19104
電話番号:+1 215-243-1100
営業時間:9:30~17:00
定休日:年中無休
入場料や利用料:大人 24.95ドル、子ども(3~12歳) 19.95ドル
URL:フィラデルフィア動物園
フィラデルフィアの観光スポット⑬:ジョン・F・ケネディプラザ
フィラデルフィアの観光スポット13個目は、ジョン・F・ケネディプラザです。
ジョン・F・ケネディプラザは、通称「ラヴ・パーク」と呼ばれているフォトスポットとしても人気の高い公園で、真っ赤な文字で「LOVE」という彫刻が置かれています。
「LOVE」の彫刻は芸術家のロバート・インディアナ氏によって作られた作品で、この作品が公園に置かれてからは、たくさんの観光客が作品を見に訪れるようになったそうです。
小さな公園ですが地元の人にも愛されている公園で、多くの人で常に賑わっています。
円型の公園なので、スケートボーダーにも人気が高く、多くのボーダーたちが練習に集まっているそうなので、散歩するときには気を付けましょう。
ジョン・F・ケネディプラザ
住所:Arch St, Philadelphia, PA 19102
電話番号:+1 215-686-1776
営業時間:7:00~22:00
定休日:年中無休
入場料や利用料:無料
URL:ジョン・F・ケネディプラザ
フィラデルフィアの観光スポット⑭:プリーズ・タッチ・ミュージアム
フィラデルフィアの観光スポット14個目は、プリーズ・タッチ・ミュージアムです。
プリーズ・タッチ・ミュージアムは、展示されているものは全て触れることができる、触りながら学べる博物館で、大人から子どもまで遊びながらさまざまな体験ができる観光スポットです。
建物は古くからある立派な博物館そのもので、内装も豪華ですが、1908年に作られた回転木馬を修復して乗ることができるアトラクションなど、展示されている作品は子ども心をくすぐる可愛らしいものばかりです。
不思議の国のアリスをモチーフにした迷路では、女王とクリケットで遊んだり、帽子屋とお茶会を楽しめたりもできますよ。
子どもだけでなく大人も童心に返ってはしゃいでみましょう。
プリーズ・タッチ・ミュージアム
住所:4231 Avenue of the Republic, Philadelphia, PA 19131
電話番号:+1 215-581-3181
営業時間:9:00~17:00
定休日:感謝祭、クリスマス
入場料や利用料:19ドル
URL:プリーズ・タッチ・ミュージアム
フィラデルフィアの観光スポット⑮:ベッツィ・ロスの家
フィラデルフィアの観光スポット15個目は、ベッツィ・ロスの家です。
ベッツィ・ロスの家は、1776年に初めてアメリカの国旗である「星条旗」を掲げたベッツィ・ロス夫人の家を再現したミュージアムで、彼女の愛用品などが展示されています。
2階建全9室のレンガ造りの小さな家には、独立宣言された18世紀の当時が再現されていて、当時の生活などの歴史を学ぶことができます。
ベッツィ・ロス夫人は星条旗を自分で縫い掲げたのですが、今の星条旗とは少し異なるデザインなので一度見比べてみましょう。
内部の見学には入場料が必要ですが、外観のみは無料なので、時間がない人は外観の見学だけでも立ち寄ってみるのがおすすめです。
ベッツィ・ロスの家
住所:239 Arch St, Philadelphia, PA 19106
電話番号:+1 215-686-1252
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日
入場料や利用料:大人 4ドル、子ども 3ドル、ガイドツアー 6ドル
URL:ベッツィ・ロスの家
フィラデルフィアの歴史ある観光スポットを巡ってフィラデルフィアを堪能しよう!
フィラデルフィアは、アメリカの中でも重要な都市で、アメリカの歴史を学ぶにも欠かせない観光エリアです。
ニューヨークやワシントンからのアクセスも簡単なので、移動にも時間がかかりません。
ミュージアムやグルメなど歴史ある観光スポットを巡って、フィラデルフィアの歴史を堪能しましょう。