京都はみたらし団子発祥の地!
和菓子の中でも特に人気のみたらし団子。
町の和菓子屋さんでも、スーパーでも、さらに最近ではコンビニでも手に入るおやつですが、このみたらし団子は、実は京都の発祥です。
みたらし団子の意味には諸説ありますが、始まりは京都で人気の神社である下鴨神社です。
下鴨神社の境内にある糺の森にある御手洗池の水泡に見立てて御手洗(みたらし)団子と名づけられました。
この御手洗池の水は神聖な水とされており、鎌倉時代に、後醍醐天皇がこの御手洗池で水を掬おうとしたところ、突然水泡が1つ、続けて4つ現れた逸話から、みたらし団子が誕生しました。
この逸話から、京都のみたらし団子は団子が5つで1串になっているものが主流です。
京都でみたらし団子が人気のおすすめ店11選
では、京都でみたらし団子が人気のお店をみていきましょう。
京都でみたらし団子が人気のお店には、以下のお店があります。
- 加茂みたらし茶屋
- 梅園
- みよしや
- 豆政
- 古都芋本舗
- 十文堂
- 藤菜美
- 古都香
- 美玉屋
- 中村軒
- パンダの散歩
続いて、京都でみたらし団子が人気のお店を、それぞれ詳しくみていきます。
加茂みたらし茶屋
加茂みたらし茶屋は、みたらし団子発祥とされている老舗です。
下鴨神社からすぐのところにお店があり、いつも行列ができているお店です。
後醍醐天皇の逸話にちなんで、串にはてっぺんに団子が1粒、少し間を空けて4粒が連なるスタイルになっています。
黒砂糖をベースにした甘く優しい味の蜜がたっぷりとかかったみたらし団子は、何本も食べられてしまうほどのおいしさです。
お店は、イートインもテイクアウトも可能で、お天気のいい日には、外でお団子を楽しめる席もあります。
みたらし団子発祥の地なので、下鴨神社にお参りに行って、御手洗池を訪れてからお団子を食べに行く人も多いお店です。
みたらし団子以外にも、ぜんざい、わらび餅など、メニューを見るとまとってしまうこと間違いありません。
いろいろいただいて、みたらし団子をお土産に、というものいいかもしれません。
加茂みたらし茶屋
住所:京都府京都市左京区下鴨松ノ木町53
電話番号:075-791-1652
営業時間:9:30~19:00
定休日:水曜日
URL:加茂みたらし茶屋
梅園
昭和2年に創業した、京都の老舗のお茶屋さんである梅園。
現在京都には、河原町店、清水店、三条寺町店など、何店舗もお店があります。
この店のみたらし団子は、団子が四角いのが特徴です。
しっかり焼かれた団子に、甘いオリジナルの蜜がどっぷりとかけられた、甘くておいしい、老舗の味です。
店内では、この看板商品であるみたらし団子とわらび餅や、小さなパフェ、あんみつとのセットなどのメニューが充実しています。
さらに、幾種類もの和菓子が少しずつ盛られた甘味点心というメニューもあります。
みたらし団子は、持ち帰り用も用意されており、5本、10本、15本と選べるようになっています。
とても人気のお店なので、お店の前が行列になっていることもしばしば。
河原町店は、アクセスのよい場所にありますが、お店はこじんまりとした、懐かしい雰囲気のある店内です。
梅園
住所:京都府京都市中京区河原町六角上ル東側山崎町234-4
電話番号:075-221-5017
営業時間:10:30~19:30
定休日:なし
URL:梅園
みよしや
京都祇園のメイン通り沿いにお店を構えるみよしや。
営業は夕方からですが、(夜19:00ごろから開店する日もあります)お店が開店すると、多くの人がみたらし団子を求めて列を作ります。
このお店はテイクアウト専門のお店で、親子3代で、みたらし団子一筋で営業しています。
小さいなお店で、お客さんからもよく見えるところで炭火で団子を焼いています。
この店のみたらし団子は、小さなかわいらしい団子でふわふわもちもちなのが特徴です。
また、みたらし団子の蜜がかかったうえにきな粉がたっぷりかかっているのも大きな特徴。
蜜の上にかかったきな粉が、団子をよりおいしくしています。
すぐにその場で食べたくなりますが、付近は食べ歩き禁止となっているので、少し広い場所に移動して味わうことをおすすめします。
お土産として人気なので、家族や友人へ持ってかえるのもおすすめです。
みよしや
住所:京都府京都市東山区四条通大和大路西入ル廿一軒町226
電話番号:075-255-0473
営業時間:17:00頃~売り切れるまで
定休日:不定休
URL:みよしや
豆政
豆政は、明治時代に創業した豆菓子から始まったお店です。
現在は、多くの和菓子を提供していいます。
看板商品は、色とりどりの豆が美しくかわいらしい五色砂糖掛豆ですが、みたらし団子も絶品です。
豆政は、お店が何店舗もありますが、みたらし団子に関してのおすすめ店舗は、金閣寺境内にあるお店です。
金閣寺の参拝客に人気の京風みたらし団子は、あっさりとした甘さがおいしいみたらし団子です。
雰囲気もある金閣寺の境内でいただくみたらし団子は、この場所でいただくからこそです。
他にも、金箔がトッピングされ、黒ゴマの餡がのった団子や、渋皮と粒の栗入りの栗の餡がのった栗団子も人気です。
豆政金閣寺境内店
住所:京都府京都市北区金閣寺町1
電話番号:075-211-5211
営業時間:9:00~17:00
定休日:なし
URL:豆政金閣寺境内店
古都芋本舗
古都芋本舗は、京都の有名観光地、嵐山にお店を構える和スイーツのお店です。
テイクアウト専門の店で、嵐山観光に訪れた人に人気のお店です。
このお店のみたらし団子は、粒が3つのみたらし団子。
1粒がとても大きく、もちもちで有名です。
団子そのものの味がとてもおいしく、一口食べると幸せになれる味です。
スタンダードな京のみたらしの他にも、京の3色みたらしという商品もあります。
白い団子ではなく、3色団子にみたらしの蜜がかかっている、少し変わったみたらし団子です。
他にも、黒蜜団子、茶団子、三色団子など、様々な種類の団子が楽しめるお店です。
嵐山を訪れた際には是非立ち寄りたいお店です。
古都芋本舗
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺立石町2-1
電話番号:075-864-1212
営業時間:9:00~18:00
定休日:なし
URL:古都芋本舗
十文堂
十文堂の団子「鈴なり団子」は、巫女さんが振る神楽鈴のように、幸福が鈴なりに訪れますようにという願いを込めて、この名がつけられています。
1粒が直径12ミリの小さな団子が、2手に分かれた串に左右3つずつ刺さっていて、見た目にもかわいらしい団子です。
名物は、鈴なり団子みたらし。
蜜の上にはきな粉がかけられています。
また、鈴なり団子京風白みそも併せて名物になっています。
京都のお雑煮のような、白みその味が優しい、甘さ控えめの団子になっています。
そのほかにも、黒ごま醤油、いそべ焼き、粒あんなどの味があります。
お店では、鈴なり団子とみつまめやぜんざいと一緒に味わえるセットメニューも用意されており、ぜいたくなおやつの時間を過ごすことが出来ます。
十文堂
住所:京都市東山区玉水町76
電話番号:075-525-3733
営業時間:11:00~18:00
定休日:水曜日、木曜日
URL:十文堂
藤菜美
京都の三年坂に本店を構える藤菜美は、京都の老舗の団子屋さんです。
清水寺を参拝する多くの人が訪れる休憩処で、店内で座っていただくこともできます。
素材を厳選して作られる団子は、創業当時からの丁寧な技法で作られています。
その場で焼いてもらえる団子はもちもちで、樽にたっぷり入っている蜜の中に、焼きたてをしっかりつけて提供してもらえます。
甘くて優しい味の蜜と、横に添えられて提供されるきな粉との相性が抜群で、何本でも食べられてしまう団子です。
持ち帰り用には、箱入りのものが用意されていて、5本入り、10本入りがあります。
みたらし団子以外にも、抹茶団子も有名で、どちらも併せて味わってみたくなります。
京都へ観光に来た際には、風情のある京都の風景を眺めながら出来立て熱々のみたらし団子をいただくには、もってこいのお店です。
藤菜美
住所:京都市東山区清水3-338-39
電話番号:0120-81-2473
営業時間:10:00〜18:00
定休日:なし
URL:藤菜美
古都香
みたらし団子発祥の地、下鴨神社からほど近い場所にお店がある古都香。
厳選された近江米を使用し、丁寧に製粉した米粉で作られた団子を、1つ1つ丁寧に焼き上げて作られています。
保存料などを一切使わず、無添加にこだわって作られており、味の良さは、この安心安全の素材からも来ています。
お店秘伝のたれは、奥深い味で、もちもちの団子とよく絡み、お店ならではの味を作り出しています。
定番で看板商品のみたらし団子の他にも、きな粉団子、バター醤油団子、七味醤油、抹茶きな粉など、団子にかけるものをかえて、さまざま楽しむことができます。
メディアでも取り上げられるほどで、京都のお土産としても人気が集まっている団子です。
古都香
住所:京都市左京区田中下柳町17
電話番号:075-712-1939
営業時間:10:30~18:00
定休日:火曜日・第2、第4水曜日
URL:古都香
美玉屋
京都の中心地から少し北へ上がった北大路通り沿いにお店を構える美玉屋。
一見普通の和菓子屋さんですが、地元京都では、最もおいしい団子が食べられる和菓子屋だと有名です。
このお店の看板商品は、黒みつ団子。
いわゆるみたらし団子です。
一串はそれほど大きくなく、上品なサイズですが、そこにたっぷりとかかった自家製の黒みつと、さらにその上に団子を覆い隠すほどにかけられたきな粉が、団子との相性抜群で、いくらでも食べられる一品。
お店にはイートインスペースがないため、持ち帰り専門になりますが、近くには鴨川が流れているので、河原で川を見ながらおやつというもの京都ならではでおすすめです。
美玉屋
住所:京都府京都市左京区下鴨高木町西入ル下鴨東本町18-1
電話番号:075-721-8740
営業時間:9:30~19:30
定休日:火曜日
URL:美玉屋
中村軒
明治創業以来、130年以上お店を営む中村軒は老舗の和菓子屋さんです。
桂離宮の近くにあるこのお店は、地元の人にも愛されるお店です。
過去には、天皇家に献上したこともある歴史のある店で、今も昔も、多くの人に愛される和菓子を作っています。
このお店では、たくさんの種類の和菓子を、日本の四季に合わせて提供していますが、通年楽しめる看板ともいえる商品として、黒みつ団子が人気です。
黒みつを染み込ませた、お団子に上品にきな粉をかけた5粒の団子串です。
黒みつ団子の他に、看板商品として、麦代餅(むぎてもち)があります。
桂離宮を訪れた時には、この中村軒によって、黒みつだんごと麦代餅をいただく人も多い、人気のお店です。
中村軒
住所:京都市西京区桂浅原町61
電話番号:(075)-381-2650
営業時間:7:30~18:00
定休日:水曜日
URL:中村軒
パンダの散歩
北野白梅町にある小さなお店であるパンダの散歩は、パンダの形をしたみたらし団子が人気のお団子屋さんです。
最近はインスタでも人気のぱんだんごは、白いお団子に、耳や目、手足がついたかわいらしいパンダの形になっています。
このぱんだんごはひとつひとつを手作りでパンダに仕上げているので、少しずつ表情が違って愛らしく、食べるのがもったいなくなってしまいます。
手足や耳の黒い部分は団子に竹炭を混ぜて着色されていて、添加物は一切使用されていません。
ぱんだんごの下には、みたらし餡が敷かれており、その餡をつけながらいただきます。
小さなお店ですが、イートインも可能で、多くの人がこのぱんだんごとみたらし団子を注文します。
パンダの散歩
住所:京都市上京区下横町202
電話番号:090-8652-4220
営業時間:12:00~売切次第終了
定休日:月曜日・火曜日・水曜日・日曜日
URL:パンダの散歩
京都でみたらし団子が人気のおすすめ店11選!【有名店厳選!】のまとめ
老舗の和菓子屋さんが多い京都ですが、お店それぞれでみたらし団子の味も違います。
大きいもの、小さいもの、可愛いものなど、同じみたらし団子でも個性豊かなものが多く、季節問わず1年中楽しめる和菓子として、地元でも人気の店ばかりです。
京都発祥と言われているみたらし団子を、昔からの製法で守り続けているそれぞれのお店で、食べ比べてみるのも面白いかもしれません。