金沢観光1泊2日のおすすめ旅行プラン【新幹線/カップル/一泊二日】

【1泊2日】金沢観光の魅力

金沢観光の魅力は、端的にいうと、金沢という街のコンパクトさになります。
あなたがどこかへ旅行に行くとき、行きたいところが多すぎて回り切れなかった、という経験ありませんか？

もちろん、金沢も国内有数の観光地なので、観光名所は確かに多くなっています。
ただ、金沢市は、非常にコンパクトで、観光の様々な要素がぎゅっと凝縮された濃密な街なのです。

歴史を感じる伝統的な建造物、四季を堪能する雄大な自然、日本海の美味しいグルメ。
これらが一所に集結した、観光地の中の観光地、それが金沢という街で、1泊2日で回るには、非常に丁度いいですね。

【1泊2日】金沢観光のおすすめ交通手段

金沢観光でおすすめの交通手段は、金沢駅から出ている、市内のバスを使うことです。
金沢は北陸ではかなり発展した都市ですが、東京や大阪、名古屋のように、地下鉄が走っているわけではありません。

そして、お隣の富山のように、路面電車が敷かれているわけでもないので、移動は基本バスしかありません。
バスというと、少し面倒で不便なイメージがあるかもしれませんが、金沢のバスは非常に便利です。

金沢は、バスで移動する文化が根付いているといってもいいほど、バスの本数が多くなっています。
それも、同じ目的地に行くにしても、何社ものバス、いくつもの系統のバスが同じ時間帯に走っているのです。

特に、金沢で観光スポットといわれている場所には、ほとんどのバスが停まりますね。
なので、東京や大阪、名古屋で地下鉄を使うような感覚で、手軽に乗ることができます。

バスの時刻を調べることもほとんど必要なく、10分間隔くらいには何かしらのバスが出ています。
金沢を観光する場合は、金沢駅についたら、とにかくバス停に直行しましょう。

【1泊2日】東京から金沢観光は新幹線がおすすめ

東京方面から、金沢に観光しに行く場合は、断然新幹線がおすすめです。
一昔前は、東京から金沢などの日本海側に行くのは、かなり大変で不便でした。

東京から金沢へ一本で行くとなると、高速バスで半日くらいかかりましたね。
ただ、2015年に、長野～金沢間を繋ぐ北陸新幹線が開通して以降、非常にアクセスしやすくなったのです

東京駅から金沢駅までは、新幹線を使うと、約２時間30分で行けるようになりました。
各方面からアクセスのよくなった金沢は、現在、観光地として日本中から脚光を浴びているのです。

金沢観光1泊2日のおすすめ旅行プラン：1日目スケジュール

ここでは、金沢観光で、1泊2日で行く場合の、おすすめ旅行プランをご紹介します。
まずは、1日目のスケジュールを見ていきましょう。

金沢観光は、まず、金沢の中心である、金沢駅から始まります。
各方面から金沢にお越しの場合、どの交通手段を使うにしても、金沢駅は利用することになるでしょう。

東京からなら、東京駅から新幹線で、大阪方面なら特急電車で、金沢駅へはアクセスできます。
金沢駅は金沢市の交通の要所であって、金沢市内の各所へバスが出ています。

なので、金沢市内のどこの観光スポットに行くにも、金沢駅からバスに乗れば、大丈夫ですね。
ただ、金沢駅でバスに乗るだけではもったいないので、金沢駅も見ておきましょう。

金沢駅は、国内で唯一、世界で最も美しい駅に選ばれている駅でもあるのです。
金沢駅には、金沢の入り口ともいわれている、威厳のある「鼓門」があり、これが金沢のランドマークとなっています。

また、ガラス張りの天井アーチ「もてなしドーム」が頭上を覆っていて、あなたを迎えてくれますよ。
もし、時間を潰したい場合は、金沢駅のお隣に金沢フォーラスという大型商業施設があるので、そちらを利用しても良いでしょう。

金沢駅を十分堪能したら、バス停に移動して、近江町市場に向かいます。
近江町市場へのバスは、ひっきりなしに来るので、時間を気にする必要はありません。

近江町市場へは、金沢駅からバスで、８分ほどで行くことができます。
近江町市場は、金沢のグルメの中心地といえるスポットで、採れたて新鮮な海の幸が並んでいます。

日本海側の海で採れた魚介類は、どれも美味しく、特に石川県ののどぐろは絶品です。
もし気に入った魚や貝などがあれば、郵送でお家に送ってもらうといいでしょう。

また、通りには、海鮮丼や海鮮焼が食べ歩きできるお店もずらっと並んでいます。
中には、イートインスペースも用意されているお店もあって、腰を下ろしてゆっくり海産物を堪能できますよ。

特に、採れたての魚を捌いて、シンプルにご飯の上に乗せた海鮮丼は絶品です。
せっかくなら、近江町市場で、お昼ご飯を済ませてしまうのが、良いですね。

近江町市場で、生きのいい魚が売られている様子を眺め、美味しい海鮮を食べたら、金沢城公園に移動します。
近江町市場から金沢城公園へは、徒歩約５分で行けるので、散歩ついでに歩いていきましょう。

金沢城公園は、加賀藩前田家の居城であった金沢城を含む、城址公園になります。
金沢城の特徴は多種多様な石垣で、芸術的とさえいえるデザインが見どころです。

そんな金沢城は四季によって違う姿を見せる、散歩にはうってつけのスポットです。
特に、冬の金沢城は、白い城壁がさらに雪で覆われ、真っ白に映えるのが神秘的です。

また、春には桜が舞い、歴史的な趣のある金沢城とのコントラストは、見事としか言いようがありません。
春夏秋冬、全ての季節で美しく映える金沢城は、どの時期に行っても、一見の価値ありですよ。

そんなフォトジェニックなスポットなので、金沢の思い出に、１枚パシャリと写真に収めておきましょう。
綺麗な景色の中、季節の雰囲気を感じながら、散歩をするのも気持ちが良いですね。

金沢城のお隣には、金沢で一番の歴史的なスポットである兼六園があるので、そちらも見に行きましょう。
金沢城から兼六園へは徒歩で行けますし、ほとんど繋がっているようなものです。

そんな兼六園は、日本三大庭園にも数えられる、由緒正しき日本庭園になります。
様々な時代の庭園方式を取り入れて作られているので、見ていて飽きることがありません。

広い敷地内に、池や築山、御亭などを有しており、自然と建築美が見事に調和しています。
四季によって、景色が変わるので、春夏秋冬違った風景を楽しむことができますよ。

そんな四季の中でも、兼六園の特におすすめの季節は、冬ですね。
松などの木を雪から守るための雪囲いが見られるのは、雪の降る金沢ならではの風物詩になります。

また、兼六園は、年末年始にかけて、無料開園をしていて、年越しに関しては終夜開園しています。
今年の冬は、兼六園で年越し、そして初詣をしてみても、良いのではないでしょうか？

１日目、十分金沢を堪能したら、夜はゆったりくつろげる宿を取りましょう。
おすすめは、兼六園や金沢城公園からもほど近い、金沢白鳥路ホテル山楽です。

兼六園からは、なんと徒歩約10分のところにあるので、アクセスは非常に良いですよ。
金沢白鳥路ホテル山楽は、大正ロマンを感じる、レトロでおしゃれなホテルになります。

特に、ロビーは非常にレトロ感があっておしゃれで、フロントマンもサービスがよく、接客も行き届いています。
また、温泉の質が良く、旅の疲れが一気に吹き飛ぶような癒し効果があります。

この金沢白鳥路ホテル山楽のウリは、なんといっても金沢の観光地のど真ん中にあるということです。
ホテルの近くには、金沢の観光地が密集しており、どこも徒歩で行ける距離にあります。

なので、先にホテルにチェックインした上で、歩いて観光地に向かうのも良いですね。
また、ディナーはホテルで取るのではなく、荷物を置いてから、近くのお店へ入ってみるのもいいでしょう。

金沢の美味しいディナーと、お風呂を堪能したら、明日に備えてゆっくり休んでくださいね。
2日にぎゅっと内容を詰め込んでいるので、体力はしっかり回復しておきましょう。

金沢観光1泊2日のおすすめ旅行プラン：2日目スケジュール

では、金沢観光を1泊2日でする場合のおすすめ旅行プランの2日目をご紹介していきます。
ここでは、2日目のディナーまでプランを立てていますが、各々の帰る時間も頭に入れながら、参考にしてみてくださいね。

金沢白鳥路ホテル山楽で目覚め、朝食ゆったりと取ったら、準備をしてチェックアウトしましょう。
2日目の最初のスポットは、21世紀美術館になります。

21世紀美術館へは、金沢白鳥路ホテル山楽から徒歩約11分で着くので、朝日を浴びながら歩いて向かいます。
ただ、21世紀美術館の開館時間は10:00なので、早く出てしまったら兼六園などに寄り道しても良いですね。

兼六園も、金沢城公園も、徒歩10分圏内なので、お散歩気分で散策してみましょう。
21世紀美術館は、外観もモダンで美しい建築様式が特徴の、現代的な美術館です。

この建築様式の美しさを写真に収めるために来る人もいるほど、おしゃれな建物です
21世紀美術館には、無料で入れる展示ゾーンもあるため、インスタ映えする写真を撮りたいという方にもおすすめですね。

21世紀美術館で見ておきたいのが、「スイミング・プール」という作品です。
上から覗くと、まるで、プールの底に人がいるかのような写真を撮ることができますよ。

21世紀美術館でおしゃれな気分を味わったら、お昼ご飯を食べに行きましょう。
お昼でおすすめなのは、金沢のご当地B級グルメの「ハントンライス」です。

ハントンライスと葉、オムライスの上に白身魚のフライが乗った洋食メニューになります。
ボリューム満点で、価格もそんなに高くないので、県内県外の方から親しまれています。

ハントンライスのおすすめのお店は、グリルオーツカという洋食屋さんです。
グリルオーツカは、ハントンライス発祥の店といわれている、金沢の老舗になります。

グリルオーツカは、21世紀美術館からもほど近く、徒歩約９分で行くことができます。
少し散歩をして、たどり着いたころには小腹も減ってきて、丁度いい距離ですね。

グリルオーツカのハントンライスの卵は、昔ながらの薄焼きで、上にはエビとカジキのフライが乗ります。
そこにタルタルソースとケチャップが良く絡み、口の中で調和するのは絶品です

ハントンライスでしっかりお腹を満たしたら、午後は茶屋街を巡りましょう。
まずは、金沢にある三つの茶屋街のうち、最も有名といっていい東茶屋街に向かいます。

グリルオーツカから東茶屋街へは、バスに乗って約15分で行けます。
東茶屋街は、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている、歴史的なスポットです。

情緒あふれる町並みの中を歩けば、金沢文化の雰囲気を感じられますよ。
女性の方であれば、着物をレンタルするのもおすすめで、着物を着て歩けば、インスタ映え間違いなしの写真が撮れます。

また、東茶屋街には、金沢の伝統工芸品を扱うセレクトショップや、町屋カフェが立ち並びます。
東茶屋街で、金沢らしい伝統工芸品を、お土産として買っていくのも良いですね。

町並みを散策して歩き疲れたら、町屋カフェで、いったん休憩にしましょう。
変わり種としては、金沢の特産品でもある金箔を使った「金箔ソフト」なんてものもあるので、試してみてもいいですね。

東茶屋街を十分堪能して、町屋カフェで一服したら、日も落ちてくる時間帯でしょう。
そんな時間帯にうってつけなのが、もう1つの茶屋街、主計茶屋街になります。

主計茶屋街は、東茶屋街から徒歩約５分の距離にあるので、歩いていきましょう。
主計茶屋街は、穴場スポットで、東茶屋街ほど人が多くなく、静かにすごせます。

ロケーションが良く、浅野川の清らかな流れと、雄大な卯辰山を眺めることができます。
茶屋街も、趣のある格子戸が幾重にも連なり、風情のある雰囲気を感じさせますね。

主計茶屋街のおすすめは、夕暮れ時の景観で、非常に趣があります。
薄暗くなった通りを、足元の明りが照らし出すのは、とてもロマンチックですよ。

また、通りを外れて川に降りて散歩をするのも、また風流です。
カップルや夫婦、家族でお出かけの場合は、川辺に座って語り合うのも良いですね。

さて、２つの茶屋街を散策して、お腹も空いてくる頃ではないでしょうか？
２つの茶屋街からほど近い場所にある、おすすめのディナースポットがレストラン自由軒になります。

レストラン自由軒は、地元金沢で古くから愛されてきた老舗レストランです。
創業100年という歴史を持ち、外観はその歴史にふさわしい豪奢な洋館のような造りをしています。

レストラン自由軒のメニューは、どれも昔ながらの洋食メニューばかりです。
そんな王道メニューがずらっと並んでいると、どれを食べようか選ぶのも楽しいですね。

おすすめのメニューは、オムライスで、チキンライスは醤油味、卵は薄焼きと、シンプルさが人気の理由です。
子供から大人まで虜にするその味には、どこか懐かしさがあり、ほっこりした気持ちになります。

ご家族で金沢へ行かれる場合は、子供さんにも喜ばれる、こちらのお店はおすすめですよ。
お腹いっぱい、心もいっぱいになれる、そんなレストラン自由軒で旅を締めくくるのがいいですね。

ここで紹介したものはあくまでも、おすすめ旅行プランの1例になります。
金沢はコンパクトで、観光地の間はバスで簡単に移動できるので、ぜひ行きたいスポットを組み込んでアレンジしてみてくださいね。

【1泊2日】金沢観光のおすすめ時期

金沢観光で、おすすめの時期を挙げるのは非常に難しいところです。
なぜなら、金沢は、四季によって姿を変え、一年中違った魅力を堪能できるからなのですね。

ただ、その中でも、あえて金沢観光におすすめの時期を挙げるとすると、秋から冬にかけて、になります。
秋や冬の金沢の景観というのは、県外、特に都市部では、お目にかかれないものばかりです。

秋には、紅葉が美しく、涼しい気候も手伝って、木々の葉が非常に綺麗に色づきます。
また、ただ紅葉が美しいだけでなく、歴史のある古い街並みや城との調和も見事です。

冬には、日本海側ならではの、雪景色が見られ、金沢では毎年、雪が積もります。
特に、兼六園の雪景色はあっぱれという他なく、つい見入ってしまう魅力的な風景となりますね。

せっかく金沢に観光に行くのであれば、こういった、金沢ならではの景観を楽しむのも良いかもしれません。
もちろん、春には桜、夏には新緑と、年中素敵な景色が見られるので、何度行っても飽きませんよ。

【1泊2日】金沢観光の予算

金沢観光の予算は、大人一人で、おおよそ40,000円くらいが相場でしょう。
あくまで概算ですので、金沢観光に行く際の、参考程度に考えておいてくださいね。

40,000円の内訳としては、宿泊費約20,000円、食費１食3,000円×4＝12,000円、交通費・入園料5,000円、お土産代5，000円となります。
もちろん、これは、どのくらいのランクのお部屋に泊まるか、ランチやディナーはどうするかによっても大きく変わってきます。

また、お土産は特に必要ないという方は、もう少し額を抑えることもできますね。
遠方からお越しの方は、ここに交通費がプラスされることも頭に入れておきましょう。

【1泊2日】金沢観光のおすすめ旅館3選

深谷温泉 元湯石屋

深谷温泉 元湯石屋は、金沢駅からバスで約40分のところにある金沢の旅館です。
深谷温泉 元湯石屋は、非常に歴史の長い、山間の老舗温泉旅館になります。

金沢の中心地からは、少し離れますが、バス一本で行けるのでアクセスは悪くはありません。
旅館の内装も、歴史を感じるアンティーク品や、屏風などで飾られ、風情があります。

また、温泉もおすすめで、宮本武蔵も入ったといわれている湯には、美肌効果があります。
金沢観光も楽しみたいけど、せっかくなら温泉も楽しみたい、という方におすすめですね。

金沢白鳥路ホテル山楽

金沢白鳥路ホテル山楽は、金沢駅からバスで約18分のところにある金沢の旅館です。
金沢白鳥路ホテル山楽は、旅行プランにも入っているように、おすすめとなっています。

その理由は、金沢市内の有名な観光スポットに、非常に近いということです。
兼六園、21世紀美術館、金沢城公園は、この旅館から、ほとんど徒歩10分圏内にあります。

1泊2日という短い期間で、金沢を堪能しようと思ったら、泊まる場所は観光地に近い方が便利です。
金沢市内でアクセスの良さで選ぶなら、金沢白鳥路ホテル山楽が、ダントツでおすすめですね。

湯涌温泉

湯涌温泉は、金沢駅からバスで約40分のところにある金沢の旅館です。
湯涌温泉は、山奥に９軒の宿が佇む、天然温泉街になります。

湯涌温泉のおすすめポイントは、美味しい料理と、質の良い温泉です。
旅館では、加賀料理を頂くことができ、石川の海の幸、山の幸が楽しめます。

その昔、加賀藩の殿様が通ったといわれる温泉も、また入る価値ありですよ。
温泉と料理を楽しみつつ、ゆっくりしたい方におすすめの旅館になりますね。

金沢観光1泊2日のおすすめ旅行プランで素敵な旅を

今回は、金沢観光をしたい、そんな方に金沢観光1泊2日のおすすめ旅行プランをまとめました。
金沢にはたくさんの観光スポットがあるので迷ってしまう方もいるかもしれませんが、このプランなら金沢を堪能し尽くせますよ。

ただ、金沢の街は、季節によっても色を変えるので、二度三度と行っても、また違う楽しみ方ができます。
金沢観光1泊2日のおすすめ旅行プランの記事を参考にして、金沢に行ってみてください。