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2018/12/21

名古屋駅でも買える人気のういろう13選!名店や変わり種、カロリー

名古屋人なら大好きなういろう。
その起源は小田原という説もありますが、名古屋に行かれた折に、まずお土産として思い浮かぶのはういろうではないでしょうか。

この記事では、ういろうについての豆知識とともに、おすすめのういろう店をご紹介します。

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名古屋土産で人気のういろうってどんなお菓子?

ういろう

名古屋名物のういろう。名古屋ではスーパーでも売っていますし、知らない人はいませんが、別の地域の方だと、意外にピンとこない方が多いのではないでしょうか。

ういろうとは、米粉や小麦粉、わらび粉砂糖を混ぜ、型に注いでせいろで蒸しあげたお菓子。

スタンダード白砂糖の白ういろうのほかに、黒砂糖を混ぜて作った黒ういろう、あずきの入ったあずきういろうお茶ういろうさくらういろうなどいろいろな味があります。

そんなういろうの起源は、約600年前の中国

礼部員外郎(れいほうえんういろう)という薬の調達をする官職にあった陳宗敬、またの名を陳外郎が、日本に帰化し、せきや痰に効く薬を伝えたことにさかのぼります。

その後、この家電の薬は「ういろう」と呼ばれるようになったのですが、お客様を接待するお菓子の作り方も同時に伝来しており、

薬のういろうに形が似ていたことから、このお菓子も「ういろう」と呼ばれるようになりました。

お菓子としてのういろうが誕生した時期は、はっきりとはわからないのですが、遅くとも江戸時代の1641年には存在したようです。

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名古屋のういろうはいつからあるの?小田原や他県のういろうとの違いは?

名古屋のういろうの歴史

ういろう

名古屋でういろうがつくられ始めたのは、江戸時代の1650年ごろと言われています。

ですから、お菓子としてのういろうが歴史に登場して間もなく、名古屋ではういろうがつくられ始めたということですね。

タイトルにもあるように、ういろうは、名古屋駅で多く売られていますが、名古屋駅構内での販売が始まったのは1931年

1879年創立の老舗、青柳総本家が他に先立ち、駅での販売を始めたそうです。

東海道新幹線が開通すると、この青柳総本家のういろうが車内販売で用いられるようになり、ういろうが名古屋名物として定着するようになりました。

小田原や他県のういろうとの違い

名古屋のういろうが中国に起源をもつ一方、小田原のういろうは、1504年に京都からやってきた外郎(ういろう)家によってつくられました。

興味深いことに、小田原の外郎家も、もともとは薬を作っており、お菓子も作り始めたため、このお菓子がういろうとよばれるようになったそうです。

また、山口県にも「生ういろう」というものがありますが、こちらは、米粉を主に使い、持ち持ちした名古屋のういろうとは違い、わらび粉を使ったプルっとした食感が特徴です。

ただし、小田原のういろうも山口のういろうも、現地に行かなければ食べられません。ここから、ういろうといえば名古屋ということが言えますね。

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青柳や大須など名店揃い!名古屋のういろうおすすめのお店13選!

では、名古屋のういろうのお店をみていきましょう。
名古屋のういろうのお店には、以下のお店があります。

  1. 青柳総本家
  2. 大須ういろ
  3. 虎屋ういろ
  4. 餅文総本店
  5. 雀おどり総本店
  6. 菊屋
  7. 五ツ橋製菓
  8. 山中ういろう
  9. もち源
  10. かわ瀬菓子舗 続いて、ういろうのお店を、それぞれ詳しくみていきます。

青柳総本家

青柳総本家は、新幹線の車内販売でもおなじみの老舗ういろう店

名古屋人にとっても、青柳総本家は、ういろうと言えば一番最初に思い浮かぶ名店。

基本ラインナップは白、黒、抹茶、あがり(こしあん)、そしてさくらの5種類。

ういろうは、大きなお菓子なので、切って食べるのが少し面倒ですし、賞味期限も心配ですが、

青柳総本家は、一食分のういろうを個別の真空パックにした「ひとくち」も販売しています。

近年では、職人が伝統の製法で作った「生ういろう」や、サツマイモ味のういろうなど、新しいラインナップも販売しており、

伝統と革新を併せ持ったういろうの名店ということができます。

また、かわいいカエル型のカエルまんじゅうも青柳総本家の名物。

名古屋に行った際には、ぜひ両方試してみたいですね。

青柳総本家エスカ直営店
住所:名古屋市中村区椿町6-9 B1F
営業時間:9:00~20:30

大須ういろ

大須ういろは、その名の通り、名古屋の大須観音の境内で販売を始めたことに由来する、名古屋人ならだれでも知っている名店。

このおみせでは、ういろうのことを「ういろ」と呼びます。

ラインナップは、白、黒、茶、さくら、そしてゆずの5種類。

これらスタンダードなういろもおいしいのですが、ぜひ試していただきたいのが、大須ういろ独自の「ないろ」

ないろとは、こしあん入りのういろうのことなのですが、食感は普通のういろうよりも柔らかく、少しようかんに近いういろうといった感じで、お茶との相性もぴったりです。

また、名古屋駅の売店では、新幹線やドクターイエローのパッケージに入った「新幹線ういろ」「ドクターイエローういろ」が販売されており、

小さな子供や鉄道好きへのお土産にも。

大須ういろサンロード店

住所:名古屋市中村区名駅4-7-25
電話番号:052-551-2616
営業時間:8:30~20:30
定休日:なし
URL:http://www.osu-uiro.co.jp/index.html

虎屋ういろ

伊勢で大正12年に生まれたういろうの名店。

名古屋では、「とらや」といえば、ようかんで有名な京都の「とらや」よりも先にこのういろうの「虎屋」が思い浮かんでしまう人もいるほどです。

虎屋のういろうの特徴は、その種類の多さ

白、黒、抹茶、こしあんにくわえ、さくら風味のういろうでこしあんのういろうを挟んだ桜ういろ、

栗の甘露煮が入ったこしあんベースの栗ういろ、

粒あんがぎっしり詰まった小倉ういろ、

小倉ういろを抹茶ういろで挟んだよもぎういろ、

そして、なんといっても注目したいのは、虎をイメージした、黄色と黒のしましまの虎ういろ。

売り場では、どのういろうもパッケージングされることなくガラスケースに入れられており、どっさり積み重ねられたその姿は圧巻。

かわいい虎のかたちの人形焼き、虎虎焼(ことらやき)もあわせてどうぞ。

虎屋ういろJR高島屋店
住所:名古屋市中村区名駅1-1-4 ジェイアール名古屋タカシマヤ B1F
電話番号:052-566-1101
営業時間:10:00~20:00

餅文総本店

1659年創業の老舗ういろう店。

名古屋にういろうが伝わったのは、尾張藩の御用商人で、餅文総本店の初代、餅屋文蔵がその製法を教わったのが始まりといわれています。

その後、この餅屋文蔵は、尾張藩主にういろうを献上するようになり、その昔ながらの製法を守り続けているのが餅文総本家のういろうの特徴。

スタンダードラインの献上ういろのラインナップは、白、黒、抹茶、栗の四種類からなっています。

他にも、四季のさまざまな色合いをういろうに込めた生ういろには、白、黒、抹茶に加え、こしあんういろに桜ういろをのせた桜、

よもぎういろうにあずきをちりばめたよもぎ小豆、そして栗の甘露煮が入ったくりがあります。

さらに、厳選された米粉と道明寺粉を使い、一枚一枚蒸しあげた極上ういろや

わらび粉を使ったひんやりとした深山路、

わらび餅とういろうの食感を併せ持つわらびういろ、

そして創業350年の記念に作られた、名古屋のしゃちほこをイメージした金鯱ういろなど、さまざまな種類のういろうがあり、

どれを選ぼうか迷ってしまいますね。

餅文総本店本店
住所:名古屋市南区豊2丁目36-24
電話番号:052-691-5271
営業時間:9:00~19:00
定休日:元日

雀おどり総本店

1856年創業の和菓子と甘味の名店。

名物のういろうはすべての店舗を合わせて月間23000個を売り上げる大人気商品。

そのおいしさの秘密は、カットまですべての工程がてづくりであること。

独特な、もちもちの食感が楽しめます。

ういろうの種類は、一本ものであれば白、黒、桜、小豆、挽き茶の5種類、ひとり分ずつにカットされた一口ういろであれば挽き茶のかわりに、

抹茶と白ういろうが重ねられ、栗まで入った栗抹茶が入ります。

名古屋駅でも買えますが、おすすめは栄のお店

中にはあんみつなどの甘味の楽しめる喫茶があり、ゆっくりとしたひと時を楽しめるうえに、お土産にひとくちういろを一ついただけちゃいます。

名古屋観光のひとやすみに、いかがでしょうか。

雀おどり総本店
住所:名古屋市中区栄27-15
電話番号:052-241-1192
営業時間:10:30~19:00
定休日:元日

菊屋

JR千種駅近くの老舗ういろう店菊屋は、1934年創業の、知る人ぞ知るういろうの名店。

独自の製法を追求し、味、歯切れ、舌触りにこだわったういろうは、白、抹茶、桜、黒糖の四種類。

また、このお店の特徴は、ラインナップが極端に少ないこと。

ういろうのほかには、赤みそ入りのカステラのような味噌松風と、手作りのジャムしかありません。

それだけ、自慢のういろうにこだわりを持っていることがわかります。

保存料無添加なので、賞味期限5日間と日持ちはせず、お土産には向かないかもしれませんが、試してみる価値はありですね。

また、ういろうからは離れますが、和菓子屋さんでジャムを取り扱っているというのは少し個性的ですよね。

リンゴと洋ナシ、もも、すももの4種類があり、値段は650円からと少し張りますが、ういろうと一緒に試してみるのはいかがでしょうか。

菊屋
住所:名古屋市中区葵2丁目14-21
電話番号:052-935-3873
営業時間:9:30~19:00
定休日:不定休

五ツ橋製菓

1948年創業の五ツ橋製菓は、愛知県一宮市で菓子問屋として創業したのち、5年後に名古屋市中村区に工場を設立したメーカー。

愛知県の小麦粉、北海道産の生餡、九州産のわらび粉、そして愛知県の名物西尾抹茶など、国内原産の材料のみを使った、地元のお菓子メーカーとして親しまれています。

白、小豆、小豆白、抹茶、小豆抹茶の5種類からなる、スタンダードな五条ういろも外せないのですが、

このお店で注目したいのは、2015年の「あいちのお菓子総選挙」で中日新聞社賞を獲得した、わらび外郎

白豆、小豆、抹茶、栗の定番の味のほかに、安納芋三ケ日みかん黒豆、そしてなんとチョコごまキャラメルといった、個性的な味もあり、

どれも試してみたくなってしまいます。

豆乳を使った豆乳長寿ういろというオリジナル商品もあり、珍しいものが大好きなあの人へのお土産にぜひ。

五ツ橋製菓直営店
住所:愛知県あま市上萱津銭神73
電話番号:052-443-5581

山中ういろう

1900年に大須に創業した、ういろうの老舗。

米粉、白双糖、葛を原料とし、昔ながらのてづくり添加物を使わずに作ったういろうは、白、黒、抹茶の三種類。

愛知県の老舗メーカーらしく、抹茶ういろうにはもちろん愛知県西尾市の抹茶を使っています。

ういろうのほかには、本煉、小倉、抹茶の三種からなるようかんや、季節限定の栗ようかん、季節に合わせたフルーツ大福などがあります。

併設されている喫茶あずきでは、お抹茶やぜんざい、あんみつなどの定番甘味メニューも。

夏には山盛りの宇治金時も楽しめます。

古い大須の街並みを眺めながら、一休みはいかがでしょうか。

山中ういろう
住所:名古屋市中区大須3-31-7
電話番号:052-241-4891
営業時間:10:00~19:00
定休日:木曜

もち源

江戸末期のお餅屋さんにその起源をもつもち源は、その名の通り餅菓子が売りの名店。

弾力があり、優しい味わいの練りういろうは、名古屋らしい味噌入りを含めた3種類。

ういろうのほかに、大福やわらび餅の入ったギフトセットはお土産にも最適。

加えて、おせんべいなどの日持ちのするお菓子も取り扱っています。

新年前には鏡餅やのし餅の予約販売をしていたり、秋には月見団子や鬼まんじゅうなどの限定メニューを売り出したりしており、

名古屋人の生活には欠かせないお店です。

もち源

住所:名古屋市東区泉1-11-8
電話番号:052-971-0295
営業時間:9:00~18:30(日祭日は9:00~18:00)
定休日:水曜日

かわ瀬菓子舗

名古屋市中川区にお店を構えるかわ瀬菓子舗は、地元の人々に長く愛される町の和菓子屋さん。

訪れる人々の中には、30年来のファンもいらっしゃるそう。

注目のういろうは、白、黒、挽茶の3種類。

草餅や大福などのスタンダードな和菓子ももちろん取り扱っており、価格も良心的。

葛まんじゅうや鬼まんじゅうなど、季節の和菓子のほかに、米粉のシフォンケーキやクッキーも作っています。

最寄り駅の尾頭橋駅からは1キロ超と少し遠いのですが、定番のメーカーでは飽き足らないこだわり派のあの人へのお土産にいかがでしょうか。

かわ瀬菓子舗

住所:名古屋市中川区八神町2-1
電話番号:052-352-7205
営業時間:8:00~20:00
定休日:第2・第4水曜

<下に続く>

ういろうワッサンにウイロバー!名古屋駅では変わったういろうも買える!

ういろうといえば、スタンダードなあのお菓子が思い浮かびますが、名古屋ではういろうは進化を続けています。

その進化の担い手は、押しも押されぬ老舗たち。

名古屋駅のコンコースにあるマーメイドカフェでは、青柳総本家のういろうを使用した「ういろうワッサン」が販売されています。

一口大のクロワッサンに小倉餡が練りこまれたクリームとういろうが挟まった新感覚のこのお菓子は、

香ばしいクロワッサン生地と滑らかなういろうの味がベストマッチ!

パンに小倉餡とバターを挟んだ「小倉パン」の大好きな名古屋人らしい発想です。

また、青柳総本家と並ぶ老舗の大須ういろは、「ウイロバー」を新発売。

お味は伝統的なういろうと大須ういろ自慢のないろなのですが、アイスキャンデーのようなかわいらしさに、ついつい手が伸びてしまいます。

大須ういろでは、モナカにういろと小倉餡をはさんだ「ういろモナカ」も販売されており、

パリパリともちもちの二つの食感が味わえるこの商品も要注目です。

名古屋に行かれた折には、これらの新感覚ういろうを楽しむのはいかがでしょうか。

<下に続く>

名古屋のういろうのカロリーは?実はダイエット向き?

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とっても甘いういろうですが、青柳ういろうのサイトによると、そのカロリーは100グラムおよそ180キロカロリー。
ういろうのカロリー

一食分が個包装になった「ひとくち」は50グラムということですので、一食約90キロカロリーという計算になりますね。

形の似たお菓子であるようかんは、50グラムで150キロカロリーですから、それに比べるとずいぶん低カロリーということになります。

また、クリームを使った洋菓子よりもカロリーが低いのはもちろんです。

なお、ういろうの主成分は炭水化物なので、スポーツ時の栄養補給にもよく使われているそうですよ。

<下に続く>

進化を続けるういろうを名古屋で

和菓子庭園

この記事では名古屋でおすすめのういろうをご紹介しました。

もらってうれしくないお土産ともいわれるういろうですが、新しい商品も続々。

名古屋駅ではウイロバーなど、たくさんのバラエティーに富んだういろうを買うことができます。

ようかんよりもずっとカロリーも低く、ダイエットにもおすすめなういろう、ぜひお試しを。

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