【お土産の前に】カンボジアってどんな国?
カンボジアは正式にはカンボジア王国と言い、面積が18万1035㎢、人口約1506万人という東南アジア諸国の立憲君主制の国。首都はプノンペン、公用語はクメール語が使われています。
日本との時差は2時間(カンボジアがマイナス2時間)だけなので、思い立ったらパッと遊びに行っても時差ボケの心配はありませんね。現在(2018年12月)成田国際空港〜プノンペン間で直行便が毎日1往復しています。
アンコール・ワットなどの遺跡群に近いシェムリアップへはホーチミンやハノイ、バンコクなどを経由する必要がありますが、時間が許せば乗り継ぎ空港先のカフェでベトナムフォーやパッタイをかきこむのもオツなプランかもしれません。
カンボジアは熱帯モンスーン気候に属し、乾期と雨期という季節に分けられます。
旅行のベストシーズンは乾期の11〜1月が雨も少なく、過ごしやすい
です。
シェムリアップやプノンペンの高級レストランや公共施設では冷房が強い場所も多いので、常に長袖のシャツを一枚持っていると重宝します。海岸沿いの街や島などでは夜になると気温がぐっと下がる場所もあるので、旅行に行く前には現地の天気や気温をチェックしていってくださいね。
クッキーや胡椒がおいしい!カンボジアの定番食べ物お土産5選!
では、カンボジアの定番食べ物のお土産をみていきましょう。
カンボジアのお土産には、以下のものがあります。
- カンボジアの伝統菓子ノム・トム・ムーン
- 定番みやげのアンコール・クッキー
- クオリティ高いカンボジアコショウ
- 料理にも使えるヴァージンココナッツオイル
- 日本人の飴細工師がプロデュースする金太郎飴
それでは、それぞれを詳しくみていきましょう。
1. カンボジアの伝統菓子ノム・トム・ムーン「カンボジア・ティー・タイム」
昔から作られているカンボジアの伝統菓子であるノム・トム・ムーンは、パームシュガー、ココナッツミルク、タピオカ粉、卵、塩の5つの材料で作られる素朴なお菓子。
「カンボジア・ティー・タイム」は現地の有名なメーカーで本店がシェムリアップにあります。
こちらのお菓子はこだわりぬいた材料で作られており、それは毎朝一番搾りのココナッツミルクを使用、添加物無添加のパームシュガーを農家から直接買い付けるという徹底ぶり。
シンプルだからこそ他メーカー品との違いがわかる、その甘く香ばしい風味のとりこになること間違いなし。
2. 定番みやげのアンコール・クッキー
カンボジアノの特産であるカシューナッツをふんだんに使ったアンコール・クッキーは定番おみやげのひとつ。アンコール・ワット遺跡がモチーフになっているので、ご当地土産としても最適。
オリジナル味以外にも、パイナップル、バナナ&シナモンなどのバリエーション豊かな味が揃っています。
2010年にはモンドセレクション銀賞も受賞しているので、そのお味もお墨付き。個包装なので、会社同僚へのばらまきにも!
3. クオリティ高いカンボジアコショウ
世界一の味ともいわれる、カンボジアコショウ。フルーティーな風味が特徴です。
コショウはクメール料理(カンボジア料理)には欠かせない調味料で、その昔から伝統的な農法で作られてきました。
ぴりりとした刺激はピペリンという辛み成分で、胃腸の調子を整えてくれます。その他、カリウムや鉄分なども含まれており、健康促進などの効能も。
カンボジアコショウは、その香りと味の素晴らしさから、料理好きなら一度は使ってみたいと思う、憧れのコショウとも言われているんですよ。
4. 料理にも使えるヴァージンココナッツオイル「ココ・クメール」
有名セレブが愛用していることでも広く知られるようになったココナッツオイル。カンボジアのココナッツオイルの中でも、手作業にこだわりながら作られているのが「ココ・クメール」の製品。
ココナッツオイルはスキンケアだけでなく、料理にも使うことができ、脂肪燃焼や善玉コレステロール値をあげてくれるなどの効果があります。
このココ・クメールの製品はすべて手作業なので一回で作れる量にも限りがあり、とても貴重なもの。訪れたショップなどで見つけたら買いためておくのがベスト!
5. 日本人の飴細工師がプロデュースする金太郎飴
シェムリアップに本店がある「キャンディーアンコール」は、日本人のオーナーがカンボジアスタッフに金太郎飴細工の技術を伝えながら開いているお店。
アンコール・ワット遺跡のモチーフや細かいクメール文字なども見事に再現していて、パッケージも可愛い。観光客だけでなく現地の人にも大人気なお土産のひとつ。
ハンモックやいぐさ製品も!カンボジアのかわいい雑貨お土産5選!
カンボジアには食べ物以外にも、現地の人々が愛用している便利グッズやハンドメイドのかわいい雑貨が沢山あります。
それらには、以下のようなものがあります。
- カンボジアの現地人が愛用しているハンモック
- アンコール・ワットの形をモチーフにしたナチュラルソープ
- 遺跡の石像を再現したアロマキャンドル
- カンボジアのウォーターヒアシンスで作られたカゴバッグ
- リサイクル素材の網でできたペンケース
それぞれを詳しくチェックしてみましょう。
1.カンボジアの現地人が愛用しているハンモック
現地の人たちが日常的に愛用しているハンモックは、約350〜500円という格安のお値段。
ナイトマーケットや街のスーパーなどで売っています。
丸めてあるものをほどくと、編み目の荒いネットになっています。両側を柱にくくりつければ簡易ハンモックの完成!
近くの公園などで、ちょっとしたアウトドアのくつろぎタイムを味わってみてはいかが?
2.アンコール・ワットの形をモチーフにしたナチュラルソープ
カンボジアの自然の恵みがぎっしり詰まったハーブを使用したソープが人気の「クルクメール」。
ココナッツオイルやパーム油などの自然素材を使ったソープは、泡立ちや保湿力も抜群!身体だけでなくお顔にも使えます。
ISEKI MEGULIシリーズは、シェムリアップにある色々な遺跡をモチーフに香りやデザインで表現したシリーズ。旅の思い出とともにぜひ!
ナチュラルソープ以外にも、虫除けスプレー、ハーブの入浴剤、アロマミストなども取り揃えてあるので、お土産のバリエーションも増えますね。
3.遺跡の石像を再現したアロマキャンドル
現地のカンボジア女性がプロデュースしているアロマキャンドル「アンコールキャンドルズ」。
販売されているキャンドルはすべて手作りで、アンコール・ワットの石像をモチーフにしています。
ひとつひとつがカンボジア人の職人の手によって作られているため、大量生産できません。
アンコール王朝時代の国王をかたどったキャンドルやシンハ(ライオン)像など、そのモチーフも独創的。
4.カンボジアのウォーターヒアシンスで作られたカゴバッグ
カンボジアのセレクトショップ「ベリーベリー」で見つけたホテイアオイを使ったカゴバッグ。
しっかりとした作りで数回使っても痛んでいる様子がありません。
カゴバッグというとカジュアル過ぎてしまうものが多い中、これなら少しフォーマルな装いにも似合いそう。アウターを選ばないナチュラルな色味もグッド!
5.リサイクル素材の網でできたペンケース
イタリア人デザイナーによるカンボジア発のエシカルブランド「スマテリア」。
おしゃれな色合いと高いデザイン性はさすがイタリアン仕込み。
エコバッグやスマホケースなどもあって、老若男女問わずに贈り物として喜ばれそう。
ちょっとセンスにうるさいデザイン好きの彼にいかが?
クロマーやアクセサリーも大人気!女子におすすめのカンボジアお土産5選!
女子におすすめのカンボジアらしい定番お土産には、以下のようなものがあります。
- カンボジア人の常備布、クロマー
- アンジーもとりこになったHariHaraのアクセサリー
- カンボジアらしいコースターなど
- センスのよいデザインが人気のパスポートカバー
- デザインがとにかく可愛い、いぐさのサンダル
これらも、詳しく見ていきます。
1.カンボジア人の常備布、クロマー
クロマーとは、もともとカンボジアの人々が日よけやタオルとして使っていた布。オリジナルの柄が可愛いので、スカーフにしたり、インテリアに活用したり、とその用途は千差万別。
薄手で軽い。洗濯しても乾きやすいので、ちょっとしたアウトドアのイベントや旅行先でも重宝します。
ナイトマーケットで山積みにされている中から好みの一枚を見つけ出したり、街中のセレクトショップでオリジナル布を探したり、と旅行中の楽しみのひとつになることでしょう。
そして運命の一枚に出会えたら、自分なりのオリジナルな使い方をぜひ見つけてみてくださいね!
2.アンジーもとりこになったHariHaraのアクセサリー
シェムリアップ在住の日本人女性がデザイン制作しているアクセサリーブランド「HariHara」。カンボジアの地元素材やモチーフなどを生かしたアクセサリーが人気。
繊細でキッチュなデザインが定評で、あのアンジョリーナ・ジョリーもカンボジアを訪れた際に購入したとか。
アクセサリーの他にも、トートバッグやハンカチなどの製品もあるので、要チェック。
3.カンボジアっぽいコースターなど
ふらりと立ち寄ったマーケットや街中でふいに見つけたノーブランドのお土産って楽しいですよね。そこでしか出会えないようなものに出会えた喜び。
「I love Cambodia」ロゴは、ご当地感がありすぎるかと思いきや、そのチープシックなデザインとカラフルな色味とがマッチしてとにかく可愛い。
現地のマーケットやスーパーなどで自分だけの運命のお土産をぜひ探してみて!
4.センスがよいデザインが人気のパスポートカバー
ありそうでなかなかない、センスのいいパスポートカバー。おすすめは人気のライフスタイルブランド「Sui Joh」のもの。
何かと身につけることが多いパスポートカバーは、パスポートや搭乗券、マイルなどのカードも格納できる内ポケットもついていて便利。こんなデザインなら気持ちがあがること間違いなし!
5.デザインがとにかく可愛い、いぐさのサンダル
畳やござなどにも使用されている、いぐさを使ったサンダルが可愛い「SUSU」。カンボジア発のファッションブランドです。
おしゃれな色味とデザインだけでなく、履き心地も抜群!自分用に友達用に、とついついお財布の紐がゆるんでしまう魅惑のサンダル。サンダル以外にポーチなどのお土産も人気。
シェムリアップの市内にある店舗や郊外にある自社工房でも買うことができます。
お土産選びにも最適!カンボジアでおすすめのスーパーと人気商品4選!
カンボジアの人たちもよく利用するおすすめのスーパーマーケットは、以下の4つ。それぞれの店舗情報とそこで買える人気商品をご紹介します。
- プノンペンのラッキー・マーケット
- イオン・モール・プノンペン
- バイヨン・マーケット
- シアヌークビルのサムデラ・マーケット
それでは、それぞれを詳しく見ていきましょう。
1.プノンペンのラッキー・マーケット
店内は明るく清潔で豊富な品揃えが自慢のスーパー。現地の食品、日用雑貨、輸入雑貨などが数多く取り揃えてあり、ドライフルーツの量り売りコーナーなどもある。
旅行者に人気の商品は、カンボジア産のキャンディーやクッキーなど。安く購入できるので、買い忘れたカンボジア産のお土産や量が必要なバラマキみやげはここで入手するのがベスト。
◆カシューナッツのクッキー
Lucky Market
住所:No.160 Sihanouk Boulevard,Boeng Keng Kang, Phnom Penh
電話番号:(023)885722
営業時間:8:00〜21:30
定休日:無休
URL: http://www.luckymarketgroup.com/
2.イオン・モール・プノンペン
言わずと知れたイオングループが展開するスーパー。カンボジアいちの大きさを誇る。
旅行中に、日本食が恋しくなった時にも便利です。
とにかく楽しいのは、スーパーのフードコート。ローカルのB級グルメやちょっとカンボジアっぽさがミックスした日本食などもあり、色々な発見ができます。プノンペンの高級フレンチや人気のローカルカフェなどもあるので、プノンペンの最新トレンドを知りたい人はぜひ立ち寄ってみて!
◆人気のココナッツクッキー
Aeon Mall Phnom Penh
住所:No.132, Street Somdach Sothearos, Songkat Tonle Bassac, Khan Chamkarmon, Phnom Penh
電話番号:(023)901901
営業時間:9:00〜22:00(スーパーは8:00〜、一部店舗は〜24:00)
定休日:無休
URL: http://aeonmallphnompenh.com/
3.バイヨン・マーケット
数あるスーパーでも、野菜類はとにかく新鮮。日本食ブームのあおりを受け、そばやうどん、醤油、だしなどの日本の調味料なども多く取り揃っているのが特徴。
中国、タイ、ベトナム、欧米からの輸入品も充実しているので、カンボジア産にこだわらなければ、バリエーション豊富なお土産を購入することができますよ。
◆現地の珍しいドリンクが買えるコーナー
Bayon Market
住所:Jok Dimitrov Blvd,,Phnom Penh
電話番号:(023)881266
営業時間:9:00〜21:00
定休日:無休
URL: なし
4.シアヌークビルのサムデラ・マーケット
市内から少し離れた場所にあるが、食品の品揃えは豊富。市内一の大きさを誇ります。お菓子やコーヒー、日用品や国産コーヒーなど、ローカル土産を探すには重宝する現地スーパー。
◆カンボジア産コーヒー
Samudera Market
住所:No.64,7 Makara St. ,Krong Preah,Sihanouk
電話番号:(034)933441
営業時間:6:30〜22:00
定休日:無休
URL: なし
カンボジアのお土産は、シェムリアップのナイトマーケットがおすすめ!
シェムリアップにはいくつかのナイトマーケットがあります。その中でも代表的なのが「アンコール・マーケット」。
その他にも、ヌーン・ナイトマーケット、フルムーン・ナイトマーケット、アートセンター・マーケットなど個性的なマーケットが軒を連ねています。
ナイトマーケットで売られているものは、おもに衣類やかばん、アクセサリーなどさまざま。無造作に山積みにされていたり、センスよく飾られていたり、店舗のオーナーさんの個性が出ていて興味深い。
ここ数年で日本人が経営するセレクトショップなども増え、ツボにはまる可愛い雑貨やセンスのよいお土産なども増えてきました。
日中は遺跡めぐり、夜になったら現地のローカル食堂で美味しいクメール料理を食べ、腹ごなしにナイトマーケットでショッピングと、カンボジア旅行が若者に人気なのも分かりますね。
ナイトマーケットは、欧米人などの観光客も多いので治安は比較的安心ですが、スリなども多いので身の回り品には十分に気をつけて、カンボジアの暑い夜をぜひ満喫してくださいね。
カンボジアでお土産を買うなら価格交渉が大事!
これまで、カンボジアでショッピングというと価格交渉が必須でした!が、ここ最近はそのプロセスをめんどくさがる人も増え、正規値段で販売するお店も増えています。
まとめて買う場合は、ボリュームディスカウントなどをお店側に提案するのも手だけれども、一つの商品であれば、お店側とのトラブルを避ける意味でもしつこい値段交渉は避けたほうがベスト。
ケースバイケースで、楽しく気持ちよくショッピングすることを心がけてくださいね。
カンボジアのお土産は通販でも買える!
カンボジア産のお土産は隣国のタイなどに比べて、すべて手作業で作られているケースが多く、大量生産できないという欠点があります。
しかし、ここ数年、比較的安定した生産量を確保できるメーカーなども増えてきていて、限られた通販サイトのみ、カンボジア産のお土産を購入できるようになってきました。
現地の味を手軽に味わうには、通販を利用するのもグッドアイディアですね!
魅力溢れる国カンボジアで、旅の思い出にお土産も
カンボジアは、開発面でも東南アジアでもタイやベトナムに遅れを取っている感があり、正直現地を旅行するまで、どのような国なのか想像できませんでした。
もちろん、アンコール・ワットなどの遺跡や信仰深い国民性だということは知っていました。
しかし実際に行ってみると、至る所で都市開発が進んでいたり、人々もエネルギッシュだったりで、想像していたよりも人々が未来に向けて一生懸命に生活している姿を目の当たりにしました。
現地で購入できるお土産も、以前と比べて随分と美味しいものやセンスのよい雑貨なども増えてきて、ますます旅行にいく楽しみが増えてきたように思います。
今変わりつつあるカンボジアをぜひあなたの目で確かめにいってくださいね。