仙台で人気のおすすめ笹かま10選！人気の笹かま作り体験も！

仙台の名物・笹かまぼことは？

仙台笹かまとは

仙台の名物として全国的に有名な笹かまぼこ。
仙台に行ったことがなくても、お土産などで一度は口にしたことがある方も多いことでしょう。

一口サイズなので、小腹が空いた時にもちょうどよく、そのまま食べても様々な料理の食材としても最適な仙台笹かま。
実は高タンパクかつ低カロリーで、糖質も低い笹かまは健康効果も高く、ダイエットにも適した食べ物です。

以下では仙台笹かまの歴史や生まれた背景を紹介していきます。

仙台笹かまの名前の由来は？

「笹かま」の名前が定着したのは意外に新しく、昭和10年代とされています。
仙台市内の阿部蒲鉾店が仙台藩主の伊達氏の家紋の一つ「竹に雀」に由来して名付けたとされています。

「笹かま」の名前が定着する以前、笹の葉型の蒲鉾は「木の葉蒲鉾」や「手のひら蒲鉾」と呼ばれていました。

仙台笹かまの歴史

日本で蒲鉾が生まれたのは平安時代とされています。
日本は四方を海に囲まれた「魚食文化の国」といわれ、当時から魚食の習慣がありました。

ただ、生鮮食品の保存技術がなかった当時のこと。
大量の魚が獲れた時の保存方法として蒲鉾が編み出されたのです。

世界三大漁場の一つにも数えられる三陸沖に漁場を持つ仙台では明治初頭にヒラメが豊漁で、その保存方法として笹の葉型の蒲鉾が誕生しました。

これが仙台笹かまの始まりです。

仙台で人気のおすすめ笹かま10選

仙台で美味しいと評判の人気のおすすめ笹かま店10選を紹介します。

1. 阿部蒲鉾店
2. かまぼこの鐘崎
3. かまぼこの佐々直
4. 松澤蒲鉾店
5. 白謙蒲鉾店
6. 蒲鉾本舗 高政
7. 橋本蒲鉾店
8. 武田の笹かまぼこ
9. 及善蒲鉾店
10. 松島蒲鉾本舗

では、それぞれのお店の特徴を見ていきましょう。

阿部蒲鉾店

創業は1935年。
仙台で「笹かま」の名前を初めて付けたお店です。

上質な白身魚のすり身を使用しているので、魚本来の美味しさを生かした蒲鉾にこだわっているのが特徴。
プリプリの歯ごたえと魚肉の甘みが味わえます。

オーソドックスな阿部の笹かまぼこの他、真鯛入りの吟醸笹、エビやチーズなどが入った笹だよりなどが人気の商品。

また、ふわふわの食感と濃厚な味わいがクセになるチーズボールもおすすめの一品です。

仙台土産には詰め合わせがいいでしょう。

かまぼこの鐘崎

素材の魚はもちろんのこと、醤油や塩なども独自の天然調味料を使用するこだわりぶりが特徴です。
プレーンな笹かまも美味しいですが、牛たんかまぼこやいぶり笹といった、ちょっとユニークな笹かまも販売しています。

牛たんかまぼこは牛タンのスモークを混ぜ込んだ笹かまで、仙台名物を一度に堪能できる一品。
またいぶり笹はソーセージやチーズなどを笹かまに詰め込み、スモークしているので独特の香りが楽しめます。

かまぼこの佐々直

キチジ、真鯛などを使ったオーソドックスな仙台笹かまのほか、チーズ、ネギなどのを練りこんだ笹かまも販売しています。
中でも牛タン蒲鉾は高い人気を誇っています。

また、サイズもスタンダードなサイズの笹かまから、ミニサイズの小笹まで幅広い種類の笹かまを販売しています。
ミニサイズのものは、シソやホタテなどが入ったものがおすすめ。

様々な味の笹かまを組み合わせた詰め合わせはお土産や贈答品に最適です。

松澤蒲鉾店

創業は1910（明治43）年。
100年以上守り続けている伝統の味が今でも楽しめます。

おすすめはひらめ入り笹かまぼこ。
仙台の蒲鉾は、ヒラメを原料にしたことに始まっていますが、現在では現在ではヒラメ以外の魚を使った笹かまも多くなりました。

松澤蒲鉾店ではヒラメを多く練りこんだオリジナルの仙台笹かまを販売しています。
また、平成22年度に全国蒲鉾品評会で栄誉大賞を受賞した笹百年はモチモチの歯ごたえが特徴の厚焼きタイプの笹かま。

他にも多くの蒲鉾を扱っているので、立ち寄った際にはじっくり吟味して選んでください。

横山蒲鉾店

創業は1910（明治43）年の老舗です。
イトヨリダイなど、上質な白身の魚を石臼ですり潰して笹の葉型に形成するという昔ながらの方法で作っています。石臼で挽いたすり身は弾力に富み、歯ごたえ抜群。

昔ながらの仙台笹かまの味を楽しむことができます。

また、豆乳やナチュラルチーズをすり身に練りこんだ磯こがねは濃厚な風味を味わえ、高い人気がある他、卵をふんだんに使ったカステラのようなかすてらかまぼこや魚のすり身に豆乳を混ぜたおとうふかまぼこも根強い人気があります。

蒲鉾本舗 高政

独自のルートで仕入れた獲れたての魚を使っているので、新鮮さが特徴。
でんぷんなどの混ぜ物は使っていないので、魚本来の香りと美味しさが味わる笹かまです。

また、通常の仙台笹かま作りで行われる水晒しの工程を2回に抑え、魚が持つ旨みを逃さない工夫をしているのも大きな特徴となっています。

さらに、笹かま以外の蒲鉾も充実。
中でも農林水産祭で天皇賞を受賞した御膳蒲鉾カキは笹かまと合わせて購入したい一品です。

橋本蒲鉾店

良質の白身魚で作った肉厚の笹かまを1つ1つ、丁寧に手焼きしたこだわりの仙台笹かまです。
さつま揚げのような食感の揚げ笹かまも名物。

贈答品には3種類の具を混ぜ込んだ揚げ笹かまの詰め合わせがおすすめです。

武田の笹かまぼこ

スケソウダラを中心に、上質な魚を昔ながらの方法ですり潰して焼き上げた笹かまを販売しています。
クセがなく、つい何枚も食べたくなる味です。

そのまま食べても美味しいですが、料理の食材としても向いています。

及善蒲鉾店

創業は1880（明治13）年と、創業139年を誇る老舗の蒲鉾店です。

全国蒲鉾品評会で「農林水産大臣賞」を受賞した笹かまはスケソウダラや吉次を使った肉厚の歯ごたえが最大の特徴となっています。

笹かまは4種類。
おすすめは炙り笹。
タコやホタテなど、南三陸の海の幸をそのまま笹かまに乗せて焼き上げた贅沢な一品です。

特製笹かまぼこは及善蒲鉾店で半世紀以上販売している人気の一品。
昔ながらの笹かまぼこを味わえます。

厚焼きが好みの方にはリアスの秘伝がおすすめ。全国蒲鉾品評会で「農林水産大臣賞」を受賞しました。

松島蒲鉾本舗

創業から80年以上。

魚の濃厚な味を楽しめる笹かまを販売しています。
滑らかな食感で、おやつにもお酒のおつまみにもよく合います。

日持ちする真空パックも販売しているので、お土産にも最適。

また、松島蒲鉾本舗では新感覚の蒲鉾どらぼこも販売しています。
魚のすり身に卵を使ったパンケーキのような生地にホイップクリームを挟み込み、はちみつをかけて食べるスイーツのような蒲鉾です。

オードブルや白ワインのおつまみにもよく合います。

仙台笹かまぼこの保存方法

仙台のお土産などで笹かまを大量にもらった場合、賞味期限内に食べきれない…なんてことになるかもしれません。
ここでは笹かまの美味しさを損なわない保存方法を紹介します。

笹かまは小袋に分けて封入されているので、まずは1つずつ袋から出しした後、ラップに1つずつ包んで冷凍してください。解凍する時には冷蔵庫に移すか、電子レンジで解凍しましょう。

冷凍した場合でも一ヶ月以内に食べきるようにしてください。

仙台笹かまぼこのおすすめの食べ方

そのまま食べても美味しいですが、仙台笹かま自体が淡白な味わいなので、どんな料理にしてもよく合います。おすすめは和え物や炒め物。

また、笹かまを卵でとじて笹かま丼にしたり、細かく切った笹かまをかき揚げの具にするとサクサクした衣のともちもちした笹かまの歯ごたえがよく合うので、ぜひ試してください。

さらに、仙台市内には笹かま料理が味わる料理店や居酒屋などが数多くあります。
軽く炙ったおつまみになるようなものや、炒めたり揚げたりしたご飯のおかずになりそうなメニュー、さらにファーストフード感覚食べられる「ひょうたん揚げ」などです。

仙台に行ったら食べ歩いてみてもいいでしょう。

仙台笹かまは手焼き体験と工場見学ができる！

「笹かま」の名付け元でもある、仙台市内の阿部蒲鉾店では笹かまの手焼き体験ができます。
竹串に刺した笹かまを専用の焼き網に乗せ、好みの加減に焼いてください。

やり方はお店のスタッフが教えてくれるので、初めての方も安心。手焼き体験は1本120円。

また、かまぼこの鐘崎が運営する「笹かま館」では笹かまの工場見学をすることもできます。
専任のガイドが詳しく説明してくれるので、笹かまの歴史や製造工程を学べるので、お子様連れにもおすすめ。

仙台のお土産選びの参考に

仙台名物として知られる笹かまですが、様々な種類があり、どれを買ったらいいか迷ってしまうかもしれません。仙台の笹かまはどれも独特の歯ごたえがあり、魚本来の美味しさに溢れています。

高タンパク、低カロリーの笹かまは健康効果も高いので、お土産にも喜ばれるでしょう。

仙台にお出かけの際は、ぜひ参考にしてくださいね。